オオヤマナホの感動表現|フォギーAのミストホワイト~プロソフトンAとの違いを確認しよう
みなさまこんにちは。オオヤマナホです!
久々の今回はソフトフィルターの王道プロソフトンに引き続いて
フォギーの登場です。今回は効果の弱いAタイプ。
まずはフォギーAのスペックはこちらから。
( ^ω^)・・・今回は前置き少なくいきなり本題に…
一番気になるのはプロソフトンとの違いですよね。
「プロソフトンとフォギーってどう違うのよ」!←ココですよね。
「ふんわりやさしい」写真に仕上げたい。ソフトフィルターを使うと
そんな写真に仕上がると聞いた。ちょっと試してみたいけど
「なんだかよくわかんないじゃん(; ・`д・´)」
あるある(・_・D フムフムです~~~
というそんなあなたに今回のブログを贈ります!!!
フォギーにするかプロソフトンにするかは好みによって使い分けるのがいいとおもうのですが
どう違うのかを言葉で表現するとこうなります。
フォギー
フォギーは輪郭は保ちつつミストをまとわせたような白い質感。
プロソフトン
プロソフトンは光をにじませながら柔らかなラインをつくりつつふんわりしあげる
こんな風に文字で言葉で表現をしてもわかりにくいものです。
まさに百聞は一見に如かず!ですから作例をいろいろと見て参りましょうね!
まずはフォギーAを観察。ここから始めましょう!
CASE1:
6月晴天 時間は午前11時頃でした。日差しは強め。
◎焦点距離:35mm 絞り:F/ 2.8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:200
元画像(フォギーA使用)
露出補正を+1にしてみたもの
元画像(フォギーA使用)
露出補正を+1にしてみたもの
彩度を抜いたモノクロの画像だと光の階調を強く意識することができます。
一番強く効果のみられるのは帽子を持つ右手のあたりですね。この効果をどの程度写真に求めるかは
個人の好みになってきますが、露出補正を明るくした右側の写真を見るとフォギーAの表現がよくわかります。
白に反射した光がふわっと舞っているかのように広がっているのを感じられるとおもうのですが、
腕の輪郭は滲んでいないとおもいます。
そのエッジ部分の光の拡散に注視しながら、今度はプロソフトンAと比較をしていきましょう。
CASE:2
フォギーA
プロソフトンA
露出補正をハイキーにして比較
フォギーA
下:プロソフトンA
彩度をなくして比較
フォギーA
プロソフトンA
いかがでしょうか。
フォギーは「しっかり」「固め」の輪郭がわかるのにくらべて
それに比べてプロソフトンのほうは…スプレーで輪郭をにじませながらじわじわっと形どっているように感じられます。
ソフトンの帽子の縞模様はハイキーにすると 白くなってわからなくなってしまっているのに、フォギーのほうは縞模様が残っているのがわかります。
肌の質感もプロソフトンはふわぁ~~っとやわらかいですね。
フォギーは柔らかさを上からふりかける、被せる、纏わせる感覚。
プロソフトンは自らにじませながらじわじわとくる。そんな感じにも似ています。
CASE:3
プロソフトンAの回でご紹介したこちら
こちらも帽子の輪郭は滲みながら柔らかく。
帽子の模様は全体的に白くなり模様はわからない。
それがフォギーAだと…
帽子の模様はわかり、目鼻立ちもしっかりとわかる。
CASE:4
次の4枚は…
この4枚は続けて撮っているのですが、カメラマン(私)の立ち位置・被写体の角度・光の流れで写真の表情に差が出てきています。
ほぼ同位置・同時間のわずかな差でも違いが出てくるこの効果をまずはいろいろと試してみるのがいいとおもいます。。
撮影現場で自分の欲しい効果を的確に表現する過程を楽しみながらカメラを操り撮る。モデルさんとも画面を共有しながらコミュニケーションを撮りつつ創りあげる。
ポートレートはカメラマン一人がつくるものでも被写体のモデルさんがひとりでつくるものでもない共同作業なのですから!
「感動」と「共感」を「現場で起こしてください!」
(・∀・)ニヤニヤ ですよね~~~!!!
CASE:5屋内
この質感はまさにフォギーA
屋外とは違って室内の白い空間全体が光を反射してフォギーのミスト効果が
現れているといえます。
お花の花弁の白も効果的。
プロソフトンAの回に遡って画像比較をしてみてください。
CASE:6
次は露出補正をアンダーからハイキーまでどうなるかを比較
露出補正 -2、
-1
元画像
+1
+2
となります。
もう一つのパターン
CASE:7
黒い衣装だとどうなるかをみると・・・
また、同じロケーションであっても天候の差によって
写真の表情は格段に違ってきます
CASE:8
曇り空で撮った
この感じも
CASE:9
晴天の逆光だと・・・
CASE8も9も同じ場所です。しかし天候によってこんなに表現と印象は代わるのです。
この写真の右側は小川の流れのきらめき。
左サイドは葉に当たった光がたくさんの玉ボケになってふんわりと広がっています。
ママと赤ちゃんのあったかくてやさしい関係が表現できているとおもいます。
CASE:9は逆光と順光。
光と影。
肌に当たった光の拡散。
光の強さとフォギー効果に注目しながら見ていってください。
まとめとして…
基本の「ミストの拡散」効果
輪郭を残しつつ広がる白の光を意識していきましょう。
TRY&ERROR!!!!!
なんどもなんども繰り返し、自分の表現したいベストでマストな一枚を追求していきましょう。
それではまた!オオヤマナホでした^^