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千手正教の感動表現|星空を撮る⑬

Posted: 2019.05.29 Category: 星空撮影ブログ Comment: 千手正教の感動表現|星空を撮る⑬ はコメントを受け付けていません

ここ数年、沖縄県石垣島と同じ様に徳島県にし阿波エリアに通っていますが、今回は、縁あって2年ぶりに同じ徳島県の南阿波(徳島県海陽町)へ行ってきました。Tokina opera 16-28mm F2.8 FFを相棒に徳島県の海岸線を。。。

Tokina opera16-28mm F2.8 FFとCanon-EOS6DMarkⅡSEOSP4とSLIK ライトカーボンE84 FAの組み合わせは、とてもコンパクトに纏まり、飛行機を使った撮影旅行には最適です。

他にもレンズは、持参していますが、今回の組み合わせは、星景を撮影する上でとても楽をさせて頂いています。

 海陽町那佐の海岸線での撮影でしたが、日中から薄雲が掛かっていて諦めかけていましたが、僅かに霞んで見える星空の中の撮影でした。

 何とか形になったかな?という星景です。

 那佐での撮影後、南の開けた場所にと思い、一昨年の夏に訪れた大砂海岸へと移動。

海水浴場で撮影。防波堤の先端では、地元の親子連れが夜釣りをしていました。

霞んだ様な薄雲の様な宙でしたが、何とか天の川も写ってくれました。

 最後に今回お世話になった宿「ふれあいの宿 游游NASA」の駐車場で外灯があるのを承知で撮影したものです。そんな状態でも天の川が写ってくれました。

共通データ

 レンズ:Tokina opera16-28mmF2.8FF(LeeNo.1フィルター)

 カメラ:Canon EOS6DMarkⅡ-SEOSP4

 三脚:SLIK ライトカーボンE84 FA

  リモートケーブル:ケンコーリモート90L

 露出:20秒/ISO:6400

余談ですが、今回撮影地として向かった徳島県海陽町那佐の最寄り駅は、阿佐海岸鉄道「宍喰駅」ですが、駅長さんが伊勢海老なんですよね。

 これを見たさに多くの観光客(いや、鉄ちゃん?鉄オタ?)が訪れる様です。

  レンズ:Tokina-opera50F1.4FF

   カメラ:Canon-EOS6DMarkⅡ

 伊勢海老駅長にピントを持って行くとネームプレートや駅長帽がちょっとボケ。開放値で撮影。こういう場合は、ちゃんと絞れば良かったですね(汗)

 こちらは、大砂海岸の撮影ポイントを撮ったものです。游游NASAから車で15分程の距離ですが、星景撮影する場合、一晩に何ヶ所かのポイントを回るので大した時間ではないと思います。

 画像の正面が西側になります。

レンズ:Tokina-opera50F1.4FF

  カメラ:Canon-EOS6DMarkⅡ

 徳島県南阿波エリアは、冬場の晴天率が高いとの事。次回は、是非11月~1月にお邪魔したいと思っています。

最後に今回の撮影にあたり、私を誘って下さいました「株式会社アルタシステム(阿波の産直便)」の丸岡社長、「株式会社漁火(ふれあいの宿 游游NASA)」の坂木営業部長には、大変お世話になりました。特に丸岡社長は、天体写真家としても有名な方で、ケンコースカイメモRなどを用いて多くの天体写真を天文雑誌や報道機関に発表されている方です。

今回持参したTokinaレンズにはとても興味を持たれていました。

皆さんも是非!Tokinaレンズで星空撮影を楽しんでみて下さい。

今回の撮影に関する詳しい事や滞在中の画像などは、いつもの様に…私のFacebookに掲載してありますので、宜しければ参考にして頂けると幸いです。

 https://www.facebook.com/masanori.senshu

それでは、また。

皆さんも満天の星空の下へ撮影に出掛けてみて下さい。

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斎藤志津代の感動表現|秩父、天空のポピーと岩畳

Posted: 2019.05.29 Category: スマホ写真ブログ Comment: 斎藤志津代の感動表現|秩父、天空のポピーと岩畳 はコメントを受け付けていません

皆様こんにちは。

スマホ撮影の鉄人の斎藤志津代です。

先日、秩父に行ってきました。

皆野で天空のポピーが今年も開催始まったので
さっそく訪れてきました。

今回も持参したのはSNSマスター、ワイド・マクロの一つだけ。
写真をご紹介いたします。

写真で見てもわかりますが見ごろはこれからといった感じです。
このブログが公開される1週間前くらいに行ったので
これから行かれる方はちょうど見ごろかもしれません。

少し足をのばして長瀞の宝登山神社の近くにある
ハナビシソウ園にも立ち寄りました。

こちらは黄色のポピーです。
天空のポピーより比較的空いていることが多いです。
こちらはまだまだつぼみでした。

つぼみこそ絶好の接写撮影チャンスです。
花びらが痛んでいないのできれいに撮れます。

よく見るとポピーのつぼみっておもしろいですね。
咲いてないときもよく見ると意外な発見があって楽しい。

ここまで来たらせっかくなので岩畳にも。
ちょうど夕暮れ時で美しい景色が見れました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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國政寛の感動表現|バラのいろいろな姿をマクロレンズで写し取ろう!

Posted: 2019.05.29 Category: マクロ撮影 Comment: 國政寛の感動表現|バラのいろいろな姿をマクロレンズで写し取ろう! はコメントを受け付けていません

『魔力』

​​​​​​​

~出会うたび

 その先に導かれるように

 惹かれて虜になってしまう~

桜もチューリップも終わって汗ばむ陽気になる季節、あちこちで満開のバラに出会えますね。

とても美しく魅力的なバラですが、漠然と撮っているといつも同じような絵になりがちです。

今回は、そんなバラのいろいろな撮り方をお見せします!

一枚目の写真。

バラといえば、花びらの渦巻が描くカーブが美しいですよね。

まず何より大事なのは、綺麗な渦を巻いている花を見つけること。

お気に入りのバラを見つけられたら、渦を巻く方向性をよく観察してどう切り取るかを決めましょう。

同じくバラを正面から撮影したものですが、花びらの奥の方にピントを合わせています。

マクロで最短撮影距離付近まで寄って撮影していますので、渦を巻く花びらが完全にボケて面白い表現になりました。

バラを横から見て、手前の花びらのフチにピントを合わせました。

こちらも最短撮影距離付近まで近づいているため、ピントを合わせた場所以外が大きく柔らかくボケています。

横からのアングルで撮影すると、直線的で黒っぽい茎や葉の部分がどうしても画面に入ってしまって煩雑な印象になりがちです。

そこで、下半分に手前に咲いている一輪の花を写し込んで前ボケとし、茎の部分を隠しています。

アップで寄るだけでなく、背景を活かした撮影にも挑戦しましょう!

バラのアーチの上の方に咲く一輪を、アーチの中から少し見上げるように撮影。

背景には周囲の花や葉、隙間から覗く空など色とりどりの円ボケとなって写っています。

密集した花壇の奥に咲いていた一輪。

手前の花を前ボケにしてその一輪に焦点を合わせています。

花びらに当たった太陽光が白く滲んで、ちょっと幻想的な雰囲気になりました。

バラの葉は表面にツヤがあり、太陽の光を浴びると白く反射します。

晴れの日にそんな葉を背景に入れれば、綺麗な円ボケが画面を彩ってくれます。

さらに、前ボケを入れて煩雑な茎の部分を隠すことで、蕾が元気よく飛び出しているようなイメージにしました。

バラの蕾、普段は横から見ることが多いですよね。

そんな視点をちょっと変えて、真上から見てみました。

なんだかこちらを睨む恐ろしい顔のようです。

こちら向きに伸びてくる蕾を真正面から。

少し引き気味にとらえ、背景に周囲の花や葉の照り返しをボケとして入れています。

春らしい、優しく温かい雰囲気になりました。

バラには雨も似合います。

雨が降ると撮影に出かけたくなくなる気持ちもわかります。

でも思い切って出かけてみれば、雨の日にしか撮れない素敵な風景に出会えますよ!

みなさんもぜひ、いろいろな撮り方でバラを撮ってみてくださいね!

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伊藤宏美の感動表現|冬の北海道☆食いしん坊編 ~牡蠣弁当をおかわりの巻~

Posted: 2019.05.29 Category: Tokinaレンズ Comment: 伊藤宏美の感動表現|冬の北海道☆食いしん坊編 ~牡蠣弁当をおかわりの巻~ はコメントを受け付けていません

今回は、フルサイズカメラにAT-X 17-35 F4 PRO FXをつけた北海道の旅を纏めてご紹介します。

まずは釧網本線。

この1週間ほど前は、蓮田氷になっていたのですが、この日はまた違った風景になっていました。

翌日にいってもまた違う風景に、毎回悩まされながら毎年来てしまうのです。

◎使用レンズ:AT-X 17-35 F4 PRO FX
焦点距離:29mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:100

フルサイズ用にふさわしい描写力・解像力を持つレンズなので、氷や雪の表面を詳細に写してくれました。

黒つぶれしにくいので、蒸気機関車の側面も濃淡のある表情豊かな色合いに表現できます。

この日は蒸気機関車を追いかけていたのですが、翌日は朝イチでそのまま花咲線に向かいました。

早朝に撮影したあと、牡蠣飯のお弁当を買うのを楽しみにしていたのです。

楽しみにしていたのに、行ってみるとお店が開いていません。

でも、窓ガラスが蒸気で曇っていて、中でご飯を作っている様子がします。

我慢できずに尋ねてみると

「ご飯が炊けるのは9時すぎです」とのこと。

それならば、、、という事で、厚岸の海沿いでお弁当が出来るのを待つことにしました。

大好きな海沿いの町。

◎使用レンズ:AT-X 17-35 F4 PRO FX
焦点距離:23mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100

空の青や海の青が相まってトキナーブルーが映え、

青が写りこんだ雪の表面もトキナーブルーでより美しく見えます。

そして待っていると牡蠣飯が出来上がる時間になったので、

厚岸の駅に戻りました。

ここの牡蠣飯をできたてホヤホヤで食べれるなんて、贅沢の極み。

さっそくその場でいただきました

◎使用レンズ:AT-X 17-35 F4 PRO FX
焦点距離:34mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:400

そんなことをしていると、陽は影ってしまったのですが、

雲の表情も悪くなく、雲の切れ間からお日様がキラキラと海を照らしてくれました。

​​​​​​​

◎使用レンズ:AT-X 17-35 F4 PRO FX
焦点距離:17mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100

列車を待っている間に、またしばらくこのお弁当は食べれないのか。

などと考えていると、もう集中できなくなり、また厚岸に戻り、お弁当を持ち帰り用に包んで貰いました。

おまけにお結びも買いました。ベビーホタテ入りです。

せっかくなので、厚岸駅を背景に撮影。

◎使用レンズ:AT-X 17-35 F4 PRO FX
焦点距離:32mm 絞り:F/16 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:100

フルサイズ用にもかかわらず、軽量コンパクトなので、旅のテーブルスナップを楽しむには最適なレンズです。

描写力に優れているので、旅の思い出を詳細に残してくれます。

◎使用レンズ:AT-X 17-35 F4 PRO FX
焦点距離:26mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:100

列車は広大な湿原も走って行くのです。

鹿の群れがいたようで、たまに聞こえる鹿の声に目を凝らして鹿を探したりしました。

他には、富良野線に行った時にも、このレンズを持っていきました。

雪の積もる木の下に、広角レンズを生かすために雪をかき分けて入り撮影。

◎使用レンズ:AT-X 17-35 F4 PRO FX
焦点距離:17mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:200

このレンズは白とび・黒つぶれしにくいので、雪の表面もただ白いだけでなく、

細かな陰影まで表現してくれます。雪が積もった木は難しい状況だけれど、シャドー~ハイライトまで

見事なバランスで描写してくれました。

富良野駅に立寄った時は、圭子ちゃんの駅そばに寄りました。

◎使用レンズ:AT-X 17-35 F4 PRO FX
焦点距離:17mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:800

◎使用レンズ:AT-X 17-35 F4 PRO FX
焦点距離:29mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:800

​​​​​​​

へそ祭りのひょうきんなお人形が置いてあるので、

「へそ祭りの時に来て見たいなあ。」などと思いながら、駅そばをいただきました。

つい、駅そばも見つけると、食べたくなってしまうのです。

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齋藤千歳の感動表現|ミラーレス一眼時代の超広角はコンパクトで高性能なだけでなくSAMYANG 12mm F2.0 NCS CSはフィルターも使用可能です。

Posted: 2019.05.29 Category: SAMYANG Comment: 齋藤千歳の感動表現|ミラーレス一眼時代の超広角はコンパクトで高性能なだけでなくSAMYANG 12mm F2.0 NCS CSはフィルターも使用可能です。 はコメントを受け付けていません

みなさん、撮ってますか! 齋藤千歳です。

ここ数カ月、サムヤンのミラーレス一眼APS-C撮像素子機向けのレンズを使って、チャートや実写を撮影して電子書籍のレンズラボシリーズを制作しています。

今回、ご紹介するSAMYANG 12mm F2.0 NCS CSだけでなく、SAMYANG 85mm F1.8 ED UMC CSやSAMYANG 50mm F1.2 AS UMC CSも同時期に使用していたのですが、その性能に高さはちょっと驚きのレベルです。

詳細は『SAMYANG 85mm F1.8 ED UMC CS 機種別レンズラボ』や『SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS 機種別レンズラボ』、間もなく発売予定の『SAMYANG 50mm F1.2 AS UMC CS』でご確認いただけると幸いです。

コンパクトで比較的リーズナブルな価格でありながら、絞り開放からのシャープで画面全体の描写性能が高いのが全体的な特徴になっています。

最近流行の35mm判フルサイズミラーレス一眼カメラ用のレンズのでかい、高い、高性能とは異なった傾向といえるでしょう。

コンパクトで高性能、低価格なSAMYANG 12mm F2.0 NCS CSですが、レンズ前玉の前に装着するねじ込み式のフィルターが使えるという点が実は大きな注目ポイントになっています。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

使用フィルター:なし

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:100 (APS-Cサイズのカメラで撮影)

春の晴天に恵まれた北海道・安平町で撮影したナノハナ畑と空の写真です。ナノハナの黄色と空の青の発色がキモといえる写真になっています。

「フィルターが使えるのは当たり前では?」と思われる方も多いと思います。

しかし、これまでの超広角レンズの世界では、明るい超広角を実現するために「出目金レンズ」などと呼ばれる前玉が非常に大きく、まるで半球のように湾曲した前玉をもつレンズになることが多く、これらのレンズでは普通にレンズのようにレンズの前にねじ込み式のフィルターを装着することができないのはよくあることでした。

そのため、特殊なフィルターをレンズの前に装着するか、レンズのもっとも後の部分にフィルターを貼り付けるなどの方法で対処しているのが実情です。

装着の難易度が高く、面倒なこともフィルターの使用自体を諦めることも珍しくありません。

そのため、超広角レンズの世界では、ねじ込み式のフィルターがそのまま使えることは大きなメリットなのです。

APS-Cミラーレス一眼カメラ用のSAMYANG 12mm F2.0 NCS CSは、これを実現しています。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

使用フィルター:Kenko ZX C-PL

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100 (APS-Cサイズのカメラで撮影)

ナノハナの黄色との対比効果で写真を印象的にしてくれる空の青の濃度をさらにアップするためにC-PLフィルターを使って撮影しました。

ハイアマチュアやプロのカメラマンの多くは、カメラバッグのなかに複数枚のフィルターを入れるフィルターケースが入っていると思います。

RAW現像などで撮影後の画像処理がパソコンなどで行えるといっても、撮影時にフィルターでしかできない写真の印象を強めるテクニックがあるからです。

フィルターが使えない超広角レンズを使っているときは、それらのテクニックが使えなくなり、撮影のバリエーションも減ってしまいます。

私の場合は、C-PL、高濃度ND、プロソフトンのAとB、ハーフND、これに最新のスターリーナイトフィルターがいつも持ち歩く定番フィルターです。

これらのフィルターを使うとデジタルによる後処理では難しい各種効果が得られます。

すでに掲載した作例では、C-PLフィルターによる空気中のチリやホコリによる乱反射を抑えて青色をより濃くする効果を使っていますが、これを同じ効果をレタッチなどで得るのはかなり難しいと思います。

C-PLは風景撮影の超定番といえるフィルターですが、超広角レンズでは使用できないレンズも多かったのです。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

使用フィルター:Kenko ND400 プロフェッショナル

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/4.0 シャッタースピード:4.0秒 ISO感度:100 (APS-Cサイズのカメラで撮影)

流れ落ちてくる滝の水流をNDフィルターでぶらし、静止している雪や氷などとの対比効果で動きを表現する滝の定番撮影法を使っています。

静止画である写真で画面の内に動きを表現するために、よく使われるのが「ぶれ」です。

滝や渓流の流れなどを表現する際に定番の方法ですが、これにはレンズに入る光の量を低下させるNDフィルターや高濃度NDフィルターを使うのがお約束になっています。

レンズ前面が球状になった出目金レンズでは、この手法も使えなかったわけです。

SAMYANG 12mm F2.0 NCS CSであれば、明るい広角でありながら、動きを表現する手法もフィルターで簡単に行えるわけです。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

使用フィルター:Kenko MC プロソフトン(B)N

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/4.0 シャッタースピード:13秒 ISO感度:100 (APS-Cサイズのカメラで撮影)

ソフトフィルターのMC プロソフトン(B)Nを使って、星を光の強さに合わせて、にじませて大きさが異なるように撮影しています。

もともとSAMYANG 12mm F2.0 NCS CSは、絞り開放から解像力が高い明るい超広角レンズなので、星や星景写真を撮影するユーザーから非常に高い支持を得ています。

星や星景撮影時にフィルターが使えるとKenko MC プロソフトン(B)Nなどのプロソフトン系のソフトフィルターを使うことで、星の光の強さに応じてにじませて異なるサイズで表現することができようになります。

このプロソフトンを使った撮影手法はデジタルにおける星、星景写真の定番であり、レンズの前に装着するねじ込み式フィルターが使えない超広角レンズでも、同様の効果が得られるようにさまざまな努力がされてきました。

SAMYANG 12mm F2.0 NCS CSであれば、このような努力はいりません。

いままでのねじ込み式フィルターをそのまま使うことができるのですから。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

使用フィルター:Kenko MC プロソフトン(B)N+Kenko スターリーナイト

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/4.0 シャッタースピード:13秒 ISO感度:100 (APS-Cサイズのカメラで撮影)

ソフトフィルターのMC プロソフトン(B)Nにプラスしてスターリーナイトフィルターでオレンジ色のナトリウム灯の影響を抑えました。

同じケンコー・トキナー写真ブログのソフトフィルターブログでは、すでにご紹介していますが、SAMYANG 12mm F2.0 NCS CSは普通にねじ込み式の円形フィルターが使用できるので、フィルターの重ね付けも可能です。

今年の4月に発売され、いまや大人気の水銀灯とナトリウム灯の影響を低減してくれる光害カットフィルターのスタリーナイトとMC プロソフトンを重ね付けすると、街灯などの影響を低減しながら、星の光の強さに応じて異なる大きさに表現することができます。

今後の星景撮影の定番的な使い方になりそうな予感のする組み合わせなのですが、SAMYANG 12mm F2.0 NCS CSはこれも問題なく可能です。

普通にフィルターが使えるか? 使えないか? を多くの人々が気にする理由がよくわからないという方もいるかもしれませんが、超広角レンズで普通にフィルターが使えるということは、表現の幅を大きく広げてくれます。

レンズの光学性能の高さだけでも非常に魅力的なSAMYANG 12mm F2.0 NCS CSですが、さらに普通にフィルターが使えることは、その魅力をさらに際立たせてくれる大きな要因になっています。

超広角レンズを購入する際には、ねじ込み式フィルターが普通に使えるか、どうかもぜひ選択材料にひとつに入れてみてください。

齋藤千歳の感動表現|ミラーレス一眼時代の超広角はコンパクトで高性能なだけでなくSAMYANG 12mm F2.0 NCS CSはフィルターも使用可能です。 はコメントを受け付けていません

齋藤千歳の感動表現|新千歳空港からわずか約20分の安平町で菜の花などの春の風景にKenko MC プロソフトン(B)Nでひとひねり

Posted: 2019.05.29 Category: ソフトフィルター Comment: 齋藤千歳の感動表現|新千歳空港からわずか約20分の安平町で菜の花などの春の風景にKenko MC プロソフトン(B)Nでひとひねり はコメントを受け付けていません

​​​​​​​みなさん、撮ってますか!

齋藤千歳です。

北海道はすっかり春本番で、さまざまな種類の花が咲き乱れております。

一般的な感覚でいうと、春が訪れて花の咲く順番といえば「ウメ」「モモ」「サクラ」の順でしょう。

北海道では、それらの花が春の到来と共に一斉に咲くといったイメージです。

短い春と夏の時期に草花たちは驚くような生命力で芽吹いていくことに、我々人間のほうが驚くほどになっています。

北海道では開花の早い道南地方などでは、ちょうどゴールデンウィークに時期にサクラが満開ということもあり、北海道観光でサクラを楽しんだことのある方も多いのではないでしょうか。

しかし、地元北海道民にとって、サクラは本格的なドライブシーズンの幕開けを伝えてくれる初春の使者といったイメージです。

ゴールデンウィークにサクラが咲くと、シバザクラやチューリップ、ナノハナなどが北海道ならではの壮大なスケールで楽しめるシーズンがやってきます。

今回はこのなかでもナノハナを取り上げてご紹介しながら、春の風景のなかでソフトフィルターKenko MC プロソフトン(B)Nを使っていきます。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

使用フィルター:なし

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/8.0 シャッタースピード:250秒 ISO感度:100 (APS-Cサイズで撮影)

撮影地:北海道・安平町

壮大なスケールで咲き誇るナノハナを広角レンズで撮影。画面のほとんどのナノハナにしながら、奥行きを表現するのにわずかに背景をとり込んでいます。

北海道でナノハナがもっとも有名な場所は滝川市になります。

4年連続でのナノハナの作付面積日本一という実績もあり、たきかわ菜の花まつりが盛大に行われるなど、まさにナノハナの町といった印象です。

滝川市のナノハナの見頃は5月中旬から6月中旬までになっています。

北海道の空の玄関口新千歳空港からは、クルマで約1時間45分程度、旭川空港からで約1時間20分の距離になります。

これに対して、今回撮影を行った安平町は多くの方が利用する新千歳空港からクルマで約20分と、アクセスが非常に容易なのも魅力といえます。

安平町のナノハナの見頃も5月中旬から6月中旬です。

今年の4月には、新しい道の駅「道の駅あびら D51ステーション」もオープンし、ナノハナの見頃の時期にはさまざまなイベントが開催されます。

ナノハナの時期にレンタカーを利用して、北海道を旅行や出張される方は、新千歳空港からの出発の際に、帰りの飛行機の前のレンタカーを返却する際のあまり時間にぜひ寄り道することをおすすめします。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

使用フィルター:「MC プロソフトン(B)N」

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100 (APS-Cサイズで撮影)

撮影地:北海道・安平町

ナノハナを撮影しているとどうしても単調になることを多く、ソフトフィルターのMC プロソフトン(B)Nを使ってみました。

安平町のナノハナ畑は北海道らしい壮大な風景のなかで楽しむことができます。

2019年に安平町の「北のなのはな会」から提供された「菜の花マップ」のナノハナ畑の数は13個でしたが、ひとつひとつが大きく、普通の人ではクルマ以外ですべてを回るのは困難でしょう。

基本的に新千歳空港からはレンタカーの利用をおすすめします。

雄大な風景が楽しめる安平町のナノハナですが、順光であったり、逆光であったり、地形が異なったり、背景に列車が走るシチュエーションがあったりと、それになりバリーションがあるのですが、それでも撮影者の技量の問題か、撮影しているうちに写真が単調になることは否めません。

そこで、ソフトフィルターのMC プロソフトン(B)Nを使ってみたわけです。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

使用フィルター:なし

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/8.0 シャッタースピード:320秒 ISO感度:100  露出補正:+1/3段 (APS-Cサイズで撮影)

撮影地:北海道・安平町

ナノハナ畑から、次のナノハナ畑までの移動の際に風景も北海道らしい雄大なシーンが多く、ついシャッターを切ってしまいます。

ナノハナの風景にソフトフィルターという組み合わせは、個人的はかなり気に入っています。

特に今回のように天気のよい春の日の撮影では、ナノハナだけでなく、広い草原的な風景についても、これから初夏を迎える強い日差しのイメージと懐かしい幼い日の夏休みの思い出のような印象を強調してくれるように感じるのです。

Kenko MC プロソフトン(B)Nなどのソフトフィルターを使用するときに、気を付けたいのが、レンズの焦点距離とソフト効果の関係になります。

基本的に焦点距離の長いレンズに使うほど、同じソフトフィルターでも、ソフト効果が強くなります。

実際に撮影して、その関係は確認した記事は「齋藤千歳の感動表現|ずっと気になっていた焦点距離によるプロソフトンのソフト効果の違いをチャートと風景で検証しました」をご参考ください。

今回の撮影では、焦点距離12mmのAPS-C機向けのレンズである「SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS」を使っているので、効果の強いMC プロソフトン(B)Nを使いましたが、超広角以外はソフト効果が強くなりすぎてしまうことが多いでしょう。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

使用フィルター:Kenko MC プロソフトン(B)N

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100 露出補正:+1/3段 (APS-Cサイズで撮影)

撮影地:北海道・安平町

MC プロソフトン(B)Nでは、効果が強すぎるかと思いましたが、12mmの超広角なのであえて使ってみたところ、ちょうどよい印象です。

ナノハナなどの風景に使ってもおもしろい効果が得られるMC プロソフトン(B)Nですが観賞サイズにもよりますが、超広角以外では効果が強すぎるシーンが出てきます。

そんなときには、効果の弱いPRO1D プロソフトン[A](W)も用意しておき、効果の強弱を確認してから、撮影するのがおすすめです。

ソフトフィルターを2枚も用意しておくのは面倒なように感じますが、プロソフトンは星景写真の定番フィルターでもあります。

実際に星や星景を撮影するときにも、使用するレンズの焦点距離に合わせて2枚を使いわけることになるので、私のカメラバッグにいつも入っている定番にソフトフィルターです。

今回は、昼間の風景の撮影に使用しましたが、ナノハナをアップで撮影するシーンでも効果を発揮してくれますので、ぜひお試しください。

ゴールデンウィーク明けの5月や6月の前半は、北海道旅行の飛行機のチケットも安く、実際に住んでいる我々としては人も少なく、天気もよく、さまざまな花の咲くおすすめのシーズンになっています。

ぜひ2枚のソフトフィルター、MC プロソフトン(B)N、PRO1D プロソフトン[A](W)といっしょに日中は花々や風景、夜は星や星景の撮影を楽しんでみてはどうでしょうか。

齋藤千歳の感動表現|新千歳空港からわずか約20分の安平町で菜の花などの春の風景にKenko MC プロソフトン(B)Nでひとひねり はコメントを受け付けていません

馬場亮太の感動表現|Tokinaの最新レンズ・FíRIN 100mm F2.8 FE MACROで撮る新しい日常。

Posted: 2019.05.15 Category: Tokinaレンズ Comment: 馬場亮太の感動表現|Tokinaの最新レンズ・FíRIN 100mm F2.8 FE MACROで撮る新しい日常。 はコメントを受け付けていません

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:160

ついに令和元年。新しい時代の到来とほぼ同タイミングで、FiRINシリーズにも新しい仲間「Tokina FiRIN 100mm FE MACRO」が加わりました。高い描写性能で定評のある「AT-X M100mm PRO D」の光学設計そのままに、ソニーEマウント化(フルサイズ)したこのレンズ、今までの20mmとは全く異なる画角ながらシンプルで高級感のある外装デザインはFiRIN 20mm譲り。さっそく新しいレンズと共に、新時代の日常の空気を切り取りに行ってまいりました。

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:250

ソニーα9にFiRIN 100mmを装着して、最初に撮ったのが我が家の専属モデル。偶然左目に入った光のラインが面白かったのでこのカットを選んでみた。当然だが瞳AFもリアルタイムトラッキングもしっかり機能します。

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:800

銀座の街角でのスナップで手前ボケをチェック。軽いレンズなので、フルサイズボディとの組み合わせによる街中でのスナップも手軽に楽しめそうだ。

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:3200

ゆりかもめ・新橋駅から夜景で点光源の描写を試してみた。ガラス越しでも美しい円形を表現してくれた。

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:250

有楽町ガード下の提灯。奥に向かって連続する提灯のボケとガラスへの写り込みで印象的なカットに。

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:3200

有楽町の夜。暗い街でも気軽に中望遠スナップが撮れるのはとにかく楽しい。

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:100

本来はマクロレンズ、ということで近接カットを。これまでの写真人生、マクロレンズをほとんど使ったことがないので、この領域でのピント合わせには神経を尖らせるが、1枚目はMF、2枚目はAFでα9の機能を使うことでブレもなく撮ることができた。これをきっかけにマクロの世界の楽しさにはまっていきそう。

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:250

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/8000秒 ISO感度:100

としまえんにて。娘が乗る動きものにもAFがしっかりトラッキング。冒頭の息子のカットも含め、家族でのお出かけやファミリースナップにも重宝しそうなレンズだ。

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:100

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:160

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/5000秒 ISO感度:100

中野のなにげないただの日常。素直なボケ、35mm換算100mmによる被写体との距離感、そしてとにかく軽いので街中でのスナップ撮影にも向いている。高速なAFが売りのα9との相性もとてもいい。

元々中望遠~望遠との相性が良かった自分にとって、新しいFíRIN100mmの登場は非常に嬉しいニュースでした。特に、今までさほど興味がなかったマクロ領域での撮影も可能(そこが本来実力を発揮する)なレンズが新しい相棒に迎えいれることができたのは、表現の幅を色々広げてくれそうなのは写真人生にとっても良い出来事だ。Tokina FíRINのレンズ越しに綴ってきた当写真ブログも今回で40回。FíRIN20mmと100mmと共に、また新しい日常を切りとりに行ってきます。それではまた。

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100

​​​​​​​令和も新しいFíRINと共に羽ばたきます。​​​​​​​

馬場亮太の感動表現|Tokinaの最新レンズ・FíRIN 100mm F2.8 FE MACROで撮る新しい日常。 はコメントを受け付けていません

光川十洋の感動表現|「平成ラストデー、山手線沿線の記憶」

Posted: 2019.05.15 Category: Tokinaレンズ Comment: 光川十洋の感動表現|「平成ラストデー、山手線沿線の記憶」 はコメントを受け付けていません

平成31年4月30日は、誰もが平成を振り返る一日だったことでしょう。私は、山手線の駅から歩いて、平成のラストデーとして沿線の記録を試みました。この日の状況は、令和では変わるに違いない。しかし、記憶では変わらないかもしれない、との思いを込めて、誰もが知っている場所の感動表現を心がけ、みなさまの「記憶」のお手伝いができればと思います。画像の一部にぼかしを施しております。

手軽にスナップ写真を撮るとき、あるいは1枚画像に状況を欲張って盛り込みたいとき、予測できない狭い場所に遭遇したとき……、と考えて超ワイドズームレンズ1本を携帯しました。

銀座博品館の店頭で人気なのが「顔出しパネル」。改元を楽しむ場面が街にあふれています。撮影許可をとって、モデルになっていただきました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:18mm 絞り:F/13 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:1000(APS-Cサイズカメラで撮影)

通称「おばあちゃんの原宿」……巣鴨地蔵通り商店街は、個人商店に活況があふれています。とげぬき地蔵尊縁日には露店が並び、若い人たちにも行列が絶えません。「令和」が未来へつなぎます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:14mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:1400 -1/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

海外からのマスコミ取材を含めて、皇居二重橋前は雨対策をした取材陣でびっしり。一般の人々は雨にもめげず、報道で伝わっている通りの人出があり、遠方からの人たちもいました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:100(APS-Cサイズカメラで撮影)

池袋演芸場は、昭和26年創業、平成5年改築。池袋歓楽街にあり、落語の定席の一つ。「只今立見になります」が見えます。夕刊配達の人は、地下の入り口まで届けに行きました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:200 -1/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

ひぐらしの里「谷中銀座」には、海外からの観光客も目立ちます。「夕やけだんだん」の石段の下には、電線模様が、レトロのお店の活気を感じさせます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100 +1補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

原宿駅は都内で最も古い木造駅舎ですが、大正13年にイギリス調デザインの「大正モダン」として開業、現在駅舎保存運動も起こっています。左には、明治神宮側に出入り口を設けた新駅舎の工事が行われています。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:100 -1/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

令和元年の秋に開業する「渋谷スクランブルスクエア」は、地上47階建て、約230メートルの高さ。展望台「渋谷スカイ」は、日本最大級の屋上展望空間を誇り、スクランブル交差点を眼下に見ることもできます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:100 -1補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

品川区港南にある芝浦中央公園から、「高輪ゲートウェイ駅」方面を見ています。令和2年春に開業に向けて工事中のクレーンが見えます。平成31年4月22日発表された品川開発プロジェクトの都市計画によると、令和6年頃に計4街区の高層ビル群がこの空の空間に出現します。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:16mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:100(APS-Cサイズカメラで撮影)

東京駅日本橋口を出るとすぐにサッカー選手やゴジラの塀が続きます。高さ390mの超高層タワーや大規模広場をもつ4棟のビルが令和3年に竣工し始め、令和9年に全棟完成します。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:100(APS-Cサイズカメラで撮影)

限られた時間をひたすら歩き回って寸景をお伝えしました。読者の皆様の平成ラストデーも思い出が込められたことでしょう。そして、令和が穏やかに開幕しました。引き続きこのレンズブログでお会いいたしましょう……。

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齋藤千歳の感動表現|絞り開放から解像度が高く明るいSAMYANG 12mm F2.0 NCS CSは映り込みを意識して撮影すると水族館をもっと楽してくれる

Posted: 2019.05.15 Category: SAMYANG Comment: 齋藤千歳の感動表現|絞り開放から解像度が高く明るいSAMYANG 12mm F2.0 NCS CSは映り込みを意識して撮影すると水族館をもっと楽してくれる はコメントを受け付けていません

みなさん、撮ってますか! 齋藤千歳です。

サムヤンのレンズは、単焦点で高性能なのに低価格で、超広角なども多数用意されているので、星景写真などに愛用している方が多いことも広く知られています。

明るいレンズが優位な撮影シーン星景写真だけでなく、日常的な室内撮影などを含め、数多くあります。

特に絞り開放から、画面全体で高い解像力を示すレンズは、明るいF値で解像力の低下などを気にせずに撮影できるのでとても便利です。

そして、明るい単焦点レンズの力を強く実感する撮影地のひとつが、水族館ではないでしょうか。

水族館は、水槽の中のサカナなどから、水槽の外にいる我々人間が見えにくいように、水槽側が明るく、観察者側が暗くなるように設計(照明)されています。

これは、観察者が見やすいようにではなく、サカナたちから人間に姿が見えづらくすることで、サカナなどが感じるストレスなどを小さくするための工夫だそうです。

結果として、我々からサカナたちが見やすいというメリットもあります。

明るさが逆だと、我々からサカナたちが見づらく、サカナたちから我々が見やすいという状態になってしまいます。

​​​​​​​使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/6秒 ISO感度:100 露出補正:−1 2/3段(APS-Cサイズのカメラで撮影)

水族館での超広角レンズでのお約束のカットともいえる大水槽の撮影です。開放から解像力が高いので、安心してF2.0で撮影できます。

相対的な明るさの問題なので、水槽の中を極端に明るくすれば、我々の観察者側を普通の明るさにできるのではとも思ってしまいますが、それでは強烈な照明に常時さらされるサカナたちのストレスが増大してしまいます。

なので、掲載写真にもあるように、水槽はサカナたちにとって心地よい明るさに、そして観察者側は暗めが基本といえるでしょう。

今回、撮影にご協力いただいた、日本最大級の淡水魚水族館である「サケのふるさと 千歳水族館」も当然、照明は暗めになっています。

通常の室内よりも、さらに暗めの場所で動く水槽のなかにいるサカナたちを撮影するので、シャッター速度を稼ぎながら、画質が低下するのでISO感度をあまり上げたくないという撮影条件になります。

すると必然的に明るいレンズが必要になるわけです。

そして、できることなら絞り開放からしっかりとした画質で撮影できるレンズがベストといえます。

明るくて絞り開放から高画質となると、ズームレンズよりも単焦点レンズが優位になります。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:1000 露出補正:−1 2/3段(APS-Cサイズのカメラで撮影)

明るい広角レンズでの撮影なので、大きな水槽のなかをダイナミックにとらえることができました。シャッター速度も1/60秒と速く、ISO感度も1000です。

そんな厳しい条件をかなえてくれるレンズとして、今回はSAMYANG 12mm F2.0 NCS CSをセレクトし、水族館を撮影しました。

SAMYANG 12mm F2.0 NCS CSのレンズ光学性能については、解像力、最短撮影距離、周辺光量落ち、ぼけディスクの実写チャートを使って、AmazonKindle電子書籍『SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS 機種別レンズラボ』(https://www.amazon.co.jp/dp/B07Q2LKT5D/)で詳細に解説してますので、ぜひご一読ください。

KindleUnlimitedの読み放題のサービスにも対応しています。

SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS はAPS-C専用レンズですが、APS-C機に装着しても画角は18mm相当と十分に超広角でありながら、絞り開放のF2.0から画面全体に高い解像力を示す優秀なレンズです。

SAMYANG 12mm F2.0 NCS CSを含む、超広角で水族館を撮影する際に注意したいポイントは「映り込み」です。

水槽のアクリルガラスへの反射はもちろんですが、水槽の上部の水面などへの映り込みも上手に利用すると、広角での水族館撮影はさらに楽しくなります。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:1000 露出補正:−1段(APS-Cサイズのカメラで撮影)

大水槽を低い位置からあおるように撮影しました。上部の水面の映り込みを利用することで、水槽をより広く見せ、サカナの数も多く見せています。

18mm相当クラスの超広角では、どうしても水槽のなかの余計は部分まで写ってしまうことを避けられないことが多々あります。

このときに、撮影をあきらめてしまうのではなく、特に水槽上部の水面への映り込みなどを利用して、よりおもしろくみせる方法や角度はないかと探してみると水族館の撮影はもっと楽しくなると私は思っています。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:800 露出補正:−1段(APS-Cサイズのカメラで撮影)

開放のF2.0なのでISO 800で1/80秒が確保でき、コイが止まっています。また、背景の映り込みも実像もぼけているのが確認できます。

上に掲載したニシキゴイの写真では、曲面が多用された水槽で撮影しているため、水槽上部の水面の写り込みだけでなく、水槽の横に置かれた展示されたサカナの解説パネルなども映り込んでいます。

しかし、開放F値が2.0と明るいので、近接距離のニシキゴイにピントを合わせると背景にはカラフルなニシキゴイの映り込みと適度なぼけが発生するので、ほぼ気にならない状態に仕上げることができます。

広角の明るい単焦点レンズならではの映り込みとぼけの両方を活用すると、さらに背景などをおもしろく仕上げることもできるわけです。

次の写真では、さらに積極的に映り込みを利用してみました。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/25秒 ISO感度:800 露出補正:−1/3段(APS-Cサイズのカメラで撮影)

水面スレスレを泳ぐアロワナを映り込みを強く意識して撮影しました。実像側のピントをわずかにゆるくすることで、映り込みとのくっきり感のバランスを調整しています。

最後の作例は、水面スレスレを泳ぐアロワナを映り込みを強く意識して撮影しています。

しっかりと映り込ませることで、現実離れした不思議な印象の写真を目指しました。

実像側のピントがわずかにゆるく、虚像のほうにピントがより合っているものをセレクトしたのは、実像を虚像に、虚像を実像的に見せることができればと思ったためです。

開放時のF値の暗い、レンズキットなどの標準ズームレンズなどでは、撮影難易度の高い水族館ですが、SAMYANG 12mm F2.0 NCS CSのような明るい超広角単焦点レンズがあれば、人間の目では意識していない映り込みなどを探しながら、これまでとは、また違った見方で、それぞれの水槽を新たな角度で楽しめるのではないでしょうか。

明るい広角単焦点を手に入れたら、星景写真もいいのですが、天気の悪い日などはぜひ水族館での撮影にもチャレンジしてみてはどうでしょうか。

齋藤千歳の感動表現|絞り開放から解像度が高く明るいSAMYANG 12mm F2.0 NCS CSは映り込みを意識して撮影すると水族館をもっと楽してくれる はコメントを受け付けていません

伊藤宏美の感動表現|札沼線の冬~後編~

Posted: 2019.05.15 Category: Tokinaレンズ Comment: 伊藤宏美の感動表現|札沼線の冬~後編~ はコメントを受け付けていません

冬の北海道、札沼線。

特に好きなのは、石狩月形を出てからの山深い中を進みだすあたり。

冬は踏切が雪で埋もれていて近寄れないほどで、

その築堤を走り抜けていくところは、初めてきた時に好きになった場所です。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:19mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:250

ころころ変わるお天気に悩まされながら、お日様を追いかけながらの1日。

木々や雪原の続く静かな中をやってきます。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:14mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:250

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:14mm 絞り:F/16 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:125

かなり逆光な写真ですが、マルチコーティングの性能が素晴らしいので、ハレーションやゴーストを抑えられて

車輌をくっきり写しだせました。

何も無い雪原ですが、このレンズは表現力に優れているので、雪の淡い濃淡や質感もしっかり感じる事ができます。

この日は朝方に、お月様も見えていていたのですが、シャープでクリアな描写力は、

お月様もクッキリ見てとれます。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:320

本数が少ないので、

暗くなっても、帰りたくなくてもう一枚。

歴史を感じる駅舎を出発していく列車。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:16mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/4秒 ISO感度:200

⑤F8  SS1/4  ISO200  16mm

そして、どうしても残しておきたかった1枚。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:16mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:250

​​​​​​​初めて札沼線を訪れた時に、初めて目に入ったこの山が、あまりにも美しく衝撃でした。

こんな綺麗なところがあって、しかも毎日、同じ時間にこの山の前を列車が通過するのかとワクワクしたのです。

その思いが強く、どうしても、写真に残したくて出向いたのでした。

また、客用扉が黄緑で特徴的なのですが、それもまた可愛くて大好きなのです。

札沼線は、山深い中と、雪原を通って、最後にこの美しい山が見えると、浦臼駅に到着するのです。

もう春が訪れて、季節は初夏に向かっていますが、

もう少し暖かくなったら、もう一度行っておきたいなあと思います。

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千手正教の感動表現|星空を撮る⑫

Posted: 2019.05.15 Category: 星空撮影ブログ Comment: 千手正教の感動表現|星空を撮る⑫ はコメントを受け付けていません

 今年のゴールデンウィーク10連休、皆さんはどの様にお過ごしになったでしょうか?

 撮影旅行に行かれた方も多かったでしょう。私は、沖縄県石垣市にあるリゾートホテルから星空観察ツアーのナビゲーター業務を請け負い、期間中八重山諸島に滞在する事が出来ました。その間、ツアー終了後は自由でしたので、Tokina opera16-28mm F2.8 FFとopera 50mm F1.4FFを使用して、風景や星空を撮影してきました。

 特にTokina opera16-28mm F2.8 FFは、周辺までシャープで自然環境に恵まれている八重山諸島では、何を撮っても楽しい時間でした。

 1枚目は、春を代表する1等星のひとつスピカ(おとめ座)その横にあるからす座から南十字星を探すチャートとして使用できそうな広い画角の縦構図で撮ってみました。

 左手の光被りは、石垣市の市街地の光害の影響ですが、それでも微光星まで写ってくれています。30秒1枚画像です。

 2枚目は、撮影地を移動して、昇ってくる夏の天の川を捉えたものです。

 こちらは、撮って出しです。とは、言ってもRAWで撮影していますからDPPでTIFF変換し、何もレタッチする事無くJPEG変換したものです。

 3枚目は、2枚目の画像を簡単にレタッチしたもです。

共通データ

 レンズ:Tokina opera16-28mmF2.8FF(F2.8開放にて)

 カメラ:Canon EOS6D-HKIR

 三脚:SLIK ライトカーボンE84 FA

  リモートケーブル:ケンコーリモート90L

 露出:30秒/ISO:6400

 最後に今回の撮影にあたり、元々のお仕事を依頼頂いた「石垣リゾート グランヴィリオホテル(グランヴィリオリゾート石垣島)」にある「スターダストテラス」でツアー参加者の皆さんと星空撮影も行ってきました。Tokinaレンズを3本持参していたので、撮影が趣味という皆さんに実機を見て頂きながら撮影のデモンストレーションもさせて頂きました。ケンコーから出ている光害カットフィルタSTARRY NIGHTをご存知の方もいらっやったので、実際にTokina AT-X 11-20 PRO DXに装着して撮影した画像をモニター越しに見て頂いたりと楽しいひと時を共有できた事と思います。

 目の前で当ブログをブックマークして頂いた方も数名いらっしゃいました。(6日間で約200名の参加者でした。)

 その際に撮った画像です。

レンズ:Tokina AT-X 11-20PRO DX(20mm位置/絞りF4/リアにLee-No.3を装着)

カメラ:CanonEOS-6DmkⅡ

三脚:SLIKライトカーボンE84 FA

リモートケーブル:ケンコー リモート90L

露出:20秒/ISO:6400

歓楽街が近い事もあって光害が多い場所でしたが、見事に軽減されています。

今回の撮影に関する詳しい事や滞在中の画像などは、私のFacebookに掲載してありますので、宜しければ参考にして頂けると幸いです。

https://www.facebook.com/masanori.senshu

 今後も地元である房総半島や二拠点生活の地である石垣島などで星空撮影ワークショップや情報交換会など開催して行く予定です。

それでは、また。

皆さんも満天の星空の下へ撮影に出掛けてみて下さい。

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國政寛の感動表現|たのしくマスター! マクロ撮影術!(5)露出と光のキホンを理解しよう!

Posted: 2019.05.15 Category: マクロ撮影 Comment: 國政寛の感動表現|たのしくマスター! マクロ撮影術!(5)露出と光のキホンを理解しよう! はコメントを受け付けていません

『煌めき』

~新しい時代に

 希望の光が

 きらめいて~

写真を撮影するときに大切なことのひとつが「露出」です。

そしてその露出を決めるのに重要なのが「光」を読むこと。

今回は、そんな光と露出のお話です。

光の種類

光には、順光、逆光、斜光(半逆光)といった種類があります。

順光とは、被写体の正面から光が当たる、すなわち撮影者の背後に太陽がある状態です。

逆光は順光の逆で、被写体の背後から光が当たる、すなわち撮影者の正面に太陽があります。

斜光は、被写体の斜め横から光が当たる状態のことです。

これらの光の状態によって、撮影した写真のイメージが大きく変わります。

順光では、被写体が明るく写る、質感が出る、見たままの色が写し出される、などの特徴があります。

鮮やかでメリハリのある写真になります。

逆光では、被写体の輪郭がはっきり浮かび上がるように写ります。

また、光が花びらを透過すれば透明感が出ますし、背景に水面や葉っぱがあればキラキラ輝いてくれます。

早朝であれば、滴や霜などをキラキラ輝かせた写真が撮れますよ!

斜光の場合は被写体の斜めから光が射すので、光と影のコントラストで明暗差がついて、立体感が出ます。

主役の印象を強めたいときなど、有効に活用しましょう。

これらの光の特徴を知って撮りたいイメージに合った光を選ぶことで、作品作りが一段とレベルアップしますよ。

露出とは?

皆さんよく「露出」という言葉を聞かれると思います。

では露出とはいったい何でしょうか?

簡単に言えば、露出とは写真の画面全体の明るさのことです。

撮影する時、レンズから入ってきた光の量を判断して、カメラが画面の明るさを決めてくれます。

光が多いとカメラが「明るすぎる!」と判断して、画面を暗くしようとします。

逆に光が少なすぎると「暗すぎる!」と判断して、画面を明るくします。

こうやってカメラが決めてくれた明るさが自分の撮りたいイメージ通りであればいいのですが、たいていはそうはいきません。

明るすぎたり暗すぎたり、思い通りの写真に写らないことも多いものです。

撮影者がどんな明るさをイメージしてるかなんて、カメラにはわかりませんもんね。

露出補正でイメージどおりに撮ろう!

そこで、撮りたいイメージで写真を撮るために「露出補正」が必要になります。

露出補正は、カメラが決めた露出に対して正しい色や明るさを教えてあげること。

たとえばマクロで白っぽい花を画面いっぱいに撮ると、そのままではカメラは明るすぎると判断して暗く写します。

そこで「いやいやこの花はもっと明るく撮りたいんだ!」とカメラに教えてあげないといけません。

これが「露出補正」なのです。

上記の場合なら、カメラが決めた露出値に対してプラス補正を指示してやります。

・カメラの指示通りに撮影すると、暗く写ります。

・プラスに露出補正をして明るく写しました。

逆に、色の濃い花の場合はカメラが暗いと判断して明るく写すので、暗くなるようにマイナス補正を行います。

・カメラの指示通りに撮影すると、明るく写ります。

・マイナスに露出補正をして濃度を高めました。

ではいったいどんなときにどのぐらい露出補正をすればいいのでしょうか?

それに決まった答えはありません。その時の状況次第で変わってくるからです。

ですので、実際に撮影して背面液晶で確認し、撮りたいイメージに近づけるよう、調整→撮影→確認を繰り返してイメージ通りの露出にしていきましょう。

参考として、ファインダーを覗いて白っぽい、明るいと感じたらプラス補正、逆に黒っぽい、暗いと感じたらマイナス補正、と覚えておくと目安になります。

オレンジなどの色は補正なしでも見た目に近い色に写りますよ。

露出補正値の決定に当たっては、花の色だけではなく光も加味する必要があります。

例えば逆光の場合、正面から光が強く入ってきますので、プラス補正が必要です。

白い花を逆光で撮る場合、「白に対する補正+逆光の光に対する補正」の2つを考慮しなければなりません。

このように、露出や露出補正を決定するには、画面の色だけでなく、光の状態も加味する必要があるのです。

おわりに

以上、露出や露出補正について簡単に説明しました。

ただし、見た目どおりの色や明るさに写ることが正しい露出というわけではありません。

見た目の色や明るさと違っても、それが表現したいイメージならOKなのです。

自分の撮りたいイメージに合った露出をいろいろ研究してみてくださいね!

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