酒井宏和の感動表現|第32回目は、ハーフ系のフィルターの使い方のヒントです。
皆さまこんにちは、角型フィルターの鉄人の酒井宏和です。
第32回目は、ハーフ系のフィルターの使い方のヒントです。
この写真は、そのままストレート撮影です。
cokin P125S、という、ハーフのオレンジっぽい色調(製品名はタバコカラー)のグラデーションフィルターを上側にかけてみました。
暗くなるのと同時に、オレンジ色も増して、雰囲気が出てきたと思いませんんか?
追加で、cokin P121というハーフNDフィルターを下側が濃くなるように装着しました。
そうすると、真ん中の花が浮き立ってきませんか?
この作例だけでなくて、写真全般に言えることで、明るいところは目立つ。という法則があります。
3枚の写真を横並びに並べてみました。
写真に深みが出てきているのがわかりますか?
ハーフND等は夕日で使うイメージが強いと思いますが、メインの被写体を浮かび上がらせるために使う。
という方法を知ると、活用の幅が、とても増えると思います。
是非、丁寧に、高品質な写真を目指して、ハーフNDフィルターを活用してみてください。