伊藤宏美の感動表現|茶畑を走る大井川鉄道と駅スナップ

久しぶりに大井川鉄道まで出かけてきました。

私にとって大井川鉄道は、昔、憧れの先生のイベントで行ったことがある場所です。

あのころは、なんでも撮れそうな気がして、いろいろ見つけるのがとても楽しくて、一生懸命だったなあと思い出す場所です。

また、鉄道写真という果てしない楽しみを見つけた場所でした。

今回は、茶畑を狙って向かったのですが、ところどころでは、お手入れされて刈り込みをしているところが多くありました。

美味しいお茶を作る準備をしているようです。

刈り込みされている所は葉っぱがないので、綺麗なお茶畑がたくさん入るところを探りながら立ち位置を探りました。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX
焦点距離:28mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:400

茶畑を広く入れたいけれど、広角で撮るには、曇りの白い空や、他にも画面に入れたくないものがあります。

場所も限られた中でしたが、広角から標準域まであるこのレンズのおかげで画面を整理することができました。

蒸気機関車が走っていったあとは、元南海の21000系電車がやってきました。

茶畑にはこのうぐいす色の電車がよく似合います

この電車が好きなので、出会えると、私は嬉しくなります。

今度は縦位置にしてすっきり仕上げてみました。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX
焦点距離:28mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:640

解像感が高いので、ピントは電車ですが、茶畑の葉までボケすぎずに描写する事ができました。

曇り空の日だったので、また別の青空の日にも、今度は別の茶畑で青空いっぱいに再撮してきました。

青空に雲がぷかぷか浮かんでいると嬉しくて、大威張りで広角で撮影したくなります。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX
焦点距離:12mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:125

そして、青空にはトキナーブルーが味方をしてくれました。

大井川鉄道は、素敵な駅舎もたくさんあります。

その中でも抜里駅に立ちよってみました。

渋い駅舎には、まだ鯉のぼりが貼ってあり、とても可愛かったです。

お花が咲く駅舎には、また、うぐいす色の電車が走ってきたのが見えました。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX
焦点距離:16mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:200

そして、もっさもさの草が元気よく成長していて、青空の抜里駅は、早くも夏・夏でした。

⑤F8  SS1/1000  ISO200  20mm

最後は青部駅です。

夕暮れ時に立ち寄ると、丁度、お日様が駅舎の向こうに沈むところでした。

絞りの羽根の数が9枚あるこのレンズは光条が数多く出るのも特徴です。

ひっそりとした渋い駅舎に、お星さまのような光条をアクセントにしてみました。

かなり広角側ですが、戸やベンチの直線が美しくまっすぐ表現できるのもこのレンズの魅力です。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX
焦点距離:15mm 絞り:F/16 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:2000

また別日ですが、門司港駅に行ったときに、ななつ星が来ていたので、スナップしてきました。

やっぱりかっこよくて、ピッカピカでした。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX
焦点距離:28mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:320

ズーム比が高いので、1番寄れる側を使うと、マークを切り取るように絵作りできます。

開放値に近い絞りF4.5ですが、もともと写りがシャープで解像感が高いのでピント面以外でもボケすぎず

綺麗に撮影できました。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX
焦点距離:17mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:100

​​​​​​​シャープでコントラストが高めの描写は硬質な質感を艶やかに表現する事ができました。

何か1本スナップに持っていくとしたら、このレンズは使いやすく、味方になってくれます。