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馬場 亮太の感動表現|FiRIN 20mmで切り取る秋の名古屋スナップその2。

Posted: 2017.12.20 Category: Tokinaレンズ Comment: 馬場 亮太の感動表現|FiRIN 20mmで切り取る秋の名古屋スナップその2。 はコメントを受け付けていません

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/11  シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:100
 

前回に引き続き、仕事で訪れた名古屋でのFiRIN 20mmによるスナップをお届け。京都・大阪には修学旅行からプライベート、仕事などで行く機会はあったが、なぜか名古屋には縁がなく、いつも新幹線の車窓から駅前のビックカメラの壁面を見送るだけだった。なのに今年は二度も行くチャンスが訪れる。今回は昼からの仕事までの時間に、どうしても一度は行って見たかった名古屋城を目指してみた。やっぱり名古屋って言ったら名古屋城でしょ。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/2.0  シャッタースピード:1/6400秒 ISO感度:100

既に紅葉の季節も終わってしまったが、まだ12月頭の名古屋は紅葉が美しい時期だったので、最寄りのバス停から降りてしばらくは色づいた葉にFiRIN 20mmを向けていた。絞り開放でピントが合った葉脈もしっかりシャープに写っている。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/13  シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:200

名古屋城へ向かう途中、朝の光で長く伸びた木のシルエットが印象的だったので一枚。もう少し高いアングルから切ればより面白かったかもしれないが、手持ちだとこれが限界。それにしても最寄りのバス停(と思われる場所)から名古屋城までの距離が思いのほか遠い。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/8.0  シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100

なかなか目的の名古屋城まで辿りつけないことに退屈してきたころに撮った、自分のシルエット。この写真ではわかりにくいが、背中に12Kg超の機材を背負っていつも地方ロケに行くのが僕のスタイル。両手が空くからスナップもしやすいが、その分肩と腰への負担が半端ない。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/9.0  シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:160

ついに名古屋城に到着。チケットを買って中に入って最初に出迎えてきてくれたのが金の鯱。名古屋に来たらこれが見たかったんでしょ、とこちらの心を見透かされたかのように鎮座していた。他の観光客に紛れてひたすらシャッターを切りまくる中、面白いアングルを探していて見つけたのがこれ。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/11  シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100

天守閣までの道のりの途中にあった石垣の紅葉。鮮やかに染まったツタが積み上げられた石の上で映えるシーンをFiRIN 20mmが細かく描写してくれた。工事中のクレーンが見えなければもっと良かったのだが。。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/10  シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100

いよいよ名古屋城天守閣へ。雲一つ無い青空に映える天守閣が美しい。興奮しながら入ったが気づけば仕事までの時間が少なくないのにエレベーターには長蛇の列。判断してる間もなく7Fまでの階段を昇り始めたが、背中の機材が本当にきつかった。。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/5.0  シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:3200

天守閣最上階まで続く螺旋階段。天守閣のある7Fから下を見下ろしてみたが、なかなかの光景だった。エレベーターで昇っていたら撮れなかったかもしれないので、苦労した甲斐があるというもの。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/11  シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100

天守閣から見た名古屋。ガラス面にFiRIN 20mmのフードをぴったり付けての撮影。電車の窓などガラスが汚れていると風景がシャープに写らないことが多いが、今回は細かいビル群から遠景のうっすらと雪が積もった山までしっかり写っていた。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/2.0  シャッタースピード:1/2000秒 ISO感度:100

名古屋城を満喫したのもつかの間、昼からの名古屋市内での仕事現場に急いで向かった(なんとかギリ間に合った)。やっぱり地方での仕事、特に初めて訪れる土地で写真を撮るのは純粋に楽しい。贅沢言えば日帰りじゃない方がもっと楽しいが、地方に行ける機会をいただけるだけありがたいと思わなくちゃいけない。来年もどうか地方での仕事に恵まれますように。。
今年の私のFiRIN写真ブログは今回で終わりです。また来年もFiRIN 20mmの写真をお届けする予定なので、引き続き宜しくお願いいたします。

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伊藤宏美の感動表現|イルミネーション列車の走る駅 ~小湊鉄道のイルミネーションを撮る~

Posted: 2017.12.20 Category: Tokinaレンズ Comment: 伊藤宏美の感動表現|イルミネーション列車の走る駅 ~小湊鉄道のイルミネーションを撮る~ はコメントを受け付けていません

12月になり、街中でクリスマスの準備が始まり、クリスマスシーズンになりました。

クリスマスが近づくと、小湊鉄道も、イルミネーションの飾り付けがキラメキます。

小湊鉄道は駅舎ごとに、それぞれの違う飾り付けがされて、手作りのぬくもりがあり、毎年楽しみにしてるイルミネーションです。

 

その中でも、私が好きなのは、月崎駅。

春には桜、菜の花が咲き、燕も遊びにきて、紫陽花が咲き、夏になり、秋には柿がなり、冬にはイルミネーションがキラキラして四季を楽しめる駅です。

 

陽が沈みはじめ、薄暗くなってきたころに、イルミネーションが点灯します。

絵本に出てきそうなこの駅は、おもちゃから流れるような音で小さくクリスマスソングも流れています。

 

 

空にまだ青さが残るころに、丁度来る列車を撮影したいのですが、静かなこの駅も、列車の到着時間にはお迎えの車が駅舎前に止まるので、列車と駅舎と群青色のお空だけで撮影するのは難しい。

 

そこで、誰もいない時間に駅舎だけを撮影しました。

列車がいないぶん、、

駅舎だということを、伝えるために、改札が写る立ち居地を選んで撮影しました。

 

この日は、希望通り、雨が降ってくれたので、地面の映り込みがキラキラしてくれました。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:14mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:400

 

青さの残る空や、イルミネーションの青を見つけると、トキナーブルーを試したくなります。

濡れたアスファルトの質感や、レンズの端のイルミネーションの輪郭も、思ったとおりの描写力でした。

 

 

月崎駅には、「里山トロッコ列車」モチーフのイルミネーションも飾り付けられてます。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:14mm 絞り:F/6.3  シャッタースピード:3秒 ISO感度:100

この時は列車と一緒に撮影したのですが、マルチコーティングのおかげで、列車のライトもうまくハレーションを押さえてくれました。

 

月崎駅のホームもとっても可愛いです。

これは、ホームからの撮影になるので、手持ちでもぶれないシャッタースピードになるように注意して撮影しました。

広角のパースを利用して撮るために、駅名標に近付いて撮影しましたが、ゆがみが少なく文字や水滴まで綺麗に見え、解像度が高い撮影ができました。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:14mm 絞り:F/6.3  シャッタースピード:1/25秒 ISO感度:6400

 

 

月崎駅から列車に乗り、5個目にある上総鶴舞駅にも立ち寄ってみました。

小湊鉄道のイルミネーションは、各駅ごとにそれぞれの団体が飾り付けをしています。

上総鶴舞駅では可愛い動物たちがたくさん待っていてくれました。

その動物たちの足元では、線路が、キラキラと光っていました。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:20mm 絞り:F/4  シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:3200

シャープで解像度に優れているレンズなので硬質なレールの質感も再現でき、動物たちの輪郭のシャープさにも驚きです。

 

上総鶴舞駅に、列車が来て去っていく光景は可愛い動物たちが見送っているようでした。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:20mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/25秒 ISO感度:1000

 

深い被写界深度が得られるのも広角レンズの魅力です。

F8まで絞り込むと離れたイルミネーションも滲まずはっきりと写すことができました。

 

大人も子供も楽しみにしているクリスマス。

素敵なクリスマスになりますように。

来年も、キラキラした1年になりますように。

 

Merry Chirstmas

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酒井宏和の感動表現|第18回目は、ダイヤモンド富士の撮影で使うフィルターのお話です。

Posted: 2017.12.20 Category: 角型フィルター Comment: 酒井宏和の感動表現|第18回目は、ダイヤモンド富士の撮影で使うフィルターのお話です。 はコメントを受け付けていません

皆さまこんにちは、角型フィルターの鉄人の酒井宏和です。

第18回目は、ダイヤモンド富士の撮影で使うフィルターのお話です。

 

風景写真で大人気なダイヤモンド富士。

日本人ならば、とりあえず1回は撮影しておこうかなと思う被写体です。

 

かれこれ、1000人近い方を、ダイヤモンド富士のツアーにお連れしています。

毎回必ず聞かれるのは、フィルターはどうすれば良いの?というもの。

基本は、全部外してください、とレクチャーします。

PLフィルターは効果が全くと言って良いほどないですし、その他のフィルターも乱反射の元です。

 

ただ、ハーフNDフィルターを持っている方のみは、使用をお勧めしています。

 

 

上の写真が、フィルター未使用、下の写真がフィルター使用。太陽の光芒がはっきりします。

 

 

下の光芒は富士山の黒い面に伸びているのではっきり見えますが、ハーフNDを使用しないと

上の光芒がもっと薄くなります。

今回は、NUANCES GND8を使用しています。

設定 F22 1/1250 ISO100

 

 

 

 

ちょっと話はそれますが、光芒の綺麗さは、レンズによって異なります。

お持ちのレンズで試して見ると、結構違いがあると思います。

ハーフNDを使用すること、光芒の綺麗なレンズを選ぶことで単純な

ダイヤモンド富士の撮影を1段も2段もレベルアップすることが出来ます。

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オオヤマナホの感動表現|焦点距離が変わるとソフト表現ってどのくらい変わるの?

Posted: 2017.12.20 Category: ソフトフィルター Comment: オオヤマナホの感動表現|焦点距離が変わるとソフト表現ってどのくらい変わるの? はコメントを受け付けていません

みなさまこんにちは。オオヤマナホです!

お久しぶりの更新です。…

ジャジャーン!!!本日より🐻のトビーにアシスタント兼モデルとして参加してもらうことにいたしました。よろしくお願いいたします。

 

さて。今回は焦点距離によってソフト表現、どのくらい変わるのかをみてまいりましょう。

ちょっとここまでのおさらいを。

フォギーそしてソフトンには効果の弱いAタイプと効果の強いBタイプがある。

①   その効果の強さで選ぶという方法と

ソフトフィルターは焦点距離が長くなればなるほど効果が強くなるので、

広角から標準レンズ→AでもBでも

中望遠以上→Aタイプを推奨

というように

使うレンズの焦点距離によって選ぶという方法。

 

と書いてまいりました。

 

本当にそうであるのか。そうであるならどの程度なのか

トビー🐻と一緒に確認してまいりましょうね。

 

★レンズは24-70 70-200㎜を使用し広角から望遠までのフォギーB効果を検証

★レンズを変えてもトビーがフレームの中にぼ同じ大きさになるように

撮影距離をずらしながら比較撮影していきます。

*********

使用機材

ボディ:CANON EOS 5D MARK4

レンズ:TOKINA AT-X 24-70mm F2.8 PRO FX

CANON ZOOM LENS EF70-200㎜1:2.8L ISⅡUSM

三脚使用

画像はすべてノーレタッチ

***********

共通EXIFデータ

マニュアルモード

絞りf2.8

シャッタースピード 1/800

ISO100

測光モード;評価測光

 

**********

ロケーションデータ

多摩川河川敷

光:晴天。よく晴れている日でした。

トビーの後方逆光から。正昼光に近づく午前10時台

ピントはクマの唇の割れ目に合わせています。

************

 

 

 

①   24㎜ フィルターなし

 

【フォギーB使用比較】

②   焦点距離24㎜

 

けーっこう24㎜でもフォギーのミスト効果でていますね。さすがのBタイプ

 

 

③   続けて34㎜です。

 

④   つぎは50㎜

 

⑤   更に70㎜だと・・・

 

 

 

 

⑥   次にここまでの画像の向かって左側

上から24㎜、34㎜、50㎜。70㎜になります。

頭頂部の光が当たっているところは焦点距離が長くなるほど強くなり

印象が強くなる(白飛び状態のようになる)かと思いましたが、

それより全体のミスト感が強くなっていくことの方に目が行きます。

 

 

それでは70㎜以上の焦点距離ではどうなるでしょう。

 

100㎜

 

 

140㎜

 

 

200㎜

 

200㎜を使用でクマの唇にピントを持ってこようとしたところ

ピントが合わせにくかったです。一度フィルターを外しマニュアルフォーカスでピントを合わせてから

もう一度フィルターをつけてという手間が必要でした。

しかし、もう一度フィルターつけてのピントあわせは一度でできましたから、

この撮影条件で絶対に200㎜だとピントがあわないということではないです。

 

今回は単純に同じ条件での比較でした。

トビーを真正面に向けて、光が後方からくるように。そこでどうフォギーBの表現は違ってくるかをみたかったのです。

被写体をどう撮りたいのかという作画意図というよりも…。

 

作画意図に撮影の主体をもってくると。。。

フォギーのミスト感は好き。

ファンタジックでラブリーにドリーミーにトビーを撮りたい

よし。トビーと作戦会議だ!!!!

(① 草むらにトビーをうずめて草のきらきらふわふわのすきまから顔をのぞかせる

(② 木にトビーをのぼらせて木漏れ日のふりそそぐやんちゃな姿をとらえる

(③ 木陰からいないいないばあをするスマイルトビーを撮る

などなど・・・撮りたいシーンを想定して光を見ながら撮っていくということになります。

 

 

で。で。で。

次回は「トビーをめーっちゃかわいく撮る!フォギー撮影術」(仮題)

に続きます

!効果の弱いAタイプとまぜまぜしながら

可愛く撮るわよぉ~~~~(*∩∀∩*)ワクワク♪

 

 

トビー「ナホ!!かわいく撮れんのかぁ?」

ナホ「ふふふ。見てろよ!トビー―――――――!!!٩(๑>∀<๑)۶」

 

広角レンズで全体を撮るよりも70~135㎜程度の焦点距離でポートレートを撮ると

トビーの撮影データでもわかるように背景のぼけ方がかなりちがってきます。

草に当たる光の玉ボケを生かしたり望遠レンズの圧縮効果を活かしたふわっと浮き上がるような表現は

わたしも普段の撮影では好んで使用しています。

とはいいながらも、屋内撮影では私の場合35㎜メインだったりです。。

普段の撮影スタイルの中にフォギーBそしてAをとりいれながら作品作りを楽しんでいけるかを

みなさまと共有できると幸いです!

 

 

 

 

 

 

最後にフォトグラファー南穂(私)撮影の最新作から。

35㎜単焦点 f2.8 1/800 ISO800  

午後の柔らかな光と影の明暗を女性の影の部分に照らし合わせて撮りたかったのです。フィルターなしの撮影だとどうしても生々しさの出てしまう

肌も、フォギーBを全体に掛けることで儚げで柔らかなベールをまとった印象になるとおもいます。

かわいくふんわりにはハイキーがおススメといってきたのですが、光を落とした撮影でも「明暗」の光の表情があるならば効果的に

柔らかく演出できると思います。「アンニュイな柔肌」の女性美撮りにフォギーを使って空気感を醸し出してみる。

アリ!!!!だとおもうんですよね。

 

 

 

トビーが私のしもべになったことで、わたしもなんだかウキウキしてきました。

トビーはなんだか生意気そうですが、一緒に楽しくやっていこうとおもっています。フォギーに限らずソフトフィルターを使った表現でどんな風に撮れるのか

ご質問等ありましたらどうぞお気軽にTwitter(@nahoneige)Instagram(@at.nahoneige)をフォローしてくださいね。

みなさんで、ソフトフィルター表現楽しんでまいりましょう。

 

 

ではでは。ナホトビーでした(ヾ(´・ω・`)

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