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齋藤千歳の感動表現|星景写真の撮影の新たな定番となる「スターリーナイト」と「プロソフトン」のフィルター2枚付けの効果を試す

Posted: 2019.03.27 Category: ソフトフィルター Comment: 齋藤千歳の感動表現|星景写真の撮影の新たな定番となる「スターリーナイト」と「プロソフトン」のフィルター2枚付けの効果を試す はコメントを受け付けていません

みなさん、撮ってますか!

齋藤千歳です。

CP+2019では、ケンコー・トキナーさんのサムヤンレンズカウンターで、チーム・サムヤンの一員として、みなさまにサムヤンレンズの魅力を伝えるお手伝いをさせていただきました。

多くの方にお目にかかれて、本当にうれしかったです。

わざわざお土産までもってきていただいたみなさま、ありがとうございます。

さて、CP+も終わると、世の中はすっかり春といったイメージですが、私の住む北海道は冬の終盤といった印象になります。

なにせ、オホーツク海にはまだ流氷が残っているのですから。

この最後の流氷を追いかけて、CP+が終わると確定申告も放置したまま、CP+で発表された新製品「スターリーナイト」と星空撮影の定番「プロソフトン」などの機材をキャンピングカーに押し込んで、友人たちと「一路北へ」と向かったわけです。

最近、北海道での撮影には、キャンピングカーが最強と改めて思い、レンタルなどで頻繁に利用しています。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

使用フィルター:なし

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:13秒 ISO感度:4000 (APS-Cサイズで撮影)

SAMYANG 12mm F2.0 NCS CSを使って、能取岬から星空を撮影。山並みの後から町の光の影響を受けているのが分かります。

今回、「プロソフトン」といっしょに連れて行った星空撮影用「スターリーナイト」はCP+2019で発表された新製品です。

発売は2019年4月の予定になっています。

フィルターの種類としては、光害カットフィルターといわれるもので、ナトリウム灯と水銀灯の輝線波長をカットして、その影響を低減してくれるものです。

実は同じような効果が得られるフィルターとしては、「ASTRO LPR Filter Type 2」があるのですが、フィルター径52mmで希望小売価格が25,600円という、かなり高価なフィルターになっていました。

これに対して「スターリーナイト」は同じような効果が得られながら、52mm径の希望小売価格が5,000円という、リーズナブルな価格を実現してくれます。

「スターリーナイト」の値段なら、一般のユーザーでも十分に使うことのできる値段になったといえるわけです。

そのうえ「ASTRO LPR Filter Type 2」が100mm以上に望遠レンズ向けのフィルターだったのに対して、「スターリーナイト」は星景写真の定番である超広角でも使用できるうれしいフィルターになっています。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

使用フィルター:「MC プロソフトン(B)N」

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:13秒 ISO感度:4000 (APS-Cサイズで撮影)

すでにお約束といってもいい「MC プロソフトン(B)N」を使用。星の光の強さによって、にじむ量が変化し、星の描写がより印象的になっています。

街灯のLED化などが進み、水銀灯やナトリウム灯の影響だけをカットしても効果は少ないという話もあります。

とはいえ、実際の撮影でどの程度の効果が得られるか、今回は発売前の「スターリーナイト」を流氷の名所「網走・能取岬」での星景撮影に使ってみました。

流氷の名所であれば、流氷と星空といった写真が作例ではないのかという意見はもっともですが、海にレンズを向けると知床か、ロシアのユジノサハリンスクあたりの光害しか受けない位置なので(かなり大げさです)、しかも、この日は残念ながら網走には流氷が接岸しておりませんでした。

そのため、陸側にレンズを向けて撮影しています。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

使用フィルター:「スターリーナイト」

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:13秒 ISO感度:4000 (APS-Cサイズで撮影)

「スターリーナイト」を使用すると、山並みの背後から大きく影響していた光がかなり軽減しているのが分かるでしょう。

Googleマップなどで確認いただくとわかりますが、能取岬は網走の突端といってもよいような位置にあり、周りは網走分屯基地と能取湖、そしてオホーツク海に囲まれており、さほどの街の光の影響を受ける場所ではありません。

それでも、掲載した写真のように「スターリーナイト」を使うと、各種光害の影響を大幅に軽減できることがわかります。

どうしても背後からの明かりで色や明るさを影響を受けるという撮影シーンでは、非常に役に立つと思われます。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

使用フィルター:「スターリーナイト」+「MC プロソフトン(B)N」

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:13秒 ISO感度:4000 (APS-Cサイズで撮影)

「スターリーナイト」にプラスして「MC プロソフトン(B)N」を使用しました。光害の影響を低減しながら、プロソフトンの効果で星が印象的に仕上がりました。

「スターリーナイト」+「MC プロソフトン(B)N」の組み合わせは、ナトリウム灯と水銀灯の影響を低減しながら、プロソフトンによる星の印象的に仕上げる効果はそのままと、非常にうれしい仕上がりになりました。

いままでも星景写真を撮影していて、あの山並みの奥から影響しているオレンジ色などの光の影響が低減できればというシーンはたくさんありました。

しかし、それがナトリウム灯や水銀灯であるという確証もなしに、フィルター径52mmで希望小売価格が25,600円、同77mmで44,700円という「ASTRO LPR Filter Type 2」をちょっと試しに買ってみようなどということはとてもできませんでした。

これに対して「スターリーナイト」は52mm径の希望小売価格が5,000円です。

いままで街灯などの光の影響であきらめていた撮影ポイントも「スターリーナイト」と再チャレンジしてみる価値があると考えています。

光の影響であきらめていた撮影ポイントが、新たな価値をもつかもしれません。

私は撮影用の定番フィルターとして、「PRO1D プロソフトン[A](W)」「MC プロソフトン(B)N」「Kenko ND400 プロフェッショナル」「Kenko ZX C-PL」「Cokin 121S ソフトグレー2(ソフトND8)」「Cokin 121M ミディアムグレー2(ソフトND4)」を常に持ち歩いていますが、「スターリーナイト」を、このレギュラーに加える予定です。

水銀灯とナトリウム灯の光にしか効果がないと聞くと、LEDのライトが増えている、今、それほどの効果があるの? と思ってしまいますが、少なくとも実際に北海道の撮影シーンでは強い効果を実感できることが多く感じています。

ちなみに私は、「スターリーナイト」をレギュラー入りさせるのに、いままで使っていた82mm径のフィルターを6枚まで収納できるフィルターケースから、82mm径までのフィルターを8枚収納できる「COMODO フィルターケース CMD-FC-01」にフィルターケースを買い換える予定です。​​​​​​​

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光川十洋の感動表現|明治の海洋遺産・第二海堡、いよいよ公開

Posted: 2019.03.27 Category: Tokinaレンズ Comment: 光川十洋の感動表現|明治の海洋遺産・第二海堡、いよいよ公開 はコメントを受け付けていません

東京湾の千葉県富津岬沖に浮かぶ「第二海堡(だいにかいほう)」。国土交通省管轄で一般人の立ち入りが禁止された人口島要塞を、2019年4月以降に、旅行会社が催行して一般の人々が見学できるようになります。ペリー艦隊が来航して以来、東京湾に侵入してくる敵の船を砲撃するために、砲台を作る動きとなりました。明治の新政府になって、ようやく着手。海中を埋め立てる明治最大かつ最難の土木事業となります。工期は1889年(明治22年)から1914年(大正3年)、職工人夫は延べ49万人を超えました。ところが、完成後、1923年(大正12年)の関東大震災で、甚大な被害を受けます。当時の陸軍が放棄し、釣り船などが上陸することもありましたが、2005年には立ち入りが禁止されました。この歴史的文化遺産の公開に先立って、トライアルツアーに参加しました。

近くから撮影できる臨場感を表現するには、ワイドズームレンズが表現幅を広げます。初めて見る明治時代の土木技術、関東大震災の痕跡、現在までの息吹をわかりやすく描写したい気持ちがあります。主題を前面に背景描写、パンフォーカスを利用には、このレンズはおあつらえ向きです。

15cmカノン砲の土台。上部は崩壊して、基礎が残ります。コンクリートにアスファルトで防水していることは、当時としては最先端の技術。地下に弾薬が保管されていたということです。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:22mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:800 +1/3補正

レンガ造りの倉庫。途中から増築した跡が明快に見えます。いろいろな推測をかき立てます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:24mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:400 

北側に長く連なる掩蔽壕(えんぺいごう)のレンガは、黒光りがして、高温で焼かれた性質から、吸収性が低く、劣化がしにくく、衝撃にも強いといわれています。レンガの積み方はイギリス式。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:17mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:640 

高くて見晴らしの良い「防空指揮所」に登る階段。当時としては貴重なコンクリートでできていたので、現在でもきれいに残っています。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:17mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:800

カノン砲が並んでいた砲台の台座。しっかりした作りです。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:17mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:800

関東大震災の仕業がありありと。要塞の内部の調査は現在行われていないとのこと。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:27mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:800

関東大震災の驚異的な揺れによる被害、元の姿が想像できない情景も。レンガとコンクリートで構築されていたことがよくわかります。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:33mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:800

大きな船がひっきりなしに行き交う浦賀水道。船の撮影にも新鮮な場所です。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:35mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:800

神奈川県横須賀市の自然島、猿島の弾薬庫にある設備です。深い井戸のようですが、実は懐中電灯で見上げた場面です。真上の砲台へ弾薬を送っていたと説明を受けました。「専門ガイドツアー」を申し込めば見学ができます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:17mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:25600

さて、第二海堡の要塞内部はこれから調査されて、いつ公開されるでしょうか。

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斎藤志津代の感動表現|超広角街歩きスナップ

Posted: 2019.03.27 Category: スマホ写真ブログ Comment: 斎藤志津代の感動表現|超広角街歩きスナップ はコメントを受け付けていません

皆様こんにちは。

スマホ撮影の鉄人の斎藤志津代です。

クリップレンズ超広角スマホでスナップ編です。
使用したものはSNSマスター超広角のクリップレンズです。

今回は吉祥寺の街歩きスナップです。

私の自宅から近いのでよく行くのですが
カメラを持ってスナップを撮っている人も多い街です。

その中でもスナップ撮影で人気なエリア、
ハモニカ横丁をお散歩しながらスマホで撮影してきました。

私のスマホは現在iPhone XRです。

今回は特別なアプリは使わずにカメラの
カラーモードだけ数枚変えて撮影しました。

モノクロ写真はシルバートーン、カラー写真はビビットで撮影しています。

撮ってきた写真をご紹介しますね。

同じ場所でもカラーにすると雰囲気が
全く変わります。

スマホでも超広角を使う事で
スナップ写真の表現がぐっとひろがりますね。

超広角レンズならではの効果、ぜひお試しください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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馬場亮太の感動表現|FiRIN 20mm F2 FE AFと最新のミラーレスカメラで撮る日常・その2

Posted: 2019.03.27 Category: Tokinaレンズ Comment: 馬場亮太の感動表現|FiRIN 20mm F2 FE AFと最新のミラーレスカメラで撮る日常・その2 はコメントを受け付けていません

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100

今回も前回に引き続き、APS-Cセンサーを搭載したソニー最新のミラーレス【α6400】にTokina FiRIN 20mm F2 FE AFを組み合わせての東京スナップをお届けします。
目の前にある何気ない日常をひたすら撮ることをライフワークにしている僕には、高速なAFを搭載したコンパクトなα6400とFiRIN 20mm(の贅沢な部分だけを切りとった画角30mmではありますが)は最高の日常スナップの相棒で、欠かせない存在になりつつあります。

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/1600秒 ISO感度:100

中目黒にて。雨が降った次の日の朝、濡れたアスファルトの反射に出会えると、良い一日になりそうな予感がする。

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/25秒 ISO感度:100

中目黒にて。ここでしばらく手持ち撮影のテストをしてみたが、背景がぶれずに撮れたのは1/25が限界だった。もう少し腕力を鍛えるべきかな。

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:100

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/4000秒 ISO感度:100

モノクロによる新宿二景。二枚目、新宿西口地下ロータリーから高層ビルを見上げる風景が好きだ。人数の多い撮影の時、ロケバスの集合場所として「スバルビル前」というのがかつての定番だったが、もうその姿はなくなっていた。

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/3200秒 ISO感度:100

自宅近所の風景。普段は正直あまりきれいな川ではないのでレンズを向けることは少ないが、青空と鉄塔が映り込んだ日には撮りたくなります。

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:100

枯れ始めた乙女椿(?)。桜が咲く季節の前に咲き始めて、春が来る前に落ちた花や枯れた花が見られるが、桜とは違う儚さが美しい。

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/4000秒 ISO感度:100

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/1600秒 ISO感度:100

中野のケンコー・トキナー本社のある新井交差点付近にて。この日は東京の開花宣言のあった日から4日ほど経っていたがまだ桜は満開ではなかった。それでも桜をスマホのカメラで撮る人がちらほら見かけた。曇り空が残念。

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/3200秒 ISO感度:100

サンプラザ前広場にある時計台。よく見たら盤面が顔になっていたが、針があるせいかさすがに顔認識はしなかった。

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100

中野駅前の桜の木の低い位置に咲きそうなつぼみがあったので、背面液晶を使って開放F2、最短距離をローアングルで。α6400+FiRIN 20mmはタッチパネルでのAF操作も快適だ。

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100

中野駅の中央線ホームを見つめる親子。幸せな光景、いつもの中野の日常。

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100

中野駅前の風景をRAW現像でパートカラーに。中野通り桜まつりのスポンサーの提灯が並ぶ中に、ケンコー・トキナーの提灯も発見(二列目の一番右)。

この原稿を書くタイミングではまだ桜は満開ではなかったけれど、いよいよ春がやってきた。暖かくなれば外に出る機会も増えると思いますが、目の前にある一瞬の日常、二度と来ないかけがえのない日常をFiRIN 20mmで切りとってみてください。僕は幸いにして、世の中に見えるもののほとんどが被写体として魅力的に見える目を持っていますが(笑)、ありきたりのものでもレンズを向けたら気づかなかった魅力が見えてくるかもしれませんから。それではまた次回。

◎SONY α6500(ILCE-6500)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:160

​​​​​​​α6500+FiRIN 20mm F2 FE MFの組み合わせで、α6400+FiRIN 20mm F2 FE AFを撮ってみた。MF標準の角型フードをAFに付けたこのスタイルが今のお気に入りです。

馬場亮太の感動表現|FiRIN 20mm F2 FE AFと最新のミラーレスカメラで撮る日常・その2 はコメントを受け付けていません

國政寛の感動表現|やってきました桜の季節!今年もマクロで撮りましょう!

Posted: 2019.03.27 Category: マクロ撮影 Comment: 國政寛の感動表現|やってきました桜の季節!今年もマクロで撮りましょう! はコメントを受け付けていません

『風香』

~やさしい風に

 春の香りを想い出す~

今年もいよいよ桜の季節!あちこちで開花の声が聞こえてきましたね!

桜のガイドなどを見ると有名な名所がいっぱいあって、どこへ行こうか迷いますよね。

でも桜の名所はどこもすごい人出で撮影するのは大変。行き帰りの道中だけで疲れることも少なくありません。

今年はぜひご近所での桜のマクロ撮影にもチャレンジしてみてください!

マクロ撮影の場合、やはり花のアップが基本になります。

その時、ただ花そのものだけを見るのではなく、背景や周囲にも気を配りましょう。

さらに「どの花を撮るか」だけでなく、「どう撮るか」も意識して撮影したいものです。

皆さん、春と言えばどんなイメージを持ちますか?

明るい、あたたかい、やわらかい、そんなイメージではないでしょうか。

ぜひ、そんな春らしい雰囲気をイメージしながら撮影しましょう!

一輪の桜の周囲を、桜色で埋め尽くしました。

ピントは一番手前のしべに合わせています。

マクロで寄っているのでピントを合わせた部分以外が大きくボケて、ふんわりやわらかなイメージになっています。

花の密集の中から顔を出した一輪にスポットを当てました。

空に向かって自分をアピールしているかのようですね。

下から見上げるように撮った一枚。

背景が空の色一色では面白くないので、周囲の花も入れ込んで華やかなイメージに。

カメラ任せの露出では暗くなってしまうので、思い切ったプラス補正にします。

家へ帰ってから撮った画像を確認して、もし「ちょっと暗かったなぁ」という場合には、後からRAW現像で明るくすることも可能です。

現場でできるだけ完成させておくのが基本ですが、RAWでも撮影しておけば安心ですね。

背景は空と遠くにある桜。

桜の色といえばピンクを思い浮かべるかもしれませんが、実際には意外と白っぽい色をしています。

空と花だけで背景を構成すると、白いフラットな背景になりがち。

下部にちょっと赤色を入れることで春らしい雅な雰囲気を演出しました。

背景にどんな色を入れるかで印象も大きく変わります。

ほんのりピンクの花を背景に。

控えめながらもあたたかいぬくもりが感じられる一枚です。

こちらは花ではなく、緑の葉っぱを背景にしました。

花の色は先程の写真と同じ白ですが、白やピンクの背景とはまた違った印象になっていますね。

4人家族が並んでお花見しているかのようです。

背景の黄色は菜の花畑。

桜以外の花が周囲に咲いていれば、うまく利用して作品作りに活かしましょう。

正面だけでなく、後ろ姿も魅力的です。

花は正面から撮らないといけない、なんてことはないので、遠慮なく好きな角度から撮りましょう!

淡いピンクの背景に前ボケも活かして、ふんわりかわいいイメージに仕上げました。

キラキラ輝く木漏れ日を背景に。

元気で生き生きした印象になりましたね!

​​​​​​​

こちらも同じように背景に光を入れた一枚。

夕方の柔らかい光が、桜の花を包み込むような優しい雰囲気になっています。

今年はぜひマクロレンズで桜の撮影に挑戦してみましょう!

その際には背景の光や色を意識することを忘れないでくださいね!

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オオヤマナホの感動表現|優しい色合いや風の流れを表現したい時に使うソフトフィルターは?

Posted: 2019.03.27 Category: ソフトフィルター Comment: オオヤマナホの感動表現|優しい色合いや風の流れを表現したい時に使うソフトフィルターは? はコメントを受け付けていません

みなさまこんにちは♪オオヤマナホです。
CP+ではたくさんの方にお伺いいただきソフトフィルターにご興味を持っていただけたことは
本当によかったです。楽しく充実した時間を過ごさせていただきました。
ご来場心よりお礼申し上げます。
今年で3回目となりましたCP+でのソフトフィルターのご紹介でしたが
お越しくださる皆様はやはりご興味の中心はブラックミストが多かったです。ブラックミストのパネル作例も
多くの方が写真を撮っていかれていました。
星景写真を撮られる方には星を丸く綺麗に写すことのできるプロソフトンAをご案内させていただきました。
ポートレートに限らず、更なる新しい表現方法を求めてお立ち寄りいただいたかたにはDUTOやローコントラスト、
ブラックミストの説明を熱心にお話を。
今後は、ポートレートばかりではなくお花の表現のソフトフィルター活用の作例発表や夜景ポートレートなどまだまだ試していない
チャレンジから新しい発見をレポートしていこうとおもいます。

今回は、CP+前に発表してまとめとしたかった海辺ポートレート編をお届けいたします。
ローコントラストフィルターの作例です♪

DUTE編は⇒

ブラックミスト編は⇒

をご覧くださいね♪

海辺3部作( ̄▽ ̄)
今回は総まとめ編としてローコントラストなのですがっ。。
春の海ポートレートには「ローコントラストめちゃいいよ~~」「海と空がきれいに映えるよ~~~」
という感じでオオヤマナホ的には超おすすめです♪

「どこがどういいのよ?」というそこのあなた( ̄― ̄)!
そのあたり見てまいりましょう。

まずはフィルターなしの作例から。

焦点距離:85mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/3200  ISO感度:100

逆光ポートレートの場合、顔が影が落ちますよね。
海辺で晴天のこの日も難しかったです。今回はレフ板もストロボも使わず
後からレタッチでシャドウをあげて調整しているのですが、そのあたりの話はDUTE★ブラックミスト★の
ところを読んでみてください。

みなさんそれぞれ作画イメージをもって撮影するわけで、あくまでも今回の「ローコントラスト推し」は
すべての方にあてはまるというものでもありませんよね。
海の煌めきを活かして透明感ある写真にしたいのなら⇒⇒DUTE★
あえて作画にシャドウ感を与えたいのなら⇒ブラックミスト★
というのも多いにアリな選択肢といえます。

わたしの作画イメージに「ローコントラストが合っていた」というのが推しの理由です。
じゃあ、どんなイメージで海辺ポートレートをしあげたかったのか・・・ということですが
今回のローコントラストの作例をみてみましょう。

焦点距離:85mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/3200  ISO感度:100

焦点距離:85mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/3200  ISO感度:100

焦点距離:85mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/3200  ISO感度:100

焦点距離:85mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/3200  ISO感度:100

いかがでしょうか。
今回の作画イメージとしてはモデルの志保さんのイメージや
衣装の白いモコモコ感。海と青空をトータルでまとめたかったのは「優しさ」あふれる海岸ポートレートでした。
連続4枚の作例の中に「優しい色合いや風の流れを」を感じていただけたならば今回のローコントラスト使いは大成功といえます。

「色合いを優しく整える」ローコントラストは
白いミストを被せるフォギーとは違いポートレートや花撮影・ふんわりとした景色の表現にはマッチしそうです。
CP+にお越しくださった方の中には、常用フィルターとして使っている方や、ローコントラストフィルターの周辺部に加工を
加え滲み効果をアップさせるという上級者の方もいらっしゃいました。

「フィルターなしの露出補正をあげればこういう写真って撮れるんじゃないの?なるんじゃないの?」
というお声も実はいただいたのですが、露出補正同条件の①と②③④⑤の画像を比較すると・・・
やはりローコントラストフィルター使用時の「ふんわり・やわらか」感はフィルター無しのものとは違いを感じます。

これからの春の花の季節。ローコントラストフィルターのイメージとベストマッチの写真が撮れそうですね。
ローコントラストNO.1を使用してみたい♪持っていきたい♪撮ってみたい♪と感じていただけると超うれしい!

「今種の桜はローコントラストで♪」~~~オオヤマナホでした~♪

最後になりましたが、海撮ポートレート3回のモデルさんは結城志保さんでした♪(人’’▽`)

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齋藤千歳の感動表現|絞り開放から光学性能の高い明るい中望遠レンズSAMYANG 85mm F1.8 ED UMC CSで朝の撮影をさらに楽しむ

Posted: 2019.03.27 Category: SAMYANG Comment: 齋藤千歳の感動表現|絞り開放から光学性能の高い明るい中望遠レンズSAMYANG 85mm F1.8 ED UMC CSで朝の撮影をさらに楽しむ はコメントを受け付けていません

みなさん、撮ってますか! 齋藤千歳です。

2019年2月28日からのCP+2019のケンコー・トキナーさんのブースのなかにあったSAMYANGカウンターのお手伝いをするために久しぶりに上京しました。

今年のCP+は来場者数が過去最高だったといいます。

確かにSAMYANGカウンターにも多く方にお越しいただき、大盛況でした。

最後には用意していたカタログなどもなくなり、高性能なのに安いマニュアル単焦点を中心としたSAMYANGレンズに多くの方が関心を持ってくださることに感動した4日間でありました。

そんな都会から、現在の活動拠点である北海道・千歳市に戻り、最後の流氷を追いかけて、オホーツク海にキャンピングカーで行くなど、3月は非常に慌ただしく過ぎていきました。

そして、やっと落ち着いたので、私の朝日撮影の拠点である苫小牧はウトナイ湖にSAMYANG 85mm F1.8 ED UMC CSを連れて行ったわけです。

使用レンズ:SAMYANG 85mm F1.8 ED UMC CS

◎焦点距離:128mm相当 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100 (APS-Cサイズのカメラで撮影)

絞り開放から光学性能が高いことは確認済みなので、開放で朝のまだ暗い時間帯を安心して撮影することができます。

ウトナイ湖は、新千歳空港周辺では屈指の朝日の名所で、2019年3月20日には新展望台もオープン。

このオープンに合わせて、私、齋藤千歳の「ウトナイ湖の彼誰とハクチョウのポストカード」の販売を道の駅ウトナイ湖で行っていただいている私の写真活動の拠点のひとつになっています。

今回、朝の撮影に連れて行ったSAMYANG 85mm F1.8 ED UMC CSのように85mmというと女性ポートレートなどを撮影するための明るいレンズという印象が強く、風景の撮影には持っていかないという方も多いのではないでしょうか。

しかも、SAMYANG 85mm F1.8 ED UMC CSはAPS-C機向けのレンズなので、画角は約1.5倍の128mm相当になります。

しかし、私は、明るい中望遠で撮影する朝の風景が結構好きです。

理由のひとつが太陽が昇る前の暗い時間帯でも、高性能な単焦点レンズなら開放からシャープなので、明るい絞りでシャッタースピードをかせぎながら、ISO感度を上げずに高画質で撮影できるからです。

掲載された画像のサイズで、どこまで確認できるかは不明ですが、掲載写真の湖の対岸付近には数多くのミズドリやハクチョウが確認できますし、空にも鳥が飛んでいます。

単純にぼけるのではなく、やや暗い条件でも高画質で撮れるのも大口径単焦点レンズの魅力といえるでしょう。

使用レンズ:SAMYANG 85mm F1.8 ED UMC CS

◎焦点距離:128mm相当 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:100 (APS-Cサイズのカメラで撮影)

空の低い位置が雲の覆われていたので、その雲の間から現れた太陽。雲の影響で光は弱いですが128mm相当の画角で適度な大きさに太陽をとらえられました。

もうひとつ、私が朝の撮影に中望遠レンズを使うのが好きな理由は、画面内の太陽のサイズです。

広角ズームなどで撮影していると、朝日は思った以上に太陽が小さくなります。そのため、主役の太陽の印象が弱くなることも珍しくありません。

しかし、70mmから150mm程度までの中望遠レンズだと、太陽の大きさがちょうどよく画面のなかに印象的に配置しやすいと感じるのです。

同時に中望遠ならではの適度な遠近感の圧縮効果が風景を絵画的な印象に仕上げてくれるというメリットもあります。

使用レンズ:SAMYANG 85mm F1.8 ED UMC CS

◎焦点距離:128mm相当 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100 (APS-Cサイズのカメラで撮影)

太陽を左右の中心で上下ではやや上側に配置して撮影した1枚。個人的はもっともバランスがよく感じます。

使用レンズ:SAMYANG 85mm F1.8 ED UMC CS

◎焦点距離:128mm相当 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100 (APS-Cサイズのカメラで撮影)

太陽を左右の中心軸状に配置するのは同条件ですが、今度は太陽を少し下に配置しました。雲がないので、空側が少し単調に感じます。

使用レンズ:SAMYANG 85mm F1.8 ED UMC CS

◎焦点距離:128mm相当 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100 (APS-Cサイズのカメラで撮影)

水面の比率を増やして、太陽を左側に寄せて撮影しました。中央に配置したときと印象が異なると思います。

使用レンズ:SAMYANG 85mm F1.8 ED UMC CS

◎焦点距離:128mm相当 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100 (APS-Cサイズのカメラで撮影)

今度は太陽を右側に配置しました。左右どちらに配置するかで、印象や好みも異なるのではないでしょうか。

実際に太陽の位置を変えて撮影したものを、何枚か掲載しました。

どの位置が正解というものではないと思いますが、太陽の位置で印象も異なりますし、好みに合う合わないもあるのではないでしょうか。

ただし、画面内での太陽のサイズがちょうどよく、画面内でのレイアウトの自由度が高いので、さまざまなフレーミングでの撮影が楽しめるのもSAMYANG 85mm F1.8 ED UMC CSなどの中望遠レンズで朝を撮影する醍醐味です。

また、レンズの性能が高いので、画面内に太陽を入れる完全な逆光撮影でも、嫌なフレアやゴーストも発生せず、画面内のコントラストも高いので、気持ちよく撮影できます。

使用レンズ:SAMYANG 85mm F1.8 ED UMC CS

◎焦点距離:128mm相当 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/8,000秒 ISO感度:100 (APS-Cサイズのカメラで撮影)

水面の朝日の反射がぼけているのがわかります。このぼけ方が美しいのも単焦点中望遠SAMYANG 85mm F1.8 ED UMC CSならではといえます。

ここからは、ウトナイ湖ならではの特殊な理由なのですが、夜明けの時間帯が終わって少し気温が上がると、湖の対岸付近にいたハクチョウたちが、朝日を撮影していた我々のほうにまで近づいて来てくれることがあります。

すると、朝の光を背景にシルエット的にハクチョウたちを撮影するチャンスになります。

写真的にはすごくおいしいのですが、カメラとレンズにとっては嫌がらせといってよい条件です。

完全な逆光で絞り開放、おそらくカメラのもっとも速いシャッタースピードで、点光源の玉ぼけが大量に発生するので、フレアやゴーストはもちろん、収差による玉ぼけの色つきやコントラストの低下など、レンズとカメラにとっては最悪の条件でのチャレンジになります。

そのため、絞り開放でも高性能なレンズを使いたいのです。

SAMYANG 85mm F1.8 ED UMC CSなどのサムヤンの単焦点レンズの多くは、その厳しい条件を満たしてくれます。

日の出前は暗く、日が出ると逆光条件という、実はレンズに厳しい朝の撮影をぜひ高性能な中望遠レンズで楽しんでみてください。

新しい発見があると思います。​​​​​​​

齋藤千歳の感動表現|絞り開放から光学性能の高い明るい中望遠レンズSAMYANG 85mm F1.8 ED UMC CSで朝の撮影をさらに楽しむ はコメントを受け付けていません

伊藤宏美の感動表現|釧網本線の旅~最終回~ SL湿原号に乗車の巻

Posted: 2019.03.27 Category: Tokinaレンズ Comment: 伊藤宏美の感動表現|釧網本線の旅~最終回~ SL湿原号に乗車の巻 はコメントを受け付けていません

釧網本線の最終回は、蒸気機関車に乗車の巻。

冬は、何回か北海道と東京を往復しました。

そうすると、蒸気機関車にどうしても乗りたくて我慢できなくなり、

東京に戻った翌日釧路に向かい乗りに行ってきました。

今回は、標茶から折り返しの蒸気機関車に乗車しました。

乗車前にも、標茶駅周辺でおやつを何種類か買って、車内でも、お弁当を購入。

オシャレなランチボックスが売っていました。

ラタトゥイユ入りのお弁当です。

売り切れてしまう前に、恒例のSLプリンも購入です。

◎使用レンズ:AT-X 17-35 F4 PRO FX
焦点距離:32mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:500

他にも、今年バージョンのサボや、グッズを購入しました。

注)チョロQは、自宅から連れてきたものです。

◎使用レンズ:AT-X 17-35 F4 PRO FX
焦点距離:35mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:640

私が好きなのは、

釧路湿原あたりで、蒸気機関車に乗らないと見れない景色が続く区間です。

そして、停車駅ではいちいちホームに降りたりし、

お弁当もあるし、記念スタンプを押しに行ったりで、本当にあっという間です。

途中、「マーメイドくしろの」お姉さんが、釧路のおやつを配りに来てくれました。

◎使用レンズ:AT-X 17-35 F4 PRO FX
焦点距離:30mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:500

◎使用レンズ:AT-X 17-35 F4 PRO FX
焦点距離:17mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:500

 

釧路駅に到着してからは、

普通列車に乗って、標茶に戻ったのですが、その時は、1番前に乗車するのが楽しみです。

夕方になると、移動する鹿をよく見かける気がします。

運転士さんは、鹿が通りそうな場所をよく知っているのか、私には鹿の姿が発見できなくても、

徐行したり、ピャーッ、と警笛を鳴らしたりして進むのです。

半分諦めていましたが、蒸気機関車に乗車しに行く事ができ、幸せでした。

スペースの限られた車内でのスナップを撮るにはとても便利なズーム域を持つレンズです。

黒つぶれや白とびしにくい調子なので、車窓の景色も安心して背景に写し込むことができました。

他にもAT-X 14-20 F2.8 PRO DX を持って撮影しに行った釧網本線もご紹介します。

ラーメンがおいしい止別駅は、

お天気の良い日はホームからも山が見えて綺麗なところですが、止別駅周辺には

雪がついた可愛い木が並んでいて、好きな場所です。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:14mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:2000

広角側で撮影しているにも関わらず、画面の全面でシャープな描写力を持っているレンズで、

木の枝や葉まで詳細に表現できました。

この日は流氷はありませんでしたが、

北浜駅。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:14mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:400

フィルターなしでもここまで青を表現できるのはこのレンズの良さの1つです。

また、ゆがみも少なく解像力が高いため、波の細かな部分まで表現できました。

そして、せっかく行ったので、列車が来ない間に立寄ったのが、第一幾品橋梁です。

戦前に作られたコンクリートアーチ橋で、橋が完成しても、そのまま工事が中止になり、実際には列車が走ることはなかった橋です。

鉄道を走らせるために苦労して作られた人達の事を考えると、胸が痛いですが、登録有形文化財として残されています。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:14mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:100

​​​​​​​

単焦点に匹敵する解像力はコンクリートの質感まで描写してくれました。

普通は、ズームレンズで広角端を使うと、端に近付くにしたがって像が流れたり、ぼけたりするものですが、このレンズは画面全域でシャープな像を結んでくれます。

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山口勝廣の感動表現|Tokina opera 50mmF1.4 FF で撮る木曽妻籠宿・文化文政風俗絵巻之行列

Posted: 2019.03.27 Category: Tokinaレンズ Comment: 山口勝廣の感動表現|Tokina opera 50mmF1.4 FF で撮る木曽妻籠宿・文化文政風俗絵巻之行列 はコメントを受け付けていません

江戸五街道の一つ中山道木曽路には11の宿がある。

この木曽地域は江戸と京都の中間に位置し、東海道と並ぶ国の重要幹線道路として東西の文化や経済の流通を担ってきた。


11月23日、重要伝統的建造物群保存地区第一号指定となった、南木曽町妻籠宿で「文化文政風俗絵巻之行列」が開催された。


江戸期の面影を色濃く残す宿場内を武士や町人、飛脚、虚無僧、鳥追い姿の旅人などに扮した人々が出梁造りや卯建の上がる民家が立ち並ぶ景観の中を練り歩き、時がタイムスリップして文化文政時代に飛びこんだ印象である。


この日、溢れんばかりの観光客と写真愛好家で賑わう中、朱塗りの祝いの角樽を持つ仲人に先導され、木曽馬に乗った花嫁を中心に迫ってみた。


 単焦点レンズ“Tokina opera 50mmF1.4 FF”での被写体との距離感は、常に自分の立ち位置によって呼吸を図り、常に被写体との距離を意識することになるが、圧倒的に写真愛好家に好まれるこの時代行列、大変な混雑の中狭い宿場を練るために、行列の邪魔にならないよう、注意をしながらの撮影になった。


この日を境に木曽路は一気に木枯らしが吹き、雪の舞う厳寒の季節を迎える。



《文化文政風俗絵巻之行列》

仲人の持つ朱塗りの祝いの角樽を先に立て、木曽馬に乗る花嫁が坂道を下って宿場に向かう。

Tokina opera 50mm 1.4   f16 1/200 ISO:100


《文化文政風俗絵巻之行列》

行列は観光客や写真愛好家で賑わう宿場の北から混雑を極める宿場内へと。

Tokina opera 50mm 1.4   f7.1 1/200 ISO:100


《文化文政風俗絵巻之行列》

 花嫁は木曽馬の背に揺られながら道行く人に会釈、時代を超えた美しさに角隠しの花嫁の顔がさらに輝く。

Tokina opera 50mm 1.4   f7.1 1/200 ISO:100


《文化文政風俗絵巻之行列》

馬の背に揺られる花嫁と若い衆が差し掛ける赤い日除けの和傘が印象的であり、周りの大勢のカメラマンが50㎜レンズの画角に入らぬよう切り撮る。

Tokina opera 50mm 1.4   f7.1 1/200 ISO:100



《文化文政風俗絵巻之行列》

本陣や脇本陣を過ぎ、宿場内の街道を桝形の手前で馬を降り、寺下地区を仲人を先頭に昔ながらの花嫁披露行列が進む。

Tokina opera 50mm 1.4   f5.0 1/125  ISO:100


《文化文政風俗絵巻之行列》

 木曽馬から降り、かつては旅籠の有形文化財、上嵯峨屋で休息をとる花嫁。上がりの間の外光に浮かぶ花嫁姿が印象的である。

Tokina opera 50mmf1.4 1/200  ISO:100



山口勝廣の感動表現|Tokina opera 50mmF1.4 FF で撮る木曽妻籠宿・文化文政風俗絵巻之行列 はコメントを受け付けていません

千手正教の感動表現|星空を撮る⑩

Posted: 2019.03.27 Category: 星空撮影ブログ Comment: 千手正教の感動表現|星空を撮る⑩ はコメントを受け付けていません

 前回のブログで、次回は「赤道儀を使って」と締めましたが、今回は、千葉県立清和県民の森オートキャンプ場で開催された「スターキャンプ清和Vol.2」に参加した際に明け方、施設で撮影したものを先に紹介させて下さい。


 イベント自体は、天体写真撮影する者が集まって情報交換するミニイベントでした。毎回、参加者の中にメーカー関係者やそれらの仕事をしている方が参加するので、小規模イベントの割には中身の濃いイベントとして有名で、今まで千葉県鴨川市にある千葉県立内浦山県民の森オートキャンプ場で開催されているイベントが昨年から君津市内でも開催される様になったものです。ちなみに次回は、スターキャンプ鴨川(第17回目)千葉県立内浦山県民の森にて5月18日に開催です。


 さて、本題ですが、、、

 今回、会場でTokinaレンズ「opera16-28mmF2.8FF」のデモンストレーション撮影を行わせて頂きました。このレンズは、広角ズームとして明るく、描写性に優れているのでは?と星空撮影ファンの中で発売前から期待されていたレンズで、CP+2019でもケンコー・トキナーブースには、多くの星空撮影ファンが実機を見に行かれたとの事。

 私は、当ブログで「星空撮影ブログ」を担当させて頂いている事から先の記事の様に発売前から使用させて頂いていました。その中で、噂通りの画像を得る事が出来た事、そして満足行く結果が出ている事からイベントで実写デモを行わせて頂いた。

 今回、ブログで紹介させて頂く画像3枚は、その際に撮影したものです。


 宙に月明りの影響が残る会場で撮影。

 とてもシャープで周辺までとても良く写ってくれています。

 露出5秒


4時をまわり、夏の天の川も姿を見せてくれました。

 夏の大三角~へびつかい座・へび座周辺の銀河も良く写っています。

 露出30秒


 会場内を移動し、さそり座頭部~いて座・銀河の中心方向も狙ってみました。

 参加されていた方と会場内を移動しながら撮影する事もでき、公共施設を使ってのイベントは安心して撮影出来ます。

露出30秒


共通データは…

カメラ:CANON  EOS6D-HKIR

レンズ:Tokina opera16-28mmF2.8FF(16mm)

三脚:SLIK  ライトカーボンE84 FA

リモートコード:Kenko-Tokina リモート90L

ISO:3200

追尾せず、三脚に固定しただけでの撮影です。

 


画像は、RAWで撮影し、DPPでTIFFに変換し、2枚目と3枚目は、レベル調整・彩度調整・トーンカーブを使っての簡単なレタッチを施しましたが、1枚画像です。

撮影に用いたカメラが天文改造されたカメラである事からノーマル機よりもコントラストが高いのかな?とも思いましたが、星空撮影での描写性では、満足の頂けるレンズではないかと自信を持っておススメできるレンズですね。

視野の広い場所で、写野の広さを生かした撮影をすべく光害の少ない場所で思い切り撮影したいレンズです。私は、これを持って活動拠点のひとつである八重山諸島へ撮影に行こうと考えています。



それでは、また。

皆さんも満天の星空の下へ撮影に出掛けてみて下さい。


千手フォトオフィス・千手正教

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酒井宏和の感動表現|第48回目は、角型フィルターの持ち歩き方と、メンテナンスについてです。

Posted: 2019.03.13 Category: 角型フィルター Comment: 酒井宏和の感動表現|第48回目は、角型フィルターの持ち歩き方と、メンテナンスについてです。 はコメントを受け付けていません

皆さま、こんにちは、角型フィルターの鉄人の酒井宏和です。

第48回目は、角型フィルターの持ち歩き方と、メンテナンスについてです。

角型フィルターの説明の講座を開くと、かなりの確率で聞かれるのが、フィルターはどうやって持ち歩けば良いの?

という、質問です。

今回は、その質問に対して、自分の使い方をご説明します。あくまでも自分個人の使用例です。

持ち歩き方

角型フィルターの利点の一つに、脱着のしやすがあります。

スムーズな脱着を実現するために、フィルターを使うすべてのレンズにアダプターリングは事前に装着しています。

Cokin フィルターケース セミハードフィルターポーチ Lサイズ 5枚収納タイプ 100mm幅対応

という専用のケースです。

このケースはLタイプ5枚と、フォルダーを入れることができます。

お弁当箱ぐらいの大きさですが、これで全部すっきり収まります。

フィルターにはフィルター番号が入っているので、ちょっと面倒ですがしまうときにちゃんと番号が出るようにしまうと後が楽です。

また、順番に並べる、よく使うものを手前にするとか、自分の使い勝手に応じて場所を決めておくのがポイントです。

自分は最初のうちは、ネームタグをつけていました。

LEE トリプルフィルターポーチ

というポーチです。

シンプルな構造なので、フィルターを取り出しやすく、フォルダーも一緒に入れられます。

簡易的に数枚持ち運ぶのには良いと思います。

ただ、先ほど紹介した、セミハードタイプのものと比べると、ポーチなので強度が若干弱いです。

フィルターのみ入れていて、強い「への字」型の圧力が加わると、全部のフィルターが割れてしまう危険性があります。

当然、圧力が加わらなければ、大丈夫です。ポーチを入れる場所をちゃんと工夫すれば問題ないです。

フィルターはかなり高額になるので、個人的にオススメは、セミハードタイプです。

メンテナンスについて。

角型フィルターは本当にすぐに汚れが付きます。

ので、ブロアー、専用クロス、クリーナーを常に持ち歩いています。

最初にブロアーで、ゴミを飛ばして、油分等をクリーナーとクロスで除去して行きます。

風の強い日は、よく埃が飛んできますので、撮影前にブロアーをかけて、素早く撮影するようにしています。

が、フィルターについた小さい埃は、相当絞り込まないと写らない場合が殆どなので、個人的にはそれほど神経質にはなっていません。

ガラスのタイプは、割れます。

自分も落として何回か割ってしまったことがあります。

しっかり割れて、鋭利なので、お取り扱いにはご注意ください。

また、写真のように、たまに、端っこがかける時があります。

自分はこういう場合は、パーマセルテープ等を貼って、補強します。

樹脂のタイプは、傷が付きます。

ガラスのタイプより、クロスで拭く前に、よくブロアーでゴミを飛ばした方が良いです。

ただ、どんなに気を使っていても、長く使うと傷が付きます。

これも埃と同じで、絞りの数値が小さいと、前ボケになって、ほとんど影響がない場合もあります。

傷がついたらすぐ交換、でも良いのですが、ご自分の撮影スタイルに合わせて使って見て良いと思います。

以前ご紹介した、ニュアンスのエクストリームシリーズ。割れにくいガラス採用のフィルターです。

このフィルターに関しては、今まで使用した感じでは、傷も、かけもまだありません。

強化ガラスですが、割れない、ということはないのですが、今までのフィルターと比べるとかなり強い印象です。

その代わり、お値段も、かなりのものですが・・・。

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千手正教の感動表現|星空を撮る⑨

Posted: 2019.03.13 Category: 星空撮影ブログ Comment: 千手正教の感動表現|星空を撮る⑨ はコメントを受け付けていません

今回、Tokinaレンズの新製品であるopera16-28mmF2.8FF(2019年3月15日発売)を星景撮影に使用してみました。本来は、南の島でと思い八重山に持参したのですが、生憎の空模様で撮影出来ず。。。そこで、房総に帰宅した翌日、晴れそうだという事で南房総市の海岸へ出掛けてみました。

機材は、至ってシンプルに「カメラ+レンズ+三脚+リモートコード」のみ。赤道儀も自動雲台も無し。恐らく星空撮影を始めようと思っている方は、この組み合わせが基本になるので、今回は、それに沿って。

 画像の構図の右外側に月明りと集落の街灯が明るく少々カブっています。

 周辺もシャープで撮影していて楽しかったです。

カメラ:CANON  EOS6D-HKIR

レンズ:Tokina opera16-28mmF2.8FF(16mm)

三脚:SLIK  ライトカーボンE84 FA

リモートコード:Kenko-Tokina リモート90L

 

 オリオン座がフレームアウトしていますが、ほぼ真南を向いて1枚。。。

派手な星々はありませんが、薄っすらと冬の天の川も写っています。

 海岸の様子も写っていますが、もう少し月明りがあるか、星撮では邪魔な光害があれば海ももう少し写ってくれたのかも知れません。

カメラ:CANON  EOS6D-HKIR

レンズ:Tokina opera16-28mmF2.8FF(16mm)

三脚:SLIK  ライトカーボンE84 FA

リモートコード:Kenko-Tokina リモート90L

上記画像を2枚コンポジットして簡単なレタッチをすると下記の画像になります。

 構図を横にしてみました。とてもワイドに撮れ、次回の撮影のロケーションを妄想せずにはいられません。

カメラ:CANON  EOS6D-HKIR

レンズ:Tokina opera16-28mmF2.8FF(16mm)

三脚:SLIK  ライトカーボンE84 FA

リモートコード:Kenko-Tokina リモート90L

​​​​​​​ 上記と同じシチュエーションで16mmから28mmにして撮影。

 16mmも28mmも周辺がシャープです。

カメラ:CANON  EOS6D-HKIR

レンズ:Tokina opera16-28mmF2.8FF(28mm)

三脚:SLIK  ライトカーボンE84 FA

リモートコード:Kenko-Tokina リモート90L

撮影した画像を自宅でPCに取込み、最初に感じた事は「所謂出目金レンズなのに周辺減光が極めて少ない。」という事。今回は、レンズの特徴を確認すべく、同一露出・絞り・ISO感度で撮影してみた。もちろん前後複数も撮影してみたが、ストレスなく星撮に使えるレンズだと感じました。

 5枚の内、3枚目以外の4枚は、いずれも「ISO=6400/F=4/10秒ワンショット」の画像を使用しました。どれもほぼ撮って出しに近いです。但し、RAW撮影なので、CanonのDPPでTIFFへ若干補正してJPEGへ変換してブログにUPしました。

 次回の撮影では、赤道儀を使って、星野撮影をしてみようと思います。

 スカイメモSか?EHC-630か?次の撮影でどんな機材を使用するかを考えるのも楽しいですね。

それでは、また。

皆さんも満天の星空の下へ撮影に出掛けてみて下さい。

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