國政寛の感動表現|次々に咲く春の花たちを、マクロレンズで爽やかに切り取ろう!
『想い』
~まっすぐに
あふれだす~
桜の季節が過ぎ去ると、いよいよ春の花が次々と咲き始めます。
慌ただしい桜の撮影が終わってほっと一息、気が抜けてしまうかもしれませんが、のんびりしている暇はないですよ!
早春の花の代表格といえばカタクリ。
植物園でも群生が見られる場所がありますね。
「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」と呼ばれる可憐な姿はぜひ押さえておきたいところです。
子供のころ、春の花と言えばチューリップでした。
色も形も様々な種類が数多くありますので、絵になる花ですね。
群生を撮るもよし、一輪にだけスポットを当てるもよし、いろいろ工夫して撮ってみましょう。
雨上がりだったら、こんな滴をぶら下げた姿が見られるかもしれませんよ。
小さな青い花が印象的なネモフィラ。
ここでは咲き始めの花を主役とし、手前にある咲いた花を前ボケに配置しました。
よく見ると、ボケた花の中心部分がハートのようにも見えますよね!
ポピーも春に忘れてはならない花のひとつ。
鮮やかな色合いやヒゲを生やした茎、特徴的な花芯など、撮りどころ満載です。
群生に咲く一輪を選び、周囲の花を前ボケにして主役を目立たせました。
チューリップやポピーが終わる頃、藤の花が見頃を迎えます。
横から撮ると平凡になってしまうので、下から仰ぎ見るような形で撮影しました。
その特徴的な模様が目を引くシャガ。
アップで一部分だけを切り取っても、すぐに「シャガだ!」とわかる個性的な花です。
ここでは木陰に咲いていた一輪を、木漏れ日の円ボケで包み込んでみました。
ハナビシソウは、鮮やかなオレンジの花びらが目を引きます。
特徴的な花のラインとガクに焦点を当てて、背景のオレンジ色のボケで強調してみました。
この季節にもう一つ撮っておきたいもの。それは新緑です。
緑いっぱいの中に身を置くと、清々しい気持ちになります。
新緑写真は、そんな春らしい爽やかなイメージを表現したいですね。
春の花と新緑の匂いに満ち溢れる季節。
どんどんフィールドに出て、そんな春らしい風景を探しに行きましょう!