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伊藤宏美の感動表現|夏の終わりの小湊鉄道

Posted: 2018.10.17 Category: Tokinaレンズ Comment: 伊藤宏美の感動表現|夏の終わりの小湊鉄道 はコメントを受け付けていません

夏の終わり、秋の気配がする小湊鉄道。

大好きな上総川間駅は、稲がキラキラ黄金色になっていました。

ここは、小さな駅ですが、田んぼが一面に広がっています。

私は、ちょっと小湊鉄道に遊びに行く時は、まず立ち寄るのが上総川間駅です。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX
焦点距離:28mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:200

シャープな描写のレンズなので、F8でも稲穂や背景の木々までくっきりし、

順光だとクリアな描写がより際立って見えます。

この日は、通りがかりで見つけた小さな小路を見つけました。

そこをくぐると線路に繋がっている気がして、木が生い茂る小さな道を進んでいくと線路にたどり着きました。

木の間からやってきたのは、トロッコ列車です。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX
焦点距離:22mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100

このトロッコ列車、小さくて、トコトコやってくる姿がとても可愛くて、

もくもくの煙は出しませんが、汽笛も鳴らしてくれるのです。

まだかな、まだかな、と待っていると、汽笛が聞こえて、しばらくしてから姿を確認した時は嬉しくなります。

この日は、素敵な雲がでていました。

ここは、春の菜の花の時期が綺麗ですが、この時期も素敵な里山の風景が広がっています。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX
焦点距離:28mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:200

青空に白い雲が流れているのを表現するのは、このレンズの得意とするところです。

微妙なブルーの濃淡を美しく表現できました。

小湊鉄道は、四季を通して行きたい場所ですが、

この時期、飯給駅では可愛い案山子くん達がお見送りしてくれます。

列車の窓からは、お見送りする姿が見えるはずで、車窓からも楽しめるのです。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX
焦点距離:24mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:200

ズーム比が高いレンズなので、いろんな状況に対応ができるため、瞬間的なスナップ撮影には

とても便利です。

トロッコ列車は、上総牛久~養老渓谷の間を走っています。

・・・ということは、帰りは回送するんじゃないの?

ということで、先回りして、光風台の鉄橋で待ち伏せしていると、トロッコ列車が推進運転で帰って行きました。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX
焦点距離:20mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:100

⑤F8  1/500  ISO100  20mm

雲が1つもない青空でしたが、やはり、トキナーブルーの深みとグラデーションは綺麗だなあと感心しました。

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國政寛の感動表現|滴にお花たちを閉じ込めて、マクロならではの世界を撮ろう!

Posted: 2018.10.17 Category: マクロ撮影 Comment: 國政寛の感動表現|滴にお花たちを閉じ込めて、マクロならではの世界を撮ろう! はコメントを受け付けていません

『しあわせな瞬間(とき)』

~秘密の世界に
 閉じ込めて~

秋、意外にも雨が多い季節ですよね。
ひと雨ごとに気温も下がり、なかなか撮影に出ようという気にならないかもしれません。
でも、雨の日だからこそ撮れる写真だってあるんです!
それは水滴。
雨の後、花びらや茎にびっしりついた滴は実にフォトジェニック!
撮っていると、楽しくて楽しくて撮影が止まらなくなりますよ( ^ ^ )

雨の日、コスモスの茎に滴がいっぱいぶら下がっていました。
よく見るとまん丸い滴の中にお花畑が写っています。
そう、滴撮影の楽しさは、この閉じ込められた風景を見つけ出すことでもあるんです。

こちらはコスモスの蕾。
宝物を見つけた子供が両手を広げてはしゃいでいるようです。

滴の中に花を写り込ませるには、滴の真後ろに花が咲いている必要があります。
滴と花の距離が近いほど、大きくはっきりと写り込みます。
そして、滴の形はできるだけ真ん丸なものがベスト。
ぜひ、そんな滴を探してみてくださいね( ^ ^ )

滴撮影は雨が降っている最中だけでなく、雨が上がった後も絶好のタイミングです。
特に雨上がりに晴れ間が出て日が差し込むと、滴に光が反射してキラキラ輝きます。

この写真は、手前の茎にぶら下がった滴にピントを合わせ、背後にある茎をボカしています。
背後の茎についた滴が光を反射して、綺麗に輝く円ボケの写真になりました。

滴のついた茎が重なるようなアングルを選び、手前の茎についた滴にピントを合わせました。
絞りを開放にすることで背景の輝きが大きくボケます。
すると、隣合わせの円ボケが重なって面白い表現になりました。

ところで円ボケというと、真ん丸い円形のものをイメージすると思います。
最近のレンズは絞り羽根の枚数が多く、円形絞りが採用されているものが増えてきました。
このため、多少絞り込んでも綺麗な円形のボケを描くことができます。
ケンコー・トキナーの「AT-X M100 PRO D」は円形絞りではないため、絞りを絞っていくとだんだんボケが角ばっていきます。
そこで、あえて絞りを絞って、角ばった円ボケ(角ボケ?)を楽しんでみました!(*^^*)

時にはこんなふうにどこにもピントを合わせず、ボケだけを楽しむのもいいですね。
人によっては「こんなのは写真じゃない!」と怒られるかもしれませんが、好きなように自由に描けばいいんです。

こちらもコスモスが写り込んだ滴ですが、よ~く見てください。
写り込んだコスモスに、なんだかゴミのような点のようなものが写っています。

さて、何でしょうか。
ちょっと拡大してみましょう。

​​​​​​​

写り込んだ背後にある花の蜜を集めに来たハナアブくんでした( ^ ^ )
決して、本当に滴の中に閉じ込められているわけではありませんよ。

滴の中に花を写し込む場合、菊やコスモスのように形のはっきりした花の方がよりはっきり写すことができます。
コスモスの咲くこの時期は、滴写真を楽しめるベストシーズンのひとつ。
ぜひ皆さんも、雨が降ったらワクワクしながら撮影にでかけてくださいね!

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オオヤマナホの感動表現|グッとくる「情感表現」といったらブラックミストがNO.1でしょ!

Posted: 2018.10.17 Category: ソフトフィルター Comment: オオヤマナホの感動表現|グッとくる「情感表現」といったらブラックミストがNO.1でしょ! はコメントを受け付けていません

みなさまこんにちは♪オオヤマナホです。

今回はブラックミストについて語らせてください!
ソフトフィルターポートレート界の隠れた大御所的存在の「ブラックミストNO.1」なのですが
どこがどう隠れた王者なのかといえば・・・
例えばフォギーB。
これ、めちゃ存在感ある。
ソフトフィルター使ってます感が前面に全面に出ている押し出し強いフィルターです。
見ればすぐ感じることができるのがフォギーBだったりします。
ちなみに私はフォギーB大好き。
ブラックミストの次に好きだったりします。

じゃあブラックミスト!
フィルターのつくりの話。
フォギーは白いミストをかけたような設計であるのに対してブラックミストにはどうやら
黒いミストがかかっているんですね。その黒のミスト効果が写真にプラスされると・・・
「映画のような」「情感あふれる」「グッとくる」「フィルム写真のような」「シャビー感」「アンニュイ感」という
惹きこまれるような不思議な魅力となって写真に醸し出されてくるからあら不思議。それがブラックミストならではの
魅力だといえます。髪の毛とか輪郭のにじみはないです。

わたしが初めてブラックミストを使ったときの印象としては
あれこれ細かなレタッチをしなくても作品として成り立つ仕上げに「撮っただけで」なっているじゃないか!
という驚きでした。早い話が・・・
「レタッチいらなくね?」(´∀`*)ウフフみたいにびっくり。それだけのニュアンスをブラックミストつけて撮るだけで
表現できるんです!

(あ。「写ルンです」じゃなくて「表現できルンです」だ・・・(´艸`*)

というところで。
今回は魔女さん(Twitter:@Witch_Toydoll)にモデルさんにお願いをしました。
自然光の入る明るい室内の中で光を意識した場面と影を意識した場面2パターンをみていきましょう。
今回は光が強かったのであとからハイライトは下げて調整しています。

まずはフィルター無しのカット2枚。
寄りと引きです。

焦点距離:35mm  絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/2000  ISO感度:400

焦点距離:35mm  絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/2500  ISO感度:400

ごめん。
この2枚に関しては「フィルター無しを撮っとかなきゃな」っていう義務感(;’∀’)
だから、光と影はあまり意識していないです。
感情・気持ちがこもっていないとこうなる的なショット(かもしれない)

じゃあ次。
ブラックミスト使ってみようとなった瞬間に気持ちのスイッチがはいるわけですよ。
「魔女さんをセクシーに撮りたい」
「魔女さんを光に溶け込むように撮りたい」
「魔女さんの大人の女性の吐息みたいなのを撮りたい」
そんな風にイメージを伝えながら撮っていきます。

ブラックミスト使うぞスイッチはいるだけで
どんだけやる気かわるんだよ。そんな感じ。

ブラックミスト

③ 

焦点距離:35mm  絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/5000  ISO感度:400

ブラックミスト

焦点距離:35mm  絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/5000  ISO感度:400

ブラックミスト

焦点距離:35mm  絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/5000  ISO感度:400

ブラックミスト

焦点距離:35mm  絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/5000  ISO感度:400

光の中でシリーズは③~⑤まで。
光は左サイドから。生なりのカーテンの折り目の質感をだしたかったのと頬の光のテカりは
ハイライトをコントロールで落ち着かせました。
(あとから)

やわらかいでしょ?
パキッとしていないからこその気だるさみたいなのを出したいわたしの気持ちを
うまくブラックミストくんは汲んでくれる。
撮ったその場で「お~♪」とテンション高くなれるのにもブラックミストは貢献してくれます。

(PCやタブレットあれば、撮ったその場でモデルさんと共有・共感できるのでおススメです!)

次は影を生かしたい。
けだるさに妖しさも加えたいそんなイメージで撮りました。

これはフィルター無し。

焦点距離:35mm  絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/8000  ISO感度:400

これもフィルター無し

⑧ 

焦点距離:35mm  絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/8000  ISO感度:400

このショット私好きなんですよね。
でもこれだったらもっとコントラストあげて、トーンカーブもいじってつよーくしたい。
このイメージにはソフトフィルターは無しのほうが向いています。

こんどはブラックミスト

⑨ 

焦点距離:35mm  絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/4000  ISO感度:400

ブラックミスト

焦点距離:35mm  絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/5000  ISO感度:400

ブラックミスト

焦点距離:35mm  絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/6400  ISO感度:400

ブラックミスト

焦点距離:35mm  絞り:F/2.2 シャッタースピード:1/8000 ISO感度:400

暗い影を意識した作風でもブラックミスト使えますね。
黒をドスンと真っ黒には落とさないでやさしく持ち上げる感じとでもいったらどうでしょう。
⑩⑪あたりをぜひ拡大して質感チェックをしてみてくださいね。

ブラックミストについては過去の記事もご参考に。

今回は室内・サイド光だったので「白っぽさ」は気にはならなかったのですが、
逆光や被写体との立ち位置の関係からの光の照射角度で「白っぽさ」を感じる場合も
あります。
立ち位置を変えながらベストポジションを狙ってみてください。

あまり自分の手の内は教えたくないそんな「隠しアイテム」がブラックミストNO.1
光と影をうまく操りながらあなたならではのグッとくる「情感表現」をブラックミストで
加えてみてください。
男性ポートレートにもブラックミスト合いますよ。

オオヤマナホでした~(人’’▽`)
インスタ・ツイッターもフォローよろしくお願いします~。(@nahoneige)

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