齋藤千歳の感動表現| 7種の異なるKenkoソフトフィルターの効果を比較、異なるサイズでも確認してください。

みなさん、撮ってますか!

3月も後半になると、北海道もさすがに春に足音が聞こえてきます。

ただし、道路脇の雪山は、まだなくなりませんが……。

そして北海道の冬の渡り鳥たちも、徐々に北の国へと帰っていきます。

私、齋藤千歳が「ぼろフォト解&Foton電子写真集シリーズ」というカメラ・写真関連の電子書籍の出版の拠点としている千歳市周辺からもハクチョウの姿が少なくなり、今回は道東の屈斜路湖畔の砂湯に行ってきました。

目的は、ケンコー製ソフトフィルター7種類の撮り比べです。

我が家から約350kmの道のりに携えていったソフトフィルターは下記の7枚です。

 

フォギー(A) N

フォギー(B)N

デュート

ブラックミスト No.1 

ロー・コントラスト No.1

MC プロソフトン(A)N

MC プロソフトン(B)N

やや特殊なセンターイメージとソフトクロス、ソフトンスペックのA、B以外すべてといったラインアップになっています。

比較する写真の枚数も多いので、さっそくフィルターなしから、ご覧いただきましょう。

 

 

使用フィルター:なし

使用レンズ:SAMYANG AF35mm F2.8 FE

◎焦点距離:35mm 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/1,600秒 ISO感度:100 −0.3補正 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

小型軽量でコストパフォーマンスも高く、解像力も高いSAMYANG AF35mm F2.8 FE。F8.0まで絞ると非常にシャープで解像力の高い描写が楽しめます。

 

 

 

 

使用フィルター:Kenko FOGGY(A)N

使用レンズ:SAMYANG AF35mm F2.8 FE

◎焦点距離:35mm 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/1,250秒 ISO感度:100 −0.3補正 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

天気に関係なく霧のなかで撮影したような雰囲気が表現できるというKenko FOGGY(A)N。AタイプはBタイプより効果が弱くなっています。

 

 

 

 

 

使用フィルター:Kenko FOGGY(B)N

使用レンズ:SAMYANG AF35mm F2.8 FE

◎焦点距離:35mm 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/1,250秒 ISO感度:100 −0.3補正 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

Kenko FOGGY(A)Nと同じように霧のなかで撮影したような雰囲気が表現できるというKenko FOGGY(B)N。効果はBタイプのほうが強くなっています。

 

 

 

 

 

 

 

使用フィルター:Kenko LOW CONTRAST No.1

使用レンズ:SAMYANG AF35mm F2.8 FE

◎焦点距離:35mm 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/1,600秒 ISO感度:100 −0.3補正 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

光の拡散によって画面全体の濃淡の差を縮めてコントラストを適度に抑えるKenko LOW CONTRAST No.1。逆光でコントラストの強い条件に効果的だといいます。

 

 

 

 

 

使用フィルター:Kenko DUTO

使用レンズ:SAMYANG AF35mm F2.8 FE

◎焦点距離:35mm 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/1,250秒 ISO感度:100 −0.3補正 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

ソフト系フィルターのなかで、もっとも効果が弱いというKenko DUTO。中望遠レンズでの絞り開放のポートレート撮影などに向いているという。

 

 

 

 

 

 

 

使用フィルター:Kenko BLACK MIST No.1

使用レンズ:SAMYANG AF35mm F2.8 FE

◎焦点距離:35mm 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/1,250秒 ISO感度:100 −0.3補正 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

光の回折によってハイライトとシャドウのコントラストを弱めて、ソフト効果を作るKenko BLACK MIST No.1。画面が白っぽくならないので、黒バックの撮影にも向くといいます。

 

 

 

 

 

使用フィルター:Kenko PRO SOFTON-A(W)

使用レンズ:SAMYANG AF35mm F2.8 FE

◎焦点距離:35mm 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/1,600秒 ISO感度:100 −0.3補正 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

天体、星景写真でもイチオシのソフトフィルターKenko PRO SOFTON-A(W)。こちらもAタイプのほうがBタイプより効果が弱くなっています。

 

 

 

 

使用フィルター:Kenko MC PRO SOFTON(B)N

使用レンズ:SAMYANG AF35mm F2.8 FE

◎焦点距離:35mm 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/1,600秒 ISO感度:100 −0.3補正 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

AタイプのPRO SOFTONよりも効果の強いKenko MC PRO SOFTON(B)N。光が美しくにじみなめらかなソフト効果が得られ、天体や星景写真にもおすすめです。

 

 

駆け足での紹介になってしまいましたが、フィルターなしと7種類のソフトフィルターの比較画像を掲載させていただきました。

ソフト効果は、観賞サイズが非常に重要となります。

もしかすると、パソコンモニターやタブレット、スマホの画面サイズによっては、違いがわかりづらいこともあると思います。

その際には画像をクリックするなどで、画像を大きく表示して違いを確認いただけると幸いです。

ただし、ここで重要なのは、拡大表示しないと効果の違い確認できないのであれば、スマホの画面で見せたい写真と大きくプリントする予定のある写真では、ソフト効果を得るために選択するソフトフィルターが変わってくることです。

例えば、もっともソフト効果の弱いDUTOの効果が気に入ったとします。

しかし、スマホの画面で表示しても効果の弱いDUTOでは、フィルターなしとの効果の違いがわからないとしたら、写真を見てくれる人がスマホで見るのであれば、DUTOを使うことは自己満足だけになってしまうのです。

逆に効果の強いKenko FOGGY(B)Nで撮影した画像をA3ノビといった大判印刷にすると、効果が強すぎることもあります。

今回のブログについては、ぜひパソコンのモニターとスマホの画面、それぞれで見ていただいて、ご自身の使いたいソフトフィルターの効果を検討いただくとよいかと思うのです。

私自身は、SNSへの投稿など大きく表示なくても効果がわかる必要のあるものは、Kenko MC PRO SOFTON(B)NやKenko FOGGY(B)Nで撮影しますし、逆に大きくプリントするものなどで繊細な表現が必要なものは同じPRO SOFTONやFOGGYでもBタイプを選択します。

Kenko DUTO、Kenko BLACK MIST No.1、Kenko LOW CONTRAST No.1などは作品プリントといった大きなサイズで鑑賞するものに、細かく使いわけたい効果になっています。

また、ソフトフィルターの効果は選択するF値やレンズ焦点距離にも影響を受けるので、一概にはいえませんが、私はSNSの投稿スマホで見ても効果がわかるKenko MC PRO SOFTON(B)NやKenko FOGGY(B)Nから、効果を楽しんでいくことをおすすめします。

そこから徐々に効果の弱いものの繊細な違いを使いわけていくのがおすすめといえるのではないでしょうか。

ぜひ、一度お試しください。

 

齋藤千歳

齋藤千歳

Amazon Kindleを中心に写真・カメラ・レンズ関連の電子書籍「ぼろフォト解決シリーズ」や「Foton機種別作例集」を手掛ける電子書籍出版社。月刊カメラ誌の編集を経て、海外にてカメラメーカー関連の解説書籍や機能PR用冊子などを制作。帰国後、北海道・千歳市にて電子書籍出版社として独立。2017年は10月までに約200冊の電子書籍を出版し、70本のレンズを試写した。カメラ・写真関連の多くの情報を発信している。Facebookページはhttps://www.facebook.com/Foton.uncool/

ソフトフィルター


どこが違うの? Kenkoソフトフィルター7種類の効果を同一条件で比較。それぞれの違いをぜひ楽しんでください。