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千手正教の感動表現|星空を撮る⑧

Posted: 2019.01.23 Category: 星空撮影ブログ Comment: 千手正教の感動表現|星空を撮る⑧ はコメントを受け付けていません

星空を撮る⑧

今回は、「比較明合成」による「星景写真」を撮るべく、富士山周辺に行ってきました。

今シーズンは、雪も少なく移動もスムーズでした。

出発日が木曜日という事もあり、市原市五井にあるFMラジオ局のサテライトスタジオまで友人が迎えに来てくれ自宅まで送ってもらい撮影機材を積み込んで一路富士山へ。(私は。千葉県内にあるFM局で木曜日の夕方2時間の生放送を10年半担当しています。)

東京湾アクアライン→保土ヶ谷バイパ→橋本→津久井湖を経て、都留市方面へ向かいます。(現在、道志道が崩落事故の為、一部通行止めになっているので、都留市経由となりました。)

津久井湖→相模湖→上野原→都留市→富士吉田→山中湖村に到着。渋滞も無くスムーズな移動が出来ました。

先ずは、現地の状態を見るために「山中湖」へ。

画像の右側写野外に月があります。湖畔近くまで車で入れる場所なのですが、例年だと雪で歩くのも大変なうえ、湖畔まで氷結しているのですが、今シーズンは、雪すら無かったです。

カメラ:CANON  EOS6D-HKIR改造

レンズ:Tokina  AT-X 11-20 PRO DX

フィルター:LeeNo3(リア装着)

三脚:SLIK  ライトカーボンE84 FA

リモートコード:Kenko-Tokina リモート90L

その後、月が沈むまでこの地で他の撮影など行い、次の撮影地へ移動です。

明け方の「金星」「木星」「アンタレス(さそり座)」の並ぶ様子が撮りたく「精進湖」へ到着です。

カメラ:CANON  EOS6D-HKIR改造

レンズ:Tokina  AT-X 11-20 PRO DX

フィルター:LeeNo3(リア装着)

三脚:SLIK  ライトカーボンE84 FA

リモートコード:Kenko-Tokina リモート90L

この場所で「星景写真撮影」ですが、先に記載した様に「比較明合成」による「日周運動」の撮影です。今回は、全ての撮影地で「15分の光跡」を表現しようと思っています。

これは、1枚画像で10秒露出です。これを90枚撮影して15分の光跡を表現します。

ソフトで「比較明合成」を行ったものです。

共通データ:

カメラ:SONY-α7R

レンズ:Tokina-FiRIN 20mm F2 FE AF

フィルター:Kenko プロソフトンA 72mm

三脚:SLIK  ライトカーボンE84 FA

リモートコード:Kenko-Tokina リモート90L

ここで薄明を迎え、仮眠を取るべく移動して、一日目を終えました。

星空撮影時は、片手で数えられる位の人数だったのですが、日の出の時間には、沢山のカメラマンなどで湖畔が賑わっていました。

二日目は、富士山を入れての北の宙グルグルが撮りたくて、西臼側へ。

1枚画像で10秒です。これも15分の光跡にしたいので90枚の撮影です。

これもソフトで比較明合成して完成です。

飛行機が沢山上空を通過。そうですよね、羽田~西日本・九州・沖縄・アジア方面に向かう飛行機の航空路ですからね。

共通データ:

カメラ:SONY-α7R

レンズ:Tokina-FiRIN 20mm F2 FE AF

フィルター:Kenko プロソフトンA 72mm

三脚:SLIK  ライトカーボンE84 FA

リモートコード:Kenko-Tokina リモート90L

富士山を時計回りに一周して、前夜の目的と同じシチュエーションで撮影するのですが、二日目の夜は、本栖湖を選択して現地へ向かいます。

本栖湖の駐車場に到着すると既に先客が数名いらっしゃいました。

1枚画像を得るのに15秒です。これを60枚撮影して15分の光跡表現を。

60枚をソフトで比較明合成して15分の光跡としました。

共通データ:

カメラ:CANON  EOS6D-HKIR改造

レンズ:Tokina  AT-X 11-20 PRO DX

フィルター:LeeNo3(リア装着)

三脚:SLIK  ライトカーボンE84 FA

リモートコード:Kenko-Tokina リモート90L

この日も星撮を終え、天文薄明が始まる頃には、土曜日という事もあるのでしょうか?駐車場は満車状態。日の出を撮影するカメラマンでごったがえしていました。星撮カメラマンが日の出前に移動するのを知っているのか?後ろから「移動されるんですよね?」と声を掛けられ、「はい」と答えると撤収中に私が三脚を設置していた場所を競うかの様にお二人の方が三脚を置いて行かれました。

私と友人は、6時からOPENする日帰り温泉施設に向かい、富士山が赤く染まる様子を露天風呂から愛でて仮眠へと。。。

今回の富士山周辺への撮影旅行では「光跡15分」での日周運動を表現しましたが、同じ場所で1時間や3時間、冬場は夜が長いので6時間とか撮影して比較明合成しても楽しいです。防寒対策をしっかりとしてチャレンジしてみて下さいね。

それでは、また。

皆さんも満天の星空の下へ撮影に出掛けてみて下さい。

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伊藤宏美の感動表現|釧網本線の旅~1~

Posted: 2019.01.23 Category: Tokinaレンズ Comment: 伊藤宏美の感動表現|釧網本線の旅~1~ はコメントを受け付けていません

街にまだお正月の余韻が残る中、釧網本線に行ってきました。

釧網本線は東釧路駅と網走駅を繋いでいます。

毎年、蒸気機関車が見たくて、2月に必ず訪れるのですが、

雪のまだ少ない1月のこの時期に行くのは初めてでした。

運行本数が少ないので、羽田を朝早くでて、釧路空港に着いた日は、お昼からの撮影になります。

初日はほとんど線見をして、おいしいものを食べてゆっくり過ごします。

この日は、晴れていたので、夕方に出向いたのは、夕焼けの赤みが残りそうな場所。

お日様が沈むと一気に寒くなりますが、それよりも、列車がやってきたときに、赤みが残ってくれるか

ドキドキします。

雪の上には動物の足跡がいくつもあって、少し遠くでは鹿が数頭、こちらの様子をうかがっていました。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:14mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:6400

かなり暗くなってきてからの撮影でしたが、開放値F2の明るいレンズなので、AFでしっかりピントをとらえてくれました。

この場所は、後日、昼間の光でも撮影したくなり、再撮しに向かいました。

今度は、合えての後追い撮影です。

思ったとおり、列車の後ろ姿は寒さで凍っていました。

こういう姿を見れると、「北海道にいるんだなあ」と改めて思います。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/13 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:200

このレンズは円形絞りなので、光条がとても美しく出てくれます。かなりの逆光にも関わらず空気感が見事に表現できたのはトキナー・ブルーのおかげです。

車輌についた雪の質感も伝えてくれる描写力です。

翌朝は、早起きをして、大好きなコンビニのベーコンおかかお結びを食べてからの出発。

暗い中、前日に妄想して、決めていた場所に向かいます。

今度は、朝日が登りきらないうちに撮影したくてドキドキするのですが、

影絵のような可愛い情景が撮影できました。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:14mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:2000

今度は場所を変えて、トコトコ走る列車を撮影

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:400

階調表現の優れているレンズなので朝焼けのオレンジからブルーへのつながりがとても綺麗で、美しく表現できます。

また、細部まで精密に描写してくれ、画面の隅に車輌を配置しているにも関わらず、ゆがみも少ないレンズです。

そして、通りがかりに気になっていた草に、お日様が当たっていることを願って東釧路駅の方に戻ると、

山からお日様が顔を出していて、丁度、草に光が当たり、キラキラしていました。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:15mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:200

この日は、夕方まで撮影し、最後に釧路に戻ってきたところで雪が降り始めました。

雪が舞う中を進む列車を残したくて

鉄橋から離れた場所で、ストロボを上に向けててらしました。

(運転士さんに向けてストロボを焚くのは禁止です)

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:6400

⑥F4.5 SS1/200 ISO6400 20mm

夜空に舞う雪が、とっても綺麗に写ってくれました。

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齋藤千歳の感動表現|ミラーレス一眼カメラシステムの軽快さを引き出してくれるSAMYANG AF24mm F2.8 FE

Posted: 2019.01.23 Category: SAMYANG Comment: 齋藤千歳の感動表現|ミラーレス一眼カメラシステムの軽快さを引き出してくれるSAMYANG AF24mm F2.8 FE はコメントを受け付けていません

みなさん、撮ってますか! 齋藤千歳です。

最近は、豊富な実写作例と実写チャートでレンズを解説するAmazonKindle電子書籍「レンズラボ」シリーズにプラスして、実写チャートでレンズを解説する「レンズデータベース」シリーズの制作のため、最新のレンズを数々テストしています。

そんな最新レンズでのチャートの撮影まみれのなかに、やってきたのがSAMYANG AF24mm F2.8 FEです。

約Φ61.8×37mmとコンパクトで、質量はわずか約93gと100gを切る軽量ぶりになっています。

このところ、超高画質の新世代単焦点ばかり触っていたので、SAMYANG AF24mm F2.8 FEの軽さ、小ささはちょっと感動的です。

実勢価格は43,000円前後と価格もコンパクトといえます。

まさに「安い」「軽い」「小さい」を実現したレンズです。

実はサムヤンの35mm判フルサイズ対応のEマウント向けAFレンズとしては、すでにSAMYANGAF35mm F2.8 FEが同じコンセプトで発売されています。

SAMYANGAF35mm F2.8 FEはAmazonKindle電子書籍の

Foton機種別作例集185 実写とチャートでひと目でわかる! 選び方・使い方のレベルが変わる! SAMYANG AF35mm F1.4 FE 機種別レンズラボ

SONY α7 II で撮影

監修:小山壯二/著:齋藤千歳/編:太田圭一・齋藤千歳/デザイン:Inori

価格:330円

で各種チャートでの解析などを行い、「安くて軽く小さくてよく写る」ことが分かっています。

使用レンズ:SAMYANG AF24mm F2.8 FE

◎焦点距離:24mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100 補正値:+1段 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

単焦点レンズとしては、さほど明るいとはいえないF2.8で24mmの広角ですが、しっかり被写体に寄れば、大きくぼけます。

「安くて軽くて小さくてよく写る」というコンセプトを引き継いだであろうSAMYANG AF24mm F2.8 FEですが、実は軽くて小さいだけでも、35mm判フルサイズミラーレス一眼ユーザーにとってはうれしいコンセプトといえるでしょう。

Sony αシリーズのなかでも、普及率の高そうなα7IIでバッテリーと記録メディアを含む重さは約599g、α7 IIIで同約650gと一眼レフカメラの比べてカメラボディは、軽くて小さくなっています。

しかし、それに見合うような軽くて小さいレンズは少なく、ほとんどが一眼レフ用並みのサイズ、もしくは最近の高画質レンズのはやりとしてはより重く、より大きくの傾向にあります。

せっかくのミラーレス一眼の大きなセールスポイントである軽くて小さいが活かせる35mm判フルサイズ対応レンズは思った以上に少ないのが現状です。

使用レンズ:SAMYANG AF24mm F2.8 FE

◎焦点距離:24mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100 補正値:+1段 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

軒下につるされたサケ。風で揺れるのでコンティニュアスAFを使って中腰の不安定な体勢で見上げる角度をさまざまに変えながら撮影しました。

また、5,000万画素に差し迫る超多画素機を使うと、その多画素を活かした精密な写真が撮りたくなるのは当然です。

超多画素をより活かすために、より高性能なレンズを使うことになりますが、ボディより重いのは当たり前、価格もボディより高いことも珍しくありません。

超多画素を活かすためにボディとレンズの合計重量が上がると、超多画素の高解像力を活かすための最大の敵といってもよい「ぶれ」を排除するために大型の雲台と三脚を導入することになります。

残念ながら、極限まで超多画素の解像力を活かして撮影しようと考えると、三脚や雲台の大きさはデジタル一眼レフ時代と同じ、もしくはそれ以上の大きさ・重さが必要になるのです。

カメラ本体は小さくて軽いのですが、撮影システム自体が大きくなるので、撮影が軽快さを失い、フィルムでいうなら大判フィルムカメラでの撮影のようになっていきます。

使用レンズ:SAMYANG AF24mm F2.8 FE

◎焦点距離:24mm 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:100 補正値:−1/3段 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

橋を渡っているときに「おもしろいかも」と思い、撮影しました。実はカメラとレンズが軽くなると、使う三脚と雲台も軽くなるので撮影が軽快になります。

どっしりと三脚を据えて、安定感の高い位置にカメラを取り付けて撮影する、これはこれで王道的な撮影といえるのですが、私はこの方向で撮影するとアングルやフレーミングが単調になることが多く「私の写真ってつまらない」と思い悩むことになります。

一方、SAMYANG AF24mm F2.8 FEのように軽いレンズとの組み合わせだと、手持ちでも撮影しやすいですし、三脚を使うにしても軽くて小さいものの十分です。

結果、軽快に撮影が行え、さまざまな位置からの多くのアングルやフレーミングを試すことができます。

撮影システムの大きさや重さは、意識しているにしろ、していないにしろ、撮影者の大きな影響を与えているといえるでしょう。

使用レンズ:SAMYANG AF24mm F2.8 FE

◎焦点距離:24mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100 補正値:+2/3段 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

小さなお社の側面をほぼ真上を見上げるような角度で撮影しました。カメラとレンズが軽いので、小さな三脚でも安心してさまざまな角度で撮影できます。

SAMYANG AF24mm F2.8 FEのような小さくて軽くて安いレンズでは、せっかくのカメラの性能が活かせないのでは心配する方もいるでしょう。

多くのレンズで解像力チャートをなどを撮影してきた経験からいうと、周辺部分の解像力を含めて、単焦点レンズがズームレンズ以下の性能をマークすることはまずありません。

さらに同じコンセプト製造されたSAMYANG AF35mm F1.4 FEは、絞り開放から中央部分は非常にシャープで、周辺部分は絞るほどにシャープになりF8.0前後で全体にもっともシャープになる傾向でした。

SAMYANG AF24mm F2.8 FEの解像力・ぼけディスク・最短撮影距離・周辺光量落ちの実写チャートと豊富な作例を掲載した

『Foton機種別作例集240 実写とチャートでひと目でわかる! 選び方・使い方のレベルが変わる! SAMYANG AF24mm F1.4 FE 機種別レンズラボ』

は現在鋭意制作中ですが、2本のレンズのMTF曲線などを比較する限りでは、同じような傾向が観察されることが予想されます。

今回、撮影した作例についても、絞り開放から十分以上の解像力やぼけなどの描写を発揮してくれました。

AFについても、軒下に干してあるサケが風でゆれるので、絞り開放ではピントが合いづらいだろうと考え、コンティニュアスAF+連続撮影を行いましたが、予想以上にピントの合った写真が多く、少し撮影し過ぎたと後悔したほどです。

超多画素による高精細撮影も、小さくて軽いボディによる軽快な撮影も、それぞれ35mm判フルサイズミラーレス一眼カメラの魅力の一面であると思います。

レンズはもちろん、三脚や雲台、レリーズなど撮影システム全体として、自分はカメラのどの魅力を引き出して、どう楽しむのかを考えるのも写真を撮る楽しみのひとつだと思います。

個人的にはSAMYANG AF24mm F2.8 FEのような「軽くて小さくて安くてよく写る」レンズとの組み合わせでの軽快な撮影は、超多画素による高精細撮影とは異なった楽しみがあるので、それぞれをぜひ楽しんでいただきたいと思います。

齋藤千歳の感動表現|ミラーレス一眼カメラシステムの軽快さを引き出してくれるSAMYANG AF24mm F2.8 FE はコメントを受け付けていません

馬場亮太の感動表現|FiRIN 20mm F2 FE AFで撮る冬の青森/津軽。

Posted: 2019.01.23 Category: Tokinaレンズ Comment: 馬場亮太の感動表現|FiRIN 20mm F2 FE AFで撮る冬の青森/津軽。 はコメントを受け付けていません

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/3.2 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:320
2019年の正月。毎年恒例の妻の実家のある青森県の津軽地方へと行ってまいりました。今年も津軽は雪が多く、どこを切り取っても雪国らしい光景が広がっていました。ちょうど1年前に青森に訪れた時の相棒はFiRIN 20mm F2 FE MFでしたが、今年はAFを相棒に。撮影に出かけたこの日は青空と雪のコントラストが最高の日でした。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/3200秒 ISO感度:100

妻の実家の屋根から下がった氷柱(つらら)。これはそれほど長くないけど、雪が多く積もる2階の屋根からぶら下がっているものにはもっと凶悪なものもあった。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/5.0 シャッタースピード:1/3200秒 ISO感度:100

道路に出ると歩道がきれい除雪されていたので、ローアングルで1枚。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE MF
焦点距離:20mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:100

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE MF
焦点距離:20mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/1600秒 ISO感度:100

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE MF
焦点距離:20mm 絞り:F/3.2 シャッタースピード:1/8000秒 ISO感度:100

妻もかつて通っていた廃校の小学校にて。今はドローンの操縦者の養成学校として使われているらしいが、校舎や体育館、大きな銀杏はそのままにしながら施設を再利用してもらえるのは有り難いことなのかなと。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/16 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:160

弘前城のお堀。冬の季節にここを訪れるのは初めてだったが、桜が咲いていない弘前城も悪くない。夜はライトアップされていて、さらに良い雰囲気になるらしい(がその時間には行っていない…)。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/1250秒 ISO感度:100

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:100

1枚目は本来であれば弘前城天守があるべき場所を撮ったもの、2枚目が石垣を修理するために移動された天守。元に戻すまでにまだ数年かかるらしいが、岩木山をバックに天守が撮れるのは今だけ。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/1600秒 ISO感度:100

弘前城本丸から望む岩木山。青空に映える姿を撮影したかったが、残念ながらこの日は雲が少し多かった。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100

お堀を撮影中に偶然見つけたハクチョウ。下を見ていなければ気がつかなかったはず。堀の氷が張っていない部分に佇んでいたが、周囲を見ても他に仲間をいなかった。なぜここに?

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/4000秒 ISO感度:100

弘前城で見つけた誰かの手形。1月4日に弘前城に出かけたが、観光客がとても少なく、通常は有料区域の本丸も無料で入ることができた。写真を撮るにはオススメです。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1/13秒 ISO感度:1600

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:1600

JR奥羽本線・長峰駅にて。無人駅。ほとんど日が落ちていたが、雲間から見える空のおかげでよい雰囲気に。

◎SONY α6500(ILCE-6500)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/3.2 シャッタースピード:1/2500秒 ISO感度:100

長峰駅前の電話ボックス。昨年の携帯電話の大規模な通信障害があって以来、その重要性が見直された気がするが、個人的には被写体としても魅力的。

お正月もあっという間に終わりにいつもの日常になりましたが、正月太り解消?のためにも、2019年も1日も欠かさず街を歩いて日常スナップを撮り続けてます。それではまた。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:1600

馬場亮太の感動表現|FiRIN 20mm F2 FE AFで撮る冬の青森/津軽。 はコメントを受け付けていません

光川十洋の感動表現|はばたく帆船日本丸

Posted: 2019.01.23 Category: Tokinaレンズ Comment: 光川十洋の感動表現|はばたく帆船日本丸 はコメントを受け付けていません

現在、帆船日本丸が水面下で見えない船底を見せています。そして石造りのドックも側面や底まで見ることができます。横浜みなとみらい21地区で保存・活用されてきている帆船日本丸が約20年ぶりに海水を抜く「ドライドック」になって、大規模な修繕工事が行われようとしています。2018年12月下旬から海水を抜き始めて、3月28日までに腐食部分の補修や塗装が行われるのですが、旧横浜船渠(せんきょ)第一号ドック内のめったに見ることができない機会ですので、通ってみました。国の重要文化財に指定されている帆船日本丸の帆を展開する総帆展帆(そうはんてんぱん)とともにご案内してみたいと思います。

広い視野を表現する時、限られた場所での撮影には、広角ズームが重宝します。「TokinaAT-X 17-35 F4 PRO FX」は、フルサイズレンズながら、軽量でコンパクト。精細な被写体にも対応できる細密な描写性能を実感します。

排水中の12月末頃、船尾にあるスクリューを見ることができました。無風時などディーゼル機関による運航も可能となります。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:35mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:200

1月13日、14日の両日に市民見学会が行われました。船体は盤木(ばんぎ)の上に据えられています。工事用の柵の上や隙間から撮影することができます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:35mm 絞り:F/16 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:200

石造りの第一号ドックは国指定の重要文化財、近代化産業遺産。画角104°の広さがあっても大きなドックを1枚写真で表現するには無理です。重ねて撮っておき、画像ソフト「フォトギャラリー」でパノラマ写真に仕上げました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:17mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:200

工事用の資材が整然と置かれて、作業を待っています。帆船日本丸は、いつもの位置より低く見えます。パンフォーカスフォーカスにより、レンズの細密な描写が気持ち良いです。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:17mm 絞り:F/14 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:200

海水に浮かぶ総帆展帆(そうはんてんぱん)の姿です。国際信号旗で飾られています。多くのボランティアの方々が手作業で29枚の帆を張る姿は見ていて飽きません。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:29mm 絞り:F/18 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:200

船内の士官サロンにあるステンドグラスにも星座とともに美しい姿が天井に見られます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:21mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:1600

甲板にある磨かれた設備に映り込んだ帆です。たくさんのロープを使っていることがわかります。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:17mm 絞り:F/18 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:200

舵輪にも、帆が映り込みました。帆を見ながら操作するために船尾に設置されています。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:17mm 絞り:F/13 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:500

横浜みなと博物館のガラスにも、帆船日本丸の帆が映り込むと、室内と共演して賑やかに見えます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:28mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:200

シルエットの帆は、想像をかき立てます。新元号になってからも、美しくはばたく姿が「太平洋の白鳥」と言われ続けることでしょう。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 17-35 F4 PRO FX

焦点距離:17mm 絞り:F/22 シャッタースピード:1/2000秒 ISO感度:200

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山口勝廣の感動表現|Tokina opera 50mm F1.4 FF で撮る佃島

Posted: 2019.01.23 Category: Tokinaレンズ Comment: 山口勝廣の感動表現|Tokina opera 50mm F1.4 FF で撮る佃島 はコメントを受け付けていません

「佃島」は東京の中心中央区に位置します。

徳川家康は江戸幕府開府の折、大阪佃村の漁師をともない、隅田川河口の干潟を与え漁民は自ら造成工事を行い、誕生した島を故郷の佃村にちなんで「佃島」としたとのこと。現在の佃島は高層マンション群を背景に船溜まりや佃煮店の店構えや暖簾等に僅かに往時の面影を垣間見ることができます。

残念ながら今回は船溜まりは工事中で船を見ることはできませんでしたが、その分、単焦点レンズ「opera 50mm F1.4 FF」を片手に佃島のイメージ探索を楽しめました。

「江戸前」という表現を聞いたことがありますか。 ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)時代となった今日でも「江戸前の寿司」といった言葉がありますが、この「江戸前」とは、江戸の前の海を指し、まさに、この佃島界隈の東京湾の入り口付近のことを言っています。

江戸前で撮れる魚貝類は新鮮で生きがよく、この握りの寿司は今では寿司の代表格として世界の人々の味覚を楽しませています。

また、「佃煮」は小魚や魚介類を塩や醤油で煮詰めて保存食とし、漁民は悪天応や出漁時の食料として利用。後に江戸庶民に普及したとされ、この佃島が「佃煮」発祥の地と言われています。

これを商う商家の店構えや看板、幟などに江戸下町の情緒が色濃く感じられ、暖簾に迫ったり引いたりと単焦点レンズならでの楽しみが倍増しました。

街の写真撮影では足を使って対象を発見することが大切で、そこに自分だけの視点や表現が生まれます。その点で写真は、頭で撮るのではなく足で撮るものだといえますね。

①   高層マンション群を背景に朱塗りの「佃小橋」が時代を超えた架け橋のように感じられ、その時空間を「opera 50mm F1.4 FF」で記録しました。

●撮影データ:F/2.5 1/4000sec  ISO:100

②   朱塗りの「佃小橋」をベビーカーで渡る母子は現代の象徴か、右手にはスマートフォン。歴史の架け橋の情景として切り撮ってみました。

●撮影データ:F/2.8 1/3200sec ISO:100

③   江戸庶民にはお馴染みの銭湯、お年寄りたちが「ゆ」に行ってきたとか、「ゆ屋」に行こうよ!、とかよく話していたことが懐かしい。そんな情景をとどめる「湯屋の暖簾」を発見、思わず「opera 50mm F1.4 FF」を握りしめて画角いっぱいに寄ってみました。

●撮影データ:F3.2 1/85sec ISO:100

④   江戸風情を残すつくだ煮屋の店構え、今や都会の中では見ることも少なくなった商家のたたずまい。暖簾には天保八年の文字が見え歴史の中の風格を感じ二階家全体を入れるように、植え込みぎりぎりに下がって撮影しました。

●撮影データ:F4.0 1/250sec ISO:100

⑤   江戸前の海で獲れる小魚、こはだ、アナゴ、シラウオ、ハゼやアサリ、エビ、小女子などを材料にした佃煮、それを商いとするお店の看板や幟には地域の環境や歴史がとどめられています。

●撮影データ:F4.0 1/500sec ISO:100

⑥   大川端の階段を上った佃大橋の上からは遠方に勝鬨橋がシルエットに、眼下に白波を起こしながら迫ってくる遊覧船。逆光に輝く水面と船影が「opera 50mm F1.4 FF」画面いっぱいになる一瞬を切り撮りました。

●撮影データ:F14 1/400sec ISO:100

山口勝廣の感動表現|Tokina opera 50mm F1.4 FF で撮る佃島 はコメントを受け付けていません

Lensbaby SOL 45で自分好みの写真を撮るコツ

Posted: 2019.01.16 Category: LENSBABY Comment: Lensbaby SOL 45で自分好みの写真を撮るコツ はコメントを受け付けていません

この秋口(2018年9月)に発売されたLensbaby SOL 45を3ヶ月程度使用してみて自分好みの写真を撮るコツがわかってきました。

このレンズの楽しみ方だったり、撮影するときに自分が注意している点を紹介します。Lensbabyのレンズに興味を持ってこのブログに来られたみなさんのヒントになればと思います。

Lensbaby SOL 45 f/3.5 45.0mm 1/100sec ISO100
光源を入れるとSOL 45らしい周辺の描写が際立ちます。

まずは自分の撮影環境やスキルレベルについて。
現在、ソニー社製フルサイズミラーレスカメラのα9を使用しています。RAWで撮影してAdobe Lightroomで現像し、自分のブログやSNSへ投稿するのがメイン。カメラで撮影するのが趣味の一般人です。街で友達と写真を撮りながらお散歩したり、新製品の発表や新サービスのイベントに素人ブロガーとして参加して撮影したり。人を撮るポートレート撮影は苦手なのでその辺りは本ブログの他記事が参考になると思います。

さて、Lensbaby SOL 45。用意されているマウントはキヤノンEFマウント、ニコンFマウント、ソニーAマウント、ソニーEマウント、富士フイルムXマウント、ペンタックスKマウントがあります。マイクロフォーサーズ用にSOL 22もありますね。「あー、このレンズ使いたいけど自分のマウントは作ってないや」となるのは少々ガッカリしますものね。

Lensbaby SOL 45 f/3.5 45.0mm 1/13sec ISO640
45mmという焦点距離は身の回りにあるものを撮影するには使い易いですね。

このレンズが他のレンズと大きく違うのは周辺の〝ボケ〟。ふわふわボケとかソフトボケとか呼ぶ人もいるようです。この効果は周辺にいくほど強く現れます。個人的にはこのエフェクトは〝ボケ〟というより〝滲み〟という方がしっくりきます。浅い被写界深度で撮影することで表現するボケとは異なる効果。

Lensbaby SOL 45は絞り値がF3.5固定です。この絞り値で得られる〝ボケ〟とLensbaby SOL 45特有の〝滲み〟を活用するとこのレンズは楽しくなってきます。更にいうなら〝ブレ〟(被写体ブレ、手ブレ)も合わせた3つの要素にしてうまく組み合わせると更に面白くなってきます。

Lensbaby SOL 45 f/3.5 45.0mm 1/60sec ISO100
手前左手のブランコの滲みは中央奥のボケとは異なる効果。

「インフォーカス/高解像の部分と〝滲み〟〝ボケ〟〝ブレ〟の部分のメリハリを大切にしよう」

写真は光と陰、虚像と偶像、静と動など、反対の要素を一つの画に盛り込むと良いと言われています。このLensbaby SOL 45で撮影するときには主題にはシッカリとピントを合わせ、それ以外を滲ませ(&ボケ/ブレさせ)ることでメリハリを持たせると楽しいです。

Lensbaby SOL 45 f/3.5 45.0mm 1/320sec ISO100
風でなびく花のブレや周辺の滲み、手前のボケがあるので真ん中の開いた花と閉じた花のペアが際立つ。

そのためには〝きちんとピントを合わせること〟がとても大切。

Lensbaby SOL 45 f/3.5 45.0mm 1/50sec ISO500
人物を撮影する場合はその人の顔/瞳にしっかりピントを合わせれば伝わりやすい写真になります。

α9では一部を拡大してピントをシッカリ合わせることができます。また、シャッターを切った際に出てくる画像がどんな見た目になるか?を常に確認しながら撮影することができます。Lensbaby SOL 45は絞り羽根がありません。ボケは角張らずEVFに綺麗に表示されるのでファインダ越しの街を眺めているだけでも楽しいです。その中でハッとした構図を切り取ると更に撮影の面白みが増します。

Lensbaby SOL 45 f/3.5 45.0mm 1/8sec ISO640
時計台を拡大してピントを合わせて撮影。

「三脚を使う」「置きピンをする」等、できる限りピントを合わせることに注力しましょう。

また、滲みの効果は周辺に出るので主題を真ん中あたりに持ってくると良いです。いわゆる日の丸構図がおススメ。

Lensbaby SOL 45 f/3.5 45.0mm 1/30sec ISO320
ど真ん中に主題を入れ込んで背景の工夫でバランスの良い写真に。

日の丸構図でも周辺の滲みによって上がってくる画像はとってもキュート。二次元的には平凡でも前後感を持った配置で主題を捉えれば立体的な世界を持たせることができます。更にティルト機能を活用してみるのも良いでしょう。

Lensbaby SOL 45 f/3.5 45.0mm 2sec ISO200
2枚目は左に少しティルトしてピント面にひと工夫。

周辺の滲みが画像全体に締める割合が秀逸なので、トリミングをしない方がバランスが良い写真に仕上がります(多すぎると感じた時だけ少しトリミングを)。

もちろん、ステップアップとして「敢えて一部にだけ滲みの効果を持たせる」など前もって計画をたてて構図を決め、その後トリミングする撮影方法もあります。トリミングするときには滲んでいる部分を多目にするとその効果が伝わりやすい気がします。

(1)ピントはしっかり合わせる、(2)主題は中心に、(3)トリミングは極力しない。これを守るとLensbaby SOL 45で撮った写真がグッと良くなります。

自分はNDフィルタを活用して色味にメリハリを持たせたり、遅いシャッタースピードで動きを持たせた静と動のメリハリを持たせた写真を撮ることが多いです。また、トリミングをしたく無いのでInstagramにアップする際もスクエアフォーマットを使わなくなりました。だって、周辺の滲み効果が勿体無いんですもの。

Lensbaby SOL 45 f/3.5 45.0mm 1/6sec ISO100
NDフィルタを使わなくても夜や雨の日にスローシャッターでの撮影も楽しい。

時折、絞りたくても絞れない(被写界深度を深くしたいのにできない)歯痒さがあるときも。ピントが合っているように見える範囲を広く確保するために被写体から離れる、主題とそれ以外の距離を多く取って背景をぼかす、などの撮影の基本を実践する良い機会です。色々駆使してメインの被写体を際立たせることができたときに達成感を得られます。

Lensbaby SOL 45 f/3.5 45.0mm 1/13sec ISO1000
現像で色味を変えてその時の雰囲気を伝えるのも一つの手です。

マニュアルフォーカス、絞り値が固定、周辺が解像しない、などの〝縛り〟があることで熟考を重ねながら撮影するクセが付きます。また、構図やシャッターチャンスだけに集中してシャッターを切ることができるので構図力を上げる良い練習になります(そして練習なのに上がってくる写真は可愛い、という特典付き)。

Lensbaby SOL 45 f/3.5 45.0mm 1/125sec ISO125
たとえ設定を追い込めてないままシャッターを切っても面白い画にしてくれるレンズです。

Lensbaby SOL 45 f/3.5 45.0mm 1/10sec ISO320
何気ない閉店後の店内を外から。

Lensbaby SOL 45はちょっと気をつけて撮影するだけで〝可愛い〟写真になるのはいうまでもありません。また、レンズの特徴を活かし、制約を回避しながら撮影することで自身の腕前をあげるのにもってこいのレンズでもあります。そのため写真撮影を始めたばかりの人と、ある程度の撮影経験のある人の両方におすすめできるレンズです。

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國政寛の感動表現|たのしくマスター! マクロ撮影術!(1)マクロ撮影の魅力と撮影機材

Posted: 2019.01.16 Category: マクロ撮影 Comment: 國政寛の感動表現|たのしくマスター! マクロ撮影術!(1)マクロ撮影の魅力と撮影機材 はコメントを受け付けていません

『風にそよいで』

~淑女のように
 たおやかに~

これまでの連載でマクロ撮影についていろいろお話してきました。
少しでも多くの方がマクロに興味を持っていただけていたら嬉しいなと思います。
お読みいただいている方の中には、これからマクロ撮影を始めてみようと考えている方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこで改めてまして、また今回から楽しくマクロ撮影するための知識やテクニックについてお話していきたいと思います!
記念すべき第一回目は、マクロ撮影キホンのキです!
どうぞ!

目次[非表示]

    1. 0.1.マクロの魅力
    2. 0.2.マクロ撮影の機材
    3. 0.3.おわりに

マクロの魅力

マクロ撮影は、クローズアップ撮影、または接写ともいいます。
一般的なカメラとレンズで撮影するよりも被写体に近づいて、画面いっぱいに大きく写すことです。

マクロ撮影の魅力は、身の回りの身近な場所でも心ときめく風景を発見できること。
遠くまで絶景を撮りに行かなくても、めったに見られない特別な瞬間を探さなくても、ちょっと足元に目を向ければ素敵な風景がいくつも存在しています。
そんな何気ない足元の風景が、マクロレンズを通すことで肉眼では見たことのない幻想的で不思議な風景に変わるんですよ!
この小さくて素敵な世界に触れてワクワク心ときめかせ、ほんのちょっぴり幸せな気持ちになれる。
それがマクロ撮影の大きな魅力です。

マクロ撮影の機材

マクロ撮影をするためには、被写体に近づいて大きく撮影するための機材が必要です。

とりあえずお手軽にマクロ撮影を試してみたいという方には、「クローズアップレンズ」や「接写リング」がオススメ。
どちらを使用しても最短撮影距離が短くなり、通常より被写体に寄って大きく写せるようになります。

「クローズアップレンズ」は、いつも使っているレンズの前にフィルターのように装着するものです。
ケンコー・トキナーからも数種類のクローズアップレンズがラインナップされています。

​​​​​​​(※「MC クローズアップNEO」No.3とNo.4を重ねて使用)

「接写リング」は、カメラボディとレンズの間に装着して使用するもの。
ケンコー・トキナーからは「デジタル接写リング」が発売されています。

(※デジタル接写リングなし)

(※デジタル接写リング36mm使用)

このようにお手軽にマクロ撮影が楽しめますが、小さな花などはあまり大きく写すことができず物足りなく感じるかもしれません。
本格的なマクロ撮影をするなら、やはり接写用のレンズである「マクロレンズ」を用意したいですね。
マクロレンズなら「クローズアップレンズ」や「接写リング」と比べて格段に被写体に近づいて大きく写すことができます。
等倍でのマクロ撮影はもちろん、通常のレンズと同じように遠くの被写体も撮影できるので、花を大きく撮るだけでなく少し離れて背景を入れたり、被写体の前後にボケを取り入れたり、表現の幅が広がりますよ。

ケンコー・トキナーのマクロレンズ「AT-X M100 PRO D」は、等倍までの撮影が可能な焦点距離100mmの中望遠マクロレンズです。
100mm前後のマクロレンズは少し離れた場所から被写体を捉えることができ、花だけでなくそこに集まる虫などを撮るにも最適です。
「AT-X M100 PRO D」には手振れ補正やレンズ内モーターは内蔵されていませんが、その分小さく軽いため、フットワークよく撮影することができます。
また、独自のワンタッチフォーカススクラッチ機構を内蔵しているため、フォーカスリングを前後にカチッ!とスライドさせるだけで瞬時にAFとMFの切り換えが可能です。

おわりに

道具が揃えば、あとは撮影するのみ!
慣れるまではなかなか思うように撮れずに難しく感じるかもしれませんが、ぜひこの楽しい世界を体験してみてくださいね!

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オオヤマナホの感動表現|ローコントラストはブラックミストの代わりになるの?

Posted: 2019.01.16 Category: ソフトフィルター Comment: オオヤマナホの感動表現|ローコントラストはブラックミストの代わりになるの? はコメントを受け付けていません

みなさまこんにちは。オオヤマナホです♪

ブラックミスト大人気が続いています!!

ブラックミストは
①白っぽくしすぎない「柔らかさ」を写真の質感に与える。
②暗部を黒つぶれさせず階調をふんわり整える効果
③フィルターを装着するだけでレタッチで柔らかく仕上げた風合いに
することができる
というところ!

簡単に「イイ感じ♪」にできるって素晴らしい!
でしょでしょ(ΦωΦ)フフフ…

ブラックミストなかなか手に入りにくい状態が続いていますが
じゃあ、ローコントラストはどうなの?どれぐらいちがうの?
そんな疑問もふつふつとわいてくるところですよね。

「ローコントラストって使えるの?」(ФωФ)フフフ

今回はローコントラストはどこまでブラックミストに迫れるのか。
そこね。みてきましょ。
撮影環境は「室内」「ストロボ光メイン」(ソフトボックス使用)「白い空間」です。
今回は光が安定しているのでカメラの設定は
焦点距離:35mm  絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/160  ISO感度:200で統一しています。

まずは女の子の周辺部も入れながらの「引き」の構図から。

①    フィルターなし

②    ブラックミスト

③    ローコントラスト

④    なし・ブラックミスト・ローコントラスト

明らかにフィルターなしとありでは差はありますよね。
フィルター無しの艶っぽさ「艶感」がおさえられた「マット感」になっています。
解像度高くてシャープネス効きすぎやなんだけどな~~っておもってる方いませんか?
そんなあなたにおすすめのフィルターがこの2枚なんですよねえ。

ブラックミストとローコントラストの差異はどうでしょうか?
似てる!という声もあれば、違う!という声もありそう。。。
(わたしも正直何十回も画像をいったり来たりしながら見比べちゃいましたから(;´・ω・)
似てる?
違う?
同じ?
違う?
「間違い探しかよ!」って一人突っ込みいれながらみていくと
白いクマと背景のクッション!!
さりげなくわきのほうにあるバラの花!!

みてみて~~(ΦωΦ)(ΦωΦ)

フィルター無し⇒くっきりはっきり
ローコントラスト⇒
①クマの輪郭が溶け込んでしまいクッションと一体化しそう。
②クマの毛並みも一本一本がよくわからない。
③バラの花びらも輪郭なだらかなめらか。全体に白っぽくなっていて細かいところわかりにくい

ブラックミスト⇒丁度中間の質感風合い。

次は被写体にズームして2パターンみてみましょう。

⑤    フィルターなし

⑥    ブラックミスト

⑦    ローコントラスト

⑧     

⑨    フィルターなし

⑩    ブラックミスト

⑪    ローコントラスト

⑫     

​​​​​​​

うーーーん。

この2パターンはなかなか難しいですね。
フィルターありとなしの差はわかりますが、ブラックミストとローコントラストの
違いは(゜-゜)・・「似ていますね!!ブラックミスト手に入らなかったらローコントラストでもいいかも」!!!
と言ってしまいそうになります(;’∀’)

これは被写体との撮影距離が近いこと。
レンズの焦点距離が35㎜であること。(長いと効果が強く出る)
光がストロボ光(ソフトボックス使用)で向きとしては順光にちかいことも関係しているように
おもいます。(さらに検証します)

結論としては「今回のような撮影環境では」ローコントラストもブラックミストも似ているといえるかなと。
屋外自然光の中で撮ってきたときに感じたローコントラストの「グレー感」(全体的にグレーに近い風合いになる)
が気になっていたのですが、そこはあまり感じませんでした。

フォギーやプロソフトンのようなわかりやすさはなく、非常に微妙でファジーな印象のローコントラストですが
攻略するのは楽しいですね。コントラストの階調をおだやかにする柔らかさ。
これから、菜の花畑や桜の花という「一面の」をキーワードにする撮影でローコントラスト効果炸裂しそう。

角形フィルターにも「ネットブラック」「ネットホワイト」というのもあるんです。
こちらのフィルターも考え方はブラックミストとローコントラストも一緒ですが印象効果はまた違います。
良かったらそちらの記事もあわせてご覧くださいね。

というところで今日はこの辺で。

オオヤマナホでした♪

☆★CP+ケンコートキナ-「ソフト・クロスフィルターブース」にてピンクのタスキをしてあなたのお越しをおまちしています( ̄▽ ̄)★☆

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水咲奈々の感動表現|「Nikon Z6 + コンポーザープロⅡ スウィート80」と猫島へ

Posted: 2019.01.16 Category: LENSBABY Comment: 水咲奈々の感動表現|「Nikon Z6 + コンポーザープロⅡ スウィート80」と猫島へ はコメントを受け付けていません

コンポーザープロⅡ スウィート80は、焦点距離80mmのティルト機能を備えたレンズです。レンズの銅鏡をくにくにと曲げることでピントの位置を移動することができます。絞り羽根枚数が12枚と多いので、滑らかなボケとグラデーションが魅力的なレンズです。今回はこのレンズの開放絞りF2.8を使用して、被写界深度を浅くして、よりドラマティックなイメージになるようにネコを撮影してきました。

ニコンZ 6 1/640秒 F2.8 ISO200
沖縄県の本島南部にある奥武島はネコと天ぷら屋が多い島です。ふらふらとお散歩していたら、黒と白のコントラストが美しいこの子に出会いました。

ニコンZ 6 1/640秒 F2.8 ISO200
じりじりと近付いて行くと、警戒は解かないまでも逃げることもしないネコ。オートフォーカスではなく、マニュアルフォーカスでじっと動かずにカメラを構える私はネコから見てもちょっと不思議な存在だったのかしら?

ニコンZ 6 1/640秒 F2.8 ISO200
ともすればピント位置を見失いそうになるマニュアルフォーカスのレンズですが、このネコのようにコントラストが高い、はっきりとした色合いの被写体は、ピントの山が掴みやすいのでお勧めです。あんまり長々撮っているとモデルネコさんが疲れてしまうので、程よく切り上げてあげましょう!

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オオヤマナホの感動表現|冬の光を撮る。デュートとフォギーの撮り比べ

Posted: 2019.01.10 Category: ソフトフィルター Comment: オオヤマナホの感動表現|冬の光を撮る。デュートとフォギーの撮り比べ はコメントを受け付けていません

みなさま。あけましておめでとうございます。

オオヤマナホです♪
2019年の年明けいかがお過ごしでしょうか。

今年は私にとって3回目のCP+が2月28日~やって参ります。
現在新たな作例づくりや、普段の撮影の中で自分自身の疑問を
改めて検証する作業を継続中です。
どうぞみなさま!
CP+にお越しの際は、ケンコートキナー「ソフト・クロスフィルターコーナー」に
お立ち寄りくださいますようお願い申し上げます。

(・・・って、なんだかまじめになった(`・∀・´)オオヤマナホですよ♪)

さてさて今回は。年末最後の黄色の彩をモデルのHIROMIさんと探しに行ってまいりました。
銀杏の黄色と陽の光を綺麗に写すフィルターは?
HIROMIさんの肌を綺麗に表現できるフィルターは?
白いコートを効果的に使えるフィルターは?
などなど・・・考えながらいろいろ試してみた結果・・・
今回は「デュート」と「フォギー」を比較です。

光のラインを直線的に捉えつつ輝度を拡散するデュートと
光を霧のミスト感として柔らかく与えるフォギーです。
作例から、この光は順光なのか逆光なのかそれとも半逆光なのか
その光の方向が与える効果を意識しながらみていっていただけますように♪

ちなみにですが。
オオヤマナホ的には、今回の最後に掲載しているフォギーBの効果がとっても気に入っています♪

使用レンズは35㎜単焦点です。

①    フィルターなし

焦点距離:35mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1600  ISO感度:400

笑顔のとっても素敵なHIROMIさん。

今回はこの順光の一枚をフィルターなしの1枚にセレクト。

②    デュート

焦点距離:35mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1600  ISO感度:400

左斜め上からの半逆光です。銀杏のきらめきをデュートはきらきらに表現してくれます。

輝度の拡散ということだと考えています。キラキラをより一層輝かせる(ふわっとさせる)ということです。
きらきら黄金色の光のラインとして表現してくれているのは想定通りでしたが、日の光は白飛びしやすくもなります。
左上の太陽の中心部はトリミングでカットしました。
ソフト効果の弱いデュート。フィルター無しに近いシャープネスの効いたキリットした表情になりますね。
わたしがデュートを使いたくなるのは光のハイライト部分を強調したいときやハイライトの当たっている肌を綺麗に表現したいときです。
注意するのはやはりハイライトの白飛び。常にヒストグラムは意識しましょう。

③    デュート

焦点距離:35mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1600  ISO感度:400

④    デュート

焦点距離:35mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1600  ISO感度:400

次はフォギーにうつりましょう。

⑤    フォギーA

焦点距離:35mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/400  ISO感度:400

⑥    フォギーA

焦点距離:35mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/400  ISO感度:400

ガラッと雰囲気が変わりましたね。
自然光のみの撮影でうす曇りになったせいもありフォギーのミスト感の優しさは現れていますが
画面全体に広がる白っぽさがでています。
これは、レフ板等をつかってちょっとメリハリだしたいな・・・
というポイントですがこの場はレフ板使えないスポットで残念(;´・ω・)

次は効果の強いBタイプだとどうなるかをみてみましょう。
35㎜のレンズとBタイプの組み合わせです。

⑦    フォギーB

焦点距離:35mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1000  ISO感度:400

⑧    フォギーB

焦点距離:35mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/1000  ISO感度:400

再び太陽が現れ、銀杏は黄金の輝きのラインになっていますね。
最初のデュートの光の輝きとは質が違うのがよくわかります。
右上から差し込む光も中心部の白飛びの硬さもなく徐々にミストが淡くなる
グラデーションも違和感がなく溶け込んでいます。
HIROMIさんのむかって左サイドのハイライト部を注目すると白いコートの
ふわっと感もフォギーらしさがよくでています。振り返った頬にあたるコートの光の跳ね返りが
レフ板がわりになって柔らかさを強調しています。

⑨    フォギーB

焦点距離:35mm  絞り:F/1.8 シャッタースピード:1/800  ISO感度:400

これからの冬撮影。
雪や氷やイルミとポートレートのコラボもデュートとフォギーで楽しみましょう♪

今日も最後までありがとうございました。
オオヤマナホでした~♪

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千手正教の感動表現|星空を撮る⑦

Posted: 2019.01.10 Category: 星空撮影ブログ Comment: 千手正教の感動表現|星空を撮る⑦ はコメントを受け付けていません

皆さん、新年あけましておめでとうございます。

今年も「ケンコー・トキナー写真ブログ/星空撮影ブログ」を宜しくお願い致します。

星空を撮ってみたいと思っていらっしゃる方が、私のブログを見て頂き、少しでも参考になれば嬉しく思います。

2019年最初の投稿は、ハイブリッド電動雲台 SLIK ASTRA ECH-630での撮影時のセッティングについてとSAMYANG 85mmF1.4 AS IS UMCによる作例です。

星空を撮る①に簡単に紹介はしていますが、今回は「設置について」です。

撮影ポイントに到着したら三脚にASTRA ECH-630(別売の微動雲台SMH-250を併用すると容易に設置が可能になります。)

 

ECH-630本体を北に向けます。コンパス/方位磁石(スマホアプリでも可)で大まかに北に向けます。次にSMH-250などを使って、撮影地の緯度と同じ角度に合わせます。この時に角度計やスマホアプリの高度計などでも大丈夫です。

北極星を確認出来ない場所での撮影では、ここまでのセッティングでも広角レンズなら大丈夫です。

電源は、単三乾電池4本でもいいですが、私は、長時間稼働させっぱなしにする事が多いので、モバイルバッテリーを使用しています。撮影中に電池切れにならない様に新しい電池を使用する様にすると良いです。電池が古かったりすると十分に追尾してくれなくなる場合も考えられます。それを回避する意味でもモバイルバッテリーを使用するのが良いかも知れませんね。

空が暗くなり北極星が見える様になったら北極星を使って更に正確に合わせます。

北極星を探すには、一般的に「北斗七星(おおぐま座)やカシオペア座から探す」のが便利です。

ECH-630には、V時にカットされた部分もありますが、実際には「のぞき穴(大)」を覗きながらその中心に北極星が見える様に微調整します。

先に記している方法で大まかに北極星の方向にセッティングされていれば、のぞき穴(大)の中に大体入っている筈です。

標準・広角系のレンズなら、ほぼこの方法のみで撮影しても問題ありません。のぞき穴(大)と記しているという事は、のぞき穴(小)もありますが、星空の下での撮影に慣れていないと暗い中での作業になりますので、ちょっと難しいかもです。

撮影中は、画像の様な感じになります。

作例を見て頂ければ分かりますが、のぞき穴(大)のみを使ってのセッティングでも十分だと思います。但し、この方法やECH-630での望遠系のレンズでは、少々不安にもなりますので、その際には、スカイメモSやケンコー赤道儀SEⅡなどを使用する事をおススメします。

オリオン座の散光星雲

オリオン座の三ツ星の下にあるのは、有名なM42&M43(オリオン大星雲)です。

左側を半円状に写っている赤い星雲は、バーナードループといいます。

三ツ星の一番左の星「アルニタク」の下には、IC434(通称:馬頭星雲)が、上にはNGC2024(通称:燃える木)が写っており、そのやや左上には、M78反射星雲も写っています。

撮影データ:

レンズ:SAMYANG 85mmF1.4 AS IF UMC

カメラ:CANON EOS-X7i(LPR-N装着)

赤道儀:SLIK ECH-630

撮影地:千葉県南房総市

露出時間:総露出30分/ISO3200 恒星時追尾

皆さんも是非、ECH-630を使ってみて下さい。

説明用画像撮影の共通データ

カメラ:SONY-α7R

レンズ:Tokina-FiRIN 20mm F2 FE AF

三脚:SLIKライトカーボンE84 FA

リモートコントローラー:リモート90L

それでは、また。

皆さんも満天の星空の下へ撮影に出掛けてみて下さい。

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