ラブグラファーゆうの感動表現|シャキッとしたキレのいい解像感

写真家の皆さん、こんにちは。ラブグラフカメラマンのゆうです。今回は、TokinaのAT-X 24-70mm F2.8 PRO FX Canon EFの「キレ感」をレポートしていきましょう。
いわゆる「ヌケのよい」とか「キレのよい」と言われる写真は、単焦点レンズが得意ですよね。ぼくもいつもは50mmの単焦点レンズで撮影するのですが、今回はAT-X 24-70mm F2.8 PRO FX で。
さて、モデルさんと撮影の打ち合わせをしていたら、なんと雪。これはぜひ雪ポートレイトで撮影を、ということで行ってきました、山口県のカルスト台地、秋吉台。見事な雪原でした。

 


◎使用レンズ:AT-X 24-70mm F2.8 PRO FX
焦点距離:70mm 絞り:F/3.5 シャッタースピード:1/320 ISO:100

開放で撮ってもよかったのですが、雪の反射で光は十分に満たされているので、少し絞って。風に舞ってブレた雪と、キリッとした強い目線が対照的な絵になりました。なんと素晴らしい解像感、キレ味いいですね!周辺光量補正はしていないのですが、あまり暗くなっていないのも特徴かな、と思いました。
 


◎使用レンズ:AT-X 24-70mm F2.8 PRO FX
焦点距離:70mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250 ISO:100

寄り気味のポートレイトにおいて、瞳まわりの描写はとても大切。まつ毛や髪、髪についた雪の結晶、そして肌の質感。なんという描写力でしょう。開放で撮ったためピント以外のボケ感はありますが、質感を損なわず、いわゆる「ヌケのよい」とか「キレのよい」と言われる絵が作れるレンズです。
雪山から車で脱出する道中、素敵なフォトスポットが目に入ったので、車を止めて撮影。

 


◎使用レンズ:AT-X 24-70mm F2.8 PRO FX
焦点距離:70mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/160 ISO:250

前回の記事でもお伝えしたボケ感と、今回の着目点のキレ味。どちらも素晴らしい表現をしてくれます。単焦点レンズに劣るとは到底言えない、素晴らしい表現力!
最後に、逆光を取り込んだ描写を試してみました。

 


◎使用レンズ:AT-X 24-70mm F2.8 PRO FX
焦点距離:70mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250 ISO:160

画面左上に太陽、ゴーストとフレアが出ていますが、いい雰囲気の絵になりました。驚いたのは、この逆光の状況で瞬時にピントが合ったこと。まったく迷うことなく、スッとピントが合ってくれました。おかげで撮影もスムーズ。もう一枚どうぞ。
 


◎使用レンズ:AT-X 24-70mm F2.8 PRO FX
焦点距離:56mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250 ISO:160

前回「ボケ」のテーマでレポートしたときも触れましたが、ご覧ください美しいまん丸の玉ボケ。夕日をいかしたふんわりとした表現ですが、キリッとしたキレのいい解像感がしっかり現れていると思います。
 

【まとめ】この1か月、TokinaのAT-X 24-70mm F2.8 PRO FX Canon EFをお借りし、3回の撮影で使用しました。いつもは50mm単焦点で撮るところを、このレンズを使用しました。ボケ感、解像感、ともに素晴らしいもので、単焦点レンズに劣るものではありませんでした。
いわゆる「大三元」と称されるレンズのうち、標準域と言われる24-70mmは、各レンズメーカーから販売されていますが、このTokinaのAT-X 24-70mm F2.8 PRO FX Canon EFの描写は本当に描写力で、ぼく自身、購入候補に入ってくるものとなりました。素敵なレンズに出会えたという喜び、伝わりましたでしょうか。