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高木慎平の感動表現|便利かつ表現力豊かな万能レンズ!

Posted: 2018.05.16 Category: Tokinaレンズ Comment: 高木慎平の感動表現|便利かつ表現力豊かな万能レンズ! はコメントを受け付けていません

今回はAT-X 24-70 F2.8 PRO FXをCanon 5D markⅣに装着して撮影してきました。
屋外で撮影したかったのですが、あいにくの雨のため岐阜市にある図書館「みんなの森メディアコスモス」に行ってきました。

図書館内は照明も少なく、思ったより暗めだったのでISOは1600に設定して撮影しています。

いわゆる標準ズームレンズというものを色々と試してみましたが、今回使用したAT-X 24-70 F2.8 PRO FXの描写力はとてもシャープで美しく、撮影が楽しくなるレンズです。

◎使用レンズ:AT-X 24-70 F2.8 PRO FX
焦点距離:39mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/125 ISO:1600
光を受けたカーテンから、壁や床のグラデーションの表現力が美しいです。このレンズをお借りしての最初の1枚でしたが思わず「おお!」と声が出そうになるくらいの写りでした。

◎使用レンズ:AT-X 24-70 F2.8 PRO FX
焦点距離:24mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1/40 ISO:1600
仕事の撮影でもプライベートの撮影でも、機材は少なくスピーディーに撮影したい僕にとってはすーむレンズはとても助かります。
この写真の撮影も狭いスペースでしたが、レンズ交換でモデルさんを待たせることなく簡単に広角で撮影できてしまうのはうれしいですね。

◎使用レンズ:AT-X 24-70 F2.8 PRO FX
焦点距離:47mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/160 ISO:1600
ズームレンズで個の描写力は本当に大満足ですね。単焦点を使用することの多い人でもこのレンズの描写力には納得していただけると思いますよ。

◎使用レンズ:AT-X 24-70 F2.8 PRO FX
焦点距離:60mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/80 ISO:1600

簡単に構図をガラッと変える事のできるズームレンズはこういうスナップ撮影にはやはり便利だなぁと思います。これ1本持っていれば、安心してどこでも撮影に行けるんじょないでしょうか!

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ラブグラファー原田祐紀の感動表現 | Velvet56で、ふわキラ夢ワールドへ

Posted: 2018.05.16 Category: LENSBABY Comment: ラブグラファー原田祐紀の感動表現 | Velvet56で、ふわキラ夢ワールドへ はコメントを受け付けていません

こんにちは。フォトグラファー原田祐紀です。このレンズが手元に届くのを、実は恐れていました。日頃多用するレンズは「70-200mm」「16-35mm」の2本。望遠ズーム、広角ズームで撮り慣れており、いわゆ
る「標準域」はほとんど使いません。Velvet56は不慣れな画角、そして何と言ってもマニュアルフォーカスであること。どんな絵をぼくは撮るんだろうと、ビクビクしながら、そして同時にワクワクしながら、モデルのくみたすと撮影に。

ご覧ください、このビジュアル。黒いボディにシルバーのVelvet56、カッコイイ!ぼくは好きです(笑)

あらかじめVelvet56の予備知識として、「ピント周辺がボケる、流れる」という特性をもつレンズであることを確かめておいたので、ザワザワした背景を求めて、森へ行きました。ここは山口県、自然が豊かでロケーションは豊富です。最初に撮ったのはこちら。

◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
焦点距離:56mm 絞り F2.8 シャッタースピード 1/160秒 ISO感度 200
ねらいは背景のグルグルボケ。緑の葉っぱと足元の枯葉のザワついた背景がきっといい感じになってくれるハズ!と信じて撮った一枚。はじめにF1.6開放で撮ったのですが、これはピントの合う範囲が狭すぎたので、 少し絞ってみました。モデルのくみたすがふんわりと包まれた雰囲気の描写ができました。もう1枚、背景のぐるぐるボケをいかした絵を。

◎使用レンズ:Lensbaby Velvet56
焦点距離:56mm 絞り F2.0 シャッタースピード 1/160秒 ISO感度 125
今度は背景を全面的に枯葉にしました。くみたすとの距離が近くなった分、絞りも変化させました。絞りによってボ ケる範囲が大きく変化するのがこのレンズの魅力なんだなぁ、と実感。極端に変化するので、少しずつ絞りを変えながら狙った絵に近づけるのも楽しいし、思いがけない大胆な絵が飛び出すこともまたこのレ ンズの楽しさでしょう。

森から少し降りたところ、湖畔のボート乗り場に移動。その桟橋にて。

◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
焦点距離:56mm 絞り F2.0 シャッタースピード 1/1250秒 ISO感度 100
この日はとてもいい天気で、お日様の光が強い昼間の撮影。十分な光を入れて撮ると、ほらこんなにふわっキラな、まるで夢の中にいるような絵は、このレンズならではのワールド。

ふと気がつくと、はじめに抱いていた不安は、撮影のはじめからもうどこかに行っていました。絞りによる大きな描写の変化、マニュアルフォーカスへの集中、どちらも楽しく心地よいものとなっていました。

この後、湖畔の森をあとにして、カフェに移動。そちらでカフェ女子を撮ってみました。後半でレポートしますね。あ、そうそう、移動中に素敵な藤を見つけたのでそこでもふわキラ夢ワールド撮ってます、お楽しみに!

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酒井宏和の感動表現|第32回目は、ハーフ系のフィルターの使い方のヒントです。

Posted: 2018.05.09 Category: 角型フィルター Comment: 酒井宏和の感動表現|第32回目は、ハーフ系のフィルターの使い方のヒントです。 はコメントを受け付けていません

皆さまこんにちは、角型フィルターの鉄人の酒井宏和です。

第32回目は、ハーフ系のフィルターの使い方のヒントです。

この写真は、そのままストレート撮影です。

cokin P125S、という、ハーフのオレンジっぽい色調(製品名はタバコカラー)のグラデーションフィルターを上側にかけてみました。

暗くなるのと同時に、オレンジ色も増して、雰囲気が出てきたと思いませんんか?

追加で、cokin P121というハーフNDフィルターを下側が濃くなるように装着しました。

そうすると、真ん中の花が浮き立ってきませんか?

この作例だけでなくて、写真全般に言えることで、明るいところは目立つ。という法則があります。

3枚の写真を横並びに並べてみました。

写真に深みが出てきているのがわかりますか?

ハーフND等は夕日で使うイメージが強いと思いますが、メインの被写体を浮かび上がらせるために使う。

という方法を知ると、活用の幅が、とても増えると思います。

是非、丁寧に、高品質な写真を目指して、ハーフNDフィルターを活用してみてください。​​​​​​​

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齋藤千歳の感動表現|星・星景の定番Kenko PRO SOFTONの効果を7種のフィルターを比較して実写で確認します。

Posted: 2018.05.09 Category: ソフトフィルター Comment: 齋藤千歳の感動表現|星・星景の定番Kenko PRO SOFTONの効果を7種のフィルターを比較して実写で確認します。 はコメントを受け付けていません

みなさん、撮ってますか!

実はこれからゴールデンウィークあたりが北海道ではサクラの季節になります。

東京あたりでは、入学式のイメージが強いサクラですが、北海道では大型連休のイメージの強い花になります。

私、齋藤千歳が住む千歳市周辺は、5月頭頃が開花の季節となりますが、道南のサクラの名所である松前や函館・五稜郭などはゴールデンウィーク直前あたり開花時期になること多いようです。

今年もそんな北海道のサクラを撮影しながら「ぼろフォト解&Foton電子写真集シリーズ」というカメラ・写真関連の電子書籍を出版していきます。

前回は、昼間の風景でケンコー製ソフトフィルター7種類を撮り比べました。

そこで今回は、星や星景写真の定番といわれるKenko PRO SOFTON-A(W)やKenko MC PRO SOFTON(B)Nを含む、下記の7種のソフトフィルターで星景写真を撮影し、比較しました。

フォギー(A) N

フォギー(B)N

デュート

ブラックミスト No.1

ロー・コントラスト No.1

PRO1D プロソフトン[A](W)

MC プロソフトン(B)N

星景写真におけるソフトフィルターに期待することは、星が光の強さなどに比例してフィルターを使わないときより大きく写ること、そして可能あれば地上の風景はぼけないことと矛盾した条件になります。

各フィルターによる効果がそれぞれわかりやすいように、同一の星と地上風景部分の山頂をアップしたものも掲載しました。

まずは、それぞれの効果をご確認ください。

フィルターなし

使用フィルター:なし

◎焦点距離:25mm 絞り:F/2.4 シャッタースピード:30秒 ISO感度:2000 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

広角レンズでフィルターなし、30秒の長時間露光で撮影した星景写真。フィルターなしなので、山頂はシャープに描写されています。

フォギー(A) N

使用フィルター:Kenko フォギー(A) N

◎焦点距離:25mm 絞り:F/2.4 シャッタースピード:30秒 ISO感度:2000 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

星の描写サイズはフィルターなしとほとんど変わりません。そして、山頂はソフト効果でぼけています。星景の撮影に使うメリットは感じません。

フォギー(B)N

使用フィルター:フォギー(B)N

◎焦点距離:25mm 絞り:F/2.4 シャッタースピード:30秒 ISO感度:2000 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

よりソフト効果の強いKenko FOGGY(B)Nでは、Kenko FOGGY(A)Nと星のサイズは変わらず、山頂の描写はさらにソフトになりました。

ロー・コントラスト No.1

使用フィルター:ロー・コントラスト No.1

◎焦点距離:25mm 絞り:F/2.4 シャッタースピード:30秒 ISO感度:2000 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

Kenko FOGGYシリーズとは異なるぼけ方、ソフト効果が得られているのがわかります。山頂はあまりソフトになりません。

デュート

使用フィルター:デュート

◎焦点距離:25mm 絞り:F/2.4 シャッタースピード:30秒 ISO感度:2000 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

星のぼけ方はKenko LOW CONTRAST No.1と同じ傾向です。もともとソフト効果は弱いので、山頂の描写もさほどソフトになっていません。

ブラックミスト No.1

使用フィルター:ブラックミスト No.1

◎焦点距離:25mm 絞り:F/2.4 シャッタースピード:30秒 ISO感度:2000 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

星のぼけ方はロー・コントラスト No.1などと同じ傾向です。山頂の描写はブラックミスト No.1の特徴どおり暗部が白っぽくなりません。

PRO1D プロソフトン[A](W)

使用フィルター:PRO SOFTON-A(W)

◎焦点距離:25mm 絞り:F/2.4 シャッタースピード:30秒 ISO感度:2000 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

星は丸くにじむように大きくなり、ほかのソフトフィルターとは傾向が異なります。また、山頂の描写もKenko FOGGY(A)Nよりはシャープです。

MC プロソフトン(B)N

使用フィルター:MC プロソフトン(B)N

◎焦点距離:25mm 絞り:F/2.4 シャッタースピード:30秒 ISO感度:2000 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

PRO1D プロソフトン[A](W)と比較しても、星は心持ち大きくにじんでいるように感じます。ただし、山頂の描写は、さらにぼけてしまいます。

星や星景を撮影する際にソフトフィルターを使って、星をにじませ、より印象的に星を撮影するのは定番の撮影方法といわれています。

また、その際に使用するソフトフィルターは、PRO1D プロソフトン[A](W)やMC プロソフトン(B)Nなどのプロソフトンが定番とされています。

私自身、プロソフトンが定番といわれているものの、それ以外のソフトフィルターでも実は問題ないのではとも思っていました。

しかし、今回ケンコー製ソフトフィルター7種類を実際に比較し、画像を拡大して検討したところ、プロソフトン以外のソフトフィルターしかないときは、星や星景を撮影するなら、フィルターなしのほうが条件がよいと感じました。

フォギー(A) Nとフォギー(B)Nのフォギー系は装着しても星の大きさはほとんど変わりません。

それどころか、地上の風景をソフトにする効果しか得られませんので、星と星景写真で使用するメリットを見いだせませんでした。

ロー・コントラスト No.1、デュート、ブラックミスト No.1は、もともと効果の弱いソフトフィルターで中望遠レンズなどでポートレートを撮影するときなどに効果を発揮するフィルターのため、今回のように広角で無限遠の星を撮影する際には、ほとんどメリットと感じる効果は得られませんでした。

結論としては、定番であるPRO1D プロソフトン[A](W)やMC プロソフトン(B)Nなどのプロソフトンだけが、星が丸くにじみ大きくなるというメリットを享受できることがわかりました。

ただし、星景写真では地上の風景もぼけてしまうというデメリットもあります。

今回の検証で私自身は、星景写真の撮影用としてはメリットとデメリットのバランスがよいPRO1D プロソフトン[A](W)を定番として使うことに納得でき、みなさんにも自信をもっておすすめすることができます。

今回は7種類のフィルターの実写画像と拡大を比較することで、定番だからだけでなく、みなさまに納得してプロソフトンを選択してもらう参考になれば、とてもうれしく思います。

また、今回の比較撮影でソフトフィルターを使った星景写真の撮影において、気になる部分を見つけたので、次回はその点を検証したいと考えています。

次回も、ぜひご覧ください。

齋藤千歳の感動表現|星・星景の定番Kenko PRO SOFTONの効果を7種のフィルターを比較して実写で確認します。 はコメントを受け付けていません

光川十洋の感動表現|鶴見線国道駅の昭和レトロ

Posted: 2018.05.09 Category: Tokinaレンズ Comment: 光川十洋の感動表現|鶴見線国道駅の昭和レトロ はコメントを受け付けていません

「乗り鉄」「撮り鉄」にとどまらない「鉄人鉄」の知人が、『Tの駅ナカ探訪』を毎週執筆して送ってくるのを楽しんでいます。日本全国を何十年来味わってきている人が「首都圏で一番レトロ感のある駅は国道駅」と言われて、「なんだ!近くじゃないか!」。さらに「空襲時の弾痕がある」とも。起点・鶴見駅には毎月行っているし、第一京浜国道(国道15号線)はよく通るし、国道駅の存在を知っていたが降りたことがなかったので、すぐに出かけました。「古色蒼然」を絵に描いた昭和初期のたたずまい。ここだけでテーマ性があると、暗さに強い開放値F2のワイドズームレンズを持って通いました。映画、テレビドラマのロケ地もうなずけます。そこで出会った人の会話からも、新しい感動表現ができました。

「Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX」レンズの明るさは、暗い場所でのMF(マニュアルフォーカス)で見やすく、ぼかしたいときには、APSサイズでは苦労するので、開放値F2は表現の上でも助かります。昭和初期のレトロ感再現では、フラッシュは使いたくないし、手持ち撮影によるタイミングも重視となってきます。照明の緑色や、強烈な日差しの条件でも色調と階調が豊かです。ざらついた感じの表情が貴重な被写体なので、超広角レンズでありながら、周辺のシャープな描写には満足です。

JR鶴見線の国道駅は、昭和5年(1930年)開業。7年前に関東大震災があり、復興途上なのでがっちりした構造となっており、当時としては超モダンな駅でしょう。2階に線路が通り、1階は自由通路ですが、昭和の看板やごみ箱も残って、大変暗いガード下のレトロ風情です。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:20mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:8000(APS-Cサイズカメラで撮影)

12月29日16時半からの営業に、常連客が待っていて、16時前に店の準備。やきとり「国道下」店主さんに撮影許可を求めましたら「テレビが来ても顔を映さないよ。」「突き当りは床屋さんだった。減っていくね。正月は9日から。」など気持ちよい会話。松の内は休み、も昭和の慣習を思い返します。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:14mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:5000(APS-Cサイズカメラで撮影)

お店や住人が減ってきている雰囲気がありあり。黄色い夕陽が射しこみます。水銀灯が緑色の照明となり、暗い所での「良いお年を」の会話が見えます。開放値F2で、人物をアウトフォーカスに。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:14mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:1800(APS-Cサイズカメラで撮影)

ハトなどの鳥のフン害対策として、カラスの切り絵が貼ってあります。ホーム階にも同じものがぶら下げられています。無人駅らしく一見放置されて見えますが、人の営みをあちこちで見つけることができます。明るいレンズのおかげで、ピント合わせがらくらく。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:14mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:4500  +1/3補正

(APS-Cサイズカメラで撮影)

家主が不在となったドアには、たくさんの印刷物が挟まれたままでした。白いペンキで塗られたドアには歴史を感じる傷痕が、かつて賑やかだった頃を彷彿とさせます。F8の絞り値でも、被写界深度はたっぷり出ます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:14mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:5600  +1/3補正

(APS-Cサイズカメラで撮影)

教えてもらった「弾痕」。第2次世界大戦末期、米軍機が空襲、機銃掃射をした弾痕が今も見えます。コンクリートが削られた銃弾の痕は、手で触ることもできる場所にもあり、崩れ対策の網で保護された場所にも。昭和20年(1945年)5月被弾と伺いました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:20mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:280  +1/3補正

(APS-Cサイズカメラで撮影)

散歩をしている人が声をかけてくれ、国道駅の近くの「鶴見川干潟」を紹介されました。下流は直立した護岸なので、親水広場として干潟を整備。貝殻を捨てる場所にもなっていて、子供時代の「水切り遊び」「貝割り遊び」を思い出させてくれました。生麦魚河岸通りの店と言い、下町の昭和レトロに浸れる地域です。

​​​​​​​

◎使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:17mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:100(APS-Cサイズカメラで撮影)

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伊藤宏美の感動表現|桜に包まれた駅 採銅所駅

Posted: 2018.05.09 Category: Tokinaレンズ Comment: 伊藤宏美の感動表現|桜に包まれた駅 採銅所駅 はコメントを受け付けていません

福岡県にある日田彦山線・採銅所駅に行ってきました。

毎年、沿線に来てはいたのですが、

今年は桜が早かったので、桜が満開。

こんなに桜が満開の時に立ち寄ることができたのは初めてでした。

おかげで、予定よりもずいぶん、長居をして、桜を楽しんできました。

採銅所駅には、第二待合室という空間があり、

地域の方が、移住・交流の場として活動しています。

列車を待っている間、待合室のお兄さんとお話をしたり、

香春町の方とお話をしたり、

とってもゆっくりな時間をすごす事ができました。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX
焦点距離:19mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:250

ホームには綺麗な桜が満開で、駅を包んでくれています。

綺麗な桜にピントを合わせてなるべくたくさんの桜に囲まれるように撮影したのですが、

隅に入った桜も像が流れたりボケたりしないでシャープに描写できました。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX
焦点距離:16mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:250

この駅はたくさんの桜の木に囲まれていて、

菜の花も咲いていて、ずっと居たくなる駅です。

青空、ピンクの桜、菜の花の黄色と、さまざまな色味が入った角度ですが、

カラーバランスが良いレンズです。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX
焦点距離:19mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:250​​​​​​​

桜の木がたくさんあって、どの桜の木を入れようか迷うのですが、

一本の桜の木に寄ってみました。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX
焦点距離:12mm 絞り:F/11 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:250​​​​​​​

今度は、山をバックに。

諧調が豊かなので、強い光の下でも桜の淡いピンク色を表現できました。

どちらかというと、コントラストが強めに出るので、逆光気味のカットでも花をくっきり写せました。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX
焦点距離:28mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:250​​​​​​​

ピントは、ホームの先に見える桜ですが、シャープネスが強めなので、F8で手前の文字もはっきり読めます。

ハイライト部に露出を合わせましたが、駅舎が黒つぶれすることなく撮影できました。

これも、このレンズの諧調の豊かさだと感じます。

採銅所駅は、のどかな駅で、犬の散歩に訪れたり、子供が遊びにきたり、

とても素敵な春の駅でした

このあたりは、映画「青春の門」でも有名な場所だそうです。

ぜひ読んで、また出直したいなあと思いました。

このあと、足を伸ばして、平成筑豊鉄道にも立ち寄りました。

平成筑豊鉄道には、内田三連橋梁という渋い橋梁があります。

県道から見える県道側(上流)と下流側があって、

下流側は切石造り、上流側は、煉瓦造りの構造になっています。

今回は、渋い煉瓦造り側に菜の花が咲いて、綺麗だったので、

煉瓦側で撮影しました。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX
焦点距離:12mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:400​​​​​​​

​​​​​​​この場所は、とても小さな橋梁で、引いて撮れるスペースも無いので、

広角レンズがとても役に立ちました。

車輌のデザインなども考えて、今回も、菜の花にピントにしました。

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齋藤千歳の感動表現|35mmか、50mmか? レンズ沼の入り口! はじめての単焦点

Posted: 2018.05.02 Category: SAMYANG Comment: 齋藤千歳の感動表現|35mmか、50mmか? レンズ沼の入り口! はじめての単焦点 はコメントを受け付けていません

みなさん、撮ってますか!

まもなくサクラのシーズンを迎える北海道で、サクラに合うソフトフィルターをテストすべく7種のソフトフィルターと格闘している齋藤千歳です。

サクラのシーズンが終わると「やっぱり枝ものは難しいな〜」と毎年後悔するので、今年はソフトフィルターなども駆使して、より印象的なサクラを撮影しようともくろんでいます。

撮影したサクラの写真は、ケンコー・トキナー写真ブログはもちろん、電子書籍「ぼろフォト解決&Foton電子写真集シリーズ」にも掲載させていただく予定ですので、ぜひよろしくお願いします。

先日「50mmと35mmなら、私は断然35mmだけど、齋藤君は?」という師匠の問いに「そうですね、どっちも難しい焦点距離ですが、だいたいはじめて買う単焦点レンズは、この辺の焦点距離ですよね」とごまかしました。

そうです、センスの不足をレンズのパワーで補ってることを師匠に知られたくなかったのです。

私の好みや人間関係とは関係なく、レンズ交換式カメラのユーザーにとって、はじめての単焦点は50mmか、35mmが多いのではないでしょうか。

使用レンズ:SAMYANG AF35mm F2.8 FE

使用フィルター:Cokin 121S ソフトグレー2(ソフトND8)

◎焦点距離:35mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/10秒 ISO感度:50 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

35mm判フルサイズのカメラに装着すると広角レンズ的にも、標準レンズ的にも撮影でき、オールラウンドに撮影が楽しめます。

初心者の方が、はじめての単焦点レンズを購入する際に、大部分が50mmもしくは35mmになる大きな理由は価格にあります。

各メーカーがレンズ交換式のカメラで単焦点レンズの楽しさを、知ってもらうため(底なしといわれるレンズ沼に誘導するため? )に、コストパフォーマンスが高く、初心者にも購入しやすいレンズを50mmや35mmあたりに多数ラインアップしているためです。

50mmにしても、35mmにしても、はじめての単焦点レンズを選ぶ際の重要なポイントは、実はどのカメラと組み合わせるかにあります。

最近ではあまり意識されていない方もいるようですが、レンズ交換式の一眼カメラには、いくつかの撮像素子(センサー)サイズがあります。

メジャーなところで、多くのプロやハイアマチュア方々が使っている35mm判フルサイズ、これよりふたまわりほど小さいAPS-Cサイズ、フォーサーズ(4/3)規格はAPS-Cよりも、よりもさらに小さくなっています。

撮像素子のサイズが違うとなにが起きるかというと、同じ焦点距離のレンズを装着したときの画角(写る範囲)が変化します。

35mm判フルサイズを1.0倍とすると、APS-Cサイズでは一般的に1.5倍(キヤノンは1.6倍)、フォーサーズでは2.0倍に画角が変化します。

単純にいうなら撮像素子が小さいほど、同じレンズを装着しても、より望遠の画角になるわけです。

APS-Cを例にすると、300mmの望遠レンズは450mm相当の画角に、16mmの広角レンズは24mm相当になります。

望遠ではメリット、広角ではデメリットといったところでしょうか。

使用レンズ:SAMYANG AF50mm F1.4 FE
使用フィルター:Cokin 121S ソフトグレー2(ソフトND8)
◎焦点距離:50mm 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/5秒 ISO感度:50 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

35mm判フルサイズで撮影すると、もっともクセのない標準となる50mmですが、35mmと比較するとやや望遠気味な味わいも感じられます。

APS-Cと35mm判フルサイズでは、画角が変化するということを考慮して、35mmと50mmについては考えてみましょう。

35mmは35mm判フルサイズでは35mm、APS-Cでは53mm相当になります。

一方、50mmは35mm判フルサイズでは50mm、APS-Cでは75mm相当になるのです。

今回の作例を撮影している35mmのSAMYANG AF35mm F2.8 FEであれば、広角レンズである35mmが53mm相当の標準域の画角に、50mmのSAMYANG AF50mm F1.4 FEであれば、50mm標準レンズが中望遠の75mm相当の画角になるわけです。

レンズ自体の性質が変わるわけではないのですが、カテゴリーをまたぐほどの画角の変化は撮影にも影響を与えます。

使用レンズ:SAMYANG AF35mm F2.8 FE
◎焦点距離:53mm相当 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100 −2/3補正 (APS-Cモードで撮影)

35mm判フルサイズのミラーレス一眼などでは、撮像素子の中心部分を使ってAPS-Cサイズでの撮影が可能なカメラも増えています。便利です。

35mm判フルサイズのカメラを使っているなら、35mmは35mm、50mmは50mmとして、場合によってはAPS-Cモードなどを使うことで、53mm相当や75mm相当にして楽しむことができます。

ただし、入門者向けのエントリーモデルはAPS-Cサイズの撮像素子を採用しているのが一般的なので、35mmは標準の53mm相当、50mmは中望遠の75mm相当になるわけです。

ご自身のカメラが35mm判フルサイズか、APS-Cかを確認して、カメラに装着した際に何mm相当になるかを考慮して購入しましょう。

使用レンズ:SAMYANG AF50mm F1.4 FE
◎焦点距離:75mm相当 絞り:F/1.4 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:100 +0.3補正 (APS-Cモードで撮影)

明るい50mmをAPS-Cサイズのカメラで使うと、中望遠のポートレートレンズに近いイメージなります。なんでも撮るにはちょっと長いのが弱点です。

35mmも50mmも35mm判フルサイズで使うことを考えると、いつもカメラに着けておいて、なんでも撮影するのにちょうどよい画角です。

しかし、APS-Cに装着した際の50mmレンズの75mm相当は、なんでも撮影するには、ちょっと望遠気味過ぎるのが弱点になります。

多くの50mmの単焦点レンズは、開放F値の明るいものが多く、ポートレートの撮影や背景をぼかした花などの撮影に向いています。

広角での撮影を期待して買った35mmは、APS-Cでは標準の50mm相当になりますので、思ったよりも広角での撮影はできないわけです。

APS-Cサイズユーザーの方は、35mmと50mmで悩むというよりは、53mmの標準と75mmの中望遠で悩むと考えたほうがいいでしょう。

使用レンズ:SAMYANG AF35mm F2.8 FE
◎焦点距離:35mm 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/1,000秒 ISO感度:100 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

35mm判フルサイズでは、広角的にも、標準的に使えてオールマイティな35mm。APS-Cでは広角色がスポイルされるのが少し残念だ。

さらに購入時に注意したい点は、検討しているレンズがAPS-C専用などといわれる35mm判フルサイズでは使えないレンズか、どうか? が重要です。

50mmの単焦点レンズでAPS-C専用はあまり見かけませんが、35mmなどではデジタル専用などともいわれる35mm判フルサイズでは使用できないレンズもありますの注意してください。

少し前までは、35mm判フルサイズのカメラは高価でプロや一部のハイアマチュア向けだったので、APS-Cサイズのセンサーに特化したレンズも多数ラインアップされています。

APS-C専用レンズにも、さまざまなメリットがあるのですが、現状35mm判フルサイズのカメラの低価格化と一般層への普及が進んでいるので、SAMYANG AF35mm F2.8 FESAMYANG AF50mm F1.4 FEのように35mm判フルサイズにステップアップしても、そのまま使えるレンズがおすすめです。

2018年時点でミラーレス一眼カメラも含め、35mm判フルサイズ化が進んでいますので、みなさんが数年後にカメラ本体の買い換えると考えるなら、購入するレンズは35mm判フルサイズに対応したものが優位だと思います。

実際に私自身、APS-Cサイズのカメラから35mm判フルサイズに乗り換えた際に、何本かのAPS-C用レンズがほぼ使えない状態になりました。

使用レンズ:SAMYANG AF50mm F1.4 FE
​​​​​​​◎焦点距離:50mm 絞り:F/1.4 シャッタースピード:1/2,500秒 ISO感度:100 +1 2/3補正 (35mm判フルサイズのカメラで撮影)

あまやかな絞り開放のやわらかい描写と大きくぼける背景を利用して、ポートレート的に撮影したくなるのも、このレンズの特徴です。

単焦点レンズに挑戦する理由は、それぞれでしょう。

大きなぼけやシャープな描写、コンパクトなレンズサイズなどなど、単焦点レンズにはたくさんの魅力があります。

せっかくレンズ交換式のカメラを購入したら、ぜひ単焦点レンズを使って、その性能を引き出してほしいと思っています。

購入時には、ご自分のカメラの撮像素子のサイズを確認、その結果、装着するとご自分のカメラでは何mm相当になるのかをチェックしてください。

さらに、レンズに比べて商品サイクルの短いカメラの本体の買い換えも考慮して、35mm判フルサイズでも使えるかも確認しておきましょう。

最後になりますが、もしAPS-Cサイズのカメラではじめての単焦点レンズの購入で50mmか、35mmか悩んだら、私は先に50mmをおすすめします。

レンズとしての汎用性は50mm相当になる35mmのほうが高いのですが、往々にして明るい50mmの単焦点レンズは、ダブルズームレンズキットなどでは得られないぼけを十分に楽しませてくれます。

明るい単焦点標準レンズのぼけを楽しんでから、汎用性の高い35mmというのが、私のおすすめではあります。

ただし、いつも着けっぱなしで、なんでも撮れて、軽くて高性能なレンズが多い35mmも捨てがたいのも事実です。

このように悩みながら、気が付くと手持ちのレンズが増え、みなさん、底なしのレンズ沼にはまっていくわけです。

レンズ沼への第一歩として50mmか、35mmか、ゆったりとお悩みください。

実は悩んでいるときがいちばん楽しい、なんて話もあります。

齋藤千歳の感動表現|35mmか、50mmか? レンズ沼の入り口! はじめての単焦点 はコメントを受け付けていません

ももすけの感動表現|極上柔らかマクロ「Lensbaby Velvet56」

Posted: 2018.05.02 Category: LENSBABY Comment: ももすけの感動表現|極上柔らかマクロ「Lensbaby Velvet56」 はコメントを受け付けていません

こんにちは。フォトグラファーのわたらいももすけと申します。
前回の記事に引き続き、「LensBaby Velvet 56」を使った作例をもとにご紹介しようと思います。

このレンズ、ホントにくせ玉で普通の感覚ではまず使いこなせないレンズです。
ただ、ピシっとハマる使い方をすれば今まで見たこともないような作品が出来上がることは間違いありません。

今回はこのレンズのもう一つの魅力でもある「マクロ」撮影を行っていきました。
まずはF2.8での一枚。

花びらのエッジが立ったりせず、非常に柔らかく写りました。レタッチで多少コントラストを上げて色みを調整してみましたが、色情報も適度に残っています。
そしてなんといってもこのとろけるようなボケ。素晴らしいの一言です。解像度は甘いですが、それと引き換えに手に入れられるこのボケ味は一見の価値ありです。

続いてF5.6まで絞ってみました。

おっ!と思わず声が出てしまいました。正直このレンズに解像度なんてものは求めていなかったのですが、合焦面に関してはきっちりと繊細に解像しています。そして流れるようにぼけていきます。
遠景の被写体に関してはいくら絞ってもカリカリに解像するわけではないのですが、マクロに関しては話は別のようです。

続いては、自転車の後ろについていた反射板を一枚。

お、おもしろい~~~!心の中で叫びました。今までマクロレンズというものを使ったことがなかったのでこれがマクロの面白さかと気づかされた一枚でした。
画面中央部に関しては意外としっかりと解像していてびっくりです。
標準域を好んで使う僕としては見たこともない景色との出会いでした。マクロレンズ。欲しい・・・。

続いてその辺の葉っぱ。

多少ピントが甘くなってしまいました。がそれでも掲載したのはこの球面収差による独特の表現を見てほしかったからです。
画面中央にある葉の中心から外側にいくにつれてグワっと収差が起きています。こんな面白い表現もこのレンズならではでしょう。

続いて解放でパイナップルをマクロ撮影してみました。

棘などがエッジの効いたパイナップルをあえて解放で撮ることにより、エッジを立たせず柔らかく表現したうえでフルーツならではの潤いや湿っぽさを表現できました。今回のスナップで一番のお気に入りです。
そして最後に、F8まで絞ったこちらの一枚をどうぞ。

う~ん。素晴らしいですね。画面中央部はしっかりと解像しそれでいてボケとコントラストで立体感を表現できています。それでいて写真全体としては柔らかく表現できています。

今回、このレンズを使用して痛烈に感じたことは「フォトグラファーとして新たな発見が必要」ということ。僕はけっこうくせ玉が好きで仕事でもよく変なレンズばかり使ったりするのですが、このレンズはその次元をはるかに凌駕しています。

そのため、今までの自分の撮り方ではこのレンズの良さを引き出すことはできません。

正直まだまだこのレンズの真骨頂は見せられていないかと思いますが、このレンズを使ってフォトグラファーとして一歩成長できたのではないかと思っています。

今までだったら素通りしていた景色もこのレンズなら主人公となりうる。そう感じさせてくれる1本でした。

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ももすけの感動表現|圧倒的描写力を持つAT-X 24-70 F2.8 PRO FX

Posted: 2018.05.02 Category: Tokinaレンズ Comment: ももすけの感動表現|圧倒的描写力を持つAT-X 24-70 F2.8 PRO FX はコメントを受け付けていません

どうもこんにちは。フォトグラファーの渡井ももすけと申します。

今回ご縁があって、「AT-X 24-70 F2.8 PRO FX」を使わせていただくことになったため、前回の記事に引き続きこのレンズのレビュー(あらさがし笑)をしようと思います。

まずはその辺で工事していたお兄さんたちを一枚。

画面下部に注目するとわかりますが、このレンズホントにミドル~シャドウ部の色乗りや諧調が非常に美しい。というか単純に好み。
そしてここでようやく(ようやくというのもおかしいが)画面左上の電線周辺にフリンジが出現した。

といっても目立つようなフリンジではないのでいくらでも補正が可能な範囲です。前回の記事で紹介したがこのレンズ、ホントに色収差が出ない。解放で逆光でいくら露出差が激しいところでも全然フリンジがでないんです。びっくりします。

続いて駅のホームから一枚。

はぁ・・・。ため息がでるくらい素晴らしい描写。まず画面中央部の金属の表現が非常に好みです。「THE スチール」って感じでこのレンズでひたすら鉄を撮ってみたい。そしてエスカレーターの足場。ホントにありとあらゆるものを満点に近い状態で写してくれます。高周波の描写も文句なしで高精細。しかもこの立体感。素晴らしいの一言です。

そしてよしこのレンズそろそろ本気で痛めつけてやるぞ。と構図も光もすべて無視して(フォトグラファーとしてあるまじき笑)真逆光でレンズフードもつけずに太陽の光が直接入るように写真を撮影しました。

え?なぜ?フレアは?ゴーストは?収差は?コントラストは?諧調は?あれ?なぜこんなにも粘り強くしっかりと描写しているの・・・?

ホントに驚きました。この写真ホントに太陽光が直接当たるように撮影したのですが、びっくりするほどきれいに粘り強く描写するのです。

そして今回の撮影でもっとも驚いた写真がこちら。

こちら、なんとワイド端、開放で撮影したものなんです。

画面中央部の木を見てほしい・・・。「どうや」と言わんばかりの存在感。圧倒的解像度と立体感。なんでこんな浮き出ちゃうの?とそしてその木の周辺に広がる街並み。こちらも圧倒的に解像しています。くっきり・・・。普通、画面の周辺に行くにつれて顕著に描写が甘くなるものだが、このレンズ、かなり踏ん張っている。さすがに画面の最端側は描写が甘くなっているが、ホントにその周辺の限られた部分だけなので十分許容範囲。

最後にその辺に止まっていたバイクをパシャリ。

​​​​​​​

まぁびっくりするくらい深い色乗りです。それでいて高精細。多少雑にスナップしても雰囲気のある写真が撮れてしまう。
文句なしのレンズだと思います。

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國政寛の感動表現|次々に咲く春の花たちを、マクロレンズで爽やかに切り取ろう!

Posted: 2018.05.02 Category: マクロ撮影 Comment: 國政寛の感動表現|次々に咲く春の花たちを、マクロレンズで爽やかに切り取ろう! はコメントを受け付けていません

『想い』

~まっすぐに
 あふれだす~

桜の季節が過ぎ去ると、いよいよ春の花が次々と咲き始めます。
慌ただしい桜の撮影が終わってほっと一息、気が抜けてしまうかもしれませんが、のんびりしている暇はないですよ!

早春の花の代表格といえばカタクリ。
植物園でも群生が見られる場所がありますね。
「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」と呼ばれる可憐な姿はぜひ押さえておきたいところです。

子供のころ、春の花と言えばチューリップでした。
色も形も様々な種類が数多くありますので、絵になる花ですね。
群生を撮るもよし、一輪にだけスポットを当てるもよし、いろいろ工夫して撮ってみましょう。
雨上がりだったら、こんな滴をぶら下げた姿が見られるかもしれませんよ。

小さな青い花が印象的なネモフィラ。
ここでは咲き始めの花を主役とし、手前にある咲いた花を前ボケに配置しました。
よく見ると、ボケた花の中心部分がハートのようにも見えますよね!

ポピーも春に忘れてはならない花のひとつ。
鮮やかな色合いやヒゲを生やした茎、特徴的な花芯など、撮りどころ満載です。
群生に咲く一輪を選び、周囲の花を前ボケにして主役を目立たせました。

チューリップやポピーが終わる頃、藤の花が見頃を迎えます。
横から撮ると平凡になってしまうので、下から仰ぎ見るような形で撮影しました。

その特徴的な模様が目を引くシャガ。
アップで一部分だけを切り取っても、すぐに「シャガだ!」とわかる個性的な花です。
ここでは木陰に咲いていた一輪を、木漏れ日の円ボケで包み込んでみました。

ハナビシソウは、鮮やかなオレンジの花びらが目を引きます。
特徴的な花のラインとガクに焦点を当てて、背景のオレンジ色のボケで強調してみました。

​​​​​​​

この季節にもう一つ撮っておきたいもの。それは新緑です。
緑いっぱいの中に身を置くと、清々しい気持ちになります。
新緑写真は、そんな春らしい爽やかなイメージを表現したいですね。

春の花と新緑の匂いに満ち溢れる季節。
どんどんフィールドに出て、そんな春らしい風景を探しに行きましょう!

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酒井宏和の感動表現|第31回目は、人は違う、桜流れる表現、です。

Posted: 2018.05.02 Category: 角型フィルター Comment: 酒井宏和の感動表現|第31回目は、人は違う、桜流れる表現、です。 はコメントを受け付けていません

皆さまこんにちは、角型フィルターの鉄人の酒井宏和です。

第31回目は、人は違う、桜流れる表現、です。

桜は散りゆく様も美しい。

都内の桜は終わりを迎えていますが、標高の高いところ、北上すればまだ間に合うかも?

桜は、満開から4、5日で、散り始めます。気温等にもよりますが。

風の強い日、雨が降ったりすると、一気に落ちて大量の花びらを楽しめる場合もあります。

普通に撮影しても綺麗なのですが、角型フィルターを使って日中長時間撮影をして見ました。

すでに何回かご紹介している、cokin NUANCES ND1024です。

長時間で撮影すると、落ちた桜は、白い線になって写ります。

​​​​​​​桜以外でも、人でも車でもボートでも。

なんでも、ブラせます。

最近は、肖像権の問題があるので、それの対策にもこのフィルターは良いです。

これから、祭りシーズンも始まります。

人と違った、新しい、撮影技法を取り入れて見ませんか?

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オオヤマナホの感動表現|ブラックミストで映画の質感を撮影した瞬間から楽しもう

Posted: 2018.05.02 Category: ソフトフィルター Comment: オオヤマナホの感動表現|ブラックミストで映画の質感を撮影した瞬間から楽しもう はコメントを受け付けていません

みなさまこんにちは。オオヤマナホです。

まずは告知から!

PHOTONEXT(パシフィコ横浜開催)登壇が決定いたしました。6月6日(水)12時よりセミナールームにて「人物写真を撮影時にコントロール!ソフトフィルターの効果的な使い方」についてお話しいたします。ぜひ起こしくださいね♪お待ちしております。

さてさて。今回は前回に引き続き清水麻里さんに迫ります。

またまた使用フィルターは「ブラックミスト」であります

(( ̄▽ ̄)( ̄▽ ̄)( ̄▽ ̄)「だって好きなんだもん♪」)

前回今回の撮影は駒沢公園でした。

夕景の桜ポートレートを撮影するつもりで、花見客が帰る

辺りを狙ったのですが、みんな帰ってくれないの・・・

っていうか。

日が暮れていくにつれて・・・増えてないか?!

(しまった(;^ω^)夜桜というのを忘れてたよ・・・)

・・・というロケーションデータ。

からの、

①  人がいなくて

②  夕陽が綺麗に回る

③  お花を背景に、ポイントに使いたい

というところで前回の桜シーンの前にブーゲンビリア風な濃いピンクのお花周辺をセレクトいたしました。

セクシーでかわいい麻里さん・・・

長い髪の毛が光に反射しつつ溶け込む感じ。指先。スタイルの透け感を「もの想う」「恋する」そんな感情イメージと絡めつつ撮っていこうとおもいました。

フィルターはいつも全種類持っていくのですが

今回はフォギーとブラックミストに絞りました。

花の影や夕景の陰りという暗部を活かすのは

・・・「やっぱブラックミストでしょ♪(ΦωΦ)フフフ

・・・「しっとり撮りたかったらブラックミストでしょ♪」

・・・またブラックミストなのぉ?とか言わずに前回の桜ポートレートと合わせてみていってくださいね。時間的にはこちらのほうが光が強く・明るい時間帯。光でどれだけブラックミストのソフト効果が変わっていくか注目です!

ではでは今回の作例を見て参りましょう。

まずはフィルターなしの作例です。

焦点距離:35mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:100

焦点距離:35mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100

まずはこのフィルターなしの画像を基本にしましょう。

普段みなさんが撮っていらっしゃるのはこんな感じだとおもいます。

光は麻里さんの左サイド(斜め上)55分の辺りからの逆光です。

続いてほぼ同じ角度からの光のブラックミストをみてみましょう。

①  ②の「なし」の画像と ③④「ブラックミスト」明らかに違いが

じられると思います。

全体の質感が柔らかく感じられること。

色の階調コントラストが抑えられていること

暗部がつぶれず柔らかく感じられる

というところでしょうか。

そうはいっても、なんだか白っぽくなりすぎ感もあるかもしれないのは

やはり光量なのでしょう。ここはCP+でも白っぽくなりすぎるとご質問のあったところです。

これは撮影位置や被写体の立ち位置を試行錯誤しながらベストなポジションを探る・・と

なるのだとおもうのですが、あとからレタッチで探るとするならば。。。

カスミの除去をすこし加えてみるのも手かなと思います。

④  の画像にかすみの除去を加えてみたのが次の画像です。

幾分白っぽさは取れた感じしますね。

ただこれ、やりすぎるとせっかくのソフト感がなくなると同時に加工しすぎな

嫌な感じが強くでてしまうので、「ほどほどちょっと」の微妙なレタッチがおすすめです。

あとはやはり、撮影時の光選びですね。一歩前後左右にずれるだけでもかなり変わりますから!

「あ~~~!来たコレ~~~!」っていうポジションがあるのでそれを体感するまで撮影を重ねてみましょう。

とはいえ、私自身も鉄人というからには言葉でご説明できるようNDフィルターとの重ね付け等々、

光コントロール研究中です。みなさまもNDお持ちでしたらいろいろお試しくださいね。

なんでもいろいろ試す楽しさもソフトフィルターの面白さの一つだと思います。

あ!

わたし④⑤の画像の鼻から口元にかかる前髪の「ふわっと感」めちゃすきやわ~(´艸`*)

「ブラックミスト~♪NO.1♪」

次にさらに逆光よりになったときをみてみると・・・

焦点距離:35mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100

これはかなりふわふわ。フォギーとどうちがうのか気になるところなので

次回、フォギーバージョンへつなぎます!!( ̄▽ ̄)また来週見てね。

焦点距離:35mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/2000秒 ISO感度:100

⑨  ⑧にカスミの除去を加えたもの

⑧  は真逆光の直射。かなり白っぽいですね。

これはこれで一つの効果なので、自分の撮りたいイメージ(シルエットとか)にあえば◎ 

⑨は⑧をトリミングをしてカスミの除去を加えています。

次からは真逆光は避けつつ、影の部分(暗部)を意識しながらの作例です。

焦点距離:35mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100

これはノートリミングノーレタッチ。35ミリでかなりの接写。

明暗とかやわらかさとか、これはブラックミストの良さが出てきてると思います。

やっぱりブラックミストは明るいだけじゃなく陰りがあるときに画像が生きてくるなと。。。

⑫  ⑪にカスミの除去を加えたもの

​​​​​​​

焦点距離:35mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:100

焦点距離:35mm 絞り:F/2 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:100

この⑬⑭の風合いはわたし的にはとても好きです。

ノーレタッチで撮っただけで映画チック・フィルム風に仕上がってるって、

ブラックミストめちゃ凄いと思う。

だんだん陽の光も陰ってきたこと、麻里さんが花の手前に立つことで

あたる光量が直射でなくなったことで白っぽさが抑えられていると感じます。

いろんなフィルターをたくさん試してみるもよし。これだと思うフィルターをとことん使い倒して

「この時こそ、このフィルターの出番!」「よし!ここ!」というポイントを探るのも

フィルターを使う楽しさ。撮る楽しさにつながってくるのだとまたまた今回も感じました!

フィルターっておもしろい!

ぜひぜひお試しくださいね♪

オオヤマナホでしたぁ~

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