千手正教の感動表現|星空を撮る⑧

星空を撮る⑧


今回は、「比較明合成」による「星景写真」を撮るべく、富士山周辺に行ってきました。

今シーズンは、雪も少なく移動もスムーズでした。


出発日が木曜日という事もあり、市原市五井にあるFMラジオ局のサテライトスタジオまで友人が迎えに来てくれ自宅まで送ってもらい撮影機材を積み込んで一路富士山へ。(私は。千葉県内にあるFM局で木曜日の夕方2時間の生放送を10年半担当しています。)

東京湾アクアライン→保土ヶ谷バイパ→橋本→津久井湖を経て、都留市方面へ向かいます。(現在、道志道が崩落事故の為、一部通行止めになっているので、都留市経由となりました。)

津久井湖→相模湖→上野原→都留市→富士吉田→山中湖村に到着。渋滞も無くスムーズな移動が出来ました。


先ずは、現地の状態を見るために「山中湖」へ。

画像の右側写野外に月があります。湖畔近くまで車で入れる場所なのですが、例年だと雪で歩くのも大変なうえ、湖畔まで氷結しているのですが、今シーズンは、雪すら無かったです。

カメラ:CANON  EOS6D-HKIR改造

レンズ:Tokina  AT-X 11-20 PRO DX

フィルター:LeeNo3(リア装着)

三脚:SLIK  ライトカーボンE84 FA

リモートコード:Kenko-Tokina リモート90L


その後、月が沈むまでこの地で他の撮影など行い、次の撮影地へ移動です。



明け方の「金星」「木星」「アンタレス(さそり座)」の並ぶ様子が撮りたく「精進湖」へ到着です。

カメラ:CANON  EOS6D-HKIR改造

レンズ:Tokina  AT-X 11-20 PRO DX

フィルター:LeeNo3(リア装着)

三脚:SLIK  ライトカーボンE84 FA

リモートコード:Kenko-Tokina リモート90L


この場所で「星景写真撮影」ですが、先に記載した様に「比較明合成」による「日周運動」の撮影です。今回は、全ての撮影地で「15分の光跡」を表現しようと思っています。

これは、1枚画像で10秒露出です。これを90枚撮影して15分の光跡を表現します。

ソフトで「比較明合成」を行ったものです。

共通データ:

カメラ:SONY-α7R

レンズ:Tokina-FiRIN 20mm F2 FE AF

フィルター:Kenko プロソフトンA 72mm

三脚:SLIK  ライトカーボンE84 FA

リモートコード:Kenko-Tokina リモート90L

ここで薄明を迎え、仮眠を取るべく移動して、一日目を終えました。

星空撮影時は、片手で数えられる位の人数だったのですが、日の出の時間には、沢山のカメラマンなどで湖畔が賑わっていました。


二日目は、富士山を入れての北の宙グルグルが撮りたくて、西臼側へ。

1枚画像で10秒です。これも15分の光跡にしたいので90枚の撮影です。

これもソフトで比較明合成して完成です。

飛行機が沢山上空を通過。そうですよね、羽田~西日本・九州・沖縄・アジア方面に向かう飛行機の航空路ですからね。

共通データ:

カメラ:SONY-α7R

レンズ:Tokina-FiRIN 20mm F2 FE AF

フィルター:Kenko プロソフトンA 72mm

三脚:SLIK  ライトカーボンE84 FA

リモートコード:Kenko-Tokina リモート90L


富士山を時計回りに一周して、前夜の目的と同じシチュエーションで撮影するのですが、二日目の夜は、本栖湖を選択して現地へ向かいます。

本栖湖の駐車場に到着すると既に先客が数名いらっしゃいました。

1枚画像を得るのに15秒です。これを60枚撮影して15分の光跡表現を。

60枚をソフトで比較明合成して15分の光跡としました。

共通データ:

カメラ:CANON  EOS6D-HKIR改造

レンズ:Tokina  AT-X 11-20 PRO DX

フィルター:LeeNo3(リア装着)

三脚:SLIK  ライトカーボンE84 FA

リモートコード:Kenko-Tokina リモート90L


この日も星撮を終え、天文薄明が始まる頃には、土曜日という事もあるのでしょうか?駐車場は満車状態。日の出を撮影するカメラマンでごったがえしていました。星撮カメラマンが日の出前に移動するのを知っているのか?後ろから「移動されるんですよね?」と声を掛けられ、「はい」と答えると撤収中に私が三脚を設置していた場所を競うかの様にお二人の方が三脚を置いて行かれました。

私と友人は、6時からOPENする日帰り温泉施設に向かい、富士山が赤く染まる様子を露天風呂から愛でて仮眠へと。。。


今回の富士山周辺への撮影旅行では「光跡15分」での日周運動を表現しましたが、同じ場所で1時間や3時間、冬場は夜が長いので6時間とか撮影して比較明合成しても楽しいです。防寒対策をしっかりとしてチャレンジしてみて下さいね。



それでは、また。

皆さんも満天の星空の下へ撮影に出掛けてみて下さい。


千手正教(せんしゅまさのり)

千手正教(せんしゅまさのり)

1965年、千葉県君津市生まれ。(同・富津市在住)。 沖縄県石垣島に魅せられ、現在「沖縄県石垣市」と「千葉県富津市」の二拠点活動をする自然科学分野のカメラマン。主に天体写真を得意とする。 ここ数年は地方創生に関わる官公庁からの依頼も多く、自然写真と観光PRを融合とした情報発信にも力を入れている。今年は、石垣市・富津市に加えて徳島県美馬市にも活動の場を広げている。また、千葉県や沖縄県のリゾートホテルでの星空ガイドや教育機関のプラネタリウムでは、番組制作~投影~解説までの一連の業務を請ける一方、千葉県市原市にあるFMラジオ局で毎週木曜日に二時間の生放送のワイド番組を長年にわたり務める人気パーソナリティとしても有名。飽きさせない語り口が人気となっている。

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