伊藤宏美の感動表現|春の菜の花畑をいく~小湊鉄道~

菜の花畑を走ることでも有名な小湊鉄道に久しぶりに行ってきました。

月末に行く撮影会の下見もあったので、ピークよりも少し早い時期でした。

 

小湊鉄道にも、たくさんの思い出があります。

はじめて訪れた時は、父の誘いで、二人で参加した鉄道写真の講座でした。

 

その時は、菜の花の時期でもなかったけれど、

それでも可愛い駅舎やお花や、枯れ草でさえも、被写体にして夢中で写真を撮っていて、

すごく楽しかった。

 

振り返って思い出すと、

今は、良い時期を選んで出かけることが多くなり、その分、立ち止まることが減って、

見落としたり、通り過ぎてしまっているものがたくさんあるような、そんな気がしました。

 

この日は雨も降っていて、菜の花もまだまだ早い時期ではありましたが、

何もなくても一生懸命撮っていたころを振り返る、いい機会になりました。

 

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX

焦点距離:25mm 絞り:F/5.6  シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:1600

 

雨のため、お空はどんぐもり。

白いお空は入れなくなかったのですが、

素敵な木があったので、潜り込んで葉っぱの屋根にしてみました。

木の葉が白いお空を隠してくれて、露出も明るめにすることでさわやかになりました。

 

このレンズは、ハイキーぎみに撮っても、グリーンの色が柔らかく綺麗にでます。

ブルーだけではない全体のカラーバランスがよくとれていると思います。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX

焦点距離:28mm 絞り:F/4.5  シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:800

 

線路沿いに咲き始めた菜の花がとても可愛いく、少し寒い千葉にも春が来ていました。

今回は可愛い菜の花を主役にし、菜の花ピントで撮影。

背景には、まだ早い菜の花をぼかして入れたかったので、近寄れるだけ主役の菜の花に寄ってみました。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX

焦点距離:28mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:2000

 

こちらは少し線路が遠かったので、列車だと分かるように、F4.5 からF8まで絞って撮影しました。

 

このレンズは最短撮影距離が約25センチまで寄れるのでとても使いやすく

被写体に寄る事で背景のボケもとても柔らかく美しく表現できます。

 

今回は全体的に、ハイキーで明るめにして、春らしくくしました。

菜の花の黄色を明るくするために、少し露出を明るめに撮影しています。

晴れの日だと、日が当たるところと陰になるところの露出を合わせるのが難しいのですが、

曇りだと、光りがまんべんなくまわるので、全体の明るさを同じにそろえることができました。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX

焦点距離:25mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:1600

 

おまけ。

 

まだまだ菜の花がぎっしりになると思うので、月末が楽しみです。