光川十洋の感動表現|サラリーマンから転身

「ホワイトカラー」が「真っ黒い日焼けした顔」に転身しました。ホテルマンで、横浜エクセルホテル東急などの総支配人を経験した人が、定年後はすっかり農作業生活。真似できる環境の人は少ないのですが、あまりにもお見事に農作業を楽しむ姿に、取材の申し入れをいたしました。神奈川県秦野市に住む飯田敏一氏、70歳。

秦野市は比較的温暖な気候で、水稲より畑作が適しているのですが、飯田氏は陸稲(おかぼ)のもち米「とよはたもち」を先祖からの土地に育ててきています。水利が叶わない農地のために品種改良されたのが陸稲です。畑やミカンの収穫もあるようですが、陸稲の各作業を3回に分けて撮影させていただきました。

農作業を近くで撮影できることや被写界深度・スローシャッターを活かすなどには、APS-Cサイズのワイドズームレンズ「Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX」がとても好都合です。







2輪で1条刈りのバインダーを操り、稲の列を素早く刈り取り、自動で「ひもくくり」をしてくれます。動きを表現するスローシャッターには短い焦点距離のAPS-Cサイズが安心です。



◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:15mm 絞り:F/16 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:200


台風24号が2018年9月30日深夜から翌朝にかけて大荒れとなったため、収穫間近かの稲が倒れた状態のものもあり、ときどき絡まってしまいますが、コツをつかんで取り出します。


◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:14mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:220 フラッシュ使用



竹を使って「はざかけ棒」を組み立てましたが、前日の雨による稲の重さもあって、崩れたトラブルも。


◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:12mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:160



「はざかけ」が終了すると、見事な景観です。焦点距離が短いレンズは、被写界深度が大きいので、近くにピントを合わせた場合でも、背景も十分描写できます。


◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:12mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:140 +1補正



野鳥対策に網掛けをします。眼鏡が絡んで網に穴をあけることも。お手伝いの人たちと連携をとって、全体に網をかけ終えます。逆光状態でも、クリアに線1本1本を描写してくれるレンズです。


◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:100 -1/3補正



年季の入った脱穀機。入れる稲の量を加減していますが、コントローラーでときどき戻すことも。1/25秒で、作業の動きを表現しています。


◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/13 シャッタースピード:1/25秒 ISO感度:160


脱穀済みのお米を天日で乾燥します。種まきから仕上げまで数多い作業があるものです。濃淡差のある被写体を、このレンズはみごとに描写してくれます。


◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:18mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:100


12月末に餅つきです。昔ながらの「羽釜」で湯を沸かし、「せいろ」でお米を蒸らします。薪からの煙、「釜ぶた」からの蒸気が、冬の低い太陽光に浮かび上がります。


◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:13mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100 フラッシュ使用



少し黄みがかった陸稲らしいしっかりした硬さと粘り気を表現するには、逆光で弱い補助光を当てます。親の代から伝わる「臼」と「杵」だそうです。


◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:20mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100 +1/3補正 フラッシュ使用


お知り合いが手伝ってくれ、かなり重い杵が小気味いい音を立てます。近所の人も見学に来ています。11mmの超ワイド画角で全容をとらえ、遠近感をつけました。


◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:200 +1/3補正 フラッシュ使用


近所の幼稚園児が見学と餅つき体験をしました。元気な男の子は一人で杵を持ち上げると言っていましたが、「やはり無理」も体験のうちです。超ワイド画角は近づいて状況をつかむ場合に便利です。


◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:160 フラッシュ使用



近所の農家の人から「一人前になったね」と言われた飯田氏は、日焼けした玄人の良い顔をしています。70歳にはとうてい見えない「転身したはつらつさ」です。


◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:20mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:140 トリミングあり

光川十洋(みつかわとうよう)

光川十洋(みつかわとうよう)

日本大学芸術学部写真学科卒。学研で創作分野歴任。現在クラブツーリズム、カルチャーセンター、写真団体の写真講師。日本写真講師協会(JPIO)認定フォトインストラクター

AT-X 11-20 PRO DX


農作業を近くで撮影できることや被写界深度・スローシャッターを活かすなどには、APS-Cサイズのワイドズームレンズ「Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX」がとても好都合です。