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馬場亮太の感動表現|Tokinaの最新レンズ・FíRIN 100mm F2.8 FE MACROで撮る新しい日常。

Posted: 2019.05.15 Category: Tokinaレンズ Comment: 馬場亮太の感動表現|Tokinaの最新レンズ・FíRIN 100mm F2.8 FE MACROで撮る新しい日常。 はコメントを受け付けていません

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:160

ついに令和元年。新しい時代の到来とほぼ同タイミングで、FiRINシリーズにも新しい仲間「Tokina FiRIN 100mm FE MACRO」が加わりました。高い描写性能で定評のある「AT-X M100mm PRO D」の光学設計そのままに、ソニーEマウント化(フルサイズ)したこのレンズ、今までの20mmとは全く異なる画角ながらシンプルで高級感のある外装デザインはFiRIN 20mm譲り。さっそく新しいレンズと共に、新時代の日常の空気を切り取りに行ってまいりました。

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:250

ソニーα9にFiRIN 100mmを装着して、最初に撮ったのが我が家の専属モデル。偶然左目に入った光のラインが面白かったのでこのカットを選んでみた。当然だが瞳AFもリアルタイムトラッキングもしっかり機能します。

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:800

銀座の街角でのスナップで手前ボケをチェック。軽いレンズなので、フルサイズボディとの組み合わせによる街中でのスナップも手軽に楽しめそうだ。

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:3200

ゆりかもめ・新橋駅から夜景で点光源の描写を試してみた。ガラス越しでも美しい円形を表現してくれた。

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:250

有楽町ガード下の提灯。奥に向かって連続する提灯のボケとガラスへの写り込みで印象的なカットに。

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:3200

有楽町の夜。暗い街でも気軽に中望遠スナップが撮れるのはとにかく楽しい。

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:100

本来はマクロレンズ、ということで近接カットを。これまでの写真人生、マクロレンズをほとんど使ったことがないので、この領域でのピント合わせには神経を尖らせるが、1枚目はMF、2枚目はAFでα9の機能を使うことでブレもなく撮ることができた。これをきっかけにマクロの世界の楽しさにはまっていきそう。

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:250

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/8000秒 ISO感度:100

としまえんにて。娘が乗る動きものにもAFがしっかりトラッキング。冒頭の息子のカットも含め、家族でのお出かけやファミリースナップにも重宝しそうなレンズだ。

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:100

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:160

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/5000秒 ISO感度:100

中野のなにげないただの日常。素直なボケ、35mm換算100mmによる被写体との距離感、そしてとにかく軽いので街中でのスナップ撮影にも向いている。高速なAFが売りのα9との相性もとてもいい。

元々中望遠~望遠との相性が良かった自分にとって、新しいFíRIN100mmの登場は非常に嬉しいニュースでした。特に、今までさほど興味がなかったマクロ領域での撮影も可能(そこが本来実力を発揮する)なレンズが新しい相棒に迎えいれることができたのは、表現の幅を色々広げてくれそうなのは写真人生にとっても良い出来事だ。Tokina FíRINのレンズ越しに綴ってきた当写真ブログも今回で40回。FíRIN20mmと100mmと共に、また新しい日常を切りとりに行ってきます。それではまた。

◎SONY α9(ILCE-9)+FíRIN100mm F2.8 FE MACRO
焦点距離:100mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100

​​​​​​​令和も新しいFíRINと共に羽ばたきます。​​​​​​​

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光川十洋の感動表現|「平成ラストデー、山手線沿線の記憶」

Posted: 2019.05.15 Category: Tokinaレンズ Comment: 光川十洋の感動表現|「平成ラストデー、山手線沿線の記憶」 はコメントを受け付けていません

平成31年4月30日は、誰もが平成を振り返る一日だったことでしょう。私は、山手線の駅から歩いて、平成のラストデーとして沿線の記録を試みました。この日の状況は、令和では変わるに違いない。しかし、記憶では変わらないかもしれない、との思いを込めて、誰もが知っている場所の感動表現を心がけ、みなさまの「記憶」のお手伝いができればと思います。画像の一部にぼかしを施しております。

手軽にスナップ写真を撮るとき、あるいは1枚画像に状況を欲張って盛り込みたいとき、予測できない狭い場所に遭遇したとき……、と考えて超ワイドズームレンズ1本を携帯しました。

銀座博品館の店頭で人気なのが「顔出しパネル」。改元を楽しむ場面が街にあふれています。撮影許可をとって、モデルになっていただきました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:18mm 絞り:F/13 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:1000(APS-Cサイズカメラで撮影)

通称「おばあちゃんの原宿」……巣鴨地蔵通り商店街は、個人商店に活況があふれています。とげぬき地蔵尊縁日には露店が並び、若い人たちにも行列が絶えません。「令和」が未来へつなぎます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:14mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:1400 -1/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

海外からのマスコミ取材を含めて、皇居二重橋前は雨対策をした取材陣でびっしり。一般の人々は雨にもめげず、報道で伝わっている通りの人出があり、遠方からの人たちもいました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:100(APS-Cサイズカメラで撮影)

池袋演芸場は、昭和26年創業、平成5年改築。池袋歓楽街にあり、落語の定席の一つ。「只今立見になります」が見えます。夕刊配達の人は、地下の入り口まで届けに行きました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:200 -1/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

ひぐらしの里「谷中銀座」には、海外からの観光客も目立ちます。「夕やけだんだん」の石段の下には、電線模様が、レトロのお店の活気を感じさせます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100 +1補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

原宿駅は都内で最も古い木造駅舎ですが、大正13年にイギリス調デザインの「大正モダン」として開業、現在駅舎保存運動も起こっています。左には、明治神宮側に出入り口を設けた新駅舎の工事が行われています。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:100 -1/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

令和元年の秋に開業する「渋谷スクランブルスクエア」は、地上47階建て、約230メートルの高さ。展望台「渋谷スカイ」は、日本最大級の屋上展望空間を誇り、スクランブル交差点を眼下に見ることもできます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:100 -1補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

品川区港南にある芝浦中央公園から、「高輪ゲートウェイ駅」方面を見ています。令和2年春に開業に向けて工事中のクレーンが見えます。平成31年4月22日発表された品川開発プロジェクトの都市計画によると、令和6年頃に計4街区の高層ビル群がこの空の空間に出現します。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:16mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:100(APS-Cサイズカメラで撮影)

東京駅日本橋口を出るとすぐにサッカー選手やゴジラの塀が続きます。高さ390mの超高層タワーや大規模広場をもつ4棟のビルが令和3年に竣工し始め、令和9年に全棟完成します。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:100(APS-Cサイズカメラで撮影)

限られた時間をひたすら歩き回って寸景をお伝えしました。読者の皆様の平成ラストデーも思い出が込められたことでしょう。そして、令和が穏やかに開幕しました。引き続きこのレンズブログでお会いいたしましょう……。

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齋藤千歳の感動表現|絞り開放から解像度が高く明るいSAMYANG 12mm F2.0 NCS CSは映り込みを意識して撮影すると水族館をもっと楽してくれる

Posted: 2019.05.15 Category: SAMYANG Comment: 齋藤千歳の感動表現|絞り開放から解像度が高く明るいSAMYANG 12mm F2.0 NCS CSは映り込みを意識して撮影すると水族館をもっと楽してくれる はコメントを受け付けていません

みなさん、撮ってますか! 齋藤千歳です。

サムヤンのレンズは、単焦点で高性能なのに低価格で、超広角なども多数用意されているので、星景写真などに愛用している方が多いことも広く知られています。

明るいレンズが優位な撮影シーン星景写真だけでなく、日常的な室内撮影などを含め、数多くあります。

特に絞り開放から、画面全体で高い解像力を示すレンズは、明るいF値で解像力の低下などを気にせずに撮影できるのでとても便利です。

そして、明るい単焦点レンズの力を強く実感する撮影地のひとつが、水族館ではないでしょうか。

水族館は、水槽の中のサカナなどから、水槽の外にいる我々人間が見えにくいように、水槽側が明るく、観察者側が暗くなるように設計(照明)されています。

これは、観察者が見やすいようにではなく、サカナたちから人間に姿が見えづらくすることで、サカナなどが感じるストレスなどを小さくするための工夫だそうです。

結果として、我々からサカナたちが見やすいというメリットもあります。

明るさが逆だと、我々からサカナたちが見づらく、サカナたちから我々が見やすいという状態になってしまいます。

​​​​​​​使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/6秒 ISO感度:100 露出補正:−1 2/3段(APS-Cサイズのカメラで撮影)

水族館での超広角レンズでのお約束のカットともいえる大水槽の撮影です。開放から解像力が高いので、安心してF2.0で撮影できます。

相対的な明るさの問題なので、水槽の中を極端に明るくすれば、我々の観察者側を普通の明るさにできるのではとも思ってしまいますが、それでは強烈な照明に常時さらされるサカナたちのストレスが増大してしまいます。

なので、掲載写真にもあるように、水槽はサカナたちにとって心地よい明るさに、そして観察者側は暗めが基本といえるでしょう。

今回、撮影にご協力いただいた、日本最大級の淡水魚水族館である「サケのふるさと 千歳水族館」も当然、照明は暗めになっています。

通常の室内よりも、さらに暗めの場所で動く水槽のなかにいるサカナたちを撮影するので、シャッター速度を稼ぎながら、画質が低下するのでISO感度をあまり上げたくないという撮影条件になります。

すると必然的に明るいレンズが必要になるわけです。

そして、できることなら絞り開放からしっかりとした画質で撮影できるレンズがベストといえます。

明るくて絞り開放から高画質となると、ズームレンズよりも単焦点レンズが優位になります。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:1000 露出補正:−1 2/3段(APS-Cサイズのカメラで撮影)

明るい広角レンズでの撮影なので、大きな水槽のなかをダイナミックにとらえることができました。シャッター速度も1/60秒と速く、ISO感度も1000です。

そんな厳しい条件をかなえてくれるレンズとして、今回はSAMYANG 12mm F2.0 NCS CSをセレクトし、水族館を撮影しました。

SAMYANG 12mm F2.0 NCS CSのレンズ光学性能については、解像力、最短撮影距離、周辺光量落ち、ぼけディスクの実写チャートを使って、AmazonKindle電子書籍『SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS 機種別レンズラボ』(https://www.amazon.co.jp/dp/B07Q2LKT5D/)で詳細に解説してますので、ぜひご一読ください。

KindleUnlimitedの読み放題のサービスにも対応しています。

SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS はAPS-C専用レンズですが、APS-C機に装着しても画角は18mm相当と十分に超広角でありながら、絞り開放のF2.0から画面全体に高い解像力を示す優秀なレンズです。

SAMYANG 12mm F2.0 NCS CSを含む、超広角で水族館を撮影する際に注意したいポイントは「映り込み」です。

水槽のアクリルガラスへの反射はもちろんですが、水槽の上部の水面などへの映り込みも上手に利用すると、広角での水族館撮影はさらに楽しくなります。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:1000 露出補正:−1段(APS-Cサイズのカメラで撮影)

大水槽を低い位置からあおるように撮影しました。上部の水面の映り込みを利用することで、水槽をより広く見せ、サカナの数も多く見せています。

18mm相当クラスの超広角では、どうしても水槽のなかの余計は部分まで写ってしまうことを避けられないことが多々あります。

このときに、撮影をあきらめてしまうのではなく、特に水槽上部の水面への映り込みなどを利用して、よりおもしろくみせる方法や角度はないかと探してみると水族館の撮影はもっと楽しくなると私は思っています。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:800 露出補正:−1段(APS-Cサイズのカメラで撮影)

開放のF2.0なのでISO 800で1/80秒が確保でき、コイが止まっています。また、背景の映り込みも実像もぼけているのが確認できます。

上に掲載したニシキゴイの写真では、曲面が多用された水槽で撮影しているため、水槽上部の水面の写り込みだけでなく、水槽の横に置かれた展示されたサカナの解説パネルなども映り込んでいます。

しかし、開放F値が2.0と明るいので、近接距離のニシキゴイにピントを合わせると背景にはカラフルなニシキゴイの映り込みと適度なぼけが発生するので、ほぼ気にならない状態に仕上げることができます。

広角の明るい単焦点レンズならではの映り込みとぼけの両方を活用すると、さらに背景などをおもしろく仕上げることもできるわけです。

次の写真では、さらに積極的に映り込みを利用してみました。

使用レンズ:SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

◎焦点距離:18mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/25秒 ISO感度:800 露出補正:−1/3段(APS-Cサイズのカメラで撮影)

水面スレスレを泳ぐアロワナを映り込みを強く意識して撮影しました。実像側のピントをわずかにゆるくすることで、映り込みとのくっきり感のバランスを調整しています。

最後の作例は、水面スレスレを泳ぐアロワナを映り込みを強く意識して撮影しています。

しっかりと映り込ませることで、現実離れした不思議な印象の写真を目指しました。

実像側のピントがわずかにゆるく、虚像のほうにピントがより合っているものをセレクトしたのは、実像を虚像に、虚像を実像的に見せることができればと思ったためです。

開放時のF値の暗い、レンズキットなどの標準ズームレンズなどでは、撮影難易度の高い水族館ですが、SAMYANG 12mm F2.0 NCS CSのような明るい超広角単焦点レンズがあれば、人間の目では意識していない映り込みなどを探しながら、これまでとは、また違った見方で、それぞれの水槽を新たな角度で楽しめるのではないでしょうか。

明るい広角単焦点を手に入れたら、星景写真もいいのですが、天気の悪い日などはぜひ水族館での撮影にもチャレンジしてみてはどうでしょうか。

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伊藤宏美の感動表現|札沼線の冬~後編~

Posted: 2019.05.15 Category: Tokinaレンズ Comment: 伊藤宏美の感動表現|札沼線の冬~後編~ はコメントを受け付けていません

冬の北海道、札沼線。

特に好きなのは、石狩月形を出てからの山深い中を進みだすあたり。

冬は踏切が雪で埋もれていて近寄れないほどで、

その築堤を走り抜けていくところは、初めてきた時に好きになった場所です。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:19mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:250

ころころ変わるお天気に悩まされながら、お日様を追いかけながらの1日。

木々や雪原の続く静かな中をやってきます。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:14mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:250

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:14mm 絞り:F/16 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:125

かなり逆光な写真ですが、マルチコーティングの性能が素晴らしいので、ハレーションやゴーストを抑えられて

車輌をくっきり写しだせました。

何も無い雪原ですが、このレンズは表現力に優れているので、雪の淡い濃淡や質感もしっかり感じる事ができます。

この日は朝方に、お月様も見えていていたのですが、シャープでクリアな描写力は、

お月様もクッキリ見てとれます。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:320

本数が少ないので、

暗くなっても、帰りたくなくてもう一枚。

歴史を感じる駅舎を出発していく列車。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:16mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/4秒 ISO感度:200

⑤F8  SS1/4  ISO200  16mm

そして、どうしても残しておきたかった1枚。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:16mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:250

​​​​​​​初めて札沼線を訪れた時に、初めて目に入ったこの山が、あまりにも美しく衝撃でした。

こんな綺麗なところがあって、しかも毎日、同じ時間にこの山の前を列車が通過するのかとワクワクしたのです。

その思いが強く、どうしても、写真に残したくて出向いたのでした。

また、客用扉が黄緑で特徴的なのですが、それもまた可愛くて大好きなのです。

札沼線は、山深い中と、雪原を通って、最後にこの美しい山が見えると、浦臼駅に到着するのです。

もう春が訪れて、季節は初夏に向かっていますが、

もう少し暖かくなったら、もう一度行っておきたいなあと思います。

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千手正教の感動表現|星空を撮る⑫

Posted: 2019.05.15 Category: 星空撮影ブログ Comment: 千手正教の感動表現|星空を撮る⑫ はコメントを受け付けていません

 今年のゴールデンウィーク10連休、皆さんはどの様にお過ごしになったでしょうか?

 撮影旅行に行かれた方も多かったでしょう。私は、沖縄県石垣市にあるリゾートホテルから星空観察ツアーのナビゲーター業務を請け負い、期間中八重山諸島に滞在する事が出来ました。その間、ツアー終了後は自由でしたので、Tokina opera16-28mm F2.8 FFとopera 50mm F1.4FFを使用して、風景や星空を撮影してきました。

 特にTokina opera16-28mm F2.8 FFは、周辺までシャープで自然環境に恵まれている八重山諸島では、何を撮っても楽しい時間でした。

 1枚目は、春を代表する1等星のひとつスピカ(おとめ座)その横にあるからす座から南十字星を探すチャートとして使用できそうな広い画角の縦構図で撮ってみました。

 左手の光被りは、石垣市の市街地の光害の影響ですが、それでも微光星まで写ってくれています。30秒1枚画像です。

 2枚目は、撮影地を移動して、昇ってくる夏の天の川を捉えたものです。

 こちらは、撮って出しです。とは、言ってもRAWで撮影していますからDPPでTIFF変換し、何もレタッチする事無くJPEG変換したものです。

 3枚目は、2枚目の画像を簡単にレタッチしたもです。

共通データ

 レンズ:Tokina opera16-28mmF2.8FF(F2.8開放にて)

 カメラ:Canon EOS6D-HKIR

 三脚:SLIK ライトカーボンE84 FA

  リモートケーブル:ケンコーリモート90L

 露出:30秒/ISO:6400

 最後に今回の撮影にあたり、元々のお仕事を依頼頂いた「石垣リゾート グランヴィリオホテル(グランヴィリオリゾート石垣島)」にある「スターダストテラス」でツアー参加者の皆さんと星空撮影も行ってきました。Tokinaレンズを3本持参していたので、撮影が趣味という皆さんに実機を見て頂きながら撮影のデモンストレーションもさせて頂きました。ケンコーから出ている光害カットフィルタSTARRY NIGHTをご存知の方もいらっやったので、実際にTokina AT-X 11-20 PRO DXに装着して撮影した画像をモニター越しに見て頂いたりと楽しいひと時を共有できた事と思います。

 目の前で当ブログをブックマークして頂いた方も数名いらっしゃいました。(6日間で約200名の参加者でした。)

 その際に撮った画像です。

レンズ:Tokina AT-X 11-20PRO DX(20mm位置/絞りF4/リアにLee-No.3を装着)

カメラ:CanonEOS-6DmkⅡ

三脚:SLIKライトカーボンE84 FA

リモートケーブル:ケンコー リモート90L

露出:20秒/ISO:6400

歓楽街が近い事もあって光害が多い場所でしたが、見事に軽減されています。

今回の撮影に関する詳しい事や滞在中の画像などは、私のFacebookに掲載してありますので、宜しければ参考にして頂けると幸いです。

https://www.facebook.com/masanori.senshu

 今後も地元である房総半島や二拠点生活の地である石垣島などで星空撮影ワークショップや情報交換会など開催して行く予定です。

それでは、また。

皆さんも満天の星空の下へ撮影に出掛けてみて下さい。

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國政寛の感動表現|たのしくマスター! マクロ撮影術!(5)露出と光のキホンを理解しよう!

Posted: 2019.05.15 Category: マクロ撮影 Comment: 國政寛の感動表現|たのしくマスター! マクロ撮影術!(5)露出と光のキホンを理解しよう! はコメントを受け付けていません

『煌めき』

~新しい時代に

 希望の光が

 きらめいて~

写真を撮影するときに大切なことのひとつが「露出」です。

そしてその露出を決めるのに重要なのが「光」を読むこと。

今回は、そんな光と露出のお話です。

光の種類

光には、順光、逆光、斜光(半逆光)といった種類があります。

順光とは、被写体の正面から光が当たる、すなわち撮影者の背後に太陽がある状態です。

逆光は順光の逆で、被写体の背後から光が当たる、すなわち撮影者の正面に太陽があります。

斜光は、被写体の斜め横から光が当たる状態のことです。

これらの光の状態によって、撮影した写真のイメージが大きく変わります。

順光では、被写体が明るく写る、質感が出る、見たままの色が写し出される、などの特徴があります。

鮮やかでメリハリのある写真になります。

逆光では、被写体の輪郭がはっきり浮かび上がるように写ります。

また、光が花びらを透過すれば透明感が出ますし、背景に水面や葉っぱがあればキラキラ輝いてくれます。

早朝であれば、滴や霜などをキラキラ輝かせた写真が撮れますよ!

斜光の場合は被写体の斜めから光が射すので、光と影のコントラストで明暗差がついて、立体感が出ます。

主役の印象を強めたいときなど、有効に活用しましょう。

これらの光の特徴を知って撮りたいイメージに合った光を選ぶことで、作品作りが一段とレベルアップしますよ。

露出とは?

皆さんよく「露出」という言葉を聞かれると思います。

では露出とはいったい何でしょうか?

簡単に言えば、露出とは写真の画面全体の明るさのことです。

撮影する時、レンズから入ってきた光の量を判断して、カメラが画面の明るさを決めてくれます。

光が多いとカメラが「明るすぎる!」と判断して、画面を暗くしようとします。

逆に光が少なすぎると「暗すぎる!」と判断して、画面を明るくします。

こうやってカメラが決めてくれた明るさが自分の撮りたいイメージ通りであればいいのですが、たいていはそうはいきません。

明るすぎたり暗すぎたり、思い通りの写真に写らないことも多いものです。

撮影者がどんな明るさをイメージしてるかなんて、カメラにはわかりませんもんね。

露出補正でイメージどおりに撮ろう!

そこで、撮りたいイメージで写真を撮るために「露出補正」が必要になります。

露出補正は、カメラが決めた露出に対して正しい色や明るさを教えてあげること。

たとえばマクロで白っぽい花を画面いっぱいに撮ると、そのままではカメラは明るすぎると判断して暗く写します。

そこで「いやいやこの花はもっと明るく撮りたいんだ!」とカメラに教えてあげないといけません。

これが「露出補正」なのです。

上記の場合なら、カメラが決めた露出値に対してプラス補正を指示してやります。

・カメラの指示通りに撮影すると、暗く写ります。

・プラスに露出補正をして明るく写しました。

逆に、色の濃い花の場合はカメラが暗いと判断して明るく写すので、暗くなるようにマイナス補正を行います。

・カメラの指示通りに撮影すると、明るく写ります。

・マイナスに露出補正をして濃度を高めました。

ではいったいどんなときにどのぐらい露出補正をすればいいのでしょうか?

それに決まった答えはありません。その時の状況次第で変わってくるからです。

ですので、実際に撮影して背面液晶で確認し、撮りたいイメージに近づけるよう、調整→撮影→確認を繰り返してイメージ通りの露出にしていきましょう。

参考として、ファインダーを覗いて白っぽい、明るいと感じたらプラス補正、逆に黒っぽい、暗いと感じたらマイナス補正、と覚えておくと目安になります。

オレンジなどの色は補正なしでも見た目に近い色に写りますよ。

露出補正値の決定に当たっては、花の色だけではなく光も加味する必要があります。

例えば逆光の場合、正面から光が強く入ってきますので、プラス補正が必要です。

白い花を逆光で撮る場合、「白に対する補正+逆光の光に対する補正」の2つを考慮しなければなりません。

このように、露出や露出補正を決定するには、画面の色だけでなく、光の状態も加味する必要があるのです。

おわりに

以上、露出や露出補正について簡単に説明しました。

ただし、見た目どおりの色や明るさに写ることが正しい露出というわけではありません。

見た目の色や明るさと違っても、それが表現したいイメージならOKなのです。

自分の撮りたいイメージに合った露出をいろいろ研究してみてくださいね!

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オオヤマナホの感動表現|星野くるみを撮る①夕景ライティング:ブラックミスト

Posted: 2019.05.15 Category: ソフトフィルター Comment: オオヤマナホの感動表現|星野くるみを撮る①夕景ライティング:ブラックミスト はコメントを受け付けていません

みなさまこんにちは。オオヤマナホです。

6月18・19日にパシフィコ横浜で開催されるフォトネクスト2019ケンコートキナ-ブースにおきましてプチセミナーにてお話しさせていただくことになりました。
な、な、なんと今期で3回目となりました。少しずつではありますが進化させつつ、ソフトフィルターの魅力をフォトグラファーの皆様にお伝えすることができるよう準備させていただいております。
フォトネクスト行くよ~~~!!!な、あなた!!!
「きてね~♪まってるよ~~~~~~~!!!」なのでした( ̄▽ ̄)ふふふ。



さてと。
今回は先日MGRA大撮影会にお邪魔させていただきました。
前からずーーーっと撮りたかった星野くるみさんうずらフォト所属)
を追っかけてきましたよ!

今回はライティングを使ったときのブラックミスト効果です。
作例を続けてみましょう。



フィルターなし

焦点距離:85mm  絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/500  ISO感度:400



② 

  

焦点距離:85mm  絞り:F/5.0 シャッタースピード:1/200  ISO感度:800




モノクロ





ブラックミスト

③     

焦点距離:85mm  絞り:F/5.0 シャッタースピード:1/200  ISO感度:800




④     

焦点距離:85mm  絞り:F/5.0 シャッタースピード:1/200  ISO感度:800




⑤     

焦点距離:85mm  絞り:F/5.0 シャッタースピード:1/200  ISO感度:800









うずらフォト撮影会さん、MGRA撮影会さんも推してくださっていることもあり
ポートレートカメラマンさんの中でも着々とポピュラーな位置づけになったと感じつつあるブラックミスト!

今回は夕景+ライティングのロケーションからの撮影で効果をみてみましょう
①②のフィルター無しの作例とそのあと③④⑤の作例から違いを一番に感じられるのは
フィルターなしのコントラストの強さとブラックミストの柔らかさの差に目が行きます。
モデルさんのくるみさんで活かしたい表現としてはクール感・抜群のプロポーション・肢体の動きのしなやかさ・
官能的な色気などを撮れたら最高ですよね!・・・というところで、個人的にはフィルターなしのハードな質感も
好きではあります。
ブラックミストを加えることで何が変わるのかといえば、コントラストの強さ・柔らかさの違いだけではなく
そこに「光の情感」であるとか「光と陰の吐息の甘さ」←意味わかんない?(ΦωΦ)フフフ…
とか、目には見えないもの。こころで感じるものをグッと前面に引き出すことができるのがブラックミストの魅力・・・
とかいったら、かな~~~り。抽象的すぎるでしょうか?

今回の作例を見た中ではブラックミストの良さはモノクロよりもカラー表現のほうが活きているように感じるのですが
皆様いかがでしたでしょうか。


良いか悪いかというより、この表現が自分が好きか嫌いか、
自分の写真のひとつの表現・テクニックとして取り入れてみたいか必要としないかだとおもっています。
ブラックミストに限らず他のソフトフィルターを使う場合にも、光と陰のバランスを見ること、光を見ること。
陰を読むこと。がより良い自分好みの写真つくりのコツといえます。

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