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⼤野裕太郎の感動表現|Velvet56 で写す夏の思い出

Posted: 2018.08.15 Category: LENSBABY Comment: ⼤野裕太郎の感動表現|Velvet56 で写す夏の思い出 はコメントを受け付けていません

こんにちは。ラブグラフカメラマンの⼤野裕太郎です。平成最後の夏、みなさんはどのようにお過ごしですか?
今回、本レンズをレビューするにあたって「何を撮るか」に⾮常に迷いました。癖のある本レンズはポートレートや作品撮りに使⽤されることが多いかと思いましたが、あえて今回私は、本レンズを持って川へ遊びに⾏きました。夏ですから。今回の記事は⼦供を持つパパさんママさんに是⾮読んでいただきたい。では早速 1 枚⽬の写真をご覧ください。

velvet56 f1.6
焦点距離:56mm 絞り:F/1.6 シャッタースピード:1/320 iso:200

どうでしょうか?今の時代、くっきり、はっきり写真は撮れます。そのような時代の中、こんな写真を残す意味は何でしょうか?私は⼦供の写真こそこのレンズで撮って欲しいと感じました。10 年後この写真を⾒た時、記憶に馴染むような感覚を得られると思います。はっきり残した写真よりもこのようなふわっとした写真は前後のストーリーや、その⽇の記憶を懐かしむことが出来るように私は感じました。


velvet56 f1.6
焦点距離:56mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/400 iso:200

こちらの写真はどうでしょうか?先ほどに⽐べて絞って⾒ましたが、私はこの描写が⼀番気に⼊っています。絶妙なノスタルジーを感じつつ、記録の要素も満たしている。このレンズの特性が発揮されている⼀枚になりました。


velvet56 f1.6
焦点距離:56mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/400 iso:320

さあ、どう感じましたか?「え?同じレンズ?」と感じていただければあなたはこのレンズの魅⼒にもう気がついているはずです。さっきまでとは⼀気に変わり、抜群の解像感。そうですこのレンズ、くっきりはっきりも撮れるんです。 F4 あたりからはどんどん解像感が増しています。せっかくの⼦供との思い出、やっぱりくっきり残したい!と思ったら絞ればいい。それだけです。
はっきり⾔って慣れるまでは⼤変なレンズですが、使えば使うほど撮れる写真の幅にどんどん夢中になってしまうこのレンズ、⼦供との思い出を残すのにいかがでしょうか。

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ひのけんの感動表現|『思い出の色を残せるレンズ』 

Posted: 2018.08.15 Category: Tokinaレンズ Comment: ひのけんの感動表現|『思い出の色を残せるレンズ』  はコメントを受け付けていません

こんにちは!
フォトグラファーのひのけんと申します。

この度、縁あり「AT-X 24-70 F2.8 PRO FX」を使用させて頂くことになりました。
普段は人物撮影や建築撮影を主に活動しており使用機材はSonyのα9、各種Sonyレンズが主になります。

普段から標準域の大三元ズームを多用している私は、サードパーティと言われる標準2.8通しレンズに対して少し懐疑的な思いを持っていました。

しかし「純正には無い色が出せる」「非常に高品質なレンズを製作している」と常々噂を耳にし
 今回特別に機会を頂くことができましたので、早速MC-11と共に友人と出かけてきました。
 舞台は青色を試すのにおあつらえ向き、真夏の海と青空です。

早速海に突撃し、まずは透き通った水面と波を撮影。


使用レンズ:AT-X 24-70 F2.8 PRO FX
焦点距離:24mm 絞り:F/2.8  シャッタースピード:1/8000秒 ISO感度:100

まずはどうだと言わんばかりに解放で!
砂浜で砕け細かな泡を捉えていますが、ピントの合った面に対する描写力の高さに初っ端から非常に驚かされました。日差しも強く意地悪な状況でありつつも、光が強く当たった中心の泡から手前の砂浜、透き通る海の中までしっかりと美しく表現されています。

少し周辺光量落ちが目立つものの、色味と相まって少しノスタルジーな雰囲気に。

いきなりの一枚に衝撃を受け、少し意地悪をしてみようと思い切り太陽を入れてみることに。利用する前の事前情報としてネット上に「少し逆光性能が劣る」などと記載されていたこともあり、その様子をしっかりと残そうとして空へカメラを向けました。


使用レンズ:AT-X 24-70 F2.8 PRO FX
焦点距離:24mm 絞り:F/28  シャッタースピード:1/8000秒 ISO感度:100

逆光に弱いとは何だったのでしょうか?

思いきり太陽を入れているにもかかわらず、フレアもゴーストも殆ど見られません。
それどころか、先程垣間見た解像度の高さはこの状態でも維持されています。
更に色の階調表現も素晴らしく、明るく水色がかった右上から左に目をやると徐々にしっとりと深みのある青色が表現されていることがよく分かります。
鮮やかで深い色を残しつつも、雲の白もはっきりと残り非常に美しい。
もちろん角度によってはゴースト等が多少発生しますが、「逆光に弱い」とはとても言えないように私は感じることができました。

唯一気になった事としては、今回のような逆光では少しAFが遅れ迷うこと。
私の今回の使用環境が特殊なこともあり、α9というAF性能の良いカメラに動作保証の無いシグマ製のアダプターMC-11を利用している為本来想定されているものでは無いのですが…。

ですが昨今SONYユーザーが増えたこともあり、同じようにアダプター経由でサードパーティレンズを検討している方も多いはず。
そんな方に向け、実用できるレベルのAF性能があるのか?と試してみることにしました。


使用レンズ:AT-X 24-70 F2.8 PRO FX
焦点距離:70mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/8000秒 ISO感度:100

設定としてAFはAF-C、フォーカスエリアはエリアフォーカスで中央からやや右エリアを選定し連写しています。
先日アップデートされたことによりエリアフォーカスが使用可能になったα9ですが、5枚程の連写で3枚にピントが合う結果に。
ここも逆光+白背景+白球という悪条件ではありますが、解放でここまでしっかりピントが合うのは素晴らしい結果ではないでしょうか。

それでは今度は鳥はどうでしょうか?
先程は手前側に向かってくるボールでしたが、今度は砂浜から向かって右に飛び立つカモメを撮影。


使用レンズ:AT-X 24-70 F2.8 PRO FX
焦点距離:70mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/8000秒 ISO感度:100

撮影条件は先程と同様。
カメラを横に振りカモメを追いかけつつの撮影でしたが、しっかりとフォーカスはカモメを捉えています。ばっちり海面スレスレを飛ぶ姿を収めることができ、思わず「おぉ!」と声が漏れました。勿論純正通しの組み合わせには及ばず、AFの合わせ始めが出遅れることも多くありましたが
今回の組み合わせではそこまでストレス無く撮影できるように感じています。

重量もありずっしりしていますが、2.8通しらしい風格のあるAT-X 24-70 F2.8 PRO FX。
少しノスタルジックな色味は優等生である純正レンズにない味を持ちつつ、性能も全く申し分ありません。唯一気になったのは解放からF5.6辺りまでで少し目立つ周辺減光落ちですが、写真の色とマッチしていて魅力の一つであるように思います。
青の綺麗なこの季節にこそ、多くの方に一度触れてみて欲しいレンズの一つでした。

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光川十洋の感動表現|火星の大光跡

Posted: 2018.08.15 Category: Tokinaレンズ Comment: 光川十洋の感動表現|火星の大光跡 はコメントを受け付けていません

火星が、15年ぶりに地球に大接近する日が、2018年7月31日。楽しみにしていた一人ですが、星を撮る場合、都会を離れ、月の明るさを避け、という常識を知っていても、星の動きを表現できるいい時代を味わってきています。そこへ、まことに明るい火星が登場するので、光害のあるような所で、にぎやかな場面を表現しようと準備しておりました。

横浜の日没時間は、18時47分。19時前から火星が南東の空から登ってくるのですが、写真を撮るには空がまだ明るすぎます。真っ黒の空を期待すると、20時になってしまい、地上付近の火星が写りません。早めからインターバル撮影をし、後日自分が青味のある夜空をセレクトしたら、19時38分のシーン。セレクトのスタートにしました。比較明合成ソフト「StarStaX」を利用しました。

広大な夜空と、横浜港の雰囲気を描写しようとすると、超広角レンズが最適です。11mm~20mm(APSサイズ)のレンズは、11mmで画角が104度と広くとらえることができます。魚眼レンズとは異なって、ディストーションがよく補正されていて、直線がカーブを描きません。色ずれもなく、星の光跡がきれいです。

​​​​​​​火星と土星はすぐわかる明るさです。フォーカスはMF(マニュアルフォーカス)、Mモードでシャッタースピードを13秒、絞り値をF8、連写設定にし、レリーズをロックしてインターバル撮影をします。これは85分間の画像です。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/8 シャッタースピード:13秒 ISO感度:400 85分間を比較明合成 (APS-Cサイズカメラで撮影)

さらに続けると、21時頃から昇り始めた月が光跡を広げ、海上を輝かせます。高層ビル街から水蒸気のような煙のような「霧」が、海上を這うように流れました。計123分間の画像です。

火星の大光跡がある画像を細かく見てみましょう。なんと賑やかな光の競演です。都会でも、月が出ても、星の描写ができるのです。フィルム時代では、見たことのない感動表現ですね。

ベイブリッジ、ランドマーク、コスモクロック21、街灯、照明灯のゴースト、水路を航行する船の光跡、航空機、ヘリコプター、水面の漂流物の流れ、火星の太い光跡から繊細な星の数々……。飛行機は、羽田空港から飛び立ち、高度3000mで着陸灯を消すので、横浜港上空で西に向かう直線コースの精度に驚かされます。遅い時間は飛ばなくなります。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:11mm 絞り:F/8 シャッタースピード:13秒 ISO感度:400  123分間を比較明合成 (APS-Cサイズカメラで撮影)

その次は、20mmを利用すると、72度の画角。移動することなく、同じ場所で速やかに別のシーンが狙えます。横浜みなとみらい21地区の照明が空を照らしていますが、星はきちんと描写できます。火星はひときわ太い光跡を南の空に弧を描いています。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 11-20 F2.8 PRO DX

焦点距離:20mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:8秒 ISO感度:400  42分間を比較明合成 (APS-Cサイズカメラで撮影)

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オオヤマナホの感動表現|角形フィルターポートレート①「角形は難しくない!」

Posted: 2018.08.15 Category: 角型フィルター Comment: オオヤマナホの感動表現|角形フィルターポートレート①「角形は難しくない!」 はコメントを受け付けていません

みなさんこんにちは♪オオヤマナホです!

今回のブログから奇数週はCokin角形フィルターのポートレート撮影について。

偶数週は今までの丸形フィルターのポートレート撮影について書いていくことに

なりました!

え?角形?ポートレートで?って思われますか?

私も実は角形フィルターはポートレートには向かないんじゃないかなという

「先入観」持っていたんです。

①  難しそうじゃない?

②  フィルターが外れておっこっちゃいそう。傷ついちゃいそう。割れちゃったらやだ!

こんな風に。同じように尻込みをしていらっしゃる方いらっしゃいませんか?

まず①ですが、

角形を難しいと思わせるひとつに角形フィルターはたくさんのラインナップがあることがあると

おもいます。どれを選んだらいいのかよくわからないですものね。高価なイメージもあります。

三脚を使う風景写真や星景写真のイメージもあります。ポートレートに角形フィルターという

イメージなかなかなかったかも。すでに角形フィルターを使ってのポートレート撮影興味あって

使ってみたいけど迷ってしまって結局買うのを躊躇してしまうという感じになりがちです。

まずはラインナップはコチラです⇒★

ソフト系フィルター17種類あるんですね!こりゃ、多い。どれ選んだらいいか迷いますよね。

私にお任せください( ̄― ̄)( ̄▽ ̄) 順次作例をご紹介していこうとおもいます。

丸形フィルターのソフト表現と「どう」違ってくるのか。楽しみにしていてくださいね♪

ポートレート表現は「どう」「どんなイメージで」作品を創るかは作品の命。とってもとっても大事ですものね!

そして②について。

これが!!!使い始めは「あれれ?」の苦難からのスタートでした。

キッズの夕景撮影に70-200mmのレンズで使ってみたんです。ところが、望遠の長いレンズの先端につけたフィルターは

動きのあるキッズ撮影でしゃがんだ姿勢から立ち上がった時にレンズ先端フィルターホルダーに

膝があたると簡単にはずれてしまうという事態勃発。あー、角形は動きのある撮影には向かないのかなと・・・

角形フィルターのせいに!!!わたししちゃったのです(;’∀’)

しかししかし。

この「すぐはずれる」現象は角形フィルターのせいじゃなく、わたしの装着が駄目だったんです。

「だめなのはあああ!自分だったぁああああ!!」というオチ・・。

外れませんから!

落ちませんから!

動き回るキッズ撮影にもガンガン使えるのが角形フィルターなのです。

すでに角形の使い方については角形フィルターの鉄人酒井先生が解説★をしていらっしゃいます。

わたしのようなお悩みで角形に苦手意識を持たれる方にむけて、「失敗から学んだ☆角形フィルターの正しい使い方」

はここからです!

ジャジャーン。

【基本セット】

①  Cokin角形フィルター

②  ホルダー

③  アダプターリング

①  今回ポートレートに使っていくのは83mm幅正方形のフィルターです

②  この大きさのフィルターが使えるのは口径82mmのレンズまで

③  レンズの口径に合わせて48mm用から82mm用までアダプターリングがあります。

上の3点セットが角形フィルター基本のセットです。

【あると便利】

これに加えてもうひとつ「あると便利」なのが{ステップアップリング}です。

この画像の場合は49mmのレンズ口径を77ミリのアダプターに使えるようにしているのです。

どういうことかといえば・・・装着するためには2通りの方法があって

①  レンズにあわせてアダプターリングをそれぞれ用意する。

②  49mmレンズには49mm用を。

77mmレンズには77mm用のアダプターリングを用意する。

レンズの数だけアダプターリングを用意する。

③  持っているレンズの最大口径のアダプターリングをひとつ用意する。

小さいレンズにはステップアップリングを用意すればアダプターリングは一つで済む。

ちなみにこのマウントアダプターは丸形フィルターでも同じように使えます。

最大口径のアダプターリングにステップアップリングを使ってあわせるのです!

(ステップダウンリングもありますが周辺減光しますからこちらはおすすめできないです)

【フィルターはずれちゃうというお悩み】

次が問題だったのです!キッズ撮影の時にわたしはこのアダプターリングをこのようにはめ込もうと

四苦八苦(;’∀’)

その挙句、ぱかっと、ぽろっとはずしてしまったのがここが原因(;’∀’)(;’∀’)

(まあ、こんな風にする人はめったにいないとおもうのですが・・・)

<押してダメなら>

ぐいぐい力任せに上から押してはめるのはまちがいですよ!!!!

【角形フィルターの正しい装着方法】

じゃあ、どうやってアダプターリングをホルダーにあわせるのかというと・・・

なんと!スライドさせれば「簡単に!」「しっかりと!」合体することができました。

この状態でレンズに装着できるようになりました(*^▽^*)

角形フィルターはこの隙間にスライドしてはめ込みましょう。

一度入れるとキッズ撮影でガンガン走り回ってもフィルターが

外れて落ちることのないぐらいきっちりしていますよ!

大丈夫!

【マウントアダプターのただしい外し方】

スライドしてはめたアダプターリングはスライドでははずれないので

お気をつけてくださいね。

(私はとれないとれない、って汗だく(;’∀’)。まあそんな方はいない?)

<押してはずす>

アダプターリングをフォルダーからはずすときは羽の部分の角を押しましょう。

すると簡単にはずれますよ♪パカッとはずれます!

つけるときは「スライド」

はずすときは「羽の部分の角を押す」

ですよ♪

角形フィルターはポートレート撮影にハードル高くないということを実感です。

走り回るキッズ撮影!角形フィルターでまずはこんな感じで撮影しました。

焦点距離:85mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1/200秒 ISO1250 ストロボ発光

さあ!

これは「何フィルター?」「どんな効果?」

(ΦωΦ)フフフ…気になる?

勘の良い方は使用フィルターはわかっちゃいますね。

続きは再来週に!!!

ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ 今日はこの辺で♪

最後まで読んでくださりありがとうございました。

オオヤマナホでした。​​​​​​​

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酒井宏和の感動表現|第38回目は、cokin a140です。可愛い感じに仕上がるフィルターです!!

Posted: 2018.08.15 Category: 角型フィルター Comment: 酒井宏和の感動表現|第38回目は、cokin a140です。可愛い感じに仕上がるフィルターです!! はコメントを受け付けていません

皆さまこんにちは、角型フィルターの鉄人の酒井宏和です。

第38回目は、cokin a140です。可愛い感じに仕上がるフィルターです!!

こんな感じのフィルターです。

真ん中は透明で、周りに行くほど白が濃くなります。

縦でも横でも使用できますが、効果をわかりやすくするためにあえて縦で使いました。

基本的には、明るい色の被写体への使用がオススメです。

とっても可愛い壁面の絵、このままでも良いのですが、フィルターをかけるとこんな感じに。

最近は、スマホでも、カメラの中でもこいう感じの加工ができるものがありますが、

このフィルターが本家本元です!!フランス製フィルターで伝統的撮影技法を試してみましょう!!

白い部分に白いフィルターをかけても、あんまり効果がありません。

写真全体が、均一に淡い色の被写体に使うのが、効果的です。

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