水咲奈々の感動表現|ニコン Z 6+「Burnside 35」で夜のお散歩
「Burnside 35」は35mmという人の肉眼に近い焦点距離なので、ふらりとお散歩するときに持ち出すと楽しいレンズです。開放F値はF2.8で、開放付近で使用すると流れるような大きな渦巻きボケを得られる個性的なレンズなので、日中の木漏れ日溢れる公園で使いたくなるレンズではありますが、綺麗な丸ボケを簡単に作りやすいレンズでもあるので、冬の澄んだ空気のなかでのイルミネーション撮影が楽しいレンズでもあります。
ニコンZ 6 1/60秒 F2.8 ISO640
イルミネーションの丸ボケはAFよりもMFで自分が好きな大きさ、多さになるようにすると楽しいです。レンズの方向を少し動かすだけで丸ボケの数が増えたり形が変化したりするので、少しずつ角度を変えてバリエーションを楽しんでみましょう!
ニコンZ 6 1/6秒 F5.6 -0.7EV ISO12800
ついつい絞りを開けたくなるレンズですが、点光源が多いシーンでは絞ることによって光の筋が細く多くなります。クロスフィルターを忘れた!なんてときは、ぜひ絞って撮影してみましょう。三脚がないときはISO感度を上げるなりして、手ブレに注意してくださいね。
ニコンZ 6 1/60秒 F2.8 +0.3EV ISO12800
絞りを開けると構図の隅にある光源が流れるように描かれます。同じ被写体を同じ構図で撮っても、絞りひとつでぐっと表現が変わるのが楽しめるレンズです。
絞りを開けるときは少し明るくなるように露出を調整すると流れる光源が大きく、目立つようになります。絞りを絞るときは露出を暗めにすると背景の闇が黒く引き締まって、光の筋がよりはっきりと見えるようになります。これからどんどん寒くなってきますが、それと共に増えてくるイルミネーションイベント。暖かい服装でぜひお出かけください!