オオヤマナホの感動表現|デュートで男を撮る。光と影の活かし方
みなさまこんにちは。オオヤマナホです。
今回はモデル・俳優・プロデューサー等々、幅広くクリエイティブな活躍をされている稲松悠太さんの登場です!
ヘアメイクアーティストのJyooさんにもご協力いただきながら「男の色っぽさ」を無機質に撮りたいという追求です。(ΦωΦ)フフフ…
光と影のコントラストは男をかっこよく見せるには必須!
うまく効果的に使いたいですよね。
今回使用したメインフィルターは「デュート」!!!
➡過去のデュートの記事はコチラ
まずはフィルターなしの2カットからみていきましょう。
①
②
③
④
① と③は加工なしの状態。
まずこの時の差し込む光と稲松くんの空気感をみて
緑がかった透明感を生かして表現したかった。
それをあとからPC調整したのが②④です
グリーンがかった空気感にハイライトとシャドウをさげて
メリハリをつけています。。
① →② ③→④ にアレンジ。
これだけでも結構表情違うとおもいますが
これに「デュート」のフィルターが加わるとさてさてどう変わりますか!!!
デュート
⑤
(1/400 2.8 ISO200)
⑥
(1/400 2.8 ISO200)
あああああああああ!…この写真だけで「来てるね!!」
という感じしませんか?・・・しない?(・∀・)
⑤の光のまわる柔らかな全体のラインが、⑥で影を加えることで
光の輝度が更に生きてくるんだなぁ!
うなじ・胸ポケット周辺のしわのひかり・カーテンの皴の光・煙草を持つ手首から甲にかけてとか…わたしはそんなデュートのキラメキにドキドキしてくるんです(笑)
(こない?(・∀・)ニヤ
こんどは逆光で体の位置を変えてみてみましょう。
⑦ (1/400 2.8 ISO200)
⑧(1/400 2.8 ISO200)
⑦の作例からの…光のまわるふんわり感は抑えめですね。
芯のあるという意味ではフォギーやブラックミストと似ていますが
デュートはソフトフィルターの中では一番効果が弱いとされています。
⑦のハイライトとシャドウを押さえることで⑧の作例のように
光が生きてくるように思います。ギラギラしたりテカテカしたり
しない光を拡散しながらの滑らかな階調と艶感が感じられるのです。
⑨
⑩
⑪
⑫
⑬
光のベールの中に溶け込んでいるような輝き感。
フォギーのようなミスト感ではなく透明感を感じます。
影をつかうことでその場のアンニュイな空気感をもひきだしつつ
光は活かすことができるのがデュートだなあと。
⑭
⑮
⑯
次はちょっと撮影角度を変えてみましょう
⑰
(1/1000 f2.8 ISO200)
⑱
{1/3200 f2.8 ISO200}
⑲
{1/3200 f2.8 ISO200}
⑳
{1/3200 f2.8 ISO200}
㉑
{1/3200 f2.8 ISO200}
差し込む光量が減り、間接的になると光の中に溶け込むという印象からは
また変わってきます。17の作例のような窓辺の右手を印象的につかうための効果とか
普段撮影しているフィルターなしの撮影画像にプラスワンの効果として「どこか違う」印象を
写真に加える一つのテクニックにデュートをとりいれるのも面白いんじゃないかなとおもっています。
文頭にもリンクを貼りましたが、どうぞ過去記事も参考にしていただきながら
デュートの質感を是非ポートレート撮影に取り入れてみてくださいね♪
ブラックミストも撮影ストックがありますので、また記事にしたいと思います。
それでは、3月1日からのCP+ケンコートキナーブースにて
「デュート興味あるうううううう」な貴方のお越しをお待ちしております。
オオヤマナホでしたぁ。