伊藤宏美の感動表現|カシオペアから真岡鉄道へ秋の旅

新しく仲間に加わったAT-X17-35mm F4 PRO FXを持ってはじめての撮影。

今回はAT-X17-35mm F4 PRO FX1本で真岡鉄道に行くことにしました。

ところが、真岡鉄道に向かう道中、「今日はカシオペアが来るぞ」と聞いてしまったので、

急遽予定を変更です。

迷うことなく、急いで蓮田に向かいましたが、到着すると、すでに撮影ポイントはたくさんの人でした。

この日はもっくもくの雲。

持っていたレンズも広角なので、雲をたくさん入れて撮影するために、横からの立ち位置に決めました。

①F9 1/1000 ISO200 27mm

カシオペアがやってくると、レンズの27mmでぴったりの編成!!

このレンズのファーストショットは、とても豪華なものになりました。

カシオペアの後は、

朝からご機嫌なまま、今度は真岡鉄道へ移動しました。

真岡鉄道沿線は、稲刈りも終わり、ススキや柿のある秋の風景に変わっています。

②F9 1/500 ISO200 32mm

晴れている日にぜひ、このレンズでぜひ、撮影したかった場所があります。

なんでもないこの場所は、すっきりとしていて大好きです。

煙は期待できませんが、雲が綺麗な日には、思い切って縦位置にしたくなるのです。

③F10  1/1000 ISO100 35mm

撮影してみると、はじめて使ったレンズでしたが、車両の1つ1つまではっきり描写されていて驚きました。解像力の高いレンズで、お気に入りになりました。

今度は、せっかくの秋なので、秋を探してうろうろして、たどり着いたのが、柿の木。

暖かい日だったので、

お昼は柿の木の近くでウトウトしながら、待ちました。

正面にお日様の当たる綺麗なところです。

④F8  1/800  ISO200  35mm

撮影していると、車内のハロウィンの様子がとても楽しそうに見えます。

つい、乗りたくなってしまい、

短い区間でも乗れないかな?と、思いつき、

そうなると、もう気持ちは、「回送に乗ろう!!」という事に。。。

折本駅から、久下田駅までの短い間ですが、乗車することにしました。

折本駅が、また、可愛い駅で、夕方に傾く光りの当たる秋から冬が特に好きです。

⑤F8  1/500  ISO100  28mm

持ち物は、カメラと小銭入れだけ持って乗車。

⑥F8  1/500  ISO200  32mm

乗車してみると、車内にはたくさんのハロウィンのお飾りが。

⑦F4.5  1/250  ISO400  32mm

やさしそうなおじさんの顔から、牙が生える絵が。

⑧F5  1/250  ISO400  32mm

⑨F5  1/500  ISO400  32mm

短い区間でしたが、乗車して、

最後は久下田駅にて、お見送りしました。

次回は、ゆっくり、お弁当とおやつを持って乗車したいです。

⑩F8  1/250  ISO100  35mm

新しいレンズが気に入り、たくさん楽しんだ1日でしたが、

今回、再撮したい場所も増えました。

季節も違えば、天気も違う、おなかいっぱいにならないのが、楽しいのですが、

満足なんて、絶対出来ない。

きっと一生、満足は出来ないから、ずっと楽しみは続くのです。

フルサイズでの広角レンズは、ごまかしがきかずにレンズの性能が即、画質に現れるものですが、このレンズは収差が少なく綺麗に描写できます。

大きく空を入れて車両を端に寄せた構図でも、電車全体をイメージどおりに写しこむ事ができました。広角の泣き所である四隅に近い部分も、くっきりと描写されていました。

夕暮れに撮影した最後のシーンの蒸気機関車も、日が暮れかけでも、シャドウ部の表現に優れているため、車両の質感を見事に表現できました。