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オオヤマナホの感動表現|角形ソフトフィルターポートレート③自然光の窓辺で「シャンパン」をつかってみると…!

みなさまこんにちは♪オオヤマナホです!

9月も、はや第2週突入。夏と秋の顔が行ったり来たりしながらのこの季節。
さすがに気づけば蝉の声はいつしかしなくなりましたね。
うちでは8月に鈴虫を夫が籠ごと買って来たんですね。その時は(籠の中よく見てなかったんだけど(;’∀’))小さな黒い粒15だったのが、なんと!リンリンないている籠の中を覗いてみたらめっちゃおおきくなったのがうようよいるんですよ。それが、毎晩毎晩から朝から夜までリンリンいってる(うるさい)(;^ω^)  夫曰く・・・「来年これを孵化させる」とか・・・(´・д・`)
という日々を過ごしております。・・・余談でした( ̄― ̄)

さて。角形フィルター第三回目。
今回は前回のCokin角形ソフトフィルター「シャンパン」を屋内で使ってみようというものです。

「シャンパン」を振り返ってみると・・・
オレンジ色であること。
中心部に縦長のクリア部分があり、その周辺がソフトになっている。
というところが主だった特徴です。
みていきましょう。

まずはフィルターなしから。

焦点距離:50mm  絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/125  ISO感度:200

むかって左サイドの窓は南からの自然光がさしこんでいます。
レースのカーテン越しのとてもやわらかな光です。

次はシャンパンの作例です。

モデルさんの左目から鼻にかけての辺りをフィルター中心部に置き、鎖骨から額に
くるあたりを楕円形のとがっている部分にもってきます。ピントを合わせるのは左目。
そうすることで顔の表情をはっきりさせつつ光の中に溶け込むような質感をだすことができるのです。
注意しなくてはいけないこと。忘れてはいけないことは「中心部が楕円形にクリア」だということです。特にピントをもっていきたい眼ですよね。ここがずれてしまうとせっかくの写真が
ボケた感じになり残念になってしまうというところで気をつける必要はあります。
ただ、ピントを合わせたいのは必ずしも眼とは限らないわけなので、ピントを合わせたいところを
中心部にあわせるというほうが正解でした!

焦点距離:50mm  絞り:F/2 シャッタースピード:1/640  ISO感度:800

モデルさんの笑顔のナチュラルなやわらかさをより一層やわらかな空気が周りに広がっているように感じます。注目してほしいのは被写体の背後の影。
影がふわっと寄り添うように広がる。この感じいいとおもいませんか?
柔らかく影を生かしたいですね!
オレンジの色合いに関しては、夕景ポートレートをイメージするところですが、そこは
想いも表現も自由ですから、オレンジ=シャンパン=夕景と決めつけるのはよくありませんよね。自分なりの表現の一つの選択肢として、このシャンパンの柔らか表現を持っているのはアリだなあとおもっています。
やはり屋外のような広い空間よりも「室内」「窓際」「自然光と影のバランス」この辺りが
ミソ!明暗差をうまく利用しつつ写真のソフト表現に深みを持たせて行けたらいいですよね。
この作例では窓際左サイドのカーテンの動きをみせたかったので、レタッチでハイライトをおとしています。

自然ないいスマイルをだしてくれています。この写真を見て顔はっきり写ってるけど
センターに来てないと感じた方!そうなんですよね!
これは前回もお話しをしたのですが、実はこの作例の元写真はコチラです。

焦点距離:50mm  絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/200  ISO感度:200

真ん中に顔が来ていますね。
わたしが一番写したかったのは表情。

ここにはっきりとしたピントと光をもってきたかった。

右サイドの小物はいらなかった。なくてもよいもの。

トリミング前提で引きで撮った。

トリミングで撮りたかった位置に被写体をレイアウト

という手順です。

光を読む。
とても大切だと思っています。光を読むことは影も大切にすること。
光の明暗をうまく感じながら豊かな表現活動にソフトフィルターをご活用いただけると
いいなとおもいます。

秋風をシャンパンを使ってみなさまどう表現しましょうか。
わくわくしてきますね!
鈴虫の声がお届けできないのが残念です(´・ω・`)

今回のモデルさんはMAKIさん。
スチームパンクのコスプレイヤーなんです!
いずれコスプレとソフトフィルターのコラボもお届けしたいと思っています。

ではでは。オオヤマナホでした~♪