馬場 亮太の感動表現|FiRIN 20mmで切り取る八丈島への旅、その1。

使用レンズ:Tokina FíRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/ 9.0 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100 

 

前回の予告通り、やっと自分のルーツがある八丈島へ行くことが出来たので、FiRIN 20mm FE MFで撮った写真を数回に分けてお見せしようと思う。子どもの頃は毎年夏休み、大体7月後半〜8月頃に八丈島を訪れていたが、今回は9月という台風シーズンでの渡航になるため、天候を数週間前から心配していた。が、幸いにして予定していた2日間は晴れの予報。帰省とは違い、写真を撮ることを目的に八丈島に行くのは今回が初めて。夏休みが終わったにも関わらず、竹芝桟橋には大勢の乗客が集まり、期待感のある旅の始まりになった。

使用レンズ:Tokina FíRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/ 2 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:2000 

東京・竹芝桟橋を22時30分に出航した橘丸は、5時に三宅島、6時前に御蔵島に寄った後、8時50分に八丈島に到着する約10時間の船旅。静かに寝ていれば八丈島に到着するが、三宅島に到着した汽笛と船内アナウンスで起こされる。三宅島に到着した時はまだ日が昇っておらず、暗がりの中、職員がタラップを船に寄せていた。

使用レンズ:Tokina FíRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/ 5.6 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:1600 

三宅島を離れる橘丸の甲板より。ちょうど朝日が昇りはじめ、御蔵島までの約1時間が一番美しい時間になる。トップで飾った御蔵島と朝日を一緒に納めた写真のように、美しい光景が見られる時間帯なのに、甲板には数えるほどしか人はいない。

 

使用レンズ:Tokina FíRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/ 9 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:100 
御蔵島を離れる頃には太陽も上がり、青空と海に浮かぶ美しい御蔵島の姿を見ることができた。御蔵島周辺にはミナミハンドウイルカが生息しているとのことので、一生懸命探してみたが残念ながら見あたらない。

使用レンズ:Tokina FíRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/ 9 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100 
東京〜三宅島〜御蔵島〜八丈島間を運航する橘丸は黄色(オフィシャル的には黄土色らしいが)とオリーブ色の船体が鮮やかな2014年就航の貨客船。最新の船らしく、エレベーターがあったり非常に清潔感がある船内。しかし、流れの早い黒潮の上を通るため、船体が大きく揺れるのは昔乗っていた船とあまり変わらない印象だ。

 

使用レンズ:Tokina FíRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/ 13 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100 
8時を越えるとやっと八丈島が見えてくる。左側が八丈島、右が無人島の八丈小島だ。
甲板からの撮影が何が大変かと言うと、飛んでくる潮がカメラやレンズに付いてベタ付くことと、船が揺れるため水平を取るのがとにかく難しいこと。なので、あえて水平が取れていない写真を選んでみた。

 


◎焦点距離:20mm F8 1/500 ISO100
八丈島の底土港に到着し迎えの車を待っていたら、八丈富士の上空に飛行機が飛んでいた。ちょうど八丈島から東京に向かう1便だ。飛行機なら40分で到着するが、船は10時間。近いようで遠いのが八丈島。

八丈島に到着するまでの課程で色々撮るものがあったので、八丈島の写真が少なくなってしまったが、それは次回以降で。船上では美しい朝日のおかげで夢中でシャッターを切ったのは良かったが、いざ落ち着くと船酔いしている自分に気づき、三宅島〜八丈島までの小一時間ぐったりしてしまった。また、波しぶきが激しく、撮影に使った機材に飛んだ潮を拭き取るのにも一苦労。「鳥も通わぬ八丈島」と謳われ、かつては流刑の地だった八丈島への船旅は少ししんどいスタートになった。。


◎焦点距離:20mm F8 1/200 ISO100

昔から絵はがきなどでも使われる撮影スポット、大坂トンネル展望台から望む八丈富士と八丈小島。八丈小島というフォトジェニックな被写体のおかげで、特徴的な光景を写真におさめることができるのが八丈島の良いところ。ぜひ良いカメラとレンズを片手に訪れて欲しい。