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馬場亮太の感動表現|FiRIN 20mm F2 FE AFで撮る八丈島への旅、その1。

Posted: 2018.10.24 Category: Tokinaレンズ Comment: 馬場亮太の感動表現|FiRIN 20mm F2 FE AFで撮る八丈島への旅、その1。 はコメントを受け付けていません

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100

つい先日まで猛暑だと思っていたのに気づけばすっかり肌寒くなり、秋も本番に入ってしまったので今更感がありますが、8月の最終週に訪れた八丈島への旅写真をどうしてもお見せしたく、しばしお付き合いください。このFiRIN 20mmの連載中に八丈島には何度も訪れていますが、今回はMFからAFのFiRIN 20mmが相棒です。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:3200

このブログの第1回目でも登場した竹芝客船ターミナルの広場にそびえるマストのオブジェ。この日は東京湾遊覧船を利用した浴衣の若者が集まっていた。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/2000秒 ISO感度:2500

三宅島・御蔵島・八丈島へと向かう橘丸に乗り込む客。大きなリュックと装備品から察するに登山が目的なのだろう。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:30mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:3200

竹芝から出発してすぐ、レインボーブリッジの下を甲板から望む。夕方に東京を襲ったゲリラ豪雨の影響か雲がまだ厚く残っていた。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:2000

橘丸の2等船室。かつて就航していた「すととれちあ丸」の2等はいわゆる雑魚寝で、区画が仕切られていなかったから、寝るスペースを確保するのも大変だったが、数年前に就航した橘丸は2等でも区切りがあるので快適になった。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:1000

22時半に東京・竹芝を出発した船が三宅島に着く4時半頃に起床。カメラを持って甲板に出た。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:320

まだ太陽が昇りきっていない朝の太平洋。雲と空のグラデーションが美しい。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:800

朝5時過ぎ、甲板にはまだ人はまばらだった。でも、朝日が美しいことを知っている人は早めに起きて海を眺めていた。八丈島への船旅の時は、ぜひあまり飲み過ぎずに早起きをおすすめします。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:320

三宅島の桟橋に着岸する直前の甲板より。左側に見えるお客さんもカメラを首からぶら下げていた。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1/6400秒 ISO感度:100

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:100

6時頃に朝日が昇り始めた。何度見てもこの時間帯の空気感はたまらない。早起きした甲斐があるというもの。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:800

三宅島の桟橋を離れる橘丸。カメラを甲板から外に出して撮影したが、小さいカメラと小さいレンズはこういう時に使いやすい。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/8000秒 ISO感度:100

AFのFiRIN 20mmを使うようになって、より気軽にスナップが撮れるようになった。八丈島に到着した最初のカットもボーディングブリッジを降りながら片手で撮影。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/5000秒 ISO感度:100

係留された橘丸のバックショット。ピンと張られたロープの途中あたりにピントを合わせて開放F2.0で撮ってみた。

八丈島に上陸したあたりのところで今回は終わり、です。正直、あと3回ぐらい分掲載できるぐらいの写真を撮ってきたのですが、どんどん季節が夏とかけ離れてしまうので、さてどうしたものかと思いつつ、少なくともあともう1回は八丈島の写真を続けます。ではまた次回。

◎SONY α7RIII(ILCE-7RM3)+FiRIN 20mm F2 FE AF
焦点距離:20mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:100

馬場亮太の感動表現|FiRIN 20mm F2 FE AFで撮る八丈島への旅、その1。 はコメントを受け付けていません

齋藤千歳の感動表現|AF対応で価格だけでなく、撮影も気軽になったSAMYANGAF14mm F2.8 EFをスナップ的に楽しむ

Posted: 2018.10.24 Category: SAMYANG Comment: 齋藤千歳の感動表現|AF対応で価格だけでなく、撮影も気軽になったSAMYANGAF14mm F2.8 EFをスナップ的に楽しむ はコメントを受け付けていません

みなさん、撮ってますか! 齋藤千歳です。

10月に入り、北海道は秋というよりは、すでに初冬といった様子です。

私の住む北海道千歳市でも、最低気温の予想が零下といった日もチラホラと見かけるようになりました。

そんな冬の便りが届きはじめた北海道から、本ブログはもちろん、電子書籍「ぼろフォト解決&Foton電子写真集シリーズ」、さらには、Boro-Photoブログの制作を行っています。

ケンコー・トキナーさんの写真ブログ、ともどもご覧いただけると幸いです。

さて、今回はSAMYANGAF14mm F2.8 EF(Canon EFマウント用)を取り上げたいと思います。

2018年10月26日にはNikon用の発売も決定しているサムヤン得意の14mmの超広角でF2.8の明るさを誇る35mm判フルサイズ対応レンズで、しかもAF(オートフォーカス)レンズになっています。

14mmのF2.8というと、人間の視野越えた広い画角で雄大な風景を三脚にしっかりと固定したカメラで撮影するといったイメージではないでしょうか?

使用レンズ:SAMYANGAF14mm F2.8 EF

◎焦点距離:14mm 絞り:F/16 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100 補正値:−1/3段 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

しっかり三脚を据えて、日の入りをとらえたうちの1枚。14mmF2.8というとこんな写真を撮影するイメージではないでしょうか。

カメラメーカー純正の14mmのF2.8というと20万円を越えるような価格と、500gを越えるような重く巨大なレンズであったこともあり、三脚に据えて雄大な風景を一部のハイアマチュアやプロが撮影するのに使うレンズというイメージが強いのだと思います。

しかし、SAMYANGAF14mm F2.8 EFは、500gを切る比較的軽めのレンズに仕上がっており、14mmという超広角ならではの、パースペクティブを楽しみながら、スナップ的に撮影するのも楽しいレンズです。

使用レンズ:SAMYANGAF14mm F2.8 EF

◎焦点距離:14mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:400 補正値:−1/3段 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

流氷科学センターにあったシロクマのはく製。下からあおるように撮影して、襲いかかってくるようなイメージで撮影してみました。

撮影協力:北海道立オホーツク流氷センター GIZA 

14mmの超広角は、ちょっとした撮影角度の違いで、発生するパースペクティブも大きく異なります。

もちろん、三脚を使って水平・垂直をしっかりととり、歪曲を小さくして撮影するのが正統派といえます。

しかし、私は、14mmの超広角ならではパースペクティブは、そのレンズがもつ表現の可能性であり、個性だと思っています。

そのため、デジタルカメラのメリットを活かし、撮影しては微妙に角度を変えて、さらに撮影するといった楽しみ方もしているのです。

使用レンズ:SAMYANGAF14mm F2.8 EF

◎焦点距離:14mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:100 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

中国・ハルビンの電子城の外観。広い画角を活かして、街灯とその柱も画面のなかにとり込んで撮影しています。

14mmという超広角は、実は町中でのスナップも楽しいのです。

普通の焦点距離のレンズでは、撮影位置の関係で画面内に入りきらないような被写体もとり込むことができます。

画角に余裕があるので、アクセントとして主被写体にプラスして、もう一点なにかを写し込むといった楽しみ方もおすすめです。

使用レンズ:SAMYANGAF14mm F2.8 EF

◎焦点距離:14mm 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

水平垂直をしっかりととってという基本をあえて無視して、どう曲がるとおもしろいかを確認しながら撮るのも超広角の楽しさです。

14mmクラスの超広角では、ある程度湾曲するのは、仕方のないことでしょう。

撮影するときは、この湾曲をいかに上手に使うかが重要ですし、14mmクラスで撮影する楽しみでもあります。

本来、直線であるはずの建物をうまく曲げる角度を探して撮影するのも、慣れてくると非常に楽しいわけです。

うまく曲げる角度を探しながら、ぜひ撮影してみてください。

使用レンズ:SAMYANGAF14mm F2.8 EF

◎焦点距離:14mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:30秒 ISO感度:6400 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

明るい開放F値と広い画角を活かした星景写真の撮影もおすすめです。この写真では雲をぶらすのに30秒と長めのシャッター速度を選択しています。

しっかりと三脚を使った風景撮影だけではなく、比較的軽めでコストパフォーマンスのよいSAMYANGAF14mm F2.8は、スナップ的な撮影はもちろん、星景写真の撮影などにも活躍してくれます。

14mmの超広角というと、撮影前からしっかりと撮りたいものが決まっている上級者のための単焦点レンズという印象でしたが、いまやさまざまな撮影に活用したい1本になっています。

サムヤンなら、Canon EFマウントの対応するSAMYANGAF14mm F2.8 EFはもちろん、SAMYANGAF14mm F2.8のニコン Fマウント向け、ソニー Eマウント向けのAF14mm F2.8 FEとAFに対応した14mmの広角レンスも充実しています。

さらにMF(マニュアル)レンズにまで選択の幅を広げると、コストパフォーマンスの非常に高い14mm F2.8 ED AS IF UMCや、より高画質なXP14mm F2.4とラインアップも豊富です。

それぞれのレンズの詳細な描写や特性などは、電子書籍「レンズラボ」シリーズを見ていただけると、おいしい絞り値などまで、解説しています。

Foton機種別作例集202 実写とチャートでひと目でわかる! 選び方・使い方のレベルが変わる! SAMYANG AF14mm F2.8 EF 機種別レンズラボ

Canon EOS 6D Mark IIで撮影

監修:小山壯二/著:齋藤千歳/編:太田圭一・齋藤千歳/デザイン:Inori

価格:330円

ソニー Eマウント向けのSAMYANG AF14mm F2.8 FEは

Foton機種別作例集171 実写とチャートでひと目でわかる! 選び方・使い方のレベルが変わる! SAMYANG AF14mm F2.8 FE 機種別レンズラボ

SONY α7 II で撮影

監修:小山壯二/著:齋藤千歳/編:太田圭一・齋藤千歳/デザイン:Inori

価格:330円

などをご覧いただけると幸いです。

AF撮影にも対応したサムヤンのSAMYANGAF14mm F2.8シリーズは、ちょっと身構えてしまうような14mmF2.8を身近なレンズにしてくれます。

風景などの限られた用途だけでなく、ぜひ日常のスナップなどにも積極的に使ってみてはどうでしょうか。

きっと、新たな発見がたくさんあると思います。​​​​​​​

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築地市場の熱い半日

Posted: 2018.10.24 Category: Tokinaレンズ Comment: 築地市場の熱い半日 はコメントを受け付けていません

2018年10月6日正午に、東京都中央卸売市場「築地市場」が83年間の幕をおろしました。世界に誇れる食文化「築地ブランド」は、目利きが育って、日本の食文化を盛り上げています。ご存知のように豊洲に移転していくのですが、最終日の半日を追ってみると、下町っぽさたっぷり、威勢の良さ健在で、一般客、観光客が押し寄せた「魚がし横丁」には涙と笑いの熱い場面ばかりです。

狭い場所で素早いスナップ撮影をするには、ワイドズームレンズが最適です。「トキナー12-28mm F4」は、常用広角スナップズームとして、テレ側28mmは準標準画角をカバー、素早いAFスピード、コンパクト設計なのでこれ1本で撮影しました。

築地市場内の商店街「魚がし横丁」には年末のような人が押し寄せました。お店には長い列、すれ違うにも体をよけながら。

01

◎使用レンズ:Tokina AT-X 12-28 F4 PRO DX
焦点距離:18mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:200 +1/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

8月のお盆休みに特別の見学会に参加。人のいない「魚がし横丁」……一般人としては幻の光景で、想像画像のようです。準標準画角を使用。

02

◎使用レンズ:Tokina AT-X 12-28 F4 PRO DX
焦点距離:28mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:140 (APS-Cサイズカメラで撮影)

電線が大きな冷蔵施設にもびっしりと並んで、たくさんのお店に引き込まれていきますので、超広角レンズが便利です。ラストデーには長蛇の列があちこちに。気持ちが熱くなります。

03

◎使用レンズ:Tokina AT-X 12-28 F4 PRO DX
焦点距離:12mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:100 (APS-Cサイズカメラで撮影)

和食がユネスコ無形文化遺産に登録されて以来、外国からの観光客がうなぎ上り。最終日にも若いお嬢さんが長い時間品定めをしていました。

04

◎使用レンズ:Tokina AT-X 12-28 F4 PRO DX
焦点距離:24mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:800 +1/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

暗くなった喫茶店内をじーっと見ている人は、かつて来た思い出をかみしめている様子でした。

05

◎使用レンズ:Tokina AT-X 12-28 F4 PRO DX
焦点距離:12mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100 (APS-Cサイズカメラで撮影)

正午近くになってくると、ごみが山のようになってきます。せわしなく場内を走り回りますので、流し撮りで表現。

06

◎使用レンズ:Tokina AT-X 12-28 F4 PRO DX
焦点距離:12mm 絞り:F/20 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:80 +1/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

通称「ターレ」と呼ばれる小型運搬車がひっきりなしにすれ違います。終盤にはスマホの動画で撮影してこれから見ることができない光景に別れを告げる人も。

07

◎使用レンズ:Tokina AT-X 12-28 F4 PRO DX
焦点距離:16mm 絞り:F/18 シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:100 +1/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

開業当時の建物の階段は、たくさんの補修の跡。歴史を感じる場面です。絞り値F/14によって、パンフォーカスに描写できます。

08

◎使用レンズ:Tokina AT-X 12-28 F4 PRO DX
焦点距離:17mm 絞り:F/14 シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:640 (APS-Cサイズカメラで撮影)

東京魚市場卸協同組合の役員室に通じる階段には、建築当時の面影を見つけました。石に付けられた真鍮のすべり止めが光り輝いています。壊すのか! 哀愁を感じます。感動発見!

09

◎使用レンズ:Tokina AT-X 12-28 F4 PRO DX
焦点距離:24mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/15秒 ISO感度:1250 -2/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

営業終了時間が迫るときに、お店の前で全員と記念写真。シャッターを押した後の笑顔は抜群でした。

10

◎使用レンズ:Tokina AT-X 12-28 F4 PRO DX
焦点距離:12mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:100 +1/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

市場内にアナウンスが流れます。「築地市場の営業は全て終了しました。引越し作業が始まり危険ですので、速やかに退場をお願いいたします。」

11

◎使用レンズ:Tokina AT-X 12-28 F4 PRO DX
焦点距離:12mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:100 (APS-Cサイズカメラで撮影)

話題の「吉野家」1号店には、朝から長い列。正午でも、まだまだ長い列が続いていました。思い出を撮る人でいっぱい。超ワイドレンズは、背景を広く描写できます。

12

◎使用レンズ:Tokina AT-X 12-28 F4 PRO DX
焦点距離:12mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:200 (APS-Cサイズカメラで撮影)

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オオヤマナホの感動表現|角形ソフトフィルター版ブラックミスト現る!!

Posted: 2018.10.24 Category: 角型フィルター Comment: オオヤマナホの感動表現|角形ソフトフィルター版ブラックミスト現る!! はコメントを受け付けていません

みなさまこんにちは♪オオヤマナホです♪

角形ソフトフィルターポートレート。
今回は前回のネットホワイト
に続いて「ネットブラック」の登場です。
なんか、物々しいタイトルでごめんなさい(;^ω^)ふふふ

おさらいしましょう。
フォギー(白いミスト)VSブラックミスト(黒いミスト)と同様に
ネットホワイトVSネットブラック
こんな感じの対比になりますね。別に戦いではないのでVSじゃなくていいのですが
黒(影)と白(光)の対比関係でみてます。

みなさんはお手持ちのフィルターを全部撮影現場に持っていかれますか?
それとも選んで持っていきますか?
わたしは撮影前にあらかじめ撮影イメージをもってフィルターをある程度選択します。
全部持って行っても結局使うのは限られてしまうし、イメージを限定して考えていくためにも
絞っていったほうがうまくいく。そんな風に感じています。
(もちろん、撮りながら「あ~!!!やっぱりアレもってくるんだった!!!」ってときもありますが
そういう時は撮影を再設定しなおして考えます⇒もっといいもの創る!そんな感じで)

フォギーを持っていくときはブラックミストも持っていきます。
欲しい質感(輪郭はしっかりと表現しつつの柔らか効果)というくくりでは光のフォギーと影のブラックミスト
そんな位置づけが自分の中にあるからです。
この組合わせではなく、プロソフトンとフォギーの時もあれば、効果の強さでAB持って行ったりという時もあるので
その時のイメージで。ただ、フォギーを持っていくときはどんな時でもブラックミストはいれているかもです。
DUTEを使いたいときはブラックミストとローコントラストも持っていく。
・・・・あ~!!!結局ほとんどの場合ブラックミストはわたしにとって欠かせなくていろいろ試したいフィルターなんだなと
今このブログを書きながら再認識しました(;^ω^)
そのあたりのことはぜひソフトフィルター過去ブログをご参照になってみてください。

話を本題にもどしましょう。角形ソフトフィルターに♪
今回のネットブラック。スペックはコチラから★

「透明のフィルター表面に施した黒い網目模様により、柔らかなソフト効果を演出します。効果の強い1と弱い2があります。ポートレート撮影において、レンズ前に網目のフィルターをかけるのはソフトフォーカスの古典的技法のひとつですが、このネットブラックは手軽にその技法を再現できるフィルターです。全域のコントラストを下げてフォーカスの芯を残しつつ甘く表現をします。ネットホワイトと比べるとシャドー部の締まりが残り、女性のポートレートでは品格ある色気を演出しやすい効果があります。
(商品掲載ページより)

となっていますね。
やはりブラックミストと似ている質感が得られるようにおもいます。
①しっかりとした輪郭
②ふわふわし・白っぽくしすぎないソフト効果
③ポートレートには使いやすい

それでは画像を確認していきましょう。
今回も登場はMAKIさんです♪
①   フィルター無し

焦点距離:50mm  絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/125  ISO感度:200

つづけてネットブラックを連続でみてみましょう。

②   ネットブラック

焦点距離:50mm  絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/125  ISO感度:125

焦点距離:50mm  絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/160 ISO感度:200

焦点距離:50mm  絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/125  ISO感度:200

焦点距離:50mm  絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/160 ISO感度:200

焦点距離:50mm  絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/125  ISO感度:200

やはりフィルター無しのものとは明らかに質感が違いますね。
貴方はどちらの表現・質感が好きですか?
ネットブラックは
フィルター無しのコントラストや彩度、エッジ(輪郭)の強さをやわらげて表現しています。
⑦の画像は②~⑥までのネットブラックと比べて感じにちがいがあるのですがこれは・・・光のバランスかな。
一歩ずれるだけで印象は変わってくる・・・ということで、これから追々検証していきましょう。

空気感を整えた連続した写真をひとつのポートフォリオにまとめあげたりストーリー性を持たせるのにはソフトフィルターは
大いに・かつ簡単に役立てることができると思います。
自分の作風を確立させるのって難しいってよく聞きます。
インスタグラムなどで「あ、この人の作風いいな」と思った感じを真似してみる。
例えば、ネットブラックのこの質感が似ていたら、もしかしたらその作者は違う手法でその作風を確立させているのかもしれないけど
とりあえず、ネットブラックで試してみるというのはどうでしょう。
いろいろと「これかな?」を試してみる中でその作風に近づくこともできれば、自分らしさの確立ができていくかもしれない。
ネットブラックためしてみたけどやっぱりネットホワイトかなあとおもったらネットホワイト。
角形ソフトフィルター・丸形フィルターかなり種類あるので引き出しをいくつも用意しておくと・・・
「あ、あれをつかってみよう!」というインスピレーションがガンガンわいてくるかもですよ!
写真を形作る光と色とコントラストのコントロール。ソフトフィルターでないとできない効果もありますから!
何回も何回もの繰り返しになってしまいますが、
(しょっちゅう言っている(´艸`*)

「現場で」「その場で」効果がみえるソフトフィルターだからこそ!
撮り直しの効かない現場を大事にすることにつながっていくとおもっています。

最後に前回のネットホワイト振り返ってみましょう。

焦点距離:50mm  絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/125  ISO感度:200

どうでしょうか。
やはり比較してみると、ネットホワイトは白っぽく感じますね。
使いやすさからいうとブラックミストと同様にネットブラックがポートレート撮影には
押さえておきたい角形ソフトフィルターではないかという結論です。
(結論と言い切るにはまだはやいかな~(;^ω^)

ブラックミストとの比較もこれからばっちりしていく予定でいます♪

ではでは。最後まで読んでくださりありがとうございましたぁ~♪
オオヤマナホでした!

 

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齋藤千歳の感動表現|星景写真を本格的に撮影するなら今後のスタンダードは「ハーフプロソフトン(A) 100×125mm」

Posted: 2018.10.24 Category: ソフトフィルター Comment: 齋藤千歳の感動表現|星景写真を本格的に撮影するなら今後のスタンダードは「ハーフプロソフトン(A) 100×125mm」 はコメントを受け付けていません

みなさん、撮ってますか!

日に日に冬が近づいてくる北海道ですが、空気も澄んでくるので、星景撮影などにはぴったりのシーズンといえるでしょう。

ただし、冬眠前のヒグマという恐怖もあるのが、北海道といえます。

そんななか「ハーフプロソフトン(A) 100×125mm」の星景写真での効果を検証する機会に恵まれたので、その結果を報告します。

今月もAmazon Kindle電子書籍「ぼろフォト解&Foton電子写真集シリーズ」や「Boro-Photoブログ」の本日の1本といったレンズの記事も制作しております。

こちらもぜひご覧いただけると幸いです。

夜空の星はぼかして印象的に仕上げながら、通常のソフトフィルターのように地上の風景はぼかさないことが特徴の「ハーフプロソフトン(A) 100×125mm」と、星や星景写真を印象的に仕上げるための定番フィルター「プロソフトン」シリーズの「PRO1D プロソフトン[A](W)」、と「MC プロソフトン(B)N」とフィルターなしの効果を明るい超広角レンズSAMYANG 20mm F1.8 ED AS UMCで比較しました。

ぞれぞれの効果の違いをぜひご覧ください。

フィルターなし

使用レンズ:SAMYANG 20mm F1.8 ED AS UMC

使用フィルター:なし

◎焦点距離:20mm相当 絞り:F/1.8 シャッタースピード:10秒 ISO感度:5000 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

北海道の満天の星空は、フィルターなしでもかなりきれいに撮影できます。ぜひ、一度撮影に挑戦してみてください。

PRO1D プロソフトン[A](W)

使用レンズ:SAMYANG 20mm F1.8 ED AS UMC

使用フィルター:PRO1D プロソフトン[A](W)

◎焦点距離:20mm相当 絞り:F/1.8 シャッタースピード:10秒 ISO感度:5000 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

プロソフトンを使うと、明るい星が大きく描写され、夜空の星がより印象的になります。ただし、地上の風景もソフトになるのが弱点です。

MC プロソフトン(B)N

使用レンズ:SAMYANG 20mm F1.8 ED AS UMC

使用フィルター:MC プロソフトン(B)N

◎焦点距離:20mm相当 絞り:F/1.8 シャッタースピード:10秒 ISO感度:5000 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

プロソフトンAよりもソフト効果が強いプロソフトBですが、広角レンズでは星の大きさに違いは感じられません。ただし、地上の風景はよりソフトになります。

ハーフプロソフトン(A) 100×125mm

使用レンズ:SAMYANG 20mm F1.8 ED AS UMC

使用フィルター:ハーフプロソフトン(A) 100×125mm

◎焦点距離:20mm相当 絞り:F/1.8 シャッタースピード:10秒 ISO感度:5000 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

星はほかのプロソフトンと同じようにぼけていますが、地上の風景部分へのソフト効果はなく、山際などがシャープに描写されています。

予想どおりというよりも、星景写真を撮影するために特化した「ハーフプロソフトン(A) 100×125mm」の撮影結果は、夜空の星はプロソフトンの効果がしっかり確認でき、風景部分はシャープに描写されるすばらしい結果です。

普段から星景写真を撮るという方のほとんどは、すでに「PRO1D プロソフトン[A](W)」や「MC プロソフトン(B)N」などをお持ちでしょう。

そして「地上部分がぼけるのが嫌だ」という不満を持っていた方も多いのではないでしょうか。

すでにプロソフトンの効果を知っていて、本格的に星景写真を撮影するという方には、文句なしに「ハーフプロソフトン(A) 100×125mm」をおすすめします。

私自身も今後星景写真は「PRO1D プロソフトン[A](W)」や「MC プロソフトン(A)N」ではなく「ハーフプロソフトン(A) 100×125mm」で撮影するつもりです。

しかし、大型の角型フィルターである「ハーフプロソフトン(A) 100×125mm」は、これからの星景写真にチャレンジしたいという方にとっては、いかんせん高価であることは否めません。

そこで、プロソフトンの効果を実感するなら、「PRO1D プロソフトン[A](W)」もしくは「MC プロソフトン(A)N」をおすすめします。

星景写真でメインとなるような広角レンズでは、夜空の星へのソフト効果はプロソフトンBと比べても遜色ないですし、ソフト効果が弱いので地上の風景へのソフトの影響もプロソフトンBより小さいといいことずくめです。

また、サイズにもよりもますが、「ハーフプロソフトン(A) 100×125mm」に比べると価格も安く、はじめてプロソフトンを購入される方にもハードルは低いと思います。

プロソフトンAからはじめて、より強い効果が必要になるなら「MC プロソフトン(B)N」、地上の風景にもソフト効果が影響するのが気になるようになったら「ハーフプロソフトン(A) 100×125mm」というステップアップがおすすめです。

レタッチやRAW現像でも同様の効果を得るのが困難なプロソフトンの効果を実感できている上級者は「ハーフプロソフトン(A) 100×125mm」、まずはプロソフトンの効果を体験したい方には、「PRO1D プロソフトン[A](W)」もしくは「MC プロソフトン(A)N」をおすすめします。

より空気の澄んでくる冬に向けて、ぜひ試してみてください。​​​​​​​

齋藤千歳の感動表現|星景写真を本格的に撮影するなら今後のスタンダードは「ハーフプロソフトン(A) 100×125mm」 はコメントを受け付けていません

酒井宏和の感動表現|第42回目は、NDフィルターの使い方奥義です!!

Posted: 2018.10.24 Category: 角型フィルター Comment: 酒井宏和の感動表現|第42回目は、NDフィルターの使い方奥義です!! はコメントを受け付けていません

皆さまこんにちは、角型フィルターの鉄人の酒井宏和です。

第42回目は、NDフィルターの使い方奥義です!!いやそんなに大したことではないですが・・・。

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ハーフNDフィルターは明るい部分を暗くする。明暗のバランスを整える。

というのが一般的な使い方のイメージかと思いますが、

作品として、写真を整える場合重要になる考え方があります。

「主張したい部分を明るく、主張したくない部分を暗くする」

下の写真は、ハーフNDフィルターを下の部分にかけて、道を暗くしています。

そうすることによって、ゲートブリッジに目が行きます。

前回は、左右から挟んでいましたが、ゲートブリッジを目立たせるという目的は同じです。

上の写真、路上に主張したい人が立っている場合は、道路が明るくてもOKです。

下の写真、本来あるべき照らされる道が暗い、というのも、ちょっと不思議な感じも伝えることが出来ます。

朝日夕日の撮影だけでなく、こらからのイルミネーションシーズン、光のコントロールでハーフNDフィルターを使ってみてはいかがでしょうか?

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千手正教の感動表現|星空を撮る③

Posted: 2018.10.24 Category: 星空撮影ブログ Comment: 千手正教の感動表現|星空を撮る③ はコメントを受け付けていません

今回は、私が星景撮影に用いているレンズ二本を撮影した画像と共に紹介させて頂きます。。。

最近は、普段撮りを兼ねて使用する為にTokina-FiRIN 20mm F2 FE AFとSONY-α7Rの組み合わせを使用している。

このレンズは、軽いうえに使いやすく星撮旅に持ち運ぶのにも楽だからです。そして写りに付いても申し分なく満足しています。

そして何よりも写っている星を見て欲しいのですが、とてもカラフルにきれいに表現できています。他のレンズも使用してみましたが、結局このレンズへ行き着いた訳です。

カメラ:SONY-α7R

レンズ:Tokina-FiRIN 20mm F2 FE AF

三脚:SLIKライトカーボンE84 AF

リモートコントローラー:リモート90L

カメラ:SONY-α7R

レンズ:Tokina-FiRIN 20mm F2 FE AF

フィルター:72S PRO1D プロソフトン[A](W)

フィルター径変換アダプター:ステップアップリングN 62-72

三脚:SLIKライトカーボンE84 FA

リモートコントローラー:リモート90L

フィルター無しの画像とフィルター有りの画像と比べて欲しいのですが、フィルターを使う方が明るい星を強調出来て、より星空を撮影している雰囲気が出ると思います。今、多くの星撮ファンがこの方法を用いていると思います。無い場合でも、もちろん雰囲気が出ていて良いのですが。。。

そして、もう1本は、Tokina AT-X 11-20 PRO DXを使っています。

これは、CanonEOS-6Dを用いて撮影する時に使っています。APS-C用のレンズですが、18~20mmでは、フルサイズもカバーしており重宝にしています。私は、CanonEOS-X7iも使用しますので、このレンズをチョイスしましたが、フルサイズでも満足行く星像を提供してくれています。

カメラ:CanonEOS-6D HKIR改造

レンズ:Tokina AT-X 11-20 PRO DX (20mm位置/Lee-No.3使用)

三脚:SLIKライトカーボンE84 AF

リモートコントローラー:リモート90L

共に20mmレンズ、何故?同スペックとも言えるレンズを用意しているのか?それは、二機種のカメラボディを使い、同じ撮影地でも星撮旅の場合、欲張りたいからで、一台は南側を撮影している時にもう一台は東向きと使い分けているからなんですよね。また、一台は、ポータブル赤道儀スカイメモSや電動雲台SLIK-ASTRA-EHC-630に搭載して、星野写真を撮る事も多いからです。

いずれのレンズも私の星撮旅を満足させてくれるレンズです。

共通データ

 3枚とも…

 ISO:6400

 露出:15秒

赤道儀を使用する事の無く撮影したものです。所謂「固定撮影」という手法です。

とてもシンプルで簡単に撮影出来ますので、是非チャレンジしてみて下さい。

今回の作例は、星撮旅の時に得た画像ではなく、自宅から約30分程度で行く事の出来る千葉県君津市鹿野山で撮影したものです。

もし撮影地でお会いした際には、お気軽にお声掛け下さいね!

それでは、また。

皆さんも満天の星空の下へ撮影に出掛けてみて下さい。

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