國政寛の感動表現|しっかり撮りたい満開の桜! 花だけでなく状況も写し込もう!


『ぼんぼり』


~空にぷかぷか
 浮かぶぼんぼり~

この春は暖かい日が続いたせいか、ずいぶん早く桜が咲きましたね。
桜が咲いたあとも晴れた日が続いて、あっという間に満開になってしまいました。
駆け足で走り抜けていった桜、みなさんちゃんと撮れましたか?

マクロで撮影しているとついつい寄ってアップで撮るばかりになりがちです。
でもせっかくですから一輪を大きく撮るばかりではなく、撮影した状況を感じられるような写真も押さえておきたいものです。
今回はちょっとそんなことも意識してみました。


まだ開花の声が聞こえる前、京都御苑のしだれ桜はひと足早く満開になりました。
この日は雨。雨が降ると撮影に行くのもおっくうになりますよね~。
でも、雨の日には雨の日ならではの撮影ができると思ってぜひ出かけていきましょう!
周囲をボカし、雨粒の乗った一輪だけを目立たせています。


今にもこぼれ落ちそうな滴。
花もほとんど前ボケで隠して、雨粒だけに目がいくようにしています。


枝垂れ桜は枝垂れ桜らしく撮りたいですよね。
ちょっと離れて周囲を入れ込んで撮りましたが、横から撮影したため枝が目立ちます。

そこで角度を変えて、下から仰ぎ見るように撮ったものがこちらです。


枝垂れた感じを残しつつも枝の存在感を消すことができました。


今年の桜の時期は、珍しく青空の広がる晴れた日が続きました。
桜のうっすらとしたピンク色が青空に映えて、爽やかだし見ていて気持ちいいですよね!
そんな青空を活かさない手はありません!
花の集団の中から顔をのぞかせた一輪が、気持ちよさそうに空を眺めているようなイメージです。


この日はさくら祭りで、たくさんの屋台が並んでいました。
その屋台の壁には紅白の幕。
自然界ではありえない絵柄ですし、普通ならこんな人工物は写らないように避けるところです。
でもこの紅白模様が、なんとなく桜の季節の気分にぴったり合っているように感じてあえて背景に。
おめでたい、楽しい雰囲気の写真になった気がしませんか?


傾いた夕日が桜の花を染めていました。
この時間の光の色が、桜の表情をよりしっとり艶やかに見せてくれるように感じます。


鳥がつついたのか、花びらごと落ちてしまった桜。
綺麗に咲いている花ばかりに目が行きがちですが、落ちてしまった花もまた風流です。
こんな花にも目を向けて、ぜひ主役にしてあげてください。

きっと撮る人それぞれ好きな撮り方、得意な撮り方ってあると思います。
ついついいつもと同じパターンで撮ってしまいがちになるかもしれませんが、ちょっと意識していろんな撮り方を試してみてください!

國政寛(くにまさひろし)

國政寛(くにまさひろし)

1971年生まれ。大阪府在住。 マクロレンズを自在に操り、 光とボケが織りなす幻想的で不思議な世界を描き出すマクログラファー。 刻々と変化していく花たちの表情や、虫たちのコミカルな姿に 心ときめかせ、癒されながらその一瞬の表情を切り取っています。 「クニさんの花マクロ写真塾」主宰 日本写真講師協会(JPIO)認定フォトインストラクター サイト:Kuniphoto Works( http://kuni-hiro.com/ )

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