千手正教の感動表現|星空を撮る⑫

 今年のゴールデンウィーク10連休、皆さんはどの様にお過ごしになったでしょうか?

 撮影旅行に行かれた方も多かったでしょう。私は、沖縄県石垣市にあるリゾートホテルから星空観察ツアーのナビゲーター業務を請け負い、期間中八重山諸島に滞在する事が出来ました。その間、ツアー終了後は自由でしたので、Tokina opera16-28mm F2.8 FFとopera 50mm F1.4FFを使用して、風景や星空を撮影してきました。

 特にTokina opera16-28mm F2.8 FFは、周辺までシャープで自然環境に恵まれている八重山諸島では、何を撮っても楽しい時間でした。

 1枚目は、春を代表する1等星のひとつスピカ(おとめ座)その横にあるからす座から南十字星を探すチャートとして使用できそうな広い画角の縦構図で撮ってみました。

 左手の光被りは、石垣市の市街地の光害の影響ですが、それでも微光星まで写ってくれています。30秒1枚画像です。

 2枚目は、撮影地を移動して、昇ってくる夏の天の川を捉えたものです。

 こちらは、撮って出しです。とは、言ってもRAWで撮影していますからDPPでTIFF変換し、何もレタッチする事無くJPEG変換したものです。

 3枚目は、2枚目の画像を簡単にレタッチしたもです。

共通データ

 レンズ:Tokina opera16-28mmF2.8FF(F2.8開放にて)

 カメラ:Canon EOS6D-HKIR

 三脚:SLIK ライトカーボンE84 FA

  リモートケーブル:ケンコーリモート90L

 露出:30秒/ISO:6400

 最後に今回の撮影にあたり、元々のお仕事を依頼頂いた「石垣リゾート グランヴィリオホテル(グランヴィリオリゾート石垣島)」にある「スターダストテラス」でツアー参加者の皆さんと星空撮影も行ってきました。Tokinaレンズを3本持参していたので、撮影が趣味という皆さんに実機を見て頂きながら撮影のデモンストレーションもさせて頂きました。ケンコーから出ている光害カットフィルタSTARRY NIGHTをご存知の方もいらっやったので、実際にTokina AT-X 11-20 PRO DXに装着して撮影した画像をモニター越しに見て頂いたりと楽しいひと時を共有できた事と思います。

 目の前で当ブログをブックマークして頂いた方も数名いらっしゃいました。(6日間で約200名の参加者でした。)

 その際に撮った画像です。

レンズ:Tokina AT-X 11-20PRO DX(20mm位置/絞りF4/リアにLee-No.3を装着)

カメラ:CanonEOS-6DmkⅡ

三脚:SLIKライトカーボンE84 FA

リモートケーブル:ケンコー リモート90L

露出:20秒/ISO:6400

歓楽街が近い事もあって光害が多い場所でしたが、見事に軽減されています。

今回の撮影に関する詳しい事や滞在中の画像などは、私のFacebookに掲載してありますので、宜しければ参考にして頂けると幸いです。

https://www.facebook.com/masanori.senshu

 今後も地元である房総半島や二拠点生活の地である石垣島などで星空撮影ワークショップや情報交換会など開催して行く予定です。

それでは、また。

皆さんも満天の星空の下へ撮影に出掛けてみて下さい。

千手正教(せんしゅまさのり)

千手正教(せんしゅまさのり)

1965年、千葉県君津市生まれ。(同・富津市在住)。 沖縄県石垣島に魅せられ、現在「沖縄県石垣市」と「千葉県富津市」の二拠点活動をする自然科学分野のカメラマン。主に天体写真を得意とする。 ここ数年は地方創生に関わる官公庁からの依頼も多く、自然写真と観光PRを融合とした情報発信にも力を入れている。今年は、石垣市・富津市に加えて徳島県美馬市にも活動の場を広げている。また、千葉県や沖縄県のリゾートホテルでの星空ガイドや教育機関のプラネタリウムでは、番組制作~投影~解説までの一連の業務を請ける一方、千葉県市原市にあるFMラジオ局で毎週木曜日に二時間の生放送のワイド番組を長年にわたり務める人気パーソナリティとしても有名。飽きさせない語り口が人気となっている。