齋藤千歳の感動表現|自宅でくつろぐペットをSAMYANG 24mm F1.4 ED AS IF UMCで撮る

みなさん、撮ってますか!

外が寒いと、たまには自宅で撮影ができればと思うことも多いのではないでしょうか。

ぼろフォト解決シリーズ&Foton電子写真集」というカメラ・写真関連の電子書籍を出版している齋藤千歳です。

北海道千歳市でゆる〜いデジタルカメラ教室なども行っています。

デジタルカメラ教室で結構答えに困るのが、初心者の方からのストレートな質問です。

例えば「家で飼っているイヌやネコといったペットをかわいく撮りたいのですが、どうしたらいいですか」といった当然の要望が意外と答えに困ります。

これにはいくつかの原因があります。

 

1.  自宅(一般宅)の中は写真を撮るにはかなり暗いのです。

2.  多くの場合、ペットは動きまわります。

3.  初心者向けのズームレンズはだいたい暗いのです。

4.  比較的低価格の明るい単焦点レンズは標準よりも長いことが多いのです。

 

といったところが大きな原因になるでしょうか。

 

 

使用レンズ:SAMYANG 24mm F1.4 ED AS IF UMC

◎焦点距離:24mm相当 絞り:F/1.4 シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:100 +1補正 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

自宅の中でも少しでも明るい場所で撮影するために、イヌの背後には大きな出窓のある窓際で撮影しています。

 

1.自宅(一般宅)の中は写真を撮るにはかなり暗いのです。

普段、写真を撮る方ならご存じだと思いますが、実は家の中は写真を撮るにはかなり暗いのです。

前出の写真は、背後にかなり大きな出窓のある環境で撮影していますが、シャッタースピードはF1.4で1/50秒です。

一般的な初心者向けのレンズセットのズームは望遠端でF5.6前後なので、同じ条件だとシャッタースピードは1/3秒になります。

確実に手ぶれや被写体ぶれを起こす撮影条件です。

とはいえ、自宅全体を明るくすることは現実的ではないので、できるだけ明るい場所(窓際)などを撮影場所に選び、ホワイトバランスに影響を与えないようなら蛍光灯などの照明は昼間でもオンにして撮影場所を明るくしましょう。

これが自宅でペットをかわいく撮影するための第一歩になります。

 

使用レンズ:SAMYANG 24mm F1.4 ED AS IF UMC

◎焦点距離:24mm相当 絞り:F/1.4 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:160 +1補正 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

撮影したい場所にペットのお気に入りのクッションを置き、イヌがリラックスして動きが少なくなるまで待って撮影しています。

 

2. 多くの場合、ペットは動きまわります。

特殊な訓練でも受けていない限り、ペットはカメラを向けても動き回るのが普通だと思います。

しかし、自宅は撮影場所としてはかなり暗いという問題があります。

速い動きが止まるほどのシャッタースピードで撮影しようと考えると、明るい単焦点レンズを使っても画質低下が免れないほどISO感度を上げる必要が出てきます。

なめらかな高画質で、やわらかく、かわいくペットを撮影するには、高ISO感度による画質低下は避けたいところです。

そこでお昼寝用のクッションを撮影場所に置くなどして、ペットがリラックスして速い動きにならない撮影条件を作り出すのがおすすめになります。

ウトウトとまどろんでくれるくらいが、撮影しやすいでしょう。

 

 

使用レンズ:SAMYANG 24mm F1.4 ED AS IF UMC

◎焦点距離:24mm相当 絞り:F/1.4 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:100 +2/3補正 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

F1.4の明るさのレンズは、F5.6のレンズに比べて約16倍の光を通すことができます。数値の差以上に、明るさの差は大きいのです。

 

3.初心者向けのズームレンズはだいたい暗いのです。

デジタル一眼レフやミラーレス一眼をはじめて購入された方の大部分は、カメラボディ本体とズームレンズがセットになったキットレンズのセットでカメラを購入されたのではないでしょうか。

最初から単焦点レンズがセットになったものも一部ありますが、ほとんどの場合、ズームレンズがセットになっていると思います。

普通は、この1本、もしくは2本のズームレンズで撮影を楽しんでいると思います。

不思議なことに、このセットモデルに付属するズームレンズは、そろえたように広角端でF3.5からF4.0、望遠端ではF5.6というものがほとんどです。

レンズの明るさはF値で表示されます。

レンズの明るさが1段暗くなると、ISO感度が同じだと、適正露出(適度な明るさの写真)を得るために必要な露光時間(シャッタースピード)は2倍になります。

そして、1段ごとのレンズの明るさは下記のようになっています。

 

F1.0 → F1.4 → F2.0 → F2.8 → F4.0 → F5.6 → F8.0 → F11 → F16 → F22

 

今回撮影に使ったSAMYANG 24mm F1.4 ED AS IF UMCに比べると、開放F値5.6のズームレンズは4段暗いといえるのです。

4段の差をシャッタースピードでみていくと下記のようになります。

 

F1.4・1/100秒 → F2.0・1/50秒 → F2.8・1/25秒 → F4.0・1/12秒 → F5.6・1/6秒

 

F1.4とF5.6というF値での差は4倍程度に感じますが、同条件でのシャッタースピードの差は16倍になります。

前出の写真は、F1.4のISO 100で1/80秒の条件でしたので、ここでF5.6のレンズを使うとシャッタースピードは約1/6秒となります。

これでは、確実に手ぶれもしくは被写体ぶれが起きますので、ISO感度を上げてF1.4のレンズと同じシャッタースピードを確保しようと考えるとISO 1600まで感度を上げる必要があります。

カメラの性能が上がり、高ISO感度での画質劣化が抑えられていても、ISO 100とISO 1600では、その差は見てわかるものになります。

屋外などで撮影するには、まったく問題ないF5.6のズームレンズですが、室内でペットを撮影するとなると、実はかなり暗いという問題があるのです。

それなら明るい単焦点レンズを買えばいいじゃないということになるでしょう。

 

使用レンズ:SAMYANG 24mm F1.4 ED AS IF UMC

◎焦点距離:24mm相当 絞り:F/1.4 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:100 +1補正 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

F1.4でもシャッタースピードは1/40秒の撮影条件です。本来であれば、ISO感度を上げて被写体ぶれを防ぐほうが効率的でしょう。

 

4.比較的低価格の明るい単焦点レンズは標準よりも長いことが多いのです。

撮影条件としては、かなり暗い自宅でペットをかわいく撮影しようと考えると、明るい単焦点レンズがほしくなるわけです。

最初に候補として考えるのは、メーカーごとにほぼそれぞれ用意されている標準50mmF1.8クラスの単焦点レンズです。

価格にもよりますが、この50mmF1.8は単焦点レンズの入門として、ぜひ試してもらいたいクラスになっています。

今回の作例は35mm判フルサイズのカメラで撮影していますが、はじめての単焦点レンズを検討されるほとんどの方はAPS-Cサイズの撮像素子を採用したデジタルカメラを使われているのではないでしょうか。

そうなると実際の撮影画角はレンズの焦点距離の1.5倍程度になります。

撮影したいペットのサイズにもよるのですが、約75mm相当の中望遠は我が家が狭いこともあり、やや焦点距離が長すぎるシーンも多いのです。

そこでSAMYANG 24mm F1.4 ED AS IF UMCを含む、明るい広角レンズという選択肢を検討することになります。

しかし、将来のボディの買い換えも見越して35mm判フルサイズでも使える、初心者でも購入を検討できる価格帯の明るい広角レンズということになると、思う以上に選択肢は少ないのが現状です。

そんなときは、ぜひサムヤンレンズのラインアップ(http://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/eq/camera-lens/samyang/photo/)を確認してみることをおすすめします。

比較的購入しやすい価格帯で明るい広角レンズのラインアップが各マウント向けに用意されています。

 

 

 

使用レンズ:SAMYANG 24mm F1.4 ED AS IF UMC

◎焦点距離:24mm相当 絞り:F/2.8 シャッタースピード:0.4秒 ISO感度:100 −1/3補正 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

開放F値が明るくシャープな広角単焦点レンズは、写真のように夜景や星景といった本格的な作品撮影でも大活躍してくれる。

 

自宅でペットをかわいく撮影したいという要望は、非常に当たり前のものなのですが、実は思う以上に難易度が高いことが理解していただけたでしょうか。

実はまったく同じような理由で、思う以上に難しいのが、室内での子どもや人物の撮影です。

我が家のペットはラブラドール・レトリバーとかなり大型なのですが、小型犬やネコであれば、室内でもAPS-Cサイズのカメラに明るい50mmの単焦点で問題ないことも多いと思います。

しかし、これが子どもや人物ということになると、かなり広い家でもないかぎり、明るい広角レンズがほしくなるわけです。

SAMYANG 24mm F1.4 ED AS IF UMCを含む、明るい広角単焦点は星景や夜景といった本格的な作品撮影向けに注目されることの多いレンズです。

マニュアルフォーカス(MF)レンズなので、上級者向けの風景や静物の撮影でクローズアップされることが多いレンズですが、サムヤンレンズ全体としてはオートフォーカス(AF)に対応したレンズも増えています。

広角の明るい単焦点レンズは、「自宅の室内でペットや子どもをかわいく撮りたい」といったシンプルな要望へのベストな回答のひとつだと思います。

これまでは、ちょっと初心者に進められる価格ではないという、大きなハードルがありましたが、SAMYANG 24mm F1.4 ED AS IF UMCなどのサムヤンの明るい広角レンズは価格面でも十分検討できると思います。

ぜひ、一度明るい広角単焦点も検討してみてはどうでしょうか。

また、SAMYANG 24mm F1.4 ED AS IF UMCのレンズ性能などは

Foton機種別作例集144 フォトグラファーの実写でレンズの実力を知る SAMYANG 24mm F1.4 ED AS IF UMC 機種別レポート

 

著:齋藤千歳/編:太田圭一・齋藤千歳 価格:330円

でも解説しておりますので、ご覧いただけると幸いです。

齋藤千歳

齋藤千歳

Amazon Kindleを中心に写真・カメラ・レンズ関連の電子書籍「ぼろフォト解決シリーズ」や「Foton機種別作例集」を手掛ける電子書籍出版社。月刊カメラ誌の編集を経て、海外にてカメラメーカー関連の解説書籍や機能PR用冊子などを制作。帰国後、北海道・千歳市にて電子書籍出版社として独立。2017年は10月までに約200冊の電子書籍を出版し、70本のレンズを試写した。カメラ・写真関連の多くの情報を発信している。Facebookページはhttps://www.facebook.com/Foton.uncool/

SAMYANG 24mm F1.4 ED AS IF UMC


SAMYANG 24mm F1.4 ED AS IF UMCのF1.4という明るさとシャープな画質は、本格的な星景、夜景撮影だけでなく、自宅でもペット、子どもの撮影にもおすすめです。