國政寛の感動表現|撮影に最適なクローズアップレンズを選ぼう!

『明日へ』


~空を見上げて
 明日に心踊らせて~
(「MC クローズアップNEO」No.1+No.2使用)

前回、前々回とご紹介しました「MC クローズアップNEO」、皆さんきっと欲しくなったことと思います(笑)

ところで「MC クローズアップNEO」にはNo.1~No.4の異なるレンズがあります。
では、いったいどれを買えばいいのでしょうか?

No.1~No.4、それぞれ何が違うかというと、被写体に近づける距離です。
No.1の撮影距離が一番遠く、No.2、No.3、……と数字が大きくなるほど近寄れるようになります。

下記は、ケンコー・トキナーのサイトに掲載されている比較表です。
使用機材など条件により実際の撮影距離は変わってきますが、参考にしてみてくださいね。

マクロ撮影の醍醐味は、やはり近づいて大きく撮れるということ。
となると、やっぱり最も近づけるNo.4やNo.3あたりを選びたくなりますよね。


(「MC クローズアップNEO」No.4使用)

ただ、必ずしも近づければいいというわけでもありません。
大きな花などの場合は、近づきすぎると一部分しか写らなくて何を撮ったのかわからなくなることも。
それはそれで面白い絵になったりもしますが、もう少し花を広く入れて撮りたいこともあると思います。
でも上の比較表に記載されているように、レンズによってピントの合う範囲は決まっているんですね。

例えば、比較表でNo.4の撮影可能距離を見ると、約17~25cmとなっています。
ということは、25cm以上離れるとピントが合わなくなるんです。
ですので、花全体を入れたいとか、少し背景を入れてその場の雰囲気を出したい、なんて思って少し離れてしまうと、ピントが合わなくて撮影することができません。

そういう場合は、ある程度の距離を保ちながらも使用レンズの最短撮影距離より近づける、No.1やNo.2の方が適していると言えるでしょう。


(「MC クローズアップNEO」No.1使用)


(「MC クローズアップNEO」No.2使用)

また、クローズアップレンズは複数を重ねて使用することもできます。
例えば、No.1とNo.3を重ねるとNo.4相当のレンズになるんですね。

下記の写真はNo.4で撮影しました。
小さい花だったので、最短撮影距離まで寄ってもこの大きさです。

そこで、No.4にNo.3を重ねて撮影してみました。
さらに寄ることができて、No.4だけの写真よりかなり大きく撮れていますね。

このように、一枚だけではなくNo.の異なる複数レンズを持っていれば、撮影の幅がぐんと広がりますよ。

ただし、重ねるとその分厚みが出るため、レンズや焦点距離によっては画面の周辺に黒い影が出ることもありますのでお気をつけ下さい。

こんな便利なクローズアップレンズですが、単体のマクロレンズと比べてデメリットもあるんです。
クローズアップレンズは、本来のレンズの前にフィルターを取り付ける形になりますので、どうしても画質が落ちてしまいます。
また、元のレンズの性能によっても画質は左右されます。
キットのズームレンズなどにクローズアップレンズを取り付けた場合、近接撮影で高画質になるように設計されたマクロレンズにはやはりかないません。

とは言え、便利なクローズアップレンズはお手軽にマクロ撮影を楽しむにはもってこい。
撮影スタイルや撮りたいイメージに合わせて、最適なものを選んで使っていきましょう!

國政寛(くにまさひろし)

國政寛(くにまさひろし)

1971年生まれ。大阪府在住。 マクロレンズを自在に操り、 光とボケが織りなす幻想的で不思議な世界を描き出すマクログラファー。 刻々と変化していく花たちの表情や、虫たちのコミカルな姿に 心ときめかせ、癒されながらその一瞬の表情を切り取っています。 「クニさんの花マクロ写真塾」主宰 日本写真講師協会(JPIO)認定フォトインストラクター サイト:Kuniphoto Works( http://kuni-hiro.com/ )

クローズアップレンズ


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