國政寛の感動表現|夏の日陰で涼みながらフォトジェニックな蜘蛛の巣を撮ろう!

『きらめく心』

~降り注ぐきらめきに
 願いをこめて~


お盆を過ぎてもまだまだ暑い日が続きますね。
ひまわりの季節も過ぎてしまい、撮る花が少なくなって困る季節です。
撮影に出かけても、あまりの暑さについつい日陰を探してしまいます。


木陰に入ってほっと一息。そんなとき、ちょっと上を見上げてみてください。
木と木の間に張られた蜘蛛の巣を見つけることがないでしょうか。
この夏の時期、実は蜘蛛の巣がとってもフォトジェニックな被写体になってくれるんです!

虹色の光が空から降り注ぐようなイメージで。


日陰から太陽の方を向いて逆光で蜘蛛の巣を観察すると、虹色にキラキラ輝く糸が見つかることがあります。
この輝く糸をマクロレンズを通して撮影することで、虹色の大きなボケとなって幻想的で不思議な表現になるんです。

蜘蛛の巣を斜めの角度からとらえ、奥の糸にピントをあわせることで手前の糸を大きくボカしています。
周囲の葉もボケとして取り入れて、彩りを加えました。



蜘蛛の糸を大きくボカすためには、絞り(F値)を開放に設定します。
そして背景は空などの明るい場所を避けて暗い場所を選び、さらに露出補正をマイナスにして背景を暗く落としてください。
虹色のきらめきがより強調されます。

マイナスの露出補正で糸の輝きを強調しています。
蜘蛛の巣の中心に蜘蛛の姿を入れ、小さな宇宙の支配者というイメージで撮りました。


後はファインダーを覗きながら、いろいろ角度や向き、ピント位置などを変えながら撮影しましょう。
ピントを合わせた位置から近い糸はあまりボケず、遠くの糸ほど大きくボケて面白い効果が得られます。

風に揺られてブレているように見えますが、ブレではありません。
絞り開放の効果でピント位置より手前が大きくボケているものです。


木漏れ日の光を取り入れてみました。
さらにピントをあえて外すことでゆらめくような面白いボケ味になりました。

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このように、撮影する角度やピント位置をいろいろ変えることでさまざまな表情を見せてくれますよ。

ぜひ皆さんも日陰で涼みながら、不思議な世界を撮影してみませんか。

國政寛(くにまさひろし)

國政寛(くにまさひろし)

1971年生まれ。大阪府在住。 マクロレンズを自在に操り、 光とボケが織りなす幻想的で不思議な世界を描き出すマクログラファー。 刻々と変化していく花たちの表情や、虫たちのコミカルな姿に 心ときめかせ、癒されながらその一瞬の表情を切り取っています。 「クニさんの花マクロ写真塾」主宰 日本写真講師協会(JPIO)認定フォトインストラクター サイト:Kuniphoto Works( http://kuni-hiro.com/ )

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