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齋藤千歳の感動表現|SAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC CSで毎日朝活撮影のすすめ

Posted: 2017.12.27 Category: SAMYANG Comment: 齋藤千歳の感動表現|SAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC CSで毎日朝活撮影のすすめ はコメントを受け付けていません

みなさん、撮ってますか!

ぼろフォト解決シリーズ&Foton電子写真集」というカメラ・写真関連の電子書籍を出版している齋藤千歳です。

冬の夜明け前はマイナス10度を下回ることも珍しくない北海道・千歳市から、レンズ・カメラの電子書籍を出版し続けています。

そしてSNSにもせっせと写真をアップし続けているのです。

すると、友人や知人から「毎日のように日の出を撮っているよね」といわれることがあります。

日の出や日の入の時間帯は、光線状態もドラマチックで、写真好きなら逃してはならない時間帯です。

許されるのならば、本当に毎日でも撮影したいのが本音です。

とはいえ、原稿を書いたり、写真を整理したり、写真を撮る以外の仕事もあり、毎日、朝日も夕日も撮影するのは現実的ではないでしょう。

また、夕日は私の住む北海道・千歳市では夏至の頃なら19時16分、冬至の頃なら16時03分と普通に仕事をしている時間帯になるのです。

これに対して朝日は夏至で3時55分、冬至なら7時02分と仕事をはじめる前の時間帯に撮影できます。

前日に天気を確認して、晴れの予報なら日の出前には撮影地に着いて撮影を開始します。

特別に余裕のあるとき以外は、比較的近くでお気に入りの場所に、いつも通っています。

毎日のように同じ場所で、同じような朝日を撮って、なにが楽しいの? という方もいると思いますので、SAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC CSで撮影した朝日の写真をご覧いただこうと思います。

 

使用レンズ:SAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC CS

◎焦点距離:24mm相当 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/2,000秒 ISO感度:100 −1 1/3補正 (APS-Cサイズのカメラで撮影)

日の出の後、ハクチョウが登場してくれたラッキーなパターンです。完全な逆光ですが、単焦点レンズらしくシャープかつ、高コントラストで撮影できました。

 

 

SAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC CSはAPS-Cサイズの撮像素子を搭載した一眼レフ向けに開発された広角マニュアルレンズです。

Nikon F、Canon EF、PENTAX K、SONY A、CanonEF-M、FUJIFILM X、SONY E、マイクロフォーサーズのそれぞれのマウント対応したモデルが用意されています。

一般的なAPS-C機に装着した際に35mm判24mm相当と使いやすい焦点距離で、広角単焦点らしいシャープでコントラストの高い画像が得られる1本です。

「いつも同じ場所で、ズームもできない広角単焦点レンズで大丈夫なの?」という声も聞こえそうですが、まったく問題ありません。

 

使用レンズ:SAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC CS

◎焦点距離:24mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:100 −2/3補正 (APS-Cサイズのカメラで撮影)

この日は、毛嵐などと呼ばれる湖の上に霧がでていたので、湖面の面積を多めにして撮影。滑らかな色のグラデーションをしっかり再現してくれました。

 

 

実際に朝の撮影をはじめてみるとわかるのですが、当たり前なのですが同じ場所、同じ朝日でも、毎日まったく同じになることはないのです。

それどころか、撮影を続けていくほど、毎日がこんなに違うかと痛感します。

例えば、私の場合、ウトナイ湖を朝活の撮影現場に選んでいます。

新千歳空港からクルマで15分程度、道の駅ウトナイ湖もあり、駐車場にも、トイレにも困らない利便性の高い撮影ポイントです。

朝日のきれいな場所としても有名な観光地になっています。

北海道という特異性はあるものの、特別な秘密の撮影ポイントではありません。

それでも、毎日変わる気象条件、湖なので湖の上に霧が出たり、雪が降ったり、雲があったり、なかったりと天候だけでも、大きく撮影条件が変わります。

もっと長い目で見ると、季節の変化も見逃すことのできない要素です。

 

使用レンズ:SAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC CS

◎焦点距離:24mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:100 (APS-Cサイズのカメラで撮影)

基本的に天気のよい日をねらって通っているが、4月中旬に珍しく雪が降った日の1枚。開放F値が明るいので暗い条件でも低いISO感度で撮影できる。

 

 

撮影を続けていくうちにわかったのですが、ウトナイ湖にはさまざまな理由で定住しているハクチョウが何羽かいます。

運がよければ、日の出の後、彼らが寄ってきてくれることもあります。

さらに、普段は特に気にしていないので気が付かないのですが、朝日を待っていると対岸をシカの群れが湖を渡っていたり、日本最大級のサギ、ダイサギが飛んできたり、よく見ていると頭上をオオワシやオジロワシが旋回していることもあります。

朝日の撮影は、太陽を待つ時間もあり、三脚にカメラを装着して、風景を見回しながら、ゆっくりと流れる時間を楽しめます。

すると、実は身近にあったのに見落としていた生きものや自然現象に気付くことも多いのです。

実際、カメラを並べて、私を含めた何人かのフォトグラファーが朝日を待っている目の前を青い小鳥が横切って「いまのカワセミだったよね」とちょっとした騒ぎになったこともありました。

我々は思った以上に、身近な自然を見落としていることが多いようです。

 

使用レンズ:SAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC CS

◎焦点距離:24mm相当 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/6,400秒 ISO感度:100 (APS-Cサイズのカメラで撮影)

スカッと晴れた日の朝日。雲のない日の出も気持ちがいい。レンズが明るくシャッタースピードが速いので、湖面のさざ波も描写している。

 

北海道に限らず、朝日の美しい水辺の撮影ポイントなら、実は見過ごしている生きものや自然現象がきっとあるはずです。

最初は、毎日のように同じ場所で朝日を撮ってもおもしろくないだろうと思うかもしれませんが、ぜひ何度か通ってみてください。

きっと通うほどに、おもしろさを発見すると思います。

ただし、身近な撮影ポイントだとしても、大切な自然環境であることは忘れないでください。

撮っていいのは写真だけ、残していいのは思い出だけです。

そして、逆光条件の撮影となる朝日の撮影には、明るくてシャープなSAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC CSのような広角単焦点レンズがあると便利です。

また、朝日には体内時計をリセットして体の調子を整え、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌され脳をリフレッシュする効果があるといいます。

「起きるのが面倒」などといわずに、一度サムヤンの単焦点レンズと朝活撮影にチャレンジしてみてはどうでしょうか。

齋藤千歳の感動表現|SAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC CSで毎日朝活撮影のすすめ はコメントを受け付けていません

小川 拓也の感動表現|Velvet 56で撮る日常写真

Posted: 2017.12.27 Category: LENSBABY Comment: 小川 拓也の感動表現|Velvet 56で撮る日常写真 はコメントを受け付けていません

こんにちは、カメラマンのたくちです。
人気の高いLensbaby社の「Velvet 56」を使って日常写真を撮ってきました。後加工での画像処理やソフトフィルター装着時の描写とは違い、レンズ中心部では芯のあるしっかりとした描写をし
ながら、周辺に行くに従いソフトで立体感のあるボケ描写を楽しめるレンズです。

 

まずは街中のスナップ写真を。

◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/5.6  シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:400

夕陽に照らされた葉がとても美しいです。F5.6ではほどよいソフト感が感じられます。

では次にF8まで絞った写真です。

◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:400

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100

F5.6と比べると一目瞭然ですね。F8まで絞るとソフト感がなくなり、くっきりとシャープに写してくれます。このレンズは重さもないので、気軽に街中にも持ち出せます。
 

では次に人物写真です。

◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/2.8  シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100

太陽を入れて撮影をしました。ハレーションがとても美しく、夕陽に照らされた髪の毛もとても美しく写してくれます。
 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/2.8  シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100

髪の毛のハイライト部分のソフト効果がとても美しいです。焦点距離も程よく、撮りたいと思った瞬間に違和感なく撮影できます。
最後に自宅で撮影した猫達の写真です。
このレンズは最短撮影距離が13cmと、とても被写体に寄れるのも特徴の一つです。

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/2.8  シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:1000

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/2.8  シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:1000

ほどよいソフト感です。眠そうな猫を包むようにドリーミングなソフト効果がとてもマッチしています。
次にF4まで絞った写真です。

◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/4  シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:1250

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/4  シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:1250

少し絞るだけでもソフト効果が全然違いますね。被写体深度も深くなり、すっきりと纏まっています。
velvet56は街中に持ち出してもよし、家の中で使ってもよしと使いやすいレンズです。個人的には56mmという焦点距離がとても使いやすく、ソフト効果も出せるし、絞ってシャープな写真も撮れるしとお気に入りのレンズです。

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/2500秒 ISO感度:400

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:250

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/4  シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:1250

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/4  シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:1250

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浦口宏俊の感動表現|サードパーティという選択肢

Posted: 2017.12.27 Category: Tokinaレンズ Comment: 浦口宏俊の感動表現|サードパーティという選択肢 はコメントを受け付けていません

前回の記事では、Tokina AT-X 24-70mm F2.8 PRO がズームレンズであることを意識しそれぞれの画角での撮影を行なった。非常に優秀なレンズであり、純正レンズでは無くサードパーティ製のレンズを購入の選択肢に入れることは、目的の意図によっては十分に有りえるのではないだろうかと感じた。
そんな魅力的なレンズであると感じたTokina AT-X 24-70mm F2.8 PROを今回の記事では、選メリットとデメリットを2点ずつ紹介する。レンズ使用シュチュエーションとしては、空が焼けた代官山を舞台にモデルさんとポートレート撮影を行なった。

 

《メリット》
1.ハイコントラストな色乗りと描写力
Tokina AT-Xは、ブルーを推しとしたレンズであり、これは紛れもなく間違いがない。ただブルーが綺麗なだけではなく、全体的にハイコントラストであり色乗りが良い印象を受けた。筆者としてはオレンジの発色が特に好みでああった。また、前回の撮影の際に感じられたのがこのレンズの描写力の真骨頂は、一段絞ったf4.0以降から発揮されるのではないかということである。1枚目の50mm f4.0で撮影した写真では、中央から隅々までキレがよく周辺減光なども見られない。


◎使用レンズ:AT-X 24-70mm F2.8 PRO FX 

焦点距離:50mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/500 ISO:100

 

2.純正24-70mm F2.8との価格差
純正大三元のレンズは、やはり正直に言って高いがそれだけの価格である働きをしてくれるのも事実である。だがしかし、予算の関係で24-70mm F2.8のレンズを諦めてしまうのか。そんな時に購入の候補にあげていただきたいのがこのレンズである。価格は純正レンズの1/2いや1/3程度で手に入るのではないだろうか。SONYの売りである瞳AFやフォーカスモードに制限は出るが、必ずしも必要な機能ではない。
撮影自体は楽になるかもしれないが、そのような機能が制限されてもAT-Xとなら良い写真は撮れる。

 


◎使用レンズ:AT-X 24-70mm F2.8 PRO FX 

焦点距離:50mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/500 ISO:100
 

《デメリット》
3.重量感
これはどの大三元レンズでも言えることであるが、Tokina AT-X 24-70mm F2.8 PROもやはり少々重い。この重さによってf2.8通しでありながらもこの描写力を引き出せていること考えるとトレードオフであると妥協をするしかない点である。良い写真の為には多少の我慢が付き物なのかもしれない。

◎使用レンズ:AT-X 24-70mm F2.8 PRO FX 

焦点距離:35mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/250 ISO:160

4.AFの速度
AFの速度についてはやや不満であった。しかし、AF速度に満足がいかなかったのは、そもそも私の使用環境が良くないと言える。

 

[前回・今回の使用環境]
SONY α7II+SIGMA MC-11マウントアダプタ—+Tokina AT-X 24-70mm F2.8 PRO
SIGMA MC-11は、本来SIGMA ArtレンズのCanonシリーズにAF性能を持たせたままSONY αシリーズで使用可能とさせるアダプターである。つまりこの環境は公式では認められたものではない。むしろ撮影が出来る事を称えなければいけない環境である。数日間使用を試みたが何の問題もなく撮影自体はできた。またAFが遅いとは言いつつも、以下の写真のような中央の被写体にそこまで動きがない状態での連写で
あれば、AFは迷うことはなく追い続けることが可能であった。

 

◎使用レンズ:AT-X 24-70mm F2.8 PRO FX 

焦点距離:35mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/250 ISO:640

今回、Tokina AT-X 24-70mm F2.8 PROのレビューを行なったことによりレンズ一つ一つにどのような特性があるのかとても気になった。自分が知らないだけであって、好みのレンズがこの世界はまだまだある気がした。これぞレンズ沼である……。最後に、夕焼けのシルエット写真で閉めさせていただく。やはりブルーと
オレンジが綺麗なとても魅力的なレンズであった。

 


◎使用レンズ:AT-X 24-70mm F2.8 PRO FX 

焦点距離:50mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/4000 ISO:640
 

【総評】
どんなレンズでも一長一短であり、100%自分好みのレンズというものはないはずである。そんな中で純正レンズが正義である、一択であると豪語してしまうことは勿体ないのではないだろうか。もしこの記事に辿り着き、サードパーティ製レンズとしてTokina AT-X 24-70mm F2.8 PROを購入検討している方は、使用用途に合うのであればCanonユーザー、Nikonユーザーには是非お勧めをしたい。 SONY αユーザーに関しては、非公式である為完全に自己責任ではあるが一度手に取ってみてはいかがであろうか。

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國政寛の感動表現|寒い季節にはベランダガーデンで花マクロ撮影を楽しもう!

Posted: 2017.12.27 Category: マクロ撮影 Comment: 國政寛の感動表現|寒い季節にはベランダガーデンで花マクロ撮影を楽しもう! はコメントを受け付けていません

『かくれんぼ』

~僕はここだよ
 みつからないよ~

 

今年も残りわずかになりました。
バタバタと忙しい時期、なかなか撮影に行くこともできませんよね。
おまけに寒いからあまり外に出たくないし、植物園に行っても花が少なくて撮るものもないし……。と、ついつい撮影から遠ざかってしまいがちです。

でもマクロ撮影だったら、遠くへ出かけていかなくても大丈夫!
自宅のベランダやガレージなどのちょっとしたスペースで撮影することができるんです。

早速、市場の生花店でいくつかポットの花を買ってきました。
こんな感じに寄せて撮影してみます。

 

ベランダなどは狭い上にいろいろ物が置いてあるので、どうしても背景にごちゃごちゃと写り込んでしまいがちです。
でも、マクロレンズで思いっきり寄ってアップで撮ればそんな背景を気にする必要もありません。

 

『こころもよう』

~あっちへこっちへ
 ゆれうごく~

ピンクのシクラメンです。
花びらのカーブが魅力的だったので、その部分だけで構成しました。
これなら背景に何があろうと関係ないですよね。

 

『深呼吸』

~グッと伸ばして
 心の空気入れ替えて~

 

お次は、黄色いユリオプスデイジー。
黄色い花の後ろに、ピンクのシクラメンや赤いポインセチアを置いてあたたかな色の背景を作ってみました。

撮影した時の状況はこんな感じです。

ポットや植木鉢の花なら、自分の好きな場所に置いて思いどおりの背景を作ることができるのがいいですよね。

また、次の写真のようにレンガなどを台にすれば、高さの調節も自由。
背景の入り具合を見ながら、高さや位置を自分の好みに調節できるんです。

同じユリオプスデイジーを別角度から。
背景の花は、ピンク色のジュリアンに置き換えました。

ちょっと茎の部分が邪魔な感じです。
そこで、シクラメンのポットを手前に置き、前ボケにして茎を隠しました。

このようにして、前ボケも思いのままに作り出せます。

 

『ありがとう』

~今日一日の
 想いをこめて~

 

こちらはちょっと寂しげに佇むシクラメン。
黄昏時の色づいた陽射しが背景……ではありません。
この背景、何だと思いますか?
正解は、ラティスの柵と黄色い自転車でした!

ベランダに置いてあるものを邪魔だと思わずに上手く取り入れると、こんな雰囲気の写真も撮れてしまいます。

そしてもうひとつ、ベランダガーデン撮影の強力な武器があるんです。
それはじょうろ。

お花たちには日々、水やりしますよね。
そうすると、水滴がいっぱい付きます。
もうおわかりですね。そう、滴撮影のチャンスです!

鉢植えの花だったら、滴の中に他の花を写し込むのも簡単。
ファインダーで写り込みの様子を見ながら背景にある花を動かせばいいんです。
あるいは、滴の付いた花自体を動かして角度や背景の入り方を変えてもOK。

 

ポットや植木鉢を動かす際、せっかく付いた滴を振動で落としてしまわないように注意してくださいね。
もし滴が落ちてなくなったり、どうやってもちょうどいい場所に滴がつかなかったら、もう一度じょうろでサーッと水をかけてやりましょう。
ただし、何度も何度も水をやりすぎないように!
花だって飲みすぎるとお腹を壊しますから、ほどほどで(笑)

そして、陽の当たる一角があれば、水滴をまとった花を置いてみましょう。
陽射しを浴びた花を背景にして手前に置いた花を逆光側から撮ると、背景の花に付いた水滴が光にキラキラ反射して円ボケを作り出してくれますよ。

 

『こころ休め』

~あたたかな陽射しに
 ちょっとひと息~

 

いかがでしたか?
寒くて外に出たくない季節でも、マクロレンズがあればこうして花写真を楽しむことができるんです。
ぜひ皆さんも、ベランダガーデン撮影を楽しんでみてくださいね!

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光川十洋の感動表現|イルミネーション魚眼テクニック

Posted: 2017.12.27 Category: Tokinaレンズ Comment: 光川十洋の感動表現|イルミネーション魚眼テクニック はコメントを受け付けていません

近年のイルミネーションは、LEDをふんだんに使ったボリューム感のある装飾が増えてきて、壮観な展開が人をひきつけます。都会では街路樹の枝いっぱいに絡ませて、通りが華やかになります。また、光をたくさん使うことができるために、面を作る展示や演出にも出会えます。クリスマスツリーはどの時代もワクワクするおしゃれな見せ方をしています。今回は都会のなかで入場料のない場所でのイルミネーションを、魚眼レンズを駆使して、感動表現にチャレンジいたしました。

 

魚眼レンズの特長

この魚眼レンズ「Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5」の特長のひとつは、ズームレンズということです。ズームリングを回すと、画像を拡大縮小することができます。また対角線で180度の視界を持つので、狭い場所でも広くとらえることができ、対象に近づけば強烈な遠近感が得られます。この効果を活かしながら、さらに撮影テクニックにもひと工夫をして表現しました。

 

表現テクニック

一般の鑑賞者が見るように、演出されたイルミネーションをきちんと記録するように撮影いたします。さて「ここから自分ではどう撮影するか」を考えます。これがカメラワークなのですが、アングルの工夫、ズームリングの活用、回転、事前に用意した小物活用など、フォトジェニックな試みをご披露いたします。

 

 

 

 

クリスマスツリーに大きな赤いリボンが風に揺れていました。装飾品が多すぎないツリーでしたので、にぎやかな印象を試みました。画面中央に赤いリボンを配し、レンズを近づけます。超広角の視界のおかげで、ツリー全体が画面内に入ります。スローシャッターでカメラを回転させました。シャッタースピードをいろいろ変え、回転の仕方も変え、たくさんの中からの1枚です。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

焦点距離:11mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/4秒 ISO感度:125 -1&2/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

 

 

 

 

東京駅前の丸の内仲通りは歩行者天国となりますので、道路中央から真上を眺めますと、巨大なビル群が頭の上から覆いかぶさります。街路樹の並び方がわかるように下部に収めました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

焦点距離:10mm 絞り:F/3.5 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:2200 -1補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

 

 

 

 

東京のカレッタ汐留「カレッタプラザ」でイルミネーションショーを上演しています。メインとは反対の人がほとんどいない場所でスタンバイ、スモークがカメラの方に流れ来た瞬間です。赤い色が点灯したカットとともに「2カットを比較明合成」しました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

焦点距離:10mm 絞り:F/10 シャッタースピード:0.62/秒 ISO感度:180 -1補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

 

 

 

横浜みなとみらい21地区の大観覧車「コスモクロック21」の木曜日は、休園のために回転していないので、これぞというフルカラー色の動きの時に露光間ズーミングいたしました。ズームリングの動かし方の工夫で、イルミネーションの光が中央から周辺に向かって立体的に描写できました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

焦点距離:17mm 絞り:F/20 シャッタースピード:2.5秒 ISO感度:320 -1補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

 

 

横浜赤レンガ倉庫では、クリスマスマーケットでにぎわっていました。イルミネーションルーフの光のトンネルが風に揺らいで思わず見上げて歓声が上がります。私はカラーセロファンを用意していき、魚眼レンズにかぶせて変化をつけてみました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

焦点距離:13mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1秒 ISO感度:100 -1補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

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酒井宏和の感動表現|第19回目は、マニアックな小物をご紹介します。

Posted: 2017.12.27 Category: 角型フィルター Comment: 酒井宏和の感動表現|第19回目は、マニアックな小物をご紹介します。 はコメントを受け付けていません

皆さまこんにちは、角型フィルターの鉄人の酒井宏和です。

第19回目は、マニアックな小物をご紹介します。

 

角型フィルター、普通に使う分に簡単ですが、たまに困る時があります。

 

 

ソニーのEマウント用のレンズ、FE55mmF1.8です。

フードがちょっと特殊な形状になっています。

 

 

普通にフォルダー用のアダプターリングをつけると隙間がなくなってしまいフォルダーが付けられません。

 

 

Pシリーズエクステンションリングという対策品があります。

フィルターのガラスの入っていない丸型フィルターの枠みたいなものです。

 

 

これを使うと隙間ができてフォルダーが装着出来ます。

 

広角レンズもけられが出たり装着にコツがいるもの等もあります。

角型フィルターは、たまに困る時があるので、そんな時はケンコートキナーサービスショップに

お問い合わせいただくと、スムーズな対応で解決策を出してくれるかもしれません。

ショールームも併設なので、中野駅がお近くの方は一回遊びに行ってみると色々発見があるかもしれません。

 

http://www.kenko-tokina.co.jp/service-shop/

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