光川十洋の感動表現|「気になる木」

ウォーキングがとても多くの方に好まれています。5年位前から「山ガール」と呼ばれて登山人口が増えてきて、現在も森林の中でたくさんの方々が森林浴や撮影を楽しまれております。公園の樹々も美しい姿をしていますが、大自然の中で育ってきている木たちは、それぞれ生き抜くための生命力があふれる姿をしています。土を求めて根が伸び、崖の縁で根上がり状態になったり、ツタが絡みついたり。種類によっては様々な樹型が目を引きます。今回は森の中を歩き回り、見た目に楽しい気になる木を探しました。出合うと思わずぐるりと回って観察して、カメラアイでいかに描写するかを楽しむことができました。
森の中は暗いので、三脚は必需品です。大きな被写体なので、近づいて撮るためには、超ワイド系レンズが最適です。さらに大切な設定としては、長秒時のブレ防止機能はOFFにします。三脚使用時は、逆にブレる心配があるからです。歩くとき私はレリーズが煩わしいので、Nikonカメラの場合は、「露出ディレイモード」を活用します。シャッターボタンを押してからミラーが上がり、2秒後にシャッターが切れる機能を使います。ほかのカメラの場合、ミラーアップしてから、2秒後タイマーを使うことでも同じ効果があります。
今回は、パンフォーカスで描写すること、樹々の姿を遠近感があるように生き生きと写すことを考えたので、対角線で180度の画角を持つ魚眼レンズ(Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5)を使用しました。しかもズームレンズですので、必要に応じて画角の使い分けもできます。魚眼レンズ特有のタル型のディストーションを感じさせないように構図に工夫をしました。縦位置を撮る場合、三脚や自分の足が写らないようにも心がけました。

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幹に見えるがっしりした根があらわになっています。根元から木のてっぺんまで1枚の画面に収めることができました。
 


◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

焦点距離:10mm 絞り:F/14  シャッタースピード:1/3秒 ISO100感度   -2/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

幼木からどのように育ってきたか想像できないほどユニークな木の形です。蛇のような姿で原生林の中で大きな顔をしています。
 


◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

焦点距離:10mm 絞り:F/16  シャッタースピード:8秒 ISO100感度   -2/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

空中に好き勝手に何本の幹を絡めて展開しています。手前から奥までピントを合わすことができました。
 

◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

焦点距離:10mm 絞り:F/16  シャッタースピード:10秒 ISO100感度   (APS-Cサイズカメラで撮影)

新体操のリボン演技のようにくるくると奔放に幹を伸ばしています。根元はしっかりと土に大きな体をめり込ませている姿です。10mmでは遠くが小さくなりますので、13mmを選択しました。

 

◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

焦点距離:13mm 絞り:F/11  シャッタースピード:4秒 ISO100感度   -1/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)


一つの木なのか、絡みついた形なのか、思わず周りをぐるりと何度も回ってしまいます。幹の途中から枝が出ていないで頂上だけから枝というのも、周りの木との光を求める競争をしています。
 

◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

焦点距離:10mm 絞り:F/16  シャッタースピード:8秒 ISO100感度   -1/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)
 

光川十洋(みつかわとうよう)

光川十洋(みつかわとうよう)

日本大学芸術学部写真学科卒。学研で創作分野歴任。現在クラブツーリズム、カルチャーセンター、写真団体の写真講師。日本写真講師協会(JPIO)認定フォトインストラクター

Tokina AT-X 107 DX Fisheye


対角で180度、超広角レンズよりも、グッと広い視野をとらえます。明るい空に向かっても、マルチコーティングが施されて、クリアな高画質が得られます。

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