伊藤宏美の感動表現|東急池上線・多摩川線 7700系引退

​​​​​​​東急池上線と東急多摩川線で活躍してきた「なな・なな」と呼ばれる「7700系」が引退することになりました。

その前に、撮影したかったので、朝早く、東急池上線の運用を確認して向かいました。


東急池上線の戸越銀座の駅は、木の香りがする駅舎として改修された駅です。

ぬくもりのある綺麗なデザインの駅に、「なな・なな」がやってくるところを待ちました。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:14mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/1600秒 ISO感度:800


この日の朝は「なな・なな」を追いかけて、電車に乗りながら、乗ったり降りたりを繰り返し、

最後は「なな・なな」に乗車し、、雪が谷大塚まで追いかけてきました。


大きな窓のある車内。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:19mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:1600


扇風機のある車輌。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
点距離:20mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:1600


この車輌は、

「東急車輛 昭和41年」から

昭和62年に改造されていて、50年以上も、たくさんの人たちを乗せて走ってきました。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:1600


長いこと走り続けてきた「なな・なな」を追いかけていると、踏み切りを行きかう人たちや、乗車する人たちをたくさん見かけます。

地元に住む人たちにとっては、もしかしたら、

小さな頃から、お母さんに連れられて乗車し、大きくなって通学に使い、大人になっても通勤でずっと乗り続けてきた特別な思いのある車輌なんだろうな。と思いました。


この日は、

雪が谷大塚で「なな・なな」を見送ってから、記念グッツを購入し、五反田の駅の喫茶店でモーニングセットを食べました。

席は、トレインビュー。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:14mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:100


◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:1600

ひさしぶりに厚切りのトーストともに、山手線を眺める贅沢な時間のあとに仕事に向かいました。

充実した朝のおかげで一日が長く感じましたが、贅沢な日でした。


木造の駅舎を撮影するとき、駅舎の質感を出したいと思って撮影しましたが、木の目の跡も精密に描写してくれ、このレンズの画質の良さに驚きました。14mmの広角での撮影にも関わらず、歪みが少ない。車内での撮影時も、座席や窓枠の質感をしっかり再現してくれて非常に使いやすかったです。

車内の年代の書かれたプレートについては、車窓の線路も入れたかったため、端に寄せる構図になりましたが、くっきりと描写されていました。


後日改めて、運用をみて池上線にまた寄り道。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/3 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:400

この場所では、初め、車輌にかかる影も気になり、すっきりする構図も考えていたのですが、

この景色を「なな・なな」が走る姿を見れなくなるので、思い切って、周りの様子も全て入れて撮影しました。


このあと、「なな・なな」を追いかけ、蒲田駅まで行き、蒲田駅の駅ビルの屋上で、観覧車に乗って、高いところから線路を眺めたりして楽しみました。


蒲田駅でお迎えの「のるるん」

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:14mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:3200


その後は、多摩川線に乗りいれるところまで追いかけることにしました。


私は、目がキョロキョロしてるように見える「なな・なな」の正面の顔が好みなのですが、真横も特徴的。

商店街の花屋さんと、「なな・なな」の真横のギザギザでギラギラな車体。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:3200


線路沿いにあるお好み焼き屋さんでは、

もんじゃ焼きを食べながら、かろうじて見えるお店の格子の間から、かすかに聞こえる踏切の音と電車の行き来を楽しみました。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/3.5 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:6400

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:19mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:6400


多摩川の駅に立寄ると、駅員室のガラスの向こうに「のるるん」が座っていました。


じろじろ眺めていると親切な駅員さんが、「のるるん」を部屋から出して見せてくれました。

「のるるん」は風邪をひいたようでマスクをしていました。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:14mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:1600


多摩川の駅でも、おやつタイムをして休憩していたのですが、桜の木の葉がキラキラと街灯に照らされている事に気がついてしまったのでお店の人にお願いして、

荷物もおやつも置いたままカメラを持って飛び出しました。


桜の葉がキラキラする中を「なな・なな」が走っていきました。

とても綺麗でした。


◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:5000

​​​​​​​あとで知ったのですが、この日は、「なな・なな」が多摩川線に乗り入れる営業運転は最後だったそうです。


この場所で、桜の木下を走っていった「なな・なな」の姿は1番の思い出になりました。


夜の撮影にまで及びましたが、圧倒的な描写力は夜間撮影でも健在です。


少し凸凹した車輌の表面や重なり合う紅葉した桜の葉までしっかり表現してくれています。

また、このレンズは、開放値が明るいので、夜間撮影にも適しています。

伊藤宏美(いとうひろみ)

伊藤宏美(いとうひろみ)

プロフィール 東京都出身。旅行会社の撮影ツアーの写真講師。その場所に行ってみたくなるような鉄道写真を撮るために全国をめぐる。各地の名物、駅弁を食べて撮るのも楽しみな食いしん坊。日本写真講師協会(JPIO)認定フォトインストラクター

AT-X 14-20 F2 PRO DX


圧倒的な描写力は仕上がりのクオリティをワンランク上に高めてくれる。日常的なスナップでも写真の魅力をより感じる事ができるレンズ。
開放値が明るいので夜間撮影にも適している。