オオヤマナホの感動表現|冬の光を撮る。デュートとフォギーの撮り比べ
みなさま。あけましておめでとうございます。
オオヤマナホです♪
2019年の年明けいかがお過ごしでしょうか。
今年は私にとって3回目のCP+が2月28日~やって参ります。
現在新たな作例づくりや、普段の撮影の中で自分自身の疑問を
改めて検証する作業を継続中です。
どうぞみなさま!
CP+にお越しの際は、ケンコートキナー「ソフト・クロスフィルターコーナー」に
お立ち寄りくださいますようお願い申し上げます。
(・・・って、なんだかまじめになった(`・∀・´)オオヤマナホですよ♪)
さてさて今回は。年末最後の黄色の彩をモデルのHIROMIさんと探しに行ってまいりました。
銀杏の黄色と陽の光を綺麗に写すフィルターは?
HIROMIさんの肌を綺麗に表現できるフィルターは?
白いコートを効果的に使えるフィルターは?
などなど・・・考えながらいろいろ試してみた結果・・・
今回は「デュート」と「フォギー」を比較です。
光のラインを直線的に捉えつつ輝度を拡散するデュートと
光を霧のミスト感として柔らかく与えるフォギーです。
作例から、この光は順光なのか逆光なのかそれとも半逆光なのか
その光の方向が与える効果を意識しながらみていっていただけますように♪
ちなみにですが。
オオヤマナホ的には、今回の最後に掲載しているフォギーBの効果がとっても気に入っています♪
使用レンズは35㎜単焦点です。
① フィルターなし
焦点距離:35mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1600 ISO感度:400
笑顔のとっても素敵なHIROMIさん。
今回はこの順光の一枚をフィルターなしの1枚にセレクト。
② デュート
焦点距離:35mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1600 ISO感度:400
左斜め上からの半逆光です。銀杏のきらめきをデュートはきらきらに表現してくれます。
輝度の拡散ということだと考えています。キラキラをより一層輝かせる(ふわっとさせる)ということです。
きらきら黄金色の光のラインとして表現してくれているのは想定通りでしたが、日の光は白飛びしやすくもなります。
左上の太陽の中心部はトリミングでカットしました。
ソフト効果の弱いデュート。フィルター無しに近いシャープネスの効いたキリットした表情になりますね。
わたしがデュートを使いたくなるのは光のハイライト部分を強調したいときやハイライトの当たっている肌を綺麗に表現したいときです。
注意するのはやはりハイライトの白飛び。常にヒストグラムは意識しましょう。
③ デュート
焦点距離:35mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1600 ISO感度:400
④ デュート
焦点距離:35mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1600 ISO感度:400
次はフォギーにうつりましょう。
⑤ フォギーA
焦点距離:35mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/400 ISO感度:400
⑥ フォギーA
焦点距離:35mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/400 ISO感度:400
ガラッと雰囲気が変わりましたね。
自然光のみの撮影でうす曇りになったせいもありフォギーのミスト感の優しさは現れていますが
画面全体に広がる白っぽさがでています。
これは、レフ板等をつかってちょっとメリハリだしたいな・・・
というポイントですがこの場はレフ板使えないスポットで残念(;´・ω・)
次は効果の強いBタイプだとどうなるかをみてみましょう。
35㎜のレンズとBタイプの組み合わせです。
⑦ フォギーB
焦点距離:35mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1000 ISO感度:400
⑧ フォギーB
焦点距離:35mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1000 ISO感度:400
再び太陽が現れ、銀杏は黄金の輝きのラインになっていますね。
最初のデュートの光の輝きとは質が違うのがよくわかります。
右上から差し込む光も中心部の白飛びの硬さもなく徐々にミストが淡くなる
グラデーションも違和感がなく溶け込んでいます。
HIROMIさんのむかって左サイドのハイライト部を注目すると白いコートの
ふわっと感もフォギーらしさがよくでています。振り返った頬にあたるコートの光の跳ね返りが
レフ板がわりになって柔らかさを強調しています。
⑨ フォギーB
焦点距離:35mm 絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/800 ISO感度:400
これからの冬撮影。
雪や氷やイルミとポートレートのコラボもデュートとフォギーで楽しみましょう♪
今日も最後までありがとうございました。
オオヤマナホでした~♪