ももすけの感動表現|圧倒的描写力を持つAT-X 24-70 F2.8 PRO FX
どうもこんにちは。フォトグラファーの渡井ももすけと申します。
今回ご縁があって、「AT-X 24-70 F2.8 PRO FX」を使わせていただくことになったため、前回の記事に引き続きこのレンズのレビュー(あらさがし笑)をしようと思います。
まずはその辺で工事していたお兄さんたちを一枚。
画面下部に注目するとわかりますが、このレンズホントにミドル~シャドウ部の色乗りや諧調が非常に美しい。というか単純に好み。
そしてここでようやく(ようやくというのもおかしいが)画面左上の電線周辺にフリンジが出現した。
といっても目立つようなフリンジではないのでいくらでも補正が可能な範囲です。前回の記事で紹介したがこのレンズ、ホントに色収差が出ない。解放で逆光でいくら露出差が激しいところでも全然フリンジがでないんです。びっくりします。
続いて駅のホームから一枚。
はぁ・・・。ため息がでるくらい素晴らしい描写。まず画面中央部の金属の表現が非常に好みです。「THE スチール」って感じでこのレンズでひたすら鉄を撮ってみたい。そしてエスカレーターの足場。ホントにありとあらゆるものを満点に近い状態で写してくれます。高周波の描写も文句なしで高精細。しかもこの立体感。素晴らしいの一言です。
そしてよしこのレンズそろそろ本気で痛めつけてやるぞ。と構図も光もすべて無視して(フォトグラファーとしてあるまじき笑)真逆光でレンズフードもつけずに太陽の光が直接入るように写真を撮影しました。
え?なぜ?フレアは?ゴーストは?収差は?コントラストは?諧調は?あれ?なぜこんなにも粘り強くしっかりと描写しているの・・・?
ホントに驚きました。この写真ホントに太陽光が直接当たるように撮影したのですが、びっくりするほどきれいに粘り強く描写するのです。
そして今回の撮影でもっとも驚いた写真がこちら。
こちら、なんとワイド端、開放で撮影したものなんです。
画面中央部の木を見てほしい・・・。「どうや」と言わんばかりの存在感。圧倒的解像度と立体感。なんでこんな浮き出ちゃうの?とそしてその木の周辺に広がる街並み。こちらも圧倒的に解像しています。くっきり・・・。普通、画面の周辺に行くにつれて顕著に描写が甘くなるものだが、このレンズ、かなり踏ん張っている。さすがに画面の最端側は描写が甘くなっているが、ホントにその周辺の限られた部分だけなので十分許容範囲。
最後にその辺に止まっていたバイクをパシャリ。
まぁびっくりするくらい深い色乗りです。それでいて高精細。多少雑にスナップしても雰囲気のある写真が撮れてしまう。
文句なしのレンズだと思います。