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馬場亮太の感動表現|FiRIN 20mm F2 FE AF/MFで撮った2018年

Posted: 2019.01.10 Category: Tokinaレンズ Comment: 馬場亮太の感動表現|FiRIN 20mm F2 FE AF/MFで撮った2018年 はコメントを受け付けていません

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/3.2 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:320

ついに2018年も終わり。本年も引き続き宜しくお願いいたします。今回は、昨年一年間撮り続けたFiRIN 20mmによる日常スナップの中から、掲載しなかった写真で1月から12月までを振り返ってみました(一部、その月に撮った写真がないけれど…)。昨年は途中からFiRIN 20mm F2 FE AFが新しい相棒として追加され、個人的には写真の方向性が少し変わった?気がしています。じっくり足を止めてピントと構図を追い込むMFに対し、目の前に洗われた瞬間を逃さないようにさっと撮ることができるAF。どちらも良いところはありますが、子どもの頃から落ち着きがないと言われ、街中をカメラを片手にうろちょろしている私には速射性のあるAFの方が合っている気がしてたりしていますが。。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE MF
焦点距離:20mm 絞り:F/16 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100

1月、正月に訪れた妻の実家、青森県大鰐町にて。夜に降り続いた雪が止んで青空が見えた心地よい朝だった。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE MF
焦点距離:20mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100

2月の羽田空港にて。シャープに写ったガラスに付いた雨粒を見て、この日も寒かったことを思い出す。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE MF
焦点距離:20mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:6400

同じく2月に訪れた旧万世橋駅のホームへと続く階段。ISO6400と高感度だがざらつきは嫌な感じはしない。

◎SONY α7III(ILCE-7M3)+FiRIN 20mm F2 FE MF
焦点距離:30mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:2000(APS-C)

3月の夜桜。MFでの近接、シャッタースピード1/20は個人的に手持ちでギリギリなんとか撮れる領域。

 

◎SONY α7III(ILCE-7M3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:1000(APS-C)

4月の中野駅。ちょうどFiRIN 20mm F2 FE AFが相棒に加わった頃。このペディスリアンデッキから見る中央線とガード下の光景が好きだ。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:3200

5月に撮影仕事で訪れた八丈島にて。いつも宿泊する親戚の民宿にある叔父の部屋は、本がたくさん、子どもの頃からほとんど変わっていなかったが、この秋に改築して今はもうない。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:800

6月に撮影した訳ではないけど、ちょいちょい行かせていただく中野の写真機居酒屋「tokinon50/1.4」の天井。来年はここで写真展をやるかも?

◎SONY α7III(ILCE-7M3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:320(APS-C)

7月の新宿。南口の甲州街道に架かる歩道橋から。新宿に行くとカメラ屋が多いこともあって、どうしても西口方面に足が向いてしまう。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:2500(APS-C)

8月に訪れた青森の妻の実家にて。庭でバーベキュー(この時は肉に加えて松茸も)をしても周囲を気にすることがないのはとても羨ましい。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:200

9月が間近に迫った8月末の八丈島にて。八丈小島の夕景はとにかく美しいので、2019年は八丈島にカメラを持って訪れてみてください。

◎SONY α6500(ILCE-6500)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/3.2 シャッタースピード:1/2500秒 ISO感度:100(APS-C)

飛んで11月の中野ブロードウェイ。裏通りの飲み屋街方面からしか見られない巨大でかっこいい中野ブロードウェイのロゴ。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100(APS-C)

12月に訪れた妙法寺(杉並区)の紅葉。スリットや金網越しに見える風景を切り取るのが好きです。

仕事も日常スナップも含め、日々毎日写真を撮っているので、過去に撮った写真を振り返ったりすることはあまりなかったので、これを機に1年の終わりには写真を見直し、整理しても良いかな、と。クリエイティブなものはどれにも言えますが、創作物を少し時間を置いたり寝かしてから見ると、印象や自分の中での評価が変わりますからね。2018年はFiRIN 20mm F2 FE AFが新たに加わり、日常スナップにより速射性とライブ感が加わった1年でした。今年もシャッターを切りたくなる刺激的な日常が訪れる日々が続くよう、そして皆さまに素晴らしい写真ライフが訪れますように。新しいFiRINの登場も期待しつつ、2019年も宜しくお願いいたします。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100(APS-C)

​​​​​​​12月末に撮った息子。8月に撮った最初のカットから随分と立派になってしまいました。

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伊藤宏美の感動表現|「ぐてたまトレイン」と新年「SL初詣号」

Posted: 2019.01.10 Category: Tokinaレンズ Comment: 伊藤宏美の感動表現|「ぐてたまトレイン」と新年「SL初詣号」 はコメントを受け付けていません

2018年の年末に、約1年走っていた西武線・ぐてたまトレインが終了しました。

私は、西武線をよく利用するので、ぐてたまトレインを見かけるだけで嬉しかったです。

最後は、記念に残しておこうとカメラを持って乗車してきました。

運行中は、その日の運用がサイトに出ているので、運用を確認してからの出発です。

ぐてたまトレインは前と後ろで少しデザインが違います。

この日は8両編成だったので、「ぎゅてちゃま」側が見えました。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:18mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:400

10両編成の時は、ここに2両増結されるので、「ぎゅてちゃま」を見れるのは8両編成の時だけ。

にっこり顔の「ぎゅてちゃま」

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/2500秒 ISO感度:400

こちらは、「ぐてたま」側。

保谷駅にて、停車中を見に行きました。

「ぎゅてちゃま」側と反対側の、「ぐてたま」側。

少し表情が違います。

ぐてたまトレインは内装も、とても可愛いです。

たまご型をモチーフにデザインされた西武線の30000系を特別仕様にしているのですが、細部まで凝っています。

チラッと見てくる「ぐてたま」に惹かれて乗車

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:400

中にはたまご型のデザインに書かれた「ぐてたま」がいろいろ。

「もうちょいつめて」とか「えーでかけるの?」など、

「ぐてたま」が話している仕様になっていて、ニヤリとしてしまう可愛さです。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:17mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:640

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:18mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:320

戸袋に挟まれないように、人間に代わって体を張って表現する「ぐてたま」

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:400

「ドアに注意」のシールには、はっ!とする「ぐてたま」

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:400

この日は、大泉学園駅で下車してお見送り

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/2500秒 ISO感度:400

AT-X 14-20 F2 PRO DXは画面全域での描写力が優れているので、情報量の多い車輌も、全体を楽しむことが出来ます。発色も良いので、イラストやキャラクターも可愛く表現できました。

また、車内のイラストに寄って撮影したとき、円形絞りなので、背景のボケが柔らかく美しいです。

また、このレンズは開放値がF2と明るいので、暗くなっても使いやすいレンズです。

暗いなかでも、AFでピントが合いやすいので、

夜を走るぐてたまトレインを撮影。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:17mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:3200

「ぐてたま」は、ホームの待合にも描かれていて、楽しませてくれていました。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:14mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:2500

「ぐてたま」トレインは終わってしまったけれど、

次はまた楽しいラッピング電車が西武線を走るといいなあと期待してます。

そして、

2019年のお正月は、秩父鉄道の蒸気機関車に乗ってきました。

蒸気機関車は具合が悪くて運休が続いていましたが、お正月飾りをつけて走る事になり、

これは乗らなければと、熊谷~三峰口まで往復で全区間乗車してきました。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:17mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:400

停車中も楽しみです。

◎使用レン14mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:400

最後、熊谷では、夕陽に照らされていました。

今年も、たくさん乗りたいです。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:1600

​​​​​​​解像力が高く、シャープな描写なので、表面の凸凹や質感まで見事に再現してくれるレンズです。

黒一色の車輌も表情豊かに表現してくれました。

2019年もどうぞよろしくお願い致します。

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光川十洋の感動表現|サラリーマンから転身

Posted: 2019.01.10 Category: Tokinaレンズ Comment: 光川十洋の感動表現|サラリーマンから転身 はコメントを受け付けていません

「ホワイトカラー」が「真っ黒い日焼けした顔」に転身しました。ホテルマンで、横浜エクセルホテル東急などの総支配人を経験した人が、定年後はすっかり農作業生活。真似できる環境の人は少ないのですが、あまりにもお見事に農作業を楽しむ姿に、取材の申し入れをいたしました。神奈川県秦野市に住む飯田敏一氏、70歳。

秦野市は比較的温暖な気候で、水稲より畑作が適しているのですが、飯田氏は陸稲(おかぼ)のもち米「とよはたもち」を先祖からの土地に育ててきています。水利が叶わない農地のために品種改良されたのが陸稲です。畑やミカンの収穫もあるようですが、陸稲の各作業を3回に分けて撮影させていただきました。

農作業を近くで撮影できることや被写界深度・スローシャッターを活かすなどには、APS-Cサイズのワイドズームレンズ「Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX」がとても好都合です。

2輪で1条刈りのバインダーを操り、稲の列を素早く刈り取り、自動で「ひもくくり」をしてくれます。動きを表現するスローシャッターには短い焦点距離のAPS-Cサイズが安心です。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:15mm 絞り:F/16 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:200

台風24号が2018年9月30日深夜から翌朝にかけて大荒れとなったため、収穫間近かの稲が倒れた状態のものもあり、ときどき絡まってしまいますが、コツをつかんで取り出します。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:14mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:220 フラッシュ使用

竹を使って「はざかけ棒」を組み立てましたが、前日の雨による稲の重さもあって、崩れたトラブルも。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:12mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:160

「はざかけ」が終了すると、見事な景観です。焦点距離が短いレンズは、被写界深度が大きいので、近くにピントを合わせた場合でも、背景も十分描写できます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:12mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:140 +1補正

野鳥対策に網掛けをします。眼鏡が絡んで網に穴をあけることも。お手伝いの人たちと連携をとって、全体に網をかけ終えます。逆光状態でも、クリアに線1本1本を描写してくれるレンズです。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:100 -1/3補正

年季の入った脱穀機。入れる稲の量を加減していますが、コントローラーでときどき戻すことも。1/25秒で、作業の動きを表現しています。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/13 シャッタースピード:1/25秒 ISO感度:160

脱穀済みのお米を天日で乾燥します。種まきから仕上げまで数多い作業があるものです。濃淡差のある被写体を、このレンズはみごとに描写してくれます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:18mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:100

12月末に餅つきです。昔ながらの「羽釜」で湯を沸かし、「せいろ」でお米を蒸らします。薪からの煙、「釜ぶた」からの蒸気が、冬の低い太陽光に浮かび上がります。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:13mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100 フラッシュ使用

少し黄みがかった陸稲らしいしっかりした硬さと粘り気を表現するには、逆光で弱い補助光を当てます。親の代から伝わる「臼」と「杵」だそうです。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:20mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100 +1/3補正 フラッシュ使用

お知り合いが手伝ってくれ、かなり重い杵が小気味いい音を立てます。近所の人も見学に来ています。11mmの超ワイド画角で全容をとらえ、遠近感をつけました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:200 +1/3補正 フラッシュ使用

近所の幼稚園児が見学と餅つき体験をしました。元気な男の子は一人で杵を持ち上げると言っていましたが、「やはり無理」も体験のうちです。超ワイド画角は近づいて状況をつかむ場合に便利です。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:160 フラッシュ使用

近所の農家の人から「一人前になったね」と言われた飯田氏は、日焼けした玄人の良い顔をしています。70歳にはとうてい見えない「転身したはつらつさ」です。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:20mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:140 トリミングあり

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千手正教の感動表現|星空を撮る⑦

Posted: 2019.01.10 Category: 星空撮影ブログ Comment: 千手正教の感動表現|星空を撮る⑦ はコメントを受け付けていません

皆さん、新年あけましておめでとうございます。

今年も「ケンコー・トキナー写真ブログ/星空撮影ブログ」を宜しくお願い致します。

星空を撮ってみたいと思っていらっしゃる方が、私のブログを見て頂き、少しでも参考になれば嬉しく思います。

2019年最初の投稿は、ハイブリッド電動雲台 SLIK ASTRA ECH-630での撮影時のセッティングについてとSAMYANG 85mmF1.4 AS IS UMCによる作例です。

星空を撮る①に簡単に紹介はしていますが、今回は「設置について」です。

撮影ポイントに到着したら三脚にASTRA ECH-630(別売の微動雲台SMH-250を併用すると容易に設置が可能になります。)

 

ECH-630本体を北に向けます。コンパス/方位磁石(スマホアプリでも可)で大まかに北に向けます。次にSMH-250などを使って、撮影地の緯度と同じ角度に合わせます。この時に角度計やスマホアプリの高度計などでも大丈夫です。

北極星を確認出来ない場所での撮影では、ここまでのセッティングでも広角レンズなら大丈夫です。

電源は、単三乾電池4本でもいいですが、私は、長時間稼働させっぱなしにする事が多いので、モバイルバッテリーを使用しています。撮影中に電池切れにならない様に新しい電池を使用する様にすると良いです。電池が古かったりすると十分に追尾してくれなくなる場合も考えられます。それを回避する意味でもモバイルバッテリーを使用するのが良いかも知れませんね。

空が暗くなり北極星が見える様になったら北極星を使って更に正確に合わせます。

北極星を探すには、一般的に「北斗七星(おおぐま座)やカシオペア座から探す」のが便利です。

ECH-630には、V時にカットされた部分もありますが、実際には「のぞき穴(大)」を覗きながらその中心に北極星が見える様に微調整します。

先に記している方法で大まかに北極星の方向にセッティングされていれば、のぞき穴(大)の中に大体入っている筈です。

標準・広角系のレンズなら、ほぼこの方法のみで撮影しても問題ありません。のぞき穴(大)と記しているという事は、のぞき穴(小)もありますが、星空の下での撮影に慣れていないと暗い中での作業になりますので、ちょっと難しいかもです。

撮影中は、画像の様な感じになります。

作例を見て頂ければ分かりますが、のぞき穴(大)のみを使ってのセッティングでも十分だと思います。但し、この方法やECH-630での望遠系のレンズでは、少々不安にもなりますので、その際には、スカイメモSやケンコー赤道儀SEⅡなどを使用する事をおススメします。

オリオン座の散光星雲

オリオン座の三ツ星の下にあるのは、有名なM42&M43(オリオン大星雲)です。

左側を半円状に写っている赤い星雲は、バーナードループといいます。

三ツ星の一番左の星「アルニタク」の下には、IC434(通称:馬頭星雲)が、上にはNGC2024(通称:燃える木)が写っており、そのやや左上には、M78反射星雲も写っています。

撮影データ:

レンズ:SAMYANG 85mmF1.4 AS IF UMC

カメラ:CANON EOS-X7i(LPR-N装着)

赤道儀:SLIK ECH-630

撮影地:千葉県南房総市

露出時間:総露出30分/ISO3200 恒星時追尾

皆さんも是非、ECH-630を使ってみて下さい。

説明用画像撮影の共通データ

カメラ:SONY-α7R

レンズ:Tokina-FiRIN 20mm F2 FE AF

三脚:SLIKライトカーボンE84 FA

リモートコントローラー:リモート90L

それでは、また。

皆さんも満天の星空の下へ撮影に出掛けてみて下さい。

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オオヤマナホの感動表現|冬の光を撮る。デュートとフォギーの撮り比べ

Posted: 2019.01.10 Category: ソフトフィルター Comment: オオヤマナホの感動表現|冬の光を撮る。デュートとフォギーの撮り比べ はコメントを受け付けていません

みなさま。あけましておめでとうございます。

オオヤマナホです♪
2019年の年明けいかがお過ごしでしょうか。

今年は私にとって3回目のCP+が2月28日~やって参ります。
現在新たな作例づくりや、普段の撮影の中で自分自身の疑問を
改めて検証する作業を継続中です。
どうぞみなさま!
CP+にお越しの際は、ケンコートキナー「ソフト・クロスフィルターコーナー」に
お立ち寄りくださいますようお願い申し上げます。

(・・・って、なんだかまじめになった(`・∀・´)オオヤマナホですよ♪)

さてさて今回は。年末最後の黄色の彩をモデルのHIROMIさんと探しに行ってまいりました。
銀杏の黄色と陽の光を綺麗に写すフィルターは?
HIROMIさんの肌を綺麗に表現できるフィルターは?
白いコートを効果的に使えるフィルターは?
などなど・・・考えながらいろいろ試してみた結果・・・
今回は「デュート」と「フォギー」を比較です。

光のラインを直線的に捉えつつ輝度を拡散するデュートと
光を霧のミスト感として柔らかく与えるフォギーです。
作例から、この光は順光なのか逆光なのかそれとも半逆光なのか
その光の方向が与える効果を意識しながらみていっていただけますように♪

ちなみにですが。
オオヤマナホ的には、今回の最後に掲載しているフォギーBの効果がとっても気に入っています♪

使用レンズは35㎜単焦点です。

①    フィルターなし

焦点距離:35mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1600  ISO感度:400

笑顔のとっても素敵なHIROMIさん。

今回はこの順光の一枚をフィルターなしの1枚にセレクト。

②    デュート

焦点距離:35mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1600  ISO感度:400

左斜め上からの半逆光です。銀杏のきらめきをデュートはきらきらに表現してくれます。

輝度の拡散ということだと考えています。キラキラをより一層輝かせる(ふわっとさせる)ということです。
きらきら黄金色の光のラインとして表現してくれているのは想定通りでしたが、日の光は白飛びしやすくもなります。
左上の太陽の中心部はトリミングでカットしました。
ソフト効果の弱いデュート。フィルター無しに近いシャープネスの効いたキリットした表情になりますね。
わたしがデュートを使いたくなるのは光のハイライト部分を強調したいときやハイライトの当たっている肌を綺麗に表現したいときです。
注意するのはやはりハイライトの白飛び。常にヒストグラムは意識しましょう。

③    デュート

焦点距離:35mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1600  ISO感度:400

④    デュート

焦点距離:35mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1600  ISO感度:400

次はフォギーにうつりましょう。

⑤    フォギーA

焦点距離:35mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/400  ISO感度:400

⑥    フォギーA

焦点距離:35mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/400  ISO感度:400

ガラッと雰囲気が変わりましたね。
自然光のみの撮影でうす曇りになったせいもありフォギーのミスト感の優しさは現れていますが
画面全体に広がる白っぽさがでています。
これは、レフ板等をつかってちょっとメリハリだしたいな・・・
というポイントですがこの場はレフ板使えないスポットで残念(;´・ω・)

次は効果の強いBタイプだとどうなるかをみてみましょう。
35㎜のレンズとBタイプの組み合わせです。

⑦    フォギーB

焦点距離:35mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1000  ISO感度:400

⑧    フォギーB

焦点距離:35mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1000  ISO感度:400

再び太陽が現れ、銀杏は黄金の輝きのラインになっていますね。
最初のデュートの光の輝きとは質が違うのがよくわかります。
右上から差し込む光も中心部の白飛びの硬さもなく徐々にミストが淡くなる
グラデーションも違和感がなく溶け込んでいます。
HIROMIさんのむかって左サイドのハイライト部を注目すると白いコートの
ふわっと感もフォギーらしさがよくでています。振り返った頬にあたるコートの光の跳ね返りが
レフ板がわりになって柔らかさを強調しています。

⑨    フォギーB

焦点距離:35mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/800  ISO感度:400

これからの冬撮影。
雪や氷やイルミとポートレートのコラボもデュートとフォギーで楽しみましょう♪

今日も最後までありがとうございました。
オオヤマナホでした~♪

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