馬場亮太の感動表現|FiRIN 20mm F2 FE AFで撮る八丈島への旅、その2。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100

もう11月ですが、前回に引き続き夏の八丈島の写真にお付き合いください。夏、とは言え、8月末の夏休みが終わった頃に訪れた八丈島は、お盆休みシーズンで賑わっていた観光客も一息つき、少し秋の雰囲気に包まれていました。今回の旅、八丈島に初めて訪れた友人が同行していたので、じゃあ俺が八丈島の観光ガイドするよ、とドライバー兼ガイド兼カメラマンとして八丈島を車で色々廻りました。今回はそのガイド中に撮った写真を中心にお届けします。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/13 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100

着陸態勢で底土港海水浴場の上空を飛ぶANAのA320。昼頃に撮影したが、8月末の平日ということもあり、海水浴客もまばらだった。八丈島の海水浴場は伊豆半島や新島とは異なり、砂浜が黒いのが特徴です。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100

いつも宿泊している実家に相当する民宿、八丈島ガーデン荘の部屋から網戸にピントを合わせてみた。正直施設はあちこち古さがあるが、緑に囲まれた昔ながらの民宿でここに来るととても落ち着く。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100

同じく八丈島ガーデン荘の庭に生えているシダの葉。太陽光の下、開放F2.0で描かれる自然なボケ具合が心地良い。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:2000

島の観光地図を見ていて思いついたのがここ、底土港の近くにある人間魚雷「回天」二号壕跡。友人はもちろん、八丈島に何度も訪れている私もここに来るのは初めて。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:2000

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:2000

回天が格納されていた壕跡に残る金属片。1枚目は、終戦後に使われることがなかった回天を破壊するために爆破した破片らしい。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:2000

壕の中から入口を望む。壕の中は湿気がありレンズが曇ってしまったようだが、印象的な雰囲気になった。初めての場所に来ることができた、それだけで今回の旅の収穫ができた気がした。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:640

黄八丈めゆ工房の織機。八丈島の伝統工芸の織物・黄八丈はこれを使って手で織られていく。島に住む親戚の家には必ず置いてあったので、子どもの頃から見慣れていたと思っていたが、写真で撮って意外とシンプルな構造なのだと初めて気づいた。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/8000秒 ISO感度:100

乾燥中の絹糸。まだ水分が残っているから鈍い色だが、乾くと金色に輝く美しい糸になる。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:640

島の草木を煮て絹糸を染めるための釜。親類の工房だが、ここまでしっかり見学&撮影すするのは初めて。熱気が籠もる工房での作業はかなり大変だという。
 

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/3200秒 ISO感度:100

島内であちらこちらに咲くハイビスカス。海と空が入れられれば、ちょっとベタな夏の写真に。太陽さえ味方してくれれば、こういうシーンがいくらでも撮れるのが八丈島。

両親に連れられて何度も訪れていた子どものころ、結局八丈島の中で行くところといえば海かプールだけだった。そんなこともあって、いわゆる八丈島の観光地や史跡にはほとんど縁がなかった訳だが、それに気づいたのも今回友人をガイドすることになったおかげであり、結局自分の観光になったのはなんとも有意義やら恥ずかしいやら。地図を見たらまだまだ訪れていないところがありそうなので、また来年も行くしかないかと。さて、夏はどんどん遠ざかってしまいますが、あともう1回だけ、八丈島の夏にお付き合いください。ではまた次回。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:100