Lensbaby SOL 45で録れる動画の楽しみ方

周辺のボケ(以降は〝滲み〟と呼び、アウトフォーカスの〝ボケ〟と分けて記載します)が特徴的なLensbaby SOL 45は動画撮影に使用しても大変面白いレンズです。

私の使用しているソニー社製フルサイズミラーレスカメラのα9はあまり動画撮影向きのカメラではないと言われますが、撮影後のカラーグレーディングを必要とせず、24fpsで4Kの動画を撮影できれば良い自分にとっては必要十分以上。ボケ味の多い画も面白いため、個人的に気に入っています。

試しに年末にLensbaby SOL 45を持って適当に撮影したクリップをつないでみました。周辺に向かって移動していく光源の消え方が可愛らしいです。



前回は写真撮影についてでしたが、今回は動画撮影や編集にチャレンジしている方にこういったLensbaby SOL 45での動画撮影について紹介します。

静止画と異なり〝動き(motion)〟を取り込むのが動画です。撮影対象が動く、自分自身(カメラ)が動く、どちらの場合でも手前にあるものは早く、奥にあるものはゆっくり動きます。

対象物の移動がわかりやすいようにタイムラプスで撮影してみました。



冒頭の試しに撮影した動画にあるように光源の形の変化を取り込むと面白い画になるので、このレンズで動画撮影を始める人には暗い時間の方が撮影しやすいでしょうか。



一般的には撮影対象の前後感(近いものと遠いものが共存する画)を表現しやすいのと、カメラの小さな動きが影響し難いためブレが目立ちにくいという特徴から、広角なレンズが好まれるようです。ただ、あまり広角過ぎるレンズを使用すると多くの要素を構図の中で表現をする必要があり、何か一つにターゲットを絞って映し出すのには不向きな面もあります。

私の場合も大きく風景を撮影する分には24mmよりも広角のレンズが便利ですが、個人的にはそれ以外の撮影では標準域の35mmから50mm程度が取り回しやすいです。そういった意味でLensbaby SOL 45は程よい焦点距離のレンズとなります。

レンズが手元に届いてすぐに撮影した祭りの動画と花火の動画も見てください。

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3:00辺りの花火が暗闇に消えていくキラキラした瞬間の描写はこのレンズじゃないとできないんだろうな、と思います。

Lensbaby SOL 45で動画を撮影するときのヒントは次のポイントにあると思います。

(1)主題を画面の中の大きな割合でとらえる
(2)主題と背景の距離をとって前後感を利用する
(3)周辺に流れていく、又は周辺から入ってくる滲みの変化を活用する

特に3点目は大きなポイント。こちらがパンやティルトするときに画面の真ん中ではキリッとしても周辺に移動すると滲んでいく変化を楽しめます。

動画の撮影、編集、ともに初心者の私が短い動画クリップを撮影する際には重宝しているレンズです。みなさんもこのレンズを装着しているときは動画で撮影することも視野に入れてみてはいかがでしょうか?

ヲヤマユースケ|Yusuke OYAMA

ヲヤマユースケ|Yusuke OYAMA

1976年 広島県出身 都内在住の一般会社員。音楽仲間のライブ撮影を手伝ったのがキッカケでカメラや写真撮影に興味を持つ。ブログやSNSを介して知り合ったカメラ好きの友人とフォトウォークに行くなどをして写真撮影を楽しんでいる。 https://about.me/usklog

SOL45


レンズベビーSOL 45は、好評発売中のコンポーザープロII同様のティルト機能を実現しながらも、よりコンパクトな鏡筒とした新たなレンズベビーです。

ティルト角は8.5°で、フルサイズまたはAPS-Cセンサー機で、画面の中のどこにでも、丸くピントが合ったエリアを移動できます。センターロック機構を装備し、中心位置で簡単にピント合わせができます。

新たに2つの「ボケブレード」を装備し、背景のボケにテクスチャーを加えることができます。

レンズベビーSOL 45は、独創的な効果を両立した新しいレンズベビーです。