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光川十洋の感動表現|しっとり秋姿@奥庭・御庭

Posted: 2018.11.07 Category: Tokinaレンズ Comment: 光川十洋の感動表現|しっとり秋姿@奥庭・御庭 はコメントを受け付けていません

富士山の富士スバルラインを登っていくと、奥庭・御庭という場所があり、秋には美しいカラマツの黄葉を撮影出来ます。以前行ったときは快晴で、青空と黄色のカラマツとのコントラクトが見事でしたが、淡い曇り空で小雨が降るときでも、味わい深い場面に出合いました。旅行会社クラブツーリズムの写真講師として同行して、撮影時の工夫を、「撮ってはお見せする方法」で行いました。限られた時間でしたので、ISO感度オートを活用して速やかな作例づくりをいたしました。

カラマツや古木、岩石などに近づくことができること、広大な場所なので、広く撮りたいこと、風景写真として遠近感を出したいこと、被写界深度を活用したいこと、などから、超ワイドズームレンズAPSサイズ11mm-20mmを利用しました。

レンズの先端からわずか14cmの近さまで近寄ることができます。超広角レンズの特長の被写界深度の大きさを活かして、森林限界付近で、黄葉したてのカラマツと雪化粧をした富士山山頂近くまで描写ができます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/14 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:250(APS-Cサイズカメラで撮影)

よく見ると、枯れ木の大木に添って、小さなカラマツの木が伸びてきています。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/13 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:360(APS-Cサイズカメラで撮影)

霧の多い落葉樹に付着するサルオガセ(地衣類)が変化を見せます。一部だけを強調するために、近づいてあまり絞り込みません。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:14mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:2200 -2/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

ラインダンスをしているような松ぼっくり。対角線構図になるアングルで。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:20mm 絞り:F/18 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:5600 -2/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

同じ被写体を、超ワイドの焦点距離にすると、背景の状況がよくわかります。雨が降っているときなので、フィルターに着いた雨粒も絵柄の一部に。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/18 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:2800 -2/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

1本の個性的な樹皮を見せる樹木。さて、もっと魅力的にどう表しましょうか。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:11400 -2/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

主役となるように大きく画面に配置。背景にノーマルな樹木をぼかして入れて、対比して見せました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:16mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:12800 -2/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

寄生火山噴火口の溶岩斜面に、うっそうとした樹々が水を求めて根を張り巡らします。森の奥のほうまでわかるように、遠近感を活かした描写。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:18000 -1補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

同じ場所で、根の密集度をさらに意識した絵柄にするために、上の作例の約2倍の焦点距離を活用。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:20mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:20000 -1補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

五合目では、雨が降り、時々雲の中に入ると、霧が素早く通り抜けます。富士吉田口から頂上への登山道は閉鎖していますが、人が歩ける道もあります。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:12mm 絞り:F/16 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:100 -2/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

登山道わきの溶岩、雨が降りだしたときの表情を感動表現するために、しゃがんで印象的な所を描写します。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:19mm 絞り:F/16 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:4000 -2/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

時々霧に包まれます。屏風絵のような雰囲気です。それだけに、おとなしい表現とも言えます。個性的にどう撮影しましょうか。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:125(APS-Cサイズカメラで撮影)

ローアングルを選択。色が変わりつつある草を下から見上げて、背景に霧の林。遠近感を意識することがポイントです。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:19mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:125(APS-Cサイズカメラで撮影)

晴れた日に撮影した写真では、コンクリート製のような淡いグレーの大きな古木です。雨の日では、いろいろな模様が浮かび上がることを知りました。超ワイドで、絞って、パンフォーカスの描写です。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/14 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:3600 -1補正(APS-Cサイズカメラで撮影)​​​​​​​

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オオヤマナホの感動表現|ディフューザーライトと中望遠と

Posted: 2018.11.07 Category: 角型フィルター Comment: オオヤマナホの感動表現|ディフューザーライトと中望遠と はコメントを受け付けていません

みなさまこんにちは♪オオヤマナホです。

秋深まって参りましたね。みなさまはどんな撮影プランを計画なさっているのでしょうか。

今回私は小さな仲良しさんと一緒に、秋を探しにお散歩してきたのでその様子をお届けしようと思います。

今回使用したフィルターは「Cokin角形フィルターのディフューザーライト」を使ってみました。

フィルタースペックはコチラです⇒

サイトからの情報をチェックすると・・・

①  柔らかなソフト効果がわずかに得られます。

②  柔らかな描写により、ポートレート撮影では肌の質感を滑らかに表現します

③   風景撮影では幻想的な雰囲気が得られます。

④   光を拡散させてソフト効果

⑤   数字が大きいものほどソフト効果は強くなります。ディフューザーライトはディフューザーシリーズで一番効果の弱いフィルターです。

となっています。
②④に関しては丸形フィルターの「デュート」との差別化をはかりたいところ。どんな風に違う表現が得られるのか今後確認していきます。
⑤はディフューザーシリーズで全5種類あるようです。強さに関してはレンズの焦点距離が長くなると効果が強くなるので弱いレンズをまずは使ってみながら効果の強いものの導入を検討してみるのがおすすめです。

それではちいさな仲良しさん(あんにゃんとけんちゃん)のお散歩風景。
ディフューザーライトはどう表現してくれるでしょうか。
あ。最後に前回までのMAKIさんとの自然光・窓際・室内撮影の作例もありますので、最後までみてみてくださいね♪

今回のお散歩に使用したレンズは70-200mmになります。
撮影モードは絞り優先モードです。

まずはフィルター無しの作例から。

①なし

焦点距離:102mm  絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/160  ISO感度:200

焦点距離102mm。ピントは左側の赤い女の子(あんにゃん)にあっていますね。
絞りはF4.5なのですが青の男の子はピント甘かった~(;^ω^)

輪郭のくっきり具合
背景のハイライト
肌の質感
全体の空気感
このあたりを注視してみていきましょう。

ここからディフューザーライトです。

焦点距離:150mm  絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/125  ISO感度:200

焦点距離:123mm  絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/125  ISO感度:200

この②と③の作例を見て私が一番気になったところが2点あります。
ひとつは背景のハイライト部分の強さ。それとシャッタースピードが1/160から1/125になっていることです。焦点距離とシャッタースピードのバランスから言うとISO感度あげればよかったな~と・・・。(ちょっとエッジが甘いですよね。フィルター自体の効果の強さなのか、
ピントの甘さからのにじみなのか迷うところです・・・(-_-;)
フィルターつけたらISO感度を上げるか、絞りを開ける!!!
(メモしとかなきゃφ(`д´)メモメモ…)・・・汗

次に背景のハイライトをあとから下げて調整してみたのが④と⑤です。

④ハイライト下げる

焦点距離:130mm  絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/125  ISO感度:200

この画像をトリミングしてみると・・・

⑤トリミング

ピントやエッジのほうは赤いお洋服の女の子のほうをみてもらうとして・・・
背景のハイライト部分はあとから調整がきくということがわかります。
今回は違いが分かりやすくなるようレベルをぎりぎりまでさげてますが、このあたりは
微調整をいたしましょう。

焦点距離:135mm  絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/400  ISO感度:800

焦点距離:130mm  絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/250  ISO感度:800

⑥  ⑦の作例はハイライト部分は調整していないです。

みていただきたいのはお洋服の白の部分。赤の子の右肩から袖口にかけての光の柔らかさは
好きだなあとおもいました。
ふたりの距離感から生まれるボケ感も幻想的な感じもします。

★今回は70-200の中望遠
★動きの速いこども二人のブレ感・ボケ感・ピントの難しさ
を反省点としておきます(;^ω^)

それでは前回までの比較のできるMAKIさんとのシーンをみてみましょう。
こちらは50㎜単焦点。レースのカーテン越しの自然光。柔らかな光です。

焦点距離:50mm  絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/500  ISO感度:400

焦点距離:50mm  絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/400  ISO感度:400

焦点距離:50mm  絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250  ISO感度:400

きゃーーーーーー!!(*^▽^*)
とか言ったらだめですか?(笑)
この透明感のある柔らかさは、ポートレートに大いに生かせる・活かせるなあと。明暗のバランスをつけながら⑧⑩あたりの感じで撮っていったら「グッとくる」一枚ゲットだぜ!!!
に感じられるフィルター効果なのですが、屋外中望遠では難しかったです。

・・・という反省点満載の今回でしたが、さらにさらにさらに深めていきたいと思います。
あんにゃんとけんちゃんの「ぐりとぐら」もかわいくかわいく「撮りこなして」いこうとおもっています。また作例に登場していくとおもうのでよろしくお願いいたします。

光が大好きになる。
影も大好きになる。
ソフトフィルターがあなたの良き相棒になりますように♪

オオヤマナホでした~

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酒井宏和の感動表現|第43回目は、カラーのハーフフィルターの使い方です。

Posted: 2018.11.07 Category: 角型フィルター Comment: 酒井宏和の感動表現|第43回目は、カラーのハーフフィルターの使い方です。 はコメントを受け付けていません

皆さまこんにちは、角型フィルターの鉄人の酒井宏和です。

第43回目は、カラーのハーフフィルターの使い方です。

朝晩急にグッと寒くなってきましたな。

間も無く東京でも紅葉やイルミネーションが始まる時期撮影が忙しくなりますね。

今回は、秋薔薇の撮影をして見ました。

コッキンには樹脂に色を染み込ませたとても綺麗な色のフィルターが沢山あります♪

今回はその中から、少し渋めの色を選択して見ました。

A138 ピンク

A668 ムラサキ

A132 ブラウン

フィルター無しでの撮影です。

空は明るいので、どうしても明るく写ってしまいます。

この状態だとハーフNDフィルターが欲しくなってきます。

A668のフィルターをかけていました。

明るい空の露出が落ち着いて、バラが目立つようになってきました。

色味がつくことで、不思議な感じも演出できています。

曇り空ですが、パッと見、青空のような演出にも見えます。

A138のフィルターを使用しました。

若干違和感がありますね。

この色のフィルターは夕方に使うとさらに有効になります。

夕日の時間に使うと、もっと効果的になります。

A132のフィルターを使用しました。

今回のような洋館の撮影では、このフィルターが一番、ノスタルジックなイメージを出す事が出来ました。

構図を変えて撮影して見ました。

日が落ちるまでにはもう少し時間がありましたが、空に色がついたのでより印象的な写真に仕上がりました。

今回ご紹介した以外にも、いろいろな色のフィルターが発売されています。

自分好みの色を見つけて、作品に自分のイメージをプラスしてみてはいかがでしょうか?

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