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伊藤宏美の感動表現|カシオペアから真岡鉄道へ秋の旅

Posted: 2018.10.31 Category: Tokinaレンズ Comment: 伊藤宏美の感動表現|カシオペアから真岡鉄道へ秋の旅 はコメントを受け付けていません

新しく仲間に加わったAT-X17-35mm F4 PRO FXを持ってはじめての撮影。

今回はAT-X17-35mm F4 PRO FX1本で真岡鉄道に行くことにしました。

ところが、真岡鉄道に向かう道中、「今日はカシオペアが来るぞ」と聞いてしまったので、

急遽予定を変更です。

迷うことなく、急いで蓮田に向かいましたが、到着すると、すでに撮影ポイントはたくさんの人でした。

この日はもっくもくの雲。

持っていたレンズも広角なので、雲をたくさん入れて撮影するために、横からの立ち位置に決めました。

①F9 1/1000 ISO200 27mm

カシオペアがやってくると、レンズの27mmでぴったりの編成!!

このレンズのファーストショットは、とても豪華なものになりました。

カシオペアの後は、

朝からご機嫌なまま、今度は真岡鉄道へ移動しました。

真岡鉄道沿線は、稲刈りも終わり、ススキや柿のある秋の風景に変わっています。

②F9 1/500 ISO200 32mm

晴れている日にぜひ、このレンズでぜひ、撮影したかった場所があります。

なんでもないこの場所は、すっきりとしていて大好きです。

煙は期待できませんが、雲が綺麗な日には、思い切って縦位置にしたくなるのです。

③F10  1/1000 ISO100 35mm

撮影してみると、はじめて使ったレンズでしたが、車両の1つ1つまではっきり描写されていて驚きました。解像力の高いレンズで、お気に入りになりました。

今度は、せっかくの秋なので、秋を探してうろうろして、たどり着いたのが、柿の木。

暖かい日だったので、

お昼は柿の木の近くでウトウトしながら、待ちました。

正面にお日様の当たる綺麗なところです。

④F8  1/800  ISO200  35mm

撮影していると、車内のハロウィンの様子がとても楽しそうに見えます。

つい、乗りたくなってしまい、

短い区間でも乗れないかな?と、思いつき、

そうなると、もう気持ちは、「回送に乗ろう!!」という事に。。。

折本駅から、久下田駅までの短い間ですが、乗車することにしました。

折本駅が、また、可愛い駅で、夕方に傾く光りの当たる秋から冬が特に好きです。

⑤F8  1/500  ISO100  28mm

持ち物は、カメラと小銭入れだけ持って乗車。

⑥F8  1/500  ISO200  32mm

乗車してみると、車内にはたくさんのハロウィンのお飾りが。

⑦F4.5  1/250  ISO400  32mm

やさしそうなおじさんの顔から、牙が生える絵が。

⑧F5  1/250  ISO400  32mm

⑨F5  1/500  ISO400  32mm

短い区間でしたが、乗車して、

最後は久下田駅にて、お見送りしました。

次回は、ゆっくり、お弁当とおやつを持って乗車したいです。

⑩F8  1/250  ISO100  35mm

新しいレンズが気に入り、たくさん楽しんだ1日でしたが、

今回、再撮したい場所も増えました。

季節も違えば、天気も違う、おなかいっぱいにならないのが、楽しいのですが、

満足なんて、絶対出来ない。

きっと一生、満足は出来ないから、ずっと楽しみは続くのです。

フルサイズでの広角レンズは、ごまかしがきかずにレンズの性能が即、画質に現れるものですが、このレンズは収差が少なく綺麗に描写できます。

大きく空を入れて車両を端に寄せた構図でも、電車全体をイメージどおりに写しこむ事ができました。広角の泣き所である四隅に近い部分も、くっきりと描写されていました。

夕暮れに撮影した最後のシーンの蒸気機関車も、日が暮れかけでも、シャドウ部の表現に優れているため、車両の質感を見事に表現できました。

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國政寛の感動表現|心惹かれた部分に思い切り迫って、自分だけのマクロの世界を撮影しよう!

Posted: 2018.10.31 Category: マクロ撮影 Comment: 國政寛の感動表現|心惹かれた部分に思い切り迫って、自分だけのマクロの世界を撮影しよう! はコメントを受け付けていません

『きらめき』

~心ゆらめかせ
 きらめきひとつ~

バラというと春のイメージが強いかもしれませんが、秋にも素敵なバラが咲いています。
確かに春と比べるとボリュームも少なくて地味な気もしますが、そんな秋のバラたちもぜひ撮影してあげてくださいね!

とはいえ、ボリュームが少なくて密集感がなかったりすると、寂しげなイメージになってしまって撮影しにくく感じるかもしれません。
そんなときこそ、マクロレンズの出番です!
マクロらしく、心惹かれた部分だけを大きく切り撮りましょう!
これなら、ほんの数輪花が咲いているだけでも十分素敵な作品作りができるんです。

優しくやわらかな雰囲気の花びらのエッジ。
このように大きく切り取るには、最短撮影距離ギリギリまで寄りたいところ。
でもそうすると、ピントの合う範囲が狭くなりますし、ほんの少しブレただけでも大きなブレになって目立ってしまいます。
ですので、できるだけ三脚を使用してください。

でも三脚を使っても困ることがあります。それは位置の微調整が難しいところ。
マクロで大きく写すためには最短撮影距離付近でピントを合わせ、微調整はカメラ位置を動かして行うことも多くなります。
ピントの合う範囲がとても狭くなるため、ほんの少しカメラの位置を動かすだけで大きくピントが外れてしまうのです。
花に寄りすぎてしまって、ほんの少しだけ後ろに戻して……。なかなか思った位置に三脚をセットできず、何度も何度も繰り返すことも。
こんな場合に便利なのが、以前もご紹介しました「2WAY フォーカシングレール」です。

三脚の雲台に設置してフォーカシングレールのツマミを回せば、するするとレールが動いて簡単に位置の微調整ができます。
これさえあれば、何度も三脚を前後に動かして苦労せずにすみますね!

空に向かってふわふわと流れていくようなイメージで。

こちらは柔らかく波打つようなイメージでした。

このようなクローズアップの場合、どこを撮ったらいいの? と悩むかもしれません。
やはり、その花の一番綺麗なところや特徴的なところ、自分が心惹かれたところを選びましょう。
「この部分がおもしろいな」と感じたら、その部分を一番魅力的に撮るにはどうすればいいか、いろいろ吟味してみて下さい。

バラの花芯の渦巻きに注目しました。
画面いっぱいに大きく撮りたかったのですが、小さい花だったため、最短撮影距離まで寄ってもあまり大きく撮れませんでした。
こんなときには「デジタル接写リング」を使用します。
ここでは36mmの接写リングを装着して、ぐぐっと迫ってみました。

どうでしょうか?
先程の写真と比べて、かなり大きく写すことができ、より印象的な写真に仕上がったと思います。

プロペラのようにくるくる回っているようなイメージで。

クローズアップで部分を切り取るときには、動きや流れの方向性などをよく吟味して撮影することです。
そうすると単調にならず、リズム感のある作品を撮ることができます。

これもバラの花びらの一部分です。
ここまで切り取ると、もう何の花かわかりませんね。
それどころか、花かどうかすらもわからなくなっています。
よく、何の花かわかるように撮らないといけない、とか、花全体を入れて撮らないといけない、と思っている方がいらっしゃいます。
でもそのようなことはまったく気にする必要がありません。
心惹かれた部分だけに迫って、その部分だけを大きく切り取った方が、より伝わる写真になりますよ。

以上、いかがでしたか?
皆さんもぜひとことん迫って、肉眼では見えない自分だけのマクロの世界を表現してみてください!

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