酒井宏和の感動表現|第47回目は、ハーフNDフィルターと、HDRと、画像処理(レタッチ)のお話です。

皆さま、こんにちは、角型フィルターの鉄人の酒井宏和です。

第47回目は、ハーフNDフィルターと、HDRと、画像処理(レタッチ)のお話です。


今回はフィルターの効果だけではなく、HDRや、画像処理(レタッチ)に触れてみようと思います。






まず、ハーフNDフィルターの基本的効能からご説明します。

1番上の写真は、フィルター無しで撮影しました。

デジタル写真は、0~255(白~黒)の階調によって写真を表現しています。

2枚目の写真の赤い部分は、白トビ、と言って、階調が0の部分を表示させたものです。


撮影後に写真の明るさ等を整える、レタッチ作業を行います。

レタッチの時に、0の部分を暗くすると、赤く表示されているところすべてが同じ色に補正されてしまいます。

立体感がなく、のっぺりとした画像になってしまいます。


3枚目の写真は、ハーフNDフィルターを上面に使っています。

ほんの僅かですが、空にグラデーションが出て、立体感が出て来ます。




上記の写真は、フィルター無しでそのまま撮影しました。

わらぶき屋根の建物が暗くなってしまって、いまいちディティールが解りません。




最近のカメラには、HDRという機能が付いているものが多いです。

明るい、普通、暗いの3枚の写真をカメラの中で自動合成してくれます。

ぱっと見は、すごき綺麗に仕上がりました。空の色もわらぶき屋根の建物もしっかりと表現されいます。



HDRで撮影した写真の左側をアップで切り抜いています。

HDRの欠点は、3枚の写真を合成する関係上、動いている被写体は3重になりブレてしまいます。

風の強い日、滝の水の流れ等でもブレの問題が出て来ます。

また、HDRは、色の範囲の広いRAWデータで撮影出来なくなるカメラもあります。



こちらの写真は、上下にハーフNDを使用して、1枚撮影したRAWデータを画像補正したものです。

白トビ、黒潰れなく、情報量の広いRAWデータで撮影したものを必要最低限のレタッチで仕上げています。


フィルターやレタッチ等、手間はかかりますが、手をかけた分、良い写真が出来上がります。

皆様も、1枚1枚の写真を丁寧に仕上げて行ってみませんか?

酒井宏和(さかいひろかず)

酒井宏和(さかいひろかず)

写真家 プロカメラマンとしての活躍がメイン。自由が丘にスタジオを開業しオーナー業も行う。傍ら、SONYαアカデミー講師、クラブツーリズム講師、日本写真講師協会認定フォトインストラクター等、講師としても活躍する。

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