ブログ

Blog

山口勝廣の感動表現|opera 50mmF1.4 FF で撮る春・平成最後の桜景

Posted: 2019.04.24 Category: Tokinaレンズ Comment: 山口勝廣の感動表現|opera 50mmF1.4 FF で撮る春・平成最後の桜景 はコメントを受け付けていません

春・桜の季節。「古来から日本人にとって桜は特別に思いいれの深い花である」と小生は考えています。在原業平は「世の中にたえて桜の名かりせば春の心はのどけからまし」と詠み、越後の良寛は桜への哀切を「散る桜残る桜も散る桜」と詠んでいます。厳しく冷たい季節から光が野に満ち小鳥たちの囀りが何処からともなく聞こえ、そこはかとなく心が浮き立つ季節に感じます。

暗く侘しい日常に耐え、明るく希望に満ちた世界を心待ちしていた思いも重なり、解き放たれ憧れのように心が弾みます。

パッと咲いてさっと散る潔さもさることながら、新入学から卒業の門出を祝うように咲く印象も強く、冬の季節からの解放感を味わえる桜は、子供から大人に至るまで全ての日本人の心を捉えて離さない花ですね。

そんな日本の「春桜景」を求めて「Tokina opera 50mmf1.4」を携えて、皇居乾通り、北の丸公園、千鳥ヶ淵、横浜から埼玉幸手の権現堂桜堤などへ足を伸ばしてきました。どの地域も桜を愛で謳歌する人々の姿が印象的です。

単焦点レンズ“Tokina opera 50mmF1.4 FF”で春爛漫を謳歌する写真散策となりました。

《皇居千鳥ヶ淵》

首都東京あってあまりにも知られている皇居千鳥ヶ淵。堀に覆いかぶさるような桜は気品高く人々を迎える。

Tokina opera 50mm 1.4   f10 1/200  ISO:100

《幸手権現堂桜堤》

埼玉幸手権現堂の桜堤。広大な菜の花の黄色が一キロにも及ぶ桜並木と共に春の一大光景を演出する。

Tokina opera 50mm 1.4   f11 1/250 ISO:100

《東郷神社》

 若者に人気の喧騒の原宿竹下通り。一歩裏に入れば静寂の東郷神社境内に見事な桜が咲き誇って。

Tokina opera 50mm 1.4   f16 1/60  ISO:100

《皇居千鳥ヶ淵》

□靖国神社側の田安門からの一方通行制限の堀沿いと違って、北の丸公園の中、石垣の上から見下ろす春の昼過ぎ時。

Tokina opera 50mm 1.4   f6.3 1/300 ISO:200

《横浜東山田公園》

□横浜都築に位置する東山田公園。八重の桜がほころび始め晴天の青空に優雅に彩を添えて。

Tokina opera 50mm 1.4   f16 1/100  ISO:100

《皇居北の丸公園》

山深い自然の中にひっそりと咲くサクラを想わせる。東京のど真ん中、江戸城北の丸の中に武蔵の面影を垣間見る。

Tokina opera 50mm 1.4   f10 1/400  ISO:100

《皇居》

皇居の堀端に一本のサクラがほころび始めた。千代田の城の石垣を背景に、来し方を思い起こしているかのように。

Tokina opera 50mm 1.4   f5.0 1/800  ISO:200

山口勝廣の感動表現|opera 50mmF1.4 FF で撮る春・平成最後の桜景 はコメントを受け付けていません

斎藤志津代の感動表現|スマホでさくら

Posted: 2019.04.24 Category: スマホ写真ブログ Comment: 斎藤志津代の感動表現|スマホでさくら はコメントを受け付けていません

皆様こんにちは。

スマホ撮影の鉄人の斎藤志津代です。

私が住んでいる東京はだいぶ桜は落ち着いてきました。

ちょうど昨日八ヶ岳の方に行ってきたのですが
桜の開花はこれからとのこと。

もっと桜の撮影がしたい!という方は
北の方にいけばまだ間に合いますね!

今回はスマホとクリップレンズを使い分けて
いろいろな表情のさくらの写真を撮ってきました。

最後に偏光フィルターをつかった水面の反射の比較例です。

偏光フィルターを使用したもの。

使用していないもの。

水面の反射の違いがでます。

スマホがあればいつでもどこでもお花見がてら
桜の撮影が楽しめますね!

先日お花見をしていたときに観察していたところ
かなり多くの人がスマホで桜の撮影を楽しんでいました。

スマホが普及したことで写真を撮る人も
増えたのでしょうか。嬉しいですね!

最後までお読みいただきありがとうございました。

斎藤志津代の感動表現|スマホでさくら はコメントを受け付けていません

國政寛の感動表現|桜だけではありません!マクロで写そう春の花!

Posted: 2019.04.24 Category: マクロ撮影 Comment: 國政寛の感動表現|桜だけではありません!マクロで写そう春の花! はコメントを受け付けていません

『ほっと一息』

~春風に

 心をそっと

 なでられて~

あたたかな春に撮りたい花の筆頭は桜ですよね!

3月になるころには毎日桜の開花情報が気になって気になって、いつもソワソワした気分になってしまいますよね。

でも桜と同じ時期に、他にもいろいろな花が咲き始めています。

暖かくて気持ちいい季節。マクロレンズを持ち出して、そんな子たちも忘れずにしっかり撮影してあげましょう!

今回はそんな忘れられがちな(?)花たちに注目してみました。

もしかすると、桜以上に人気がある花がこちら。チューリップです。

春の陽射しを浴びて爽やかに咲く白い一輪のチューリップ。

周囲に咲く他の色のチューリップを背景に散りばめることで、春らしい色とりどりの絵になりました。

こちらはちょっとシックに。

真っ赤なチューリップの群生を前ボケにして、一輪のチューリップを浮かび上がらせました。

前ボケをできる限り画面全体に入れるように工夫すると、ふんわり包まれたようなイメージを表現できます。

撮影に行こうと思っていたのに、朝起きてみたら雨。

あ~あ、がっかり。今日は撮影は止めてのんびりしてようかな……。

そんな経験、きっと一度や二度はありますよね。

でも、雨が降ったらむしろ大喜びで撮影に行きましょう!

こんな素敵な滴写真が撮れますよ!

花の奥からこちらの様子を伺うようにシベが覗いていました。

まだあまり開いていない花を狙うことで、閉じている花びらのフチを前ボケとして活かしています。

こちらはポピー。

なんだか仲睦まじげに話していますね。

そんな二人を邪魔しないように、遠くからそっと撮影しました。

ごちゃごちゃした周囲は前ボケで隠して、二人の花だけに目線が集中するようにしました。

チューリップもそうですが、ポピーもお尻が可愛いのです。

花全体を写さないといけないなんてことはありません。

気になった部分、心惹かれた部分だけを切り取りましょう。

今度はちょっと上から見てみました。

ポピーの花芯も面白くて魅力的なんですよね。

でも、その下にひょろひょろっと伸びる茎にもとても心惹かれました。

そこで、花芯を主役としてピントを合わせつつ、茎のカーブの面白さもわかるように撮影しています。

こういう個性的な脇役の存在も見逃してはいけませんよ!

ネモフィラの群生をよ~く見てみると、奥の方に仲良さそうな二人を発見!

手前に咲く花を前ボケにして、画面全体をふんわりと覆いました。

この二人だけが目立つようなアングルを吟味して撮影しています。

​​​​​​​

春は花の季節。まだまだこの他にもたくさんの春の花が咲いていますよ!

ぜひいろいろな花の撮影にチャレンジしてみてくださいね!

國政寛の感動表現|桜だけではありません!マクロで写そう春の花! はコメントを受け付けていません

光川十洋の感動表現|展覧会会場を記録する

Posted: 2019.04.24 Category: Tokinaレンズ Comment: 光川十洋の感動表現|展覧会会場を記録する はコメントを受け付けていません

展覧会の会場を記録したい時があります。作者と会場の許可をいただいて、人を入れないで仕上げてみたいものです。とくに、作品がどう配置されているのか、展示状況を記録として残るように写真で撮って、作者に差し上げてみてはいかがでしょうか。鑑賞者もいるので、三脚やフラッシュは遠慮し、手持ち撮影で試みました。会場の照明の種類がいろいろありますので、RAWでの撮影が重要となってきます。

東京の画廊は、奥行きがなくて後ろに下がれない場合があります。広い視野での1枚を撮る前提があるので、超ワイドズームレンズはとても助かります。

個展会場では、作者が各種資料を同時に展開していますので、同時に撮影をしてみます。壁面が淡いアイボリー色なので、プラス補正が大切です。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:23mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:1250  +2/3補正

同じ場面をフルサイズの17mmで撮影すると、画角が104度の超広角によって、会場全体の広さを表現できます。同時に、照明の状態の記録にもなります。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:17mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:1250  +1/3補正

過去の作品集などが閲覧できるコーナーにたくさん並べられていても、17mmなら1枚写真に収めることができます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:17mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:1250  +2/3補正

細長い受付の場所でも、全体の関係がよくつかめるアングルが撮れます。超ワイドレンズは、被写界深度が大きいおかげで、手前から奥まで描写が可能です。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:17mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:1250  +2/3補正

緻密な線で表現された作品の雰囲気を記録します。垂直線が正しく出るカメラの角度にします。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:29mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:1250  +2/3補正

コンクリート仕様の階段での展示がありましたので、垂直を意識した構図にまとめます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:17mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/25秒 ISO感度:3200  +2/3補正

この画廊の照明の仕方は、スポット光を活かした展示です。撮影画像を見ると、コントラストが強く出ますので、目で感じた雰囲気になるように、RAW現像で補正します。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:17mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:1600  +1/3補正

コンパクトに整理された狭い空間を1枚の写真で記録できました。照明の色温度が低いので、RAW現像で見た感じを再現します。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:17mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:1250  +2/3補正

◆ご参考

『1点の作品をしっかり撮影する時は』

①作品全体に均一な照明を施す。

②作品横に、カラーチャートを添える。(正しい色再現の確認用)

③三脚、レリーズの使用

④RAWで撮影

⑤RAW現像後、画像ソフトで、矩形再現、収差除去を行う。

◆桑原盛行氏略歴

日本大学芸術学部美術学科造形専攻卒業。シェル美術賞展一席受賞、世田谷美術館など、数多くの美術展出品。銀座・南画廊、上田画廊、かねこ・あーとギャラリー、gallery a-cubeなど、精力的に個展を実施。大原美術館、国立国際美術館、和歌山県立近代美術館などにコレクション。

◆協力:桑原盛行氏・「gallery a-cube」(東京都渋谷区松濤2丁目)

・「gallery a-cube+」(東京都渋谷区松濤1丁目)・「Bohemian’s Gallery」(東京都千代田区神保町)

さいごに……

お読みくださいまして、ありがとうございます。ご協力いただいた方々に敬意を表したく、下記の「いいね!」ボタンを押していただけたら幸いです。

光川十洋の感動表現|展覧会会場を記録する はコメントを受け付けていません

酒井宏和の感動表現|第49回目は、ハーフNDフィルターのグラデーションの違いです。

Posted: 2019.04.10 Category: 角型フィルター Comment: 酒井宏和の感動表現|第49回目は、ハーフNDフィルターのグラデーションの違いです。 はコメントを受け付けていません

皆さま、こんにちは、角型フィルターの鉄人の酒井宏和です。

第49回目は、ハーフNDフィルターのグラデーションの違いです。

角型フィルターを購入検討している方で、一番、需要があるのが、ハーフNDフィルターです。

以前ご紹介したように、濃さの違いがあります。

実は、それ以外にもグラデーションの滑らかさに違いがあります。

上記の写真の、グラデーション部分を比較していますが、左のほうがグラデーションがキツく、

右のほうが、グラデーションがスムーズかと思います。

今回ご紹介するのは、LEEのフィルターです。

ハーフNDフィルターの種類として、ベリーハード、ハード、ミディアム、ソフト、と4つの段階があります。

上の比較写真は、ベリーハードとミディアムの比較です。

この写真は、ミディアムとソフトの比較です。

ほんの少しの違いですが、左側がソフトです。

このグラデーションの種類を選べるのが、LEEフィルターの利点です。

また、LEEフィルターは、普通の丸型フィルター等で採用されいている、ND8等の表記と異なり

0.75等の数値で、濃さを表しています。0.75のハード、0.75のミディアムという呼び方になります。

濃さの対応表です。

0.3
ND2
0.45
ND3
0.6
ND4
0.75
ND6
0.9
ND8
1.2
ND12

濃さのバリエーションも他メーカーと比べてとても小刻みになっています。

ハーフNDフィルターで、一番細かい調整ができるのが、LEEのフィルターです。

ただ、種類がありすぎて、最初に何を買えば良いの?という疑問が出てくると思います。

ハーフNDフィルターを使い込んでいくと、ND4だと、ちょっと薄い、ND8だとちょっと濃い。

と、思うことが多々あります。

そのため、まず最初に買うのであれば、オススメは、0.75です。

グラデーションも4種類揃えても良いのですが、まずは間を抜いて、ベリーハードとミディアムまたは、

ハードとソフト、というような感じで揃えておいて、あとは自分の使うものを追加していく、

という方法が良いかと思います。

1枚目がフィルター未使用

2枚目がベリーハード使用

3枚目がミディアムです。

当然ですが、直線の被写体向きなのは、ベリーハードになります。

水平線、地平線などの撮影には適しています。

1枚目はフィルター未使用

2枚目はベリーハード使用

3枚目はソフト使用です。

こういう感じの、でこぼこのある被写体は、ソフトが便利です。

最初は少し、難しいと感じることもあるかもしれませんが、使い慣れてしまえば、とても単純です。

是非、ハーフNDフィルターを駆使して、作品の質を上げてください。

酒井宏和の感動表現|第49回目は、ハーフNDフィルターのグラデーションの違いです。 はコメントを受け付けていません

馬場亮太の感動表現|FiRIN 20mm F2 FE AFと最新のミラーレスカメラで撮る東京・中野の春

Posted: 2019.04.10 Category: Tokinaレンズ Comment: 馬場亮太の感動表現|FiRIN 20mm F2 FE AFと最新のミラーレスカメラで撮る東京・中野の春 はコメントを受け付けていません

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100

前回も少し春の訪れを感じる写真を載せましたが、4月に入って桜が満開になり、東京にも本格的に春がやってきました。私の地元であり、ケンコー・トキナーの本社がある中野区には、中野駅北口から新青梅街道まで約2キロに渡る桜並木があり、毎年大勢の人の目を楽しませてくれています。今年は強い雨風に会わなかったせいか例年より長く楽しめ、桜にレンズを向ける機会が多かった春でした。

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/3.5 シャッタースピード:1/2000秒 ISO感度:100

中野のランドマーク、中野サンプラザ(の背中)と桜。この組み合わせが見られる春はあと何度訪れるのだろう。

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100

中野サンプラザ前、中野通りを渡る横断歩道から向かいの横断歩道を望む。ここから北に向かってしばらく桜並木が続く。

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100

桜並木のシルエットの下を走る自転車。桜が作り出すシルエットも春らしくて画になる。

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:1600

新井交差点近くにあるケンコー・トキナー本社入口の自動ドア。目の前に桜並木があるおかげでこんなステキなことに。

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:100

ケンコー・トキナー前の横断歩道から中野駅方面を望む。この時期はとにかく中野は桜一色に染まります。

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/5.0 シャッタースピード:1/1250秒 ISO感度:100

中野通りを渡る新井小学校近くの歩道橋。桜並木のある中野通りを横切る西武新宿線がまもなく地下化するため、今しか撮れない鉄道と桜のコラボ写真を狙うカメラマンが多数訪れていました。

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:100

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:125

江古田の森公園近く、水の少ない川と桜。片側にしかない桜並木だが、対岸まで届くように伸びた枝のおかげで素晴らしい光景が見られる。川の水があまりに少ないため、散り際でも花筏は撮れませんが。

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:640

同じく江古田の森公園の竹林。以前もここで撮影していますが、濃く茂った竹林からの木漏れ日が撮れるここはお気に入りの場所です。ちなみに中野区の江古田は「えごた」と読みます。

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100

江古田にある小さい団地の小さい公園に咲く立派な一本桜。上の階に住んでれば目の前に桜が見えてさぞ素晴らしい光景なんだろうな、と想像しながらシャッターを切った。

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/2.5 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:100

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:100

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/2000秒 ISO感度:100

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:100

この5枚は、満開の時期にニュースで話題の某氏も訪れたという、哲学堂公園で撮影。前日に雨が降り、既に桜も散りはじめていたが、地面を埋め尽くす花びらが最後の美しい姿を見せてくれた。ブログ最初のカットとこちらの5枚目は八重桜で、まだつぼみが付いていたのでもうしばらく春らしい色を楽しませてくれそうだ。

今回の写真は全て中野区内で撮った写真です。それにしても今年の中野の桜は本当によく頑張ってくれた!ここ数年、4月第一週の週末に開催される中野通りさくら祭り(新井薬師公園)の頃には桜が散ってしまいとても寂しいことになっていたが、今年はなんとか間に合ってくれたし。これからもっときれいな桜が咲く土地もあると思いますが、ゆっくりと平成最後の春を楽しみつつ、カメラで切りとってみてください。できればFiRINでね。それではまた次回。

◎SONY α6400(ILCE-6400)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100

ありがとう中野の桜、また来年。

馬場亮太の感動表現|FiRIN 20mm F2 FE AFと最新のミラーレスカメラで撮る東京・中野の春 はコメントを受け付けていません

國政寛の感動表現|たのしくマスター! マクロ撮影術!(4) 構図・フレーミングを吟味する

Posted: 2019.04.10 Category: マクロ撮影 Comment: 國政寛の感動表現|たのしくマスター! マクロ撮影術!(4) 構図・フレーミングを吟味する はコメントを受け付けていません

『フルーティ』

~すっぱそうで

 あまそうで

 おいしそうで~

撮りたい被写体を見つけた時、何気なく撮ってしまうのではなく、じっくり被写体を観察してから撮影しましょう。というのが、前回のお話でした。

実際に撮影する時、主役に選んだ被写体をどう切り撮るか、切り取った被写体をどう画面上に配置するのかをよく吟味する必要があります。

このような考え方の基本となるのが、「構図」と「フレーミング」です。

ちょっとややこしいかもしれませんが、じっくり読んでマスターしてくださいね。

目次[非表示]

  1. 1.構図とは
  2. 2.フレーミングとは
  3. 3.おわりに

構図とは

「構図」という言葉、よく聞きますよね。

これは、「被写体をどう画面の中に配置するか」をパターン化したものです。

基本的な構図としては、「日の丸構図」や「三分割構図」、「対角線構図」、「S字構図」などがあります。

・日の丸構図

・三分割構図

・こちらも三分割構図ですが、主役と反対側の交点に脇役を配置しました。

被写体をどこに配置するかで、勢いが出たり、バランスよくまとまったり、逆に不安定さを演出したりと、さまざまな表現が可能になります。

ここではそれぞれの構図については詳しくお話ししませんが、写真表現の基本となるものですので、ぜひ一度入門書などで勉強しておいてください。

注意したいのは、実際に撮影する時にどれかの構図に当てはめて撮らないといけない、というわけではないということです。

あくまで構図は基本であって、まず大事なのは、何を撮りたいのか、どう表現したいのか、ということ。

どう表現したいのかによって、どんな構図で撮影するのがいいかがおのずと決まってくるのです。

フレーミングとは

フレーミングという言葉もよく聞くのではないでしょうか?

構図と同じ意味じゃないの? 何が違うの? と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

フレーミングとは構図の前段階のお話で、「被写体をどう切り取るか」「被写体を切り取る範囲」のことです。

一方、「フレーミングで切り取った被写体をどう画面上(フレームの中)に配置するか」が、構図です。

例えば、お花畑を目にして漠然と撮ってしまうと、このように何を撮りたいと思ったのかが伝わらない写真になりがちです。

そうならないために、そのお花畑の中から何をどう切り撮るかを考えます。

群生のなかから一輪を選んで寄ってみましょう。

でもただ寄っただけでは、ちょっと大きく撮っただけの写真でしかありません。

そこで次に、主役に選んで寄ってみた花の魅力を感じた部分に的を絞っていきます。

花びらのライン

おしりの部分のカーブ

ちらりとのぞく花芯

光に輝く葉っぱのカーブ

ボケの中に浮かび上がる一輪

このように、被写体のどの部分に魅力を感じたか、どの部分を表現したいかを吟味して切り取っていくことを「フレーミング」といいます。

こうして切り取った部分を、撮りたいイメージに合わせて画面内に配置していくのが「構図」です。

構図を考える時は、前回お話しした視点やアングル、脇役の存在などにも気を配って、主役がより活きるような表現を吟味してくださいね。

おわりに

「撮りたいな」と思った花そのものを漠然と撮るのではなく、さらに一歩踏み込んで、花のどこに心惹かれたのかをしっかり自分の中で確認しましょう。

それを意識してフレーミング、構図を決めていくことで、何を表現したかったのかが明確な写真になりますよ!

國政寛の感動表現|たのしくマスター! マクロ撮影術!(4) 構図・フレーミングを吟味する はコメントを受け付けていません

千手正教の感動表現|星空を撮る⑪

Posted: 2019.04.10 Category: 星空撮影ブログ Comment: 千手正教の感動表現|星空を撮る⑪ はコメントを受け付けていません

ケンコー・トキナーから4月に発売されるという星景・夜景撮影用フィルター「STARRY NIGHT」を使用する機会を頂いたので撮り比べてみた。

 星空撮影をするにあたり、日本国内のほぼ全てと言っていいだろう人工的な明かりが何処にでもある。もちろん、撮影に行く自分達が使うランタンやヘッドランプも同様です。

 このフィルターは、ナトリウム灯や水銀灯による色カブリを低減してくれるという優れものだというので自分自身で確かめてみないと気が済まない私としては、発売前に試写させて頂いた事に感謝するものです。

 さて、以下に作例を4枚。共通のデータは、下記の通りです。

レンズ:Tokina AT-X 11-20PRO DX(20mm位置/リアにLee-No.3を装着)

カメラ:CanonEOS-6DmkⅡ

三脚:SLIKライトカーボンE84 FA

リモートケーブル:ケンコー リモート90L

感度:ISO12800

露出時間:15秒

絞り:F2.8

撮影地:千葉県南房総市

にて撮影しています。

 ホワイトバランス:AWB

 ホワイトバランス:白色蛍光灯

 ホワイトバランス:AWB

 フィルター:STARRY NIGHT使用

 ホワイトバランス:白色蛍光灯

 フィルター:STARRY NIGHT使用

 郊外である事や画面の向こう側は大海原なので、ある程度は恵まれている場所なのかもしれないが、画角の左側には、市街地の光害や灯台による照明などがあり、空を明るく照らしています。最初の2枚は、ノーフィルター、後の2枚は、STARRY NIGHTを使用しています。この4枚を比べて頂けると分かりますが、明らかに人口光のカブリが低減されています。天の川の写りも良くコントラストも上がっている様に感じます。

 4枚ともJPEG撮って出しでレタッチは何もしていません。

 最後に2枚を比べて下さい。

 撮影データは、前の4枚と同様です。WB等は、4枚目と同じです。

 天の川が昇ってきたタイミングで撮影しましたが、この後、雲が湧き15分後には撮影終了でした。。。

 上記画像をRAWでも保存していたので、これをDPPでTIFFに変換し、レベル調整・彩度調整・トーンカーブを使っての簡単なレタッチを施した1枚です。

 

それでは、また。

皆さんも満天の星空の下へ撮影に出掛けてみて下さい。

千手正教の感動表現|星空を撮る⑪ はコメントを受け付けていません

オオヤマナホの感動表現|こどもを可愛らしく撮るおすすめ春フィルターは?

Posted: 2019.04.10 Category: ソフトフィルター Comment: オオヤマナホの感動表現|こどもを可愛らしく撮るおすすめ春フィルターは? はコメントを受け付けていません

みなさま、こんにちは。オオヤマナホです♪

春たけなわ。桜撮影、楽しんでいらっしゃいますか?

今回は多摩川の土手にココちゃんとままさんをお迎えして
春いっぱい。マタニティの撮影をしてまいりました。
本当は桜背景の撮影を予定いていたのですが、なんとなんと!
土手はブライダルの前撮りが何組もいらしていて・・・
急遽。雪柳と一緒のシーンがメインとなりました。
桜は大きく見上げる高さで低い枝を探すのもなかなか大変ですが、
雪柳なら子供の背丈ほど。
子ども花撮影にはぴったりなやわらかさのある写真が撮れます。
「ここちゃ~ん。お花の中にうもれちゃお♪」
そんな感じで撮影です。

もうすぐおねえちゃまになるココちゃんとママをみてまいりましょう。

①    フィルター無し

絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/1000  ISO感度:100

春の日差しも正午近くになるとかなり強くなってきます。
それに伴って、顔に落ちる影が気になったり、全体もコントラストが
強く出てしまいがちです。

②     なし

絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/500  ISO感度:100

光の選び方次第では柔らかく表現することもできま
反逆光の回り込む光に、あれ?これフィルターつかってなかったっけ?と
思ってしまうこともあります。
これは使ってないです。。。

今週も実はローコントラストなんですよね。
どうも私のイメージがローコントラストの淡さでその「絵」が自分でみたくなってしまうのです。
フィルターは全種類もっているのですが(;´・ω・)
ですので、もうしばらくローコントラストの春表現おつきあいくださいませ。

③    ローコントラスト

絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/1000  ISO感度:100

①     と比べると明らかな違いがありますね。

色合いもメリハリも淡く穏やかな階調になっています。

今度は再びフィルター無しに戻ってみます。

④    なし

絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/1000  ISO感度:100

⑤    なし

絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/1600  ISO感度:100

続けて同じシーンでローコントラストをみてみましょう。

⑥    ローコントラスト

絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/500  ISO感度:100

ローコントラスト③と⑥はフィルターなしの作例に比べて
★グレーがかった青みが加わるように思う
★輪郭も弱くなるため⇒あとからシャープネスで絞める。もしくは一段絞りをあげて撮影する
が気になりました。

ここをレタッチで手を加えてみたのがコチラ。

⑦     ローコントラスト(補正)

これは⑥と同じ作例ですが、私の欲しいイメージになりました。
色温度をあたたかくほんの少し調整しました。

もう一度おなじ作業を加えてみたのが次の作例です。

⑧    ローコントラスト

絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/4000  ISO感度:100

⑨補正後

​​​​​​​

もともとの手を加えていないものと補正を加えたものとどちらがいいかは
お好みだと思います。

また、最初の③よりも⑥以降のローコントラストの作例のほうがローコントラストの
柔らかさが活きているようにも感じられます。これはやはり光の特性、明暗差や
背景の抜け感のあるなしと関係性があるのだと感じています。s

あーーーーー。そんなこと書くと「まだまだまだまだやあああああ(-_-;)」と
なるんですが。

こども撮影のわたしが師とあがめている方がいるのですが、使ってみたいソフトフィルターに
このローコントラストを選ばれていました。

⑨    がわたしはお気に入りなのですが、⑧を超えるローコントラスト作例頑張りたいと思います。

オオヤマナホでした。

オオヤマナホの感動表現|こどもを可愛らしく撮るおすすめ春フィルターは? はコメントを受け付けていません

光川十洋の感動表現|黄色の妖精ミツマタが舞う

Posted: 2019.04.10 Category: Tokinaレンズ Comment: 光川十洋の感動表現|黄色の妖精ミツマタが舞う はコメントを受け付けていません

春を告げる花で、森一面に広がる花が少ない中、ミツマタの大群生は妖精の森となります。ミツマタは、日本紙幣の原料としても知られています。栃木県茂木町ミツマタ群生地は、平成17年に発見された山間部にあります。戦時中に植えられたものが、茂木中学校建設時に焼森山の伐採で日の目を見ることに。そして地元から保護されてきて、遊歩道までできています。多くの写真愛好家は、未明からスタンバイし、森林に日が射し込んだ時、めったに出合わない光芒を期待します。今回は、遊歩道を一周して手持ち撮影をしました。

広い場所、遠近感、パンフォーカス、接写など、1本のワイドズームレンズ「Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX」で多彩な描写に挑戦しました。

遊歩道「ミツマタの小径」の入り口。平成30年に設置された石碑。ますます人気になるでしょう。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:23mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:1000

遊歩道の上は、ミツマタのドーム。下から見ると、花の色の黄色が美しく輝いています。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:22mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:800 +2/3補正

「3つ叉」の名の通り枝が3本に分かれて、花をアップすると、さらに3つの塊まで感じます。レンズの先端から15cmまで近づけます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:35mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:800

遊歩道の奥から、山腹の斜面びっしりのミツマタの見事な群生が見られます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:32mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:800

シルエットのスギ林を下から見上げると、妖精が舞う空間美を味わえます。17mmの超ワイドの描写が心地良いです。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:17mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:400

遠近感のある場面、ゴーストを排除して、緻密な描写性能を感じるワイドレンズです。マニュアルフォーカスでは、トルク感があって操作がしやすい。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:20mm 絞り:F/13 シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:800

早朝からスタンバイする撮影者が多い下部のジグザグの登山道から。三脚を使わなくても、手持ちでも撮影できます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:23mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:400

光川十洋の感動表現|黄色の妖精ミツマタが舞う はコメントを受け付けていません

伊藤宏美の感動表現|札沼線の冬~前半~

Posted: 2019.04.10 Category: Tokinaレンズ Comment: 伊藤宏美の感動表現|札沼線の冬~前半~ はコメントを受け付けていません

北海道にいる間に、札沼線にAT-X14-20 F2 PRO DXを持って立寄ってきました。

去年は、春の雪の時に訪れていて、1年ぶりのことだったのですが、

冬の雪も、また綺麗でした。

朝陽が昇る少し前に出かけたのですが、

朝早くから、踏み切り付近では、除雪車がやってきていて、雪かきをしていました。

どこで撮ろうか探ってうろうろしていたのですが、気に入った木と空が綺麗な場所を選びました。

朝イチの列車は2両編成です。

朝日で少しピンクになった空と可愛い木の中を列車は走っていきました。

夜明けの空のグラデーションも、このレンズのおかげで綺麗に表現できます。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:17mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:500

なんだか、札沼線にいる間は、ころころ変わる天気に悩まされ、

晴れ間がでたり、曇ったり、雪が降ったりしましたが、この時は晴天。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:15mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:200

描写がシャープで、解像力が高いので、F8まで絞ると背景の木の葉までしっかりと表現されます。

また、手前や右下の雪のディティールも、像が流れたりボケたりせずにクッキリと写してくれました。

石狩月形の駅では、駅スタンプを押すときに、うっかり忘れ物をしてしまったのですが、

やさしい駅員さんが大事にとっておいてくれて、

「ここら辺では、忘れ物をしても、誰も持っていく人はいないから」と言って預かっていてくれました。

そんなやさしい駅員さんが印象に残っています。

忘れ物を受け取りに立寄った、石狩月形駅の帰りに食べたオムライスもとてもおいしかったです。

駅前の通りにある小さなお店なのですが、

ここのオムライスが私は1番好きで、手持ちの地図にも「オムライス」と記入しているくらいです。

札沼線に行ったときにはセットで立寄りたい場所です。

誰かとおいしいね。と言いながら食べたいオムライス。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:500

このレンズは、テーブルフォトを撮る時に、28センチまで寄れて撮り易いのも、私のお気に入りの1つです。

もちろん、描写力も素晴らしいので、綺麗においしそうに撮影できると嬉しくなります。

そして札沼線、小さな橋を渡る姿。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:100

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:500

​​​​​​​車輌の横から撮影すると、特徴的な黄緑の扉を写すことができるので、私は真横を写したくなります。

さらには、小さな橋を1両で走っていくところが、好きなのです。

このレンズは解像力が高いのでシャープさは際立ってて、広角でズームのレンズとは思えない描写力なので、

数あるレンズの中でも、かなりお気に入りで、最近は特によく使っています。

伊藤宏美の感動表現|札沼線の冬~前半~ はコメントを受け付けていません

齋藤千歳の感動表現|星景写真の撮影の新たな定番となる「スターリーナイト」と「プロソフトン」のフィルター2枚付けの効果を試す

Posted: 2019.03.27 Category: ソフトフィルター Comment: 齋藤千歳の感動表現|星景写真の撮影の新たな定番となる「スターリーナイト」と「プロソフトン」のフィルター2枚付けの効果を試す はコメントを受け付けていません

みなさん、撮ってますか!

齋藤千歳です。

CP+2019では、ケンコー・トキナーさんのサムヤンレンズカウンターで、チーム・サムヤンの一員として、みなさまにサムヤンレンズの魅力を伝えるお手伝いをさせていただきました。

多くの方にお目にかかれて、本当にうれしかったです。

わざわざお土産までもってきていただいたみなさま、ありがとうございます。

さて、CP+も終わると、世の中はすっかり春といったイメージですが、私の住む北海道は冬の終盤といった印象になります。

なにせ、オホーツク海にはまだ流氷が残っているのですから。

この最後の流氷を追いかけて、CP+が終わると確定申告も放置したまま、CP+で発表された新製品「スターリーナイト」と星空撮影の定番「プロソフトン」などの機材をキャンピングカーに押し込んで、友人たちと「一路北へ」と向かったわけです。

最近、北海道での撮影には、キャンピングカーが最強と改めて思い、レンタルなどで頻繁に利用しています。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

使用フィルター:なし

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:13秒 ISO感度:4000 (APS-Cサイズで撮影)

SAMYANG 12mm F2.0 NCS CSを使って、能取岬から星空を撮影。山並みの後から町の光の影響を受けているのが分かります。

今回、「プロソフトン」といっしょに連れて行った星空撮影用「スターリーナイト」はCP+2019で発表された新製品です。

発売は2019年4月の予定になっています。

フィルターの種類としては、光害カットフィルターといわれるもので、ナトリウム灯と水銀灯の輝線波長をカットして、その影響を低減してくれるものです。

実は同じような効果が得られるフィルターとしては、「ASTRO LPR Filter Type 2」があるのですが、フィルター径52mmで希望小売価格が25,600円という、かなり高価なフィルターになっていました。

これに対して「スターリーナイト」は同じような効果が得られながら、52mm径の希望小売価格が5,000円という、リーズナブルな価格を実現してくれます。

「スターリーナイト」の値段なら、一般のユーザーでも十分に使うことのできる値段になったといえるわけです。

そのうえ「ASTRO LPR Filter Type 2」が100mm以上に望遠レンズ向けのフィルターだったのに対して、「スターリーナイト」は星景写真の定番である超広角でも使用できるうれしいフィルターになっています。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

使用フィルター:「MC プロソフトン(B)N」

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:13秒 ISO感度:4000 (APS-Cサイズで撮影)

すでにお約束といってもいい「MC プロソフトン(B)N」を使用。星の光の強さによって、にじむ量が変化し、星の描写がより印象的になっています。

街灯のLED化などが進み、水銀灯やナトリウム灯の影響だけをカットしても効果は少ないという話もあります。

とはいえ、実際の撮影でどの程度の効果が得られるか、今回は発売前の「スターリーナイト」を流氷の名所「網走・能取岬」での星景撮影に使ってみました。

流氷の名所であれば、流氷と星空といった写真が作例ではないのかという意見はもっともですが、海にレンズを向けると知床か、ロシアのユジノサハリンスクあたりの光害しか受けない位置なので(かなり大げさです)、しかも、この日は残念ながら網走には流氷が接岸しておりませんでした。

そのため、陸側にレンズを向けて撮影しています。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

使用フィルター:「スターリーナイト」

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:13秒 ISO感度:4000 (APS-Cサイズで撮影)

「スターリーナイト」を使用すると、山並みの背後から大きく影響していた光がかなり軽減しているのが分かるでしょう。

Googleマップなどで確認いただくとわかりますが、能取岬は網走の突端といってもよいような位置にあり、周りは網走分屯基地と能取湖、そしてオホーツク海に囲まれており、さほどの街の光の影響を受ける場所ではありません。

それでも、掲載した写真のように「スターリーナイト」を使うと、各種光害の影響を大幅に軽減できることがわかります。

どうしても背後からの明かりで色や明るさを影響を受けるという撮影シーンでは、非常に役に立つと思われます。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

使用フィルター:「スターリーナイト」+「MC プロソフトン(B)N」

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:13秒 ISO感度:4000 (APS-Cサイズで撮影)

「スターリーナイト」にプラスして「MC プロソフトン(B)N」を使用しました。光害の影響を低減しながら、プロソフトンの効果で星が印象的に仕上がりました。

「スターリーナイト」+「MC プロソフトン(B)N」の組み合わせは、ナトリウム灯と水銀灯の影響を低減しながら、プロソフトンによる星の印象的に仕上げる効果はそのままと、非常にうれしい仕上がりになりました。

いままでも星景写真を撮影していて、あの山並みの奥から影響しているオレンジ色などの光の影響が低減できればというシーンはたくさんありました。

しかし、それがナトリウム灯や水銀灯であるという確証もなしに、フィルター径52mmで希望小売価格が25,600円、同77mmで44,700円という「ASTRO LPR Filter Type 2」をちょっと試しに買ってみようなどということはとてもできませんでした。

これに対して「スターリーナイト」は52mm径の希望小売価格が5,000円です。

いままで街灯などの光の影響であきらめていた撮影ポイントも「スターリーナイト」と再チャレンジしてみる価値があると考えています。

光の影響であきらめていた撮影ポイントが、新たな価値をもつかもしれません。

私は撮影用の定番フィルターとして、「PRO1D プロソフトン[A](W)」「MC プロソフトン(B)N」「Kenko ND400 プロフェッショナル」「Kenko ZX C-PL」「Cokin 121S ソフトグレー2(ソフトND8)」「Cokin 121M ミディアムグレー2(ソフトND4)」を常に持ち歩いていますが、「スターリーナイト」を、このレギュラーに加える予定です。

水銀灯とナトリウム灯の光にしか効果がないと聞くと、LEDのライトが増えている、今、それほどの効果があるの? と思ってしまいますが、少なくとも実際に北海道の撮影シーンでは強い効果を実感できることが多く感じています。

ちなみに私は、「スターリーナイト」をレギュラー入りさせるのに、いままで使っていた82mm径のフィルターを6枚まで収納できるフィルターケースから、82mm径までのフィルターを8枚収納できる「COMODO フィルターケース CMD-FC-01」にフィルターケースを買い換える予定です。​​​​​​​

齋藤千歳の感動表現|星景写真の撮影の新たな定番となる「スターリーナイト」と「プロソフトン」のフィルター2枚付けの効果を試す はコメントを受け付けていません