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馬場亮太の感動表現|FiRIN 20mm F2 FE AFで撮る冬の青森/津軽。

Posted: 2019.01.23 Category: Tokinaレンズ Comment: 馬場亮太の感動表現|FiRIN 20mm F2 FE AFで撮る冬の青森/津軽。 はコメントを受け付けていません

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/3.2 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:320
2019年の正月。毎年恒例の妻の実家のある青森県の津軽地方へと行ってまいりました。今年も津軽は雪が多く、どこを切り取っても雪国らしい光景が広がっていました。ちょうど1年前に青森に訪れた時の相棒はFiRIN 20mm F2 FE MFでしたが、今年はAFを相棒に。撮影に出かけたこの日は青空と雪のコントラストが最高の日でした。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/3200秒 ISO感度:100

妻の実家の屋根から下がった氷柱(つらら)。これはそれほど長くないけど、雪が多く積もる2階の屋根からぶら下がっているものにはもっと凶悪なものもあった。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/5.0 シャッタースピード:1/3200秒 ISO感度:100

道路に出ると歩道がきれい除雪されていたので、ローアングルで1枚。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE MF
焦点距離:20mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:100

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE MF
焦点距離:20mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/1600秒 ISO感度:100

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE MF
焦点距離:20mm 絞り:F/3.2 シャッタースピード:1/8000秒 ISO感度:100

妻もかつて通っていた廃校の小学校にて。今はドローンの操縦者の養成学校として使われているらしいが、校舎や体育館、大きな銀杏はそのままにしながら施設を再利用してもらえるのは有り難いことなのかなと。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/16 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:160

弘前城のお堀。冬の季節にここを訪れるのは初めてだったが、桜が咲いていない弘前城も悪くない。夜はライトアップされていて、さらに良い雰囲気になるらしい(がその時間には行っていない…)。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/1250秒 ISO感度:100

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:100

1枚目は本来であれば弘前城天守があるべき場所を撮ったもの、2枚目が石垣を修理するために移動された天守。元に戻すまでにまだ数年かかるらしいが、岩木山をバックに天守が撮れるのは今だけ。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/1600秒 ISO感度:100

弘前城本丸から望む岩木山。青空に映える姿を撮影したかったが、残念ながらこの日は雲が少し多かった。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100

お堀を撮影中に偶然見つけたハクチョウ。下を見ていなければ気がつかなかったはず。堀の氷が張っていない部分に佇んでいたが、周囲を見ても他に仲間をいなかった。なぜここに?

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/4000秒 ISO感度:100

弘前城で見つけた誰かの手形。1月4日に弘前城に出かけたが、観光客がとても少なく、通常は有料区域の本丸も無料で入ることができた。写真を撮るにはオススメです。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1/13秒 ISO感度:1600

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:1600

JR奥羽本線・長峰駅にて。無人駅。ほとんど日が落ちていたが、雲間から見える空のおかげでよい雰囲気に。

◎SONY α6500(ILCE-6500)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/3.2 シャッタースピード:1/2500秒 ISO感度:100

長峰駅前の電話ボックス。昨年の携帯電話の大規模な通信障害があって以来、その重要性が見直された気がするが、個人的には被写体としても魅力的。

お正月もあっという間に終わりにいつもの日常になりましたが、正月太り解消?のためにも、2019年も1日も欠かさず街を歩いて日常スナップを撮り続けてます。それではまた。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:1600

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齋藤千歳の感動表現|ミラーレス一眼カメラシステムの軽快さを引き出してくれるSAMYANG AF24mm F2.8 FE

Posted: 2019.01.23 Category: SAMYANG Comment: 齋藤千歳の感動表現|ミラーレス一眼カメラシステムの軽快さを引き出してくれるSAMYANG AF24mm F2.8 FE はコメントを受け付けていません

みなさん、撮ってますか! 齋藤千歳です。

最近は、豊富な実写作例と実写チャートでレンズを解説するAmazonKindle電子書籍「レンズラボ」シリーズにプラスして、実写チャートでレンズを解説する「レンズデータベース」シリーズの制作のため、最新のレンズを数々テストしています。

そんな最新レンズでのチャートの撮影まみれのなかに、やってきたのがSAMYANG AF24mm F2.8 FEです。

約Φ61.8×37mmとコンパクトで、質量はわずか約93gと100gを切る軽量ぶりになっています。

このところ、超高画質の新世代単焦点ばかり触っていたので、SAMYANG AF24mm F2.8 FEの軽さ、小ささはちょっと感動的です。

実勢価格は43,000円前後と価格もコンパクトといえます。

まさに「安い」「軽い」「小さい」を実現したレンズです。

実はサムヤンの35mm判フルサイズ対応のEマウント向けAFレンズとしては、すでにSAMYANGAF35mm F2.8 FEが同じコンセプトで発売されています。

SAMYANGAF35mm F2.8 FEはAmazonKindle電子書籍の

Foton機種別作例集185 実写とチャートでひと目でわかる! 選び方・使い方のレベルが変わる! SAMYANG AF35mm F1.4 FE 機種別レンズラボ

SONY α7 II で撮影

監修:小山壯二/著:齋藤千歳/編:太田圭一・齋藤千歳/デザイン:Inori

価格:330円

で各種チャートでの解析などを行い、「安くて軽く小さくてよく写る」ことが分かっています。

使用レンズ:SAMYANG AF24mm F2.8 FE

◎焦点距離:24mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100 補正値:+1段 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

単焦点レンズとしては、さほど明るいとはいえないF2.8で24mmの広角ですが、しっかり被写体に寄れば、大きくぼけます。

「安くて軽くて小さくてよく写る」というコンセプトを引き継いだであろうSAMYANG AF24mm F2.8 FEですが、実は軽くて小さいだけでも、35mm判フルサイズミラーレス一眼ユーザーにとってはうれしいコンセプトといえるでしょう。

Sony αシリーズのなかでも、普及率の高そうなα7IIでバッテリーと記録メディアを含む重さは約599g、α7 IIIで同約650gと一眼レフカメラの比べてカメラボディは、軽くて小さくなっています。

しかし、それに見合うような軽くて小さいレンズは少なく、ほとんどが一眼レフ用並みのサイズ、もしくは最近の高画質レンズのはやりとしてはより重く、より大きくの傾向にあります。

せっかくのミラーレス一眼の大きなセールスポイントである軽くて小さいが活かせる35mm判フルサイズ対応レンズは思った以上に少ないのが現状です。

使用レンズ:SAMYANG AF24mm F2.8 FE

◎焦点距離:24mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100 補正値:+1段 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

軒下につるされたサケ。風で揺れるのでコンティニュアスAFを使って中腰の不安定な体勢で見上げる角度をさまざまに変えながら撮影しました。

また、5,000万画素に差し迫る超多画素機を使うと、その多画素を活かした精密な写真が撮りたくなるのは当然です。

超多画素をより活かすために、より高性能なレンズを使うことになりますが、ボディより重いのは当たり前、価格もボディより高いことも珍しくありません。

超多画素を活かすためにボディとレンズの合計重量が上がると、超多画素の高解像力を活かすための最大の敵といってもよい「ぶれ」を排除するために大型の雲台と三脚を導入することになります。

残念ながら、極限まで超多画素の解像力を活かして撮影しようと考えると、三脚や雲台の大きさはデジタル一眼レフ時代と同じ、もしくはそれ以上の大きさ・重さが必要になるのです。

カメラ本体は小さくて軽いのですが、撮影システム自体が大きくなるので、撮影が軽快さを失い、フィルムでいうなら大判フィルムカメラでの撮影のようになっていきます。

使用レンズ:SAMYANG AF24mm F2.8 FE

◎焦点距離:24mm 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:100 補正値:−1/3段 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

橋を渡っているときに「おもしろいかも」と思い、撮影しました。実はカメラとレンズが軽くなると、使う三脚と雲台も軽くなるので撮影が軽快になります。

どっしりと三脚を据えて、安定感の高い位置にカメラを取り付けて撮影する、これはこれで王道的な撮影といえるのですが、私はこの方向で撮影するとアングルやフレーミングが単調になることが多く「私の写真ってつまらない」と思い悩むことになります。

一方、SAMYANG AF24mm F2.8 FEのように軽いレンズとの組み合わせだと、手持ちでも撮影しやすいですし、三脚を使うにしても軽くて小さいものの十分です。

結果、軽快に撮影が行え、さまざまな位置からの多くのアングルやフレーミングを試すことができます。

撮影システムの大きさや重さは、意識しているにしろ、していないにしろ、撮影者の大きな影響を与えているといえるでしょう。

使用レンズ:SAMYANG AF24mm F2.8 FE

◎焦点距離:24mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100 補正値:+2/3段 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

小さなお社の側面をほぼ真上を見上げるような角度で撮影しました。カメラとレンズが軽いので、小さな三脚でも安心してさまざまな角度で撮影できます。

SAMYANG AF24mm F2.8 FEのような小さくて軽くて安いレンズでは、せっかくのカメラの性能が活かせないのでは心配する方もいるでしょう。

多くのレンズで解像力チャートをなどを撮影してきた経験からいうと、周辺部分の解像力を含めて、単焦点レンズがズームレンズ以下の性能をマークすることはまずありません。

さらに同じコンセプト製造されたSAMYANG AF35mm F1.4 FEは、絞り開放から中央部分は非常にシャープで、周辺部分は絞るほどにシャープになりF8.0前後で全体にもっともシャープになる傾向でした。

SAMYANG AF24mm F2.8 FEの解像力・ぼけディスク・最短撮影距離・周辺光量落ちの実写チャートと豊富な作例を掲載した

『Foton機種別作例集240 実写とチャートでひと目でわかる! 選び方・使い方のレベルが変わる! SAMYANG AF24mm F1.4 FE 機種別レンズラボ』

は現在鋭意制作中ですが、2本のレンズのMTF曲線などを比較する限りでは、同じような傾向が観察されることが予想されます。

今回、撮影した作例についても、絞り開放から十分以上の解像力やぼけなどの描写を発揮してくれました。

AFについても、軒下に干してあるサケが風でゆれるので、絞り開放ではピントが合いづらいだろうと考え、コンティニュアスAF+連続撮影を行いましたが、予想以上にピントの合った写真が多く、少し撮影し過ぎたと後悔したほどです。

超多画素による高精細撮影も、小さくて軽いボディによる軽快な撮影も、それぞれ35mm判フルサイズミラーレス一眼カメラの魅力の一面であると思います。

レンズはもちろん、三脚や雲台、レリーズなど撮影システム全体として、自分はカメラのどの魅力を引き出して、どう楽しむのかを考えるのも写真を撮る楽しみのひとつだと思います。

個人的にはSAMYANG AF24mm F2.8 FEのような「軽くて小さくて安くてよく写る」レンズとの組み合わせでの軽快な撮影は、超多画素による高精細撮影とは異なった楽しみがあるので、それぞれをぜひ楽しんでいただきたいと思います。

齋藤千歳の感動表現|ミラーレス一眼カメラシステムの軽快さを引き出してくれるSAMYANG AF24mm F2.8 FE はコメントを受け付けていません

伊藤宏美の感動表現|釧網本線の旅~1~

Posted: 2019.01.23 Category: Tokinaレンズ Comment: 伊藤宏美の感動表現|釧網本線の旅~1~ はコメントを受け付けていません

街にまだお正月の余韻が残る中、釧網本線に行ってきました。

釧網本線は東釧路駅と網走駅を繋いでいます。

毎年、蒸気機関車が見たくて、2月に必ず訪れるのですが、

雪のまだ少ない1月のこの時期に行くのは初めてでした。

運行本数が少ないので、羽田を朝早くでて、釧路空港に着いた日は、お昼からの撮影になります。

初日はほとんど線見をして、おいしいものを食べてゆっくり過ごします。

この日は、晴れていたので、夕方に出向いたのは、夕焼けの赤みが残りそうな場所。

お日様が沈むと一気に寒くなりますが、それよりも、列車がやってきたときに、赤みが残ってくれるか

ドキドキします。

雪の上には動物の足跡がいくつもあって、少し遠くでは鹿が数頭、こちらの様子をうかがっていました。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:14mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:6400

かなり暗くなってきてからの撮影でしたが、開放値F2の明るいレンズなので、AFでしっかりピントをとらえてくれました。

この場所は、後日、昼間の光でも撮影したくなり、再撮しに向かいました。

今度は、合えての後追い撮影です。

思ったとおり、列車の後ろ姿は寒さで凍っていました。

こういう姿を見れると、「北海道にいるんだなあ」と改めて思います。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/13 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:200

このレンズは円形絞りなので、光条がとても美しく出てくれます。かなりの逆光にも関わらず空気感が見事に表現できたのはトキナー・ブルーのおかげです。

車輌についた雪の質感も伝えてくれる描写力です。

翌朝は、早起きをして、大好きなコンビニのベーコンおかかお結びを食べてからの出発。

暗い中、前日に妄想して、決めていた場所に向かいます。

今度は、朝日が登りきらないうちに撮影したくてドキドキするのですが、

影絵のような可愛い情景が撮影できました。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:14mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:2000

今度は場所を変えて、トコトコ走る列車を撮影

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:400

階調表現の優れているレンズなので朝焼けのオレンジからブルーへのつながりがとても綺麗で、美しく表現できます。

また、細部まで精密に描写してくれ、画面の隅に車輌を配置しているにも関わらず、ゆがみも少ないレンズです。

そして、通りがかりに気になっていた草に、お日様が当たっていることを願って東釧路駅の方に戻ると、

山からお日様が顔を出していて、丁度、草に光が当たり、キラキラしていました。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:15mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:200

この日は、夕方まで撮影し、最後に釧路に戻ってきたところで雪が降り始めました。

雪が舞う中を進む列車を残したくて

鉄橋から離れた場所で、ストロボを上に向けててらしました。

(運転士さんに向けてストロボを焚くのは禁止です)

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:6400

⑥F4.5 SS1/200 ISO6400 20mm

夜空に舞う雪が、とっても綺麗に写ってくれました。

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光川十洋の感動表現|はばたく帆船日本丸

Posted: 2019.01.23 Category: Tokinaレンズ Comment: 光川十洋の感動表現|はばたく帆船日本丸 はコメントを受け付けていません

現在、帆船日本丸が水面下で見えない船底を見せています。そして石造りのドックも側面や底まで見ることができます。横浜みなとみらい21地区で保存・活用されてきている帆船日本丸が約20年ぶりに海水を抜く「ドライドック」になって、大規模な修繕工事が行われようとしています。2018年12月下旬から海水を抜き始めて、3月28日までに腐食部分の補修や塗装が行われるのですが、旧横浜船渠(せんきょ)第一号ドック内のめったに見ることができない機会ですので、通ってみました。国の重要文化財に指定されている帆船日本丸の帆を展開する総帆展帆(そうはんてんぱん)とともにご案内してみたいと思います。

広い視野を表現する時、限られた場所での撮影には、広角ズームが重宝します。「TokinaAT-X 17-35 F4 PRO FX」は、フルサイズレンズながら、軽量でコンパクト。精細な被写体にも対応できる細密な描写性能を実感します。

排水中の12月末頃、船尾にあるスクリューを見ることができました。無風時などディーゼル機関による運航も可能となります。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:35mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:200

1月13日、14日の両日に市民見学会が行われました。船体は盤木(ばんぎ)の上に据えられています。工事用の柵の上や隙間から撮影することができます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:35mm 絞り:F/16 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:200

石造りの第一号ドックは国指定の重要文化財、近代化産業遺産。画角104°の広さがあっても大きなドックを1枚写真で表現するには無理です。重ねて撮っておき、画像ソフト「フォトギャラリー」でパノラマ写真に仕上げました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:17mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:200

工事用の資材が整然と置かれて、作業を待っています。帆船日本丸は、いつもの位置より低く見えます。パンフォーカスフォーカスにより、レンズの細密な描写が気持ち良いです。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:17mm 絞り:F/14 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:200

海水に浮かぶ総帆展帆(そうはんてんぱん)の姿です。国際信号旗で飾られています。多くのボランティアの方々が手作業で29枚の帆を張る姿は見ていて飽きません。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:29mm 絞り:F/18 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:200

船内の士官サロンにあるステンドグラスにも星座とともに美しい姿が天井に見られます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:21mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:1600

甲板にある磨かれた設備に映り込んだ帆です。たくさんのロープを使っていることがわかります。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:17mm 絞り:F/18 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:200

舵輪にも、帆が映り込みました。帆を見ながら操作するために船尾に設置されています。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:17mm 絞り:F/13 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:500

横浜みなと博物館のガラスにも、帆船日本丸の帆が映り込むと、室内と共演して賑やかに見えます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:28mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:200

シルエットの帆は、想像をかき立てます。新元号になってからも、美しくはばたく姿が「太平洋の白鳥」と言われ続けることでしょう。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:17mm 絞り:F/22 シャッタースピード:1/2000秒 ISO感度:200

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千手正教の感動表現|星空を撮る⑧

Posted: 2019.01.23 Category: 星空撮影ブログ Comment: 千手正教の感動表現|星空を撮る⑧ はコメントを受け付けていません

星空を撮る⑧

今回は、「比較明合成」による「星景写真」を撮るべく、富士山周辺に行ってきました。

今シーズンは、雪も少なく移動もスムーズでした。

出発日が木曜日という事もあり、市原市五井にあるFMラジオ局のサテライトスタジオまで友人が迎えに来てくれ自宅まで送ってもらい撮影機材を積み込んで一路富士山へ。(私は。千葉県内にあるFM局で木曜日の夕方2時間の生放送を10年半担当しています。)

東京湾アクアライン→保土ヶ谷バイパ→橋本→津久井湖を経て、都留市方面へ向かいます。(現在、道志道が崩落事故の為、一部通行止めになっているので、都留市経由となりました。)

津久井湖→相模湖→上野原→都留市→富士吉田→山中湖村に到着。渋滞も無くスムーズな移動が出来ました。

先ずは、現地の状態を見るために「山中湖」へ。

画像の右側写野外に月があります。湖畔近くまで車で入れる場所なのですが、例年だと雪で歩くのも大変なうえ、湖畔まで氷結しているのですが、今シーズンは、雪すら無かったです。

カメラ:CANON  EOS6D-HKIR改造

レンズ:Tokina  AT-X 11-20 PRO DX

フィルター:LeeNo3(リア装着)

三脚:SLIK  ライトカーボンE84 FA

リモートコード:Kenko-Tokina リモート90L

その後、月が沈むまでこの地で他の撮影など行い、次の撮影地へ移動です。

明け方の「金星」「木星」「アンタレス(さそり座)」の並ぶ様子が撮りたく「精進湖」へ到着です。

カメラ:CANON  EOS6D-HKIR改造

レンズ:Tokina  AT-X 11-20 PRO DX

フィルター:LeeNo3(リア装着)

三脚:SLIK  ライトカーボンE84 FA

リモートコード:Kenko-Tokina リモート90L

この場所で「星景写真撮影」ですが、先に記載した様に「比較明合成」による「日周運動」の撮影です。今回は、全ての撮影地で「15分の光跡」を表現しようと思っています。

これは、1枚画像で10秒露出です。これを90枚撮影して15分の光跡を表現します。

ソフトで「比較明合成」を行ったものです。

共通データ:

カメラ:SONY-α7R

レンズ:Tokina-FiRIN 20mm F2 FE AF

フィルター:Kenko プロソフトンA 72mm

三脚:SLIK  ライトカーボンE84 FA

リモートコード:Kenko-Tokina リモート90L

ここで薄明を迎え、仮眠を取るべく移動して、一日目を終えました。

星空撮影時は、片手で数えられる位の人数だったのですが、日の出の時間には、沢山のカメラマンなどで湖畔が賑わっていました。

二日目は、富士山を入れての北の宙グルグルが撮りたくて、西臼側へ。

1枚画像で10秒です。これも15分の光跡にしたいので90枚の撮影です。

これもソフトで比較明合成して完成です。

飛行機が沢山上空を通過。そうですよね、羽田~西日本・九州・沖縄・アジア方面に向かう飛行機の航空路ですからね。

共通データ:

カメラ:SONY-α7R

レンズ:Tokina-FiRIN 20mm F2 FE AF

フィルター:Kenko プロソフトンA 72mm

三脚:SLIK  ライトカーボンE84 FA

リモートコード:Kenko-Tokina リモート90L

富士山を時計回りに一周して、前夜の目的と同じシチュエーションで撮影するのですが、二日目の夜は、本栖湖を選択して現地へ向かいます。

本栖湖の駐車場に到着すると既に先客が数名いらっしゃいました。

1枚画像を得るのに15秒です。これを60枚撮影して15分の光跡表現を。

60枚をソフトで比較明合成して15分の光跡としました。

共通データ:

カメラ:CANON  EOS6D-HKIR改造

レンズ:Tokina  AT-X 11-20 PRO DX

フィルター:LeeNo3(リア装着)

三脚:SLIK  ライトカーボンE84 FA

リモートコード:Kenko-Tokina リモート90L

この日も星撮を終え、天文薄明が始まる頃には、土曜日という事もあるのでしょうか?駐車場は満車状態。日の出を撮影するカメラマンでごったがえしていました。星撮カメラマンが日の出前に移動するのを知っているのか?後ろから「移動されるんですよね?」と声を掛けられ、「はい」と答えると撤収中に私が三脚を設置していた場所を競うかの様にお二人の方が三脚を置いて行かれました。

私と友人は、6時からOPENする日帰り温泉施設に向かい、富士山が赤く染まる様子を露天風呂から愛でて仮眠へと。。。

今回の富士山周辺への撮影旅行では「光跡15分」での日周運動を表現しましたが、同じ場所で1時間や3時間、冬場は夜が長いので6時間とか撮影して比較明合成しても楽しいです。防寒対策をしっかりとしてチャレンジしてみて下さいね。

それでは、また。

皆さんも満天の星空の下へ撮影に出掛けてみて下さい。

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山口勝廣の感動表現|Tokina opera 50mm F1.4 FF で撮る佃島

Posted: 2019.01.23 Category: Tokinaレンズ Comment: 山口勝廣の感動表現|Tokina opera 50mm F1.4 FF で撮る佃島 はコメントを受け付けていません

「佃島」は東京の中心中央区に位置します。

徳川家康は江戸幕府開府の折、大阪佃村の漁師をともない、隅田川河口の干潟を与え漁民は自ら造成工事を行い、誕生した島を故郷の佃村にちなんで「佃島」としたとのこと。現在の佃島は高層マンション群を背景に船溜まりや佃煮店の店構えや暖簾等に僅かに往時の面影を垣間見ることができます。

残念ながら今回は船溜まりは工事中で船を見ることはできませんでしたが、その分、単焦点レンズ「opera 50mm F1.4 FF」を片手に佃島のイメージ探索を楽しめました。

「江戸前」という表現を聞いたことがありますか。 ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)時代となった今日でも「江戸前の寿司」といった言葉がありますが、この「江戸前」とは、江戸の前の海を指し、まさに、この佃島界隈の東京湾の入り口付近のことを言っています。

江戸前で撮れる魚貝類は新鮮で生きがよく、この握りの寿司は今では寿司の代表格として世界の人々の味覚を楽しませています。

また、「佃煮」は小魚や魚介類を塩や醤油で煮詰めて保存食とし、漁民は悪天応や出漁時の食料として利用。後に江戸庶民に普及したとされ、この佃島が「佃煮」発祥の地と言われています。

これを商う商家の店構えや看板、幟などに江戸下町の情緒が色濃く感じられ、暖簾に迫ったり引いたりと単焦点レンズならでの楽しみが倍増しました。

街の写真撮影では足を使って対象を発見することが大切で、そこに自分だけの視点や表現が生まれます。その点で写真は、頭で撮るのではなく足で撮るものだといえますね。

①   高層マンション群を背景に朱塗りの「佃小橋」が時代を超えた架け橋のように感じられ、その時空間を「opera 50mm F1.4 FF」で記録しました。

●撮影データ:F/2.5 1/4000sec  ISO:100

②   朱塗りの「佃小橋」をベビーカーで渡る母子は現代の象徴か、右手にはスマートフォン。歴史の架け橋の情景として切り撮ってみました。

●撮影データ:F/2.8 1/3200sec ISO:100

③   江戸庶民にはお馴染みの銭湯、お年寄りたちが「ゆ」に行ってきたとか、「ゆ屋」に行こうよ!、とかよく話していたことが懐かしい。そんな情景をとどめる「湯屋の暖簾」を発見、思わず「opera 50mm F1.4 FF」を握りしめて画角いっぱいに寄ってみました。

●撮影データ:F3.2 1/85sec ISO:100

④   江戸風情を残すつくだ煮屋の店構え、今や都会の中では見ることも少なくなった商家のたたずまい。暖簾には天保八年の文字が見え歴史の中の風格を感じ二階家全体を入れるように、植え込みぎりぎりに下がって撮影しました。

●撮影データ:F4.0 1/250sec ISO:100

⑤   江戸前の海で獲れる小魚、こはだ、アナゴ、シラウオ、ハゼやアサリ、エビ、小女子などを材料にした佃煮、それを商いとするお店の看板や幟には地域の環境や歴史がとどめられています。

●撮影データ:F4.0 1/500sec ISO:100

⑥   大川端の階段を上った佃大橋の上からは遠方に勝鬨橋がシルエットに、眼下に白波を起こしながら迫ってくる遊覧船。逆光に輝く水面と船影が「opera 50mm F1.4 FF」画面いっぱいになる一瞬を切り撮りました。

●撮影データ:F14 1/400sec ISO:100

山口勝廣の感動表現|Tokina opera 50mm F1.4 FF で撮る佃島 はコメントを受け付けていません