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國政寛の感動表現|秋の優しい陽射しに包み込まれたバラをマクロレンズでふんわり切り撮ろう!

『めざめ』

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~降り注ぐ光が
 心をひとつひとつ
 溶かしてゆく~

まだ寒さも緩やかで過ごしやすいこの時期、晴れた日の陽射しは柔らかくて気持ちいいですよね。
秋の花のバラたちを、そんな優しい光いっぱいに包んで撮影してみましょう!

朝の陽射しを浴びた一輪のバラ。
逆光から狙ったことで光が花びらを透かして、秋の朝の爽やかさを強調しています。
背景にある花や葉などがやさしくふんわりとした色のボケになってバラを包み込んでくれました。

時間が経つに連れ、だんだん陽射しも強くなってきました。
バラの葉は表面がツヤツヤしているものが多く、陽射しを反射してキラキラ輝いてくれます。
そんな輝いた葉を背景にバラを撮ることで、このようにたくさんの円ボケが写り込んでくれました。

晴れていて陽射しが強いほど、円ボケはクッキリとした円になります。
カメラと被写体との距離を少し遠くすることで円ボケを小さくし、よりキラキラ感を強調しました。

気持ちよさそうに伸びをしているような蕾。
やさしい円ボケが穏やかな空気感を演出してくれました。
この円ボケも背景にある葉の反射ですが、陽射しが弱いため淡くて優しいボケになっています。

陽が落ちるのが早いこの時期、15時を過ぎるころには斜光線が花を照らします。
この斜めからの光を逆光で捉え、大きく輝かせました。
まるで首まですっぽりボケに浸かって「いい気持ち~」って言っているようですね。

こちらも夕方の光に照らされたバラ。
少し飛び出した一輪を花と同じ高さから狙い、前ボケだけでなく背後の葉による後ボケとで挟み込みました。
光に包みこまれたようなイメージで撮影しています。

夕方の光は少しオレンジがかった色味になります。
そのオレンジの光が赤系の葉っぱに当たって、暖色の優しいボケが画面いっぱいに広がりました。
朝晩肌寒くなる季節ですが、こんな光を見ると心が温まる気がしますね。

こちらは蕾をほぼ真上からのアングルで捉えた一枚。
隣の花に付いた朝露が太陽の光に反射して円ボケになりました。
円ボケを作るのは遠くにある反射だけではありません。
このようにすぐ近くにある反射でも、こうした円ボケを作り出してくれるんです。
主役の蕾に付いた朝露も、小さい円ボケをいくつも散りばめてくれてますね。

花壇の背後に小川のようなせせらぎがあり、水面に当たった陽が反射していました。
水が流れているため、水面の反射は常にその形を変えつづけています。
そんな水面を背景にすると、シャッターを切るたびにボケの形や位置が変化し、様々な表情を見せてくれます。
何枚も何枚もシャッターを切り、気に入った一枚を選びました。

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以上、いかがでしたか?
晴れた日はぜひ、やさしい光に包まれた花たちを撮ってあげてくださいね!