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國政寛の感動表現|桜だけではありません!マクロで写そう春の花!

『ほっと一息』

~春風に

 心をそっと

 なでられて~

あたたかな春に撮りたい花の筆頭は桜ですよね!

3月になるころには毎日桜の開花情報が気になって気になって、いつもソワソワした気分になってしまいますよね。

でも桜と同じ時期に、他にもいろいろな花が咲き始めています。

暖かくて気持ちいい季節。マクロレンズを持ち出して、そんな子たちも忘れずにしっかり撮影してあげましょう!

今回はそんな忘れられがちな(?)花たちに注目してみました。

もしかすると、桜以上に人気がある花がこちら。チューリップです。

春の陽射しを浴びて爽やかに咲く白い一輪のチューリップ。

周囲に咲く他の色のチューリップを背景に散りばめることで、春らしい色とりどりの絵になりました。

こちらはちょっとシックに。

真っ赤なチューリップの群生を前ボケにして、一輪のチューリップを浮かび上がらせました。

前ボケをできる限り画面全体に入れるように工夫すると、ふんわり包まれたようなイメージを表現できます。

撮影に行こうと思っていたのに、朝起きてみたら雨。

あ~あ、がっかり。今日は撮影は止めてのんびりしてようかな……。

そんな経験、きっと一度や二度はありますよね。

でも、雨が降ったらむしろ大喜びで撮影に行きましょう!

こんな素敵な滴写真が撮れますよ!

花の奥からこちらの様子を伺うようにシベが覗いていました。

まだあまり開いていない花を狙うことで、閉じている花びらのフチを前ボケとして活かしています。

こちらはポピー。

なんだか仲睦まじげに話していますね。

そんな二人を邪魔しないように、遠くからそっと撮影しました。

ごちゃごちゃした周囲は前ボケで隠して、二人の花だけに目線が集中するようにしました。

チューリップもそうですが、ポピーもお尻が可愛いのです。

花全体を写さないといけないなんてことはありません。

気になった部分、心惹かれた部分だけを切り取りましょう。

今度はちょっと上から見てみました。

ポピーの花芯も面白くて魅力的なんですよね。

でも、その下にひょろひょろっと伸びる茎にもとても心惹かれました。

そこで、花芯を主役としてピントを合わせつつ、茎のカーブの面白さもわかるように撮影しています。

こういう個性的な脇役の存在も見逃してはいけませんよ!

ネモフィラの群生をよ~く見てみると、奥の方に仲良さそうな二人を発見!

手前に咲く花を前ボケにして、画面全体をふんわりと覆いました。

この二人だけが目立つようなアングルを吟味して撮影しています。

​​​​​​​

春は花の季節。まだまだこの他にもたくさんの春の花が咲いていますよ!

ぜひいろいろな花の撮影にチャレンジしてみてくださいね!

國政寛(くにまさひろし)

國政寛(くにまさひろし)

1971年生まれ。大阪府在住。 マクロレンズを自在に操り、 光とボケが織りなす幻想的で不思議な世界を描き出すマクログラファー。 刻々と変化していく花たちの表情や、虫たちのコミカルな姿に 心ときめかせ、癒されながらその一瞬の表情を切り取っています。 「クニさんの花マクロ写真塾」主宰 日本写真講師協会(JPIO)認定フォトインストラクター サイト:Kuniphoto Works( http://kuni-hiro.com/ )