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齋藤千歳の感動表現|SAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC CSで毎日朝活撮影のすすめ

Posted: 2017.12.27 Category: SAMYANG Comment: 齋藤千歳の感動表現|SAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC CSで毎日朝活撮影のすすめ はコメントを受け付けていません

みなさん、撮ってますか!

ぼろフォト解決シリーズ&Foton電子写真集」というカメラ・写真関連の電子書籍を出版している齋藤千歳です。

冬の夜明け前はマイナス10度を下回ることも珍しくない北海道・千歳市から、レンズ・カメラの電子書籍を出版し続けています。

そしてSNSにもせっせと写真をアップし続けているのです。

すると、友人や知人から「毎日のように日の出を撮っているよね」といわれることがあります。

日の出や日の入の時間帯は、光線状態もドラマチックで、写真好きなら逃してはならない時間帯です。

許されるのならば、本当に毎日でも撮影したいのが本音です。

とはいえ、原稿を書いたり、写真を整理したり、写真を撮る以外の仕事もあり、毎日、朝日も夕日も撮影するのは現実的ではないでしょう。

また、夕日は私の住む北海道・千歳市では夏至の頃なら19時16分、冬至の頃なら16時03分と普通に仕事をしている時間帯になるのです。

これに対して朝日は夏至で3時55分、冬至なら7時02分と仕事をはじめる前の時間帯に撮影できます。

前日に天気を確認して、晴れの予報なら日の出前には撮影地に着いて撮影を開始します。

特別に余裕のあるとき以外は、比較的近くでお気に入りの場所に、いつも通っています。

毎日のように同じ場所で、同じような朝日を撮って、なにが楽しいの? という方もいると思いますので、SAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC CSで撮影した朝日の写真をご覧いただこうと思います。

 

使用レンズ:SAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC CS

◎焦点距離:24mm相当 絞り:F/8.0 シャッタースピード:1/2,000秒 ISO感度:100 −1 1/3補正 (APS-Cサイズのカメラで撮影)

日の出の後、ハクチョウが登場してくれたラッキーなパターンです。完全な逆光ですが、単焦点レンズらしくシャープかつ、高コントラストで撮影できました。

 

 

SAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC CSはAPS-Cサイズの撮像素子を搭載した一眼レフ向けに開発された広角マニュアルレンズです。

Nikon F、Canon EF、PENTAX K、SONY A、CanonEF-M、FUJIFILM X、SONY E、マイクロフォーサーズのそれぞれのマウント対応したモデルが用意されています。

一般的なAPS-C機に装着した際に35mm判24mm相当と使いやすい焦点距離で、広角単焦点らしいシャープでコントラストの高い画像が得られる1本です。

「いつも同じ場所で、ズームもできない広角単焦点レンズで大丈夫なの?」という声も聞こえそうですが、まったく問題ありません。

 

使用レンズ:SAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC CS

◎焦点距離:24mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:100 −2/3補正 (APS-Cサイズのカメラで撮影)

この日は、毛嵐などと呼ばれる湖の上に霧がでていたので、湖面の面積を多めにして撮影。滑らかな色のグラデーションをしっかり再現してくれました。

 

 

実際に朝の撮影をはじめてみるとわかるのですが、当たり前なのですが同じ場所、同じ朝日でも、毎日まったく同じになることはないのです。

それどころか、撮影を続けていくほど、毎日がこんなに違うかと痛感します。

例えば、私の場合、ウトナイ湖を朝活の撮影現場に選んでいます。

新千歳空港からクルマで15分程度、道の駅ウトナイ湖もあり、駐車場にも、トイレにも困らない利便性の高い撮影ポイントです。

朝日のきれいな場所としても有名な観光地になっています。

北海道という特異性はあるものの、特別な秘密の撮影ポイントではありません。

それでも、毎日変わる気象条件、湖なので湖の上に霧が出たり、雪が降ったり、雲があったり、なかったりと天候だけでも、大きく撮影条件が変わります。

もっと長い目で見ると、季節の変化も見逃すことのできない要素です。

 

使用レンズ:SAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC CS

◎焦点距離:24mm相当 絞り:F/2.0 シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:100 (APS-Cサイズのカメラで撮影)

基本的に天気のよい日をねらって通っているが、4月中旬に珍しく雪が降った日の1枚。開放F値が明るいので暗い条件でも低いISO感度で撮影できる。

 

 

撮影を続けていくうちにわかったのですが、ウトナイ湖にはさまざまな理由で定住しているハクチョウが何羽かいます。

運がよければ、日の出の後、彼らが寄ってきてくれることもあります。

さらに、普段は特に気にしていないので気が付かないのですが、朝日を待っていると対岸をシカの群れが湖を渡っていたり、日本最大級のサギ、ダイサギが飛んできたり、よく見ていると頭上をオオワシやオジロワシが旋回していることもあります。

朝日の撮影は、太陽を待つ時間もあり、三脚にカメラを装着して、風景を見回しながら、ゆっくりと流れる時間を楽しめます。

すると、実は身近にあったのに見落としていた生きものや自然現象に気付くことも多いのです。

実際、カメラを並べて、私を含めた何人かのフォトグラファーが朝日を待っている目の前を青い小鳥が横切って「いまのカワセミだったよね」とちょっとした騒ぎになったこともありました。

我々は思った以上に、身近な自然を見落としていることが多いようです。

 

使用レンズ:SAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC CS

◎焦点距離:24mm相当 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/6,400秒 ISO感度:100 (APS-Cサイズのカメラで撮影)

スカッと晴れた日の朝日。雲のない日の出も気持ちがいい。レンズが明るくシャッタースピードが速いので、湖面のさざ波も描写している。

 

北海道に限らず、朝日の美しい水辺の撮影ポイントなら、実は見過ごしている生きものや自然現象がきっとあるはずです。

最初は、毎日のように同じ場所で朝日を撮ってもおもしろくないだろうと思うかもしれませんが、ぜひ何度か通ってみてください。

きっと通うほどに、おもしろさを発見すると思います。

ただし、身近な撮影ポイントだとしても、大切な自然環境であることは忘れないでください。

撮っていいのは写真だけ、残していいのは思い出だけです。

そして、逆光条件の撮影となる朝日の撮影には、明るくてシャープなSAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC CSのような広角単焦点レンズがあると便利です。

また、朝日には体内時計をリセットして体の調子を整え、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌され脳をリフレッシュする効果があるといいます。

「起きるのが面倒」などといわずに、一度サムヤンの単焦点レンズと朝活撮影にチャレンジしてみてはどうでしょうか。

齋藤千歳の感動表現|SAMYANG 16mm F2.0 ED AS UMC CSで毎日朝活撮影のすすめ はコメントを受け付けていません

小川 拓也の感動表現|Velvet 56で撮る日常写真

Posted: 2017.12.27 Category: LENSBABY Comment: 小川 拓也の感動表現|Velvet 56で撮る日常写真 はコメントを受け付けていません

こんにちは、カメラマンのたくちです。
人気の高いLensbaby社の「Velvet 56」を使って日常写真を撮ってきました。後加工での画像処理やソフトフィルター装着時の描写とは違い、レンズ中心部では芯のあるしっかりとした描写をし
ながら、周辺に行くに従いソフトで立体感のあるボケ描写を楽しめるレンズです。

 

まずは街中のスナップ写真を。

◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/5.6  シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:400

夕陽に照らされた葉がとても美しいです。F5.6ではほどよいソフト感が感じられます。

では次にF8まで絞った写真です。

◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:400

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100

F5.6と比べると一目瞭然ですね。F8まで絞るとソフト感がなくなり、くっきりとシャープに写してくれます。このレンズは重さもないので、気軽に街中にも持ち出せます。
 

では次に人物写真です。

◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/2.8  シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100

太陽を入れて撮影をしました。ハレーションがとても美しく、夕陽に照らされた髪の毛もとても美しく写してくれます。
 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/2.8  シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100

髪の毛のハイライト部分のソフト効果がとても美しいです。焦点距離も程よく、撮りたいと思った瞬間に違和感なく撮影できます。
最後に自宅で撮影した猫達の写真です。
このレンズは最短撮影距離が13cmと、とても被写体に寄れるのも特徴の一つです。

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/2.8  シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:1000

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/2.8  シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:1000

ほどよいソフト感です。眠そうな猫を包むようにドリーミングなソフト効果がとてもマッチしています。
次にF4まで絞った写真です。

◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/4  シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:1250

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/4  シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:1250

少し絞るだけでもソフト効果が全然違いますね。被写体深度も深くなり、すっきりと纏まっています。
velvet56は街中に持ち出してもよし、家の中で使ってもよしと使いやすいレンズです。個人的には56mmという焦点距離がとても使いやすく、ソフト効果も出せるし、絞ってシャープな写真も撮れるしとお気に入りのレンズです。

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/2500秒 ISO感度:400

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:250

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/4  シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:1250

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/4  シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:1250

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浦口宏俊の感動表現|サードパーティという選択肢

Posted: 2017.12.27 Category: Tokinaレンズ Comment: 浦口宏俊の感動表現|サードパーティという選択肢 はコメントを受け付けていません

前回の記事では、Tokina AT-X 24-70mm F2.8 PRO がズームレンズであることを意識しそれぞれの画角での撮影を行なった。非常に優秀なレンズであり、純正レンズでは無くサードパーティ製のレンズを購入の選択肢に入れることは、目的の意図によっては十分に有りえるのではないだろうかと感じた。
そんな魅力的なレンズであると感じたTokina AT-X 24-70mm F2.8 PROを今回の記事では、選メリットとデメリットを2点ずつ紹介する。レンズ使用シュチュエーションとしては、空が焼けた代官山を舞台にモデルさんとポートレート撮影を行なった。

 

《メリット》
1.ハイコントラストな色乗りと描写力
Tokina AT-Xは、ブルーを推しとしたレンズであり、これは紛れもなく間違いがない。ただブルーが綺麗なだけではなく、全体的にハイコントラストであり色乗りが良い印象を受けた。筆者としてはオレンジの発色が特に好みでああった。また、前回の撮影の際に感じられたのがこのレンズの描写力の真骨頂は、一段絞ったf4.0以降から発揮されるのではないかということである。1枚目の50mm f4.0で撮影した写真では、中央から隅々までキレがよく周辺減光なども見られない。


◎使用レンズ:AT-X 24-70mm F2.8 PRO FX 

焦点距離:50mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/500 ISO:100

 

2.純正24-70mm F2.8との価格差
純正大三元のレンズは、やはり正直に言って高いがそれだけの価格である働きをしてくれるのも事実である。だがしかし、予算の関係で24-70mm F2.8のレンズを諦めてしまうのか。そんな時に購入の候補にあげていただきたいのがこのレンズである。価格は純正レンズの1/2いや1/3程度で手に入るのではないだろうか。SONYの売りである瞳AFやフォーカスモードに制限は出るが、必ずしも必要な機能ではない。
撮影自体は楽になるかもしれないが、そのような機能が制限されてもAT-Xとなら良い写真は撮れる。

 


◎使用レンズ:AT-X 24-70mm F2.8 PRO FX 

焦点距離:50mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/500 ISO:100
 

《デメリット》
3.重量感
これはどの大三元レンズでも言えることであるが、Tokina AT-X 24-70mm F2.8 PROもやはり少々重い。この重さによってf2.8通しでありながらもこの描写力を引き出せていること考えるとトレードオフであると妥協をするしかない点である。良い写真の為には多少の我慢が付き物なのかもしれない。

◎使用レンズ:AT-X 24-70mm F2.8 PRO FX 

焦点距離:35mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/250 ISO:160

4.AFの速度
AFの速度についてはやや不満であった。しかし、AF速度に満足がいかなかったのは、そもそも私の使用環境が良くないと言える。

 

[前回・今回の使用環境]
SONY α7II+SIGMA MC-11マウントアダプタ—+Tokina AT-X 24-70mm F2.8 PRO
SIGMA MC-11は、本来SIGMA ArtレンズのCanonシリーズにAF性能を持たせたままSONY αシリーズで使用可能とさせるアダプターである。つまりこの環境は公式では認められたものではない。むしろ撮影が出来る事を称えなければいけない環境である。数日間使用を試みたが何の問題もなく撮影自体はできた。またAFが遅いとは言いつつも、以下の写真のような中央の被写体にそこまで動きがない状態での連写で
あれば、AFは迷うことはなく追い続けることが可能であった。

 

◎使用レンズ:AT-X 24-70mm F2.8 PRO FX 

焦点距離:35mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/250 ISO:640

今回、Tokina AT-X 24-70mm F2.8 PROのレビューを行なったことによりレンズ一つ一つにどのような特性があるのかとても気になった。自分が知らないだけであって、好みのレンズがこの世界はまだまだある気がした。これぞレンズ沼である……。最後に、夕焼けのシルエット写真で閉めさせていただく。やはりブルーと
オレンジが綺麗なとても魅力的なレンズであった。

 


◎使用レンズ:AT-X 24-70mm F2.8 PRO FX 

焦点距離:50mm 絞り:F/4.0 シャッタースピード:1/4000 ISO:640
 

【総評】
どんなレンズでも一長一短であり、100%自分好みのレンズというものはないはずである。そんな中で純正レンズが正義である、一択であると豪語してしまうことは勿体ないのではないだろうか。もしこの記事に辿り着き、サードパーティ製レンズとしてTokina AT-X 24-70mm F2.8 PROを購入検討している方は、使用用途に合うのであればCanonユーザー、Nikonユーザーには是非お勧めをしたい。 SONY αユーザーに関しては、非公式である為完全に自己責任ではあるが一度手に取ってみてはいかがであろうか。

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國政寛の感動表現|寒い季節にはベランダガーデンで花マクロ撮影を楽しもう!

Posted: 2017.12.27 Category: マクロ撮影 Comment: 國政寛の感動表現|寒い季節にはベランダガーデンで花マクロ撮影を楽しもう! はコメントを受け付けていません

『かくれんぼ』

~僕はここだよ
 みつからないよ~

 

今年も残りわずかになりました。
バタバタと忙しい時期、なかなか撮影に行くこともできませんよね。
おまけに寒いからあまり外に出たくないし、植物園に行っても花が少なくて撮るものもないし……。と、ついつい撮影から遠ざかってしまいがちです。

でもマクロ撮影だったら、遠くへ出かけていかなくても大丈夫!
自宅のベランダやガレージなどのちょっとしたスペースで撮影することができるんです。

早速、市場の生花店でいくつかポットの花を買ってきました。
こんな感じに寄せて撮影してみます。

 

ベランダなどは狭い上にいろいろ物が置いてあるので、どうしても背景にごちゃごちゃと写り込んでしまいがちです。
でも、マクロレンズで思いっきり寄ってアップで撮ればそんな背景を気にする必要もありません。

 

『こころもよう』

~あっちへこっちへ
 ゆれうごく~

ピンクのシクラメンです。
花びらのカーブが魅力的だったので、その部分だけで構成しました。
これなら背景に何があろうと関係ないですよね。

 

『深呼吸』

~グッと伸ばして
 心の空気入れ替えて~

 

お次は、黄色いユリオプスデイジー。
黄色い花の後ろに、ピンクのシクラメンや赤いポインセチアを置いてあたたかな色の背景を作ってみました。

撮影した時の状況はこんな感じです。

ポットや植木鉢の花なら、自分の好きな場所に置いて思いどおりの背景を作ることができるのがいいですよね。

また、次の写真のようにレンガなどを台にすれば、高さの調節も自由。
背景の入り具合を見ながら、高さや位置を自分の好みに調節できるんです。

同じユリオプスデイジーを別角度から。
背景の花は、ピンク色のジュリアンに置き換えました。

ちょっと茎の部分が邪魔な感じです。
そこで、シクラメンのポットを手前に置き、前ボケにして茎を隠しました。

このようにして、前ボケも思いのままに作り出せます。

 

『ありがとう』

~今日一日の
 想いをこめて~

 

こちらはちょっと寂しげに佇むシクラメン。
黄昏時の色づいた陽射しが背景……ではありません。
この背景、何だと思いますか?
正解は、ラティスの柵と黄色い自転車でした!

ベランダに置いてあるものを邪魔だと思わずに上手く取り入れると、こんな雰囲気の写真も撮れてしまいます。

そしてもうひとつ、ベランダガーデン撮影の強力な武器があるんです。
それはじょうろ。

お花たちには日々、水やりしますよね。
そうすると、水滴がいっぱい付きます。
もうおわかりですね。そう、滴撮影のチャンスです!

鉢植えの花だったら、滴の中に他の花を写し込むのも簡単。
ファインダーで写り込みの様子を見ながら背景にある花を動かせばいいんです。
あるいは、滴の付いた花自体を動かして角度や背景の入り方を変えてもOK。

 

ポットや植木鉢を動かす際、せっかく付いた滴を振動で落としてしまわないように注意してくださいね。
もし滴が落ちてなくなったり、どうやってもちょうどいい場所に滴がつかなかったら、もう一度じょうろでサーッと水をかけてやりましょう。
ただし、何度も何度も水をやりすぎないように!
花だって飲みすぎるとお腹を壊しますから、ほどほどで(笑)

そして、陽の当たる一角があれば、水滴をまとった花を置いてみましょう。
陽射しを浴びた花を背景にして手前に置いた花を逆光側から撮ると、背景の花に付いた水滴が光にキラキラ反射して円ボケを作り出してくれますよ。

 

『こころ休め』

~あたたかな陽射しに
 ちょっとひと息~

 

いかがでしたか?
寒くて外に出たくない季節でも、マクロレンズがあればこうして花写真を楽しむことができるんです。
ぜひ皆さんも、ベランダガーデン撮影を楽しんでみてくださいね!

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酒井宏和の感動表現|第19回目は、マニアックな小物をご紹介します。

Posted: 2017.12.27 Category: 角型フィルター Comment: 酒井宏和の感動表現|第19回目は、マニアックな小物をご紹介します。 はコメントを受け付けていません

皆さまこんにちは、角型フィルターの鉄人の酒井宏和です。

第19回目は、マニアックな小物をご紹介します。

 

角型フィルター、普通に使う分に簡単ですが、たまに困る時があります。

 

 

ソニーのEマウント用のレンズ、FE55mmF1.8です。

フードがちょっと特殊な形状になっています。

 

 

普通にフォルダー用のアダプターリングをつけると隙間がなくなってしまいフォルダーが付けられません。

 

 

Pシリーズエクステンションリングという対策品があります。

フィルターのガラスの入っていない丸型フィルターの枠みたいなものです。

 

 

これを使うと隙間ができてフォルダーが装着出来ます。

 

広角レンズもけられが出たり装着にコツがいるもの等もあります。

角型フィルターは、たまに困る時があるので、そんな時はケンコートキナーサービスショップに

お問い合わせいただくと、スムーズな対応で解決策を出してくれるかもしれません。

ショールームも併設なので、中野駅がお近くの方は一回遊びに行ってみると色々発見があるかもしれません。

 

http://www.kenko-tokina.co.jp/service-shop/

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光川十洋の感動表現|イルミネーション魚眼テクニック

Posted: 2017.12.27 Category: Tokinaレンズ Comment: 光川十洋の感動表現|イルミネーション魚眼テクニック はコメントを受け付けていません

近年のイルミネーションは、LEDをふんだんに使ったボリューム感のある装飾が増えてきて、壮観な展開が人をひきつけます。都会では街路樹の枝いっぱいに絡ませて、通りが華やかになります。また、光をたくさん使うことができるために、面を作る展示や演出にも出会えます。クリスマスツリーはどの時代もワクワクするおしゃれな見せ方をしています。今回は都会のなかで入場料のない場所でのイルミネーションを、魚眼レンズを駆使して、感動表現にチャレンジいたしました。

 

魚眼レンズの特長

この魚眼レンズ「Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5」の特長のひとつは、ズームレンズということです。ズームリングを回すと、画像を拡大縮小することができます。また対角線で180度の視界を持つので、狭い場所でも広くとらえることができ、対象に近づけば強烈な遠近感が得られます。この効果を活かしながら、さらに撮影テクニックにもひと工夫をして表現しました。

 

表現テクニック

一般の鑑賞者が見るように、演出されたイルミネーションをきちんと記録するように撮影いたします。さて「ここから自分ではどう撮影するか」を考えます。これがカメラワークなのですが、アングルの工夫、ズームリングの活用、回転、事前に用意した小物活用など、フォトジェニックな試みをご披露いたします。

 

 

 

 

クリスマスツリーに大きな赤いリボンが風に揺れていました。装飾品が多すぎないツリーでしたので、にぎやかな印象を試みました。画面中央に赤いリボンを配し、レンズを近づけます。超広角の視界のおかげで、ツリー全体が画面内に入ります。スローシャッターでカメラを回転させました。シャッタースピードをいろいろ変え、回転の仕方も変え、たくさんの中からの1枚です。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

焦点距離:11mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/4秒 ISO感度:125 -1&2/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

 

 

 

 

東京駅前の丸の内仲通りは歩行者天国となりますので、道路中央から真上を眺めますと、巨大なビル群が頭の上から覆いかぶさります。街路樹の並び方がわかるように下部に収めました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

焦点距離:10mm 絞り:F/3.5 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:2200 -1補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

 

 

 

 

東京のカレッタ汐留「カレッタプラザ」でイルミネーションショーを上演しています。メインとは反対の人がほとんどいない場所でスタンバイ、スモークがカメラの方に流れ来た瞬間です。赤い色が点灯したカットとともに「2カットを比較明合成」しました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

焦点距離:10mm 絞り:F/10 シャッタースピード:0.62/秒 ISO感度:180 -1補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

 

 

 

横浜みなとみらい21地区の大観覧車「コスモクロック21」の木曜日は、休園のために回転していないので、これぞというフルカラー色の動きの時に露光間ズーミングいたしました。ズームリングの動かし方の工夫で、イルミネーションの光が中央から周辺に向かって立体的に描写できました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

焦点距離:17mm 絞り:F/20 シャッタースピード:2.5秒 ISO感度:320 -1補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

 

 

横浜赤レンガ倉庫では、クリスマスマーケットでにぎわっていました。イルミネーションルーフの光のトンネルが風に揺らいで思わず見上げて歓声が上がります。私はカラーセロファンを用意していき、魚眼レンズにかぶせて変化をつけてみました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

焦点距離:13mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1秒 ISO感度:100 -1補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

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酒井宏和の感動表現|第18回目は、ダイヤモンド富士の撮影で使うフィルターのお話です。

Posted: 2017.12.20 Category: 角型フィルター Comment: 酒井宏和の感動表現|第18回目は、ダイヤモンド富士の撮影で使うフィルターのお話です。 はコメントを受け付けていません

皆さまこんにちは、角型フィルターの鉄人の酒井宏和です。

第18回目は、ダイヤモンド富士の撮影で使うフィルターのお話です。

 

風景写真で大人気なダイヤモンド富士。

日本人ならば、とりあえず1回は撮影しておこうかなと思う被写体です。

 

かれこれ、1000人近い方を、ダイヤモンド富士のツアーにお連れしています。

毎回必ず聞かれるのは、フィルターはどうすれば良いの?というもの。

基本は、全部外してください、とレクチャーします。

PLフィルターは効果が全くと言って良いほどないですし、その他のフィルターも乱反射の元です。

 

ただ、ハーフNDフィルターを持っている方のみは、使用をお勧めしています。

 

 

上の写真が、フィルター未使用、下の写真がフィルター使用。太陽の光芒がはっきりします。

 

 

下の光芒は富士山の黒い面に伸びているのではっきり見えますが、ハーフNDを使用しないと

上の光芒がもっと薄くなります。

今回は、NUANCES GND8を使用しています。

設定 F22 1/1250 ISO100

 

 

 

 

ちょっと話はそれますが、光芒の綺麗さは、レンズによって異なります。

お持ちのレンズで試して見ると、結構違いがあると思います。

ハーフNDを使用すること、光芒の綺麗なレンズを選ぶことで単純な

ダイヤモンド富士の撮影を1段も2段もレベルアップすることが出来ます。

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伊藤宏美の感動表現|イルミネーション列車の走る駅 ~小湊鉄道のイルミネーションを撮る~

Posted: 2017.12.20 Category: Tokinaレンズ Comment: 伊藤宏美の感動表現|イルミネーション列車の走る駅 ~小湊鉄道のイルミネーションを撮る~ はコメントを受け付けていません

12月になり、街中でクリスマスの準備が始まり、クリスマスシーズンになりました。

クリスマスが近づくと、小湊鉄道も、イルミネーションの飾り付けがキラメキます。

小湊鉄道は駅舎ごとに、それぞれの違う飾り付けがされて、手作りのぬくもりがあり、毎年楽しみにしてるイルミネーションです。

 

その中でも、私が好きなのは、月崎駅。

春には桜、菜の花が咲き、燕も遊びにきて、紫陽花が咲き、夏になり、秋には柿がなり、冬にはイルミネーションがキラキラして四季を楽しめる駅です。

 

陽が沈みはじめ、薄暗くなってきたころに、イルミネーションが点灯します。

絵本に出てきそうなこの駅は、おもちゃから流れるような音で小さくクリスマスソングも流れています。

 

 

空にまだ青さが残るころに、丁度来る列車を撮影したいのですが、静かなこの駅も、列車の到着時間にはお迎えの車が駅舎前に止まるので、列車と駅舎と群青色のお空だけで撮影するのは難しい。

 

そこで、誰もいない時間に駅舎だけを撮影しました。

列車がいないぶん、、

駅舎だということを、伝えるために、改札が写る立ち居地を選んで撮影しました。

 

この日は、希望通り、雨が降ってくれたので、地面の映り込みがキラキラしてくれました。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:14mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:400

 

青さの残る空や、イルミネーションの青を見つけると、トキナーブルーを試したくなります。

濡れたアスファルトの質感や、レンズの端のイルミネーションの輪郭も、思ったとおりの描写力でした。

 

 

月崎駅には、「里山トロッコ列車」モチーフのイルミネーションも飾り付けられてます。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:14mm 絞り:F/6.3  シャッタースピード:3秒 ISO感度:100

この時は列車と一緒に撮影したのですが、マルチコーティングのおかげで、列車のライトもうまくハレーションを押さえてくれました。

 

月崎駅のホームもとっても可愛いです。

これは、ホームからの撮影になるので、手持ちでもぶれないシャッタースピードになるように注意して撮影しました。

広角のパースを利用して撮るために、駅名標に近付いて撮影しましたが、ゆがみが少なく文字や水滴まで綺麗に見え、解像度が高い撮影ができました。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:14mm 絞り:F/6.3  シャッタースピード:1/25秒 ISO感度:6400

 

 

月崎駅から列車に乗り、5個目にある上総鶴舞駅にも立ち寄ってみました。

小湊鉄道のイルミネーションは、各駅ごとにそれぞれの団体が飾り付けをしています。

上総鶴舞駅では可愛い動物たちがたくさん待っていてくれました。

その動物たちの足元では、線路が、キラキラと光っていました。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:20mm 絞り:F/4  シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:3200

シャープで解像度に優れているレンズなので硬質なレールの質感も再現でき、動物たちの輪郭のシャープさにも驚きです。

 

上総鶴舞駅に、列車が来て去っていく光景は可愛い動物たちが見送っているようでした。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:20mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/25秒 ISO感度:1000

 

深い被写界深度が得られるのも広角レンズの魅力です。

F8まで絞り込むと離れたイルミネーションも滲まずはっきりと写すことができました。

 

大人も子供も楽しみにしているクリスマス。

素敵なクリスマスになりますように。

来年も、キラキラした1年になりますように。

 

Merry Chirstmas

伊藤宏美の感動表現|イルミネーション列車の走る駅 ~小湊鉄道のイルミネーションを撮る~ はコメントを受け付けていません

馬場 亮太の感動表現|FiRIN 20mmで切り取る秋の名古屋スナップその2。

Posted: 2017.12.20 Category: Tokinaレンズ Comment: 馬場 亮太の感動表現|FiRIN 20mmで切り取る秋の名古屋スナップその2。 はコメントを受け付けていません

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/11  シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:100
 

前回に引き続き、仕事で訪れた名古屋でのFiRIN 20mmによるスナップをお届け。京都・大阪には修学旅行からプライベート、仕事などで行く機会はあったが、なぜか名古屋には縁がなく、いつも新幹線の車窓から駅前のビックカメラの壁面を見送るだけだった。なのに今年は二度も行くチャンスが訪れる。今回は昼からの仕事までの時間に、どうしても一度は行って見たかった名古屋城を目指してみた。やっぱり名古屋って言ったら名古屋城でしょ。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/2.0  シャッタースピード:1/6400秒 ISO感度:100

既に紅葉の季節も終わってしまったが、まだ12月頭の名古屋は紅葉が美しい時期だったので、最寄りのバス停から降りてしばらくは色づいた葉にFiRIN 20mmを向けていた。絞り開放でピントが合った葉脈もしっかりシャープに写っている。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/13  シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:200

名古屋城へ向かう途中、朝の光で長く伸びた木のシルエットが印象的だったので一枚。もう少し高いアングルから切ればより面白かったかもしれないが、手持ちだとこれが限界。それにしても最寄りのバス停(と思われる場所)から名古屋城までの距離が思いのほか遠い。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/8.0  シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100

なかなか目的の名古屋城まで辿りつけないことに退屈してきたころに撮った、自分のシルエット。この写真ではわかりにくいが、背中に12Kg超の機材を背負っていつも地方ロケに行くのが僕のスタイル。両手が空くからスナップもしやすいが、その分肩と腰への負担が半端ない。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/9.0  シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:160

ついに名古屋城に到着。チケットを買って中に入って最初に出迎えてきてくれたのが金の鯱。名古屋に来たらこれが見たかったんでしょ、とこちらの心を見透かされたかのように鎮座していた。他の観光客に紛れてひたすらシャッターを切りまくる中、面白いアングルを探していて見つけたのがこれ。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/11  シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100

天守閣までの道のりの途中にあった石垣の紅葉。鮮やかに染まったツタが積み上げられた石の上で映えるシーンをFiRIN 20mmが細かく描写してくれた。工事中のクレーンが見えなければもっと良かったのだが。。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/10  シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100

いよいよ名古屋城天守閣へ。雲一つ無い青空に映える天守閣が美しい。興奮しながら入ったが気づけば仕事までの時間が少なくないのにエレベーターには長蛇の列。判断してる間もなく7Fまでの階段を昇り始めたが、背中の機材が本当にきつかった。。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/5.0  シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:3200

天守閣最上階まで続く螺旋階段。天守閣のある7Fから下を見下ろしてみたが、なかなかの光景だった。エレベーターで昇っていたら撮れなかったかもしれないので、苦労した甲斐があるというもの。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/11  シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100

天守閣から見た名古屋。ガラス面にFiRIN 20mmのフードをぴったり付けての撮影。電車の窓などガラスが汚れていると風景がシャープに写らないことが多いが、今回は細かいビル群から遠景のうっすらと雪が積もった山までしっかり写っていた。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/2.0  シャッタースピード:1/2000秒 ISO感度:100

名古屋城を満喫したのもつかの間、昼からの名古屋市内での仕事現場に急いで向かった(なんとかギリ間に合った)。やっぱり地方での仕事、特に初めて訪れる土地で写真を撮るのは純粋に楽しい。贅沢言えば日帰りじゃない方がもっと楽しいが、地方に行ける機会をいただけるだけありがたいと思わなくちゃいけない。来年もどうか地方での仕事に恵まれますように。。
今年の私のFiRIN写真ブログは今回で終わりです。また来年もFiRIN 20mmの写真をお届けする予定なので、引き続き宜しくお願いいたします。

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オオヤマナホの感動表現|焦点距離が変わるとソフト表現ってどのくらい変わるの?

Posted: 2017.12.20 Category: ソフトフィルター Comment: オオヤマナホの感動表現|焦点距離が変わるとソフト表現ってどのくらい変わるの? はコメントを受け付けていません

みなさまこんにちは。オオヤマナホです!

お久しぶりの更新です。…

ジャジャーン!!!本日より🐻のトビーにアシスタント兼モデルとして参加してもらうことにいたしました。よろしくお願いいたします。

 

さて。今回は焦点距離によってソフト表現、どのくらい変わるのかをみてまいりましょう。

ちょっとここまでのおさらいを。

フォギーそしてソフトンには効果の弱いAタイプと効果の強いBタイプがある。

①   その効果の強さで選ぶという方法と

ソフトフィルターは焦点距離が長くなればなるほど効果が強くなるので、

広角から標準レンズ→AでもBでも

中望遠以上→Aタイプを推奨

というように

使うレンズの焦点距離によって選ぶという方法。

 

と書いてまいりました。

 

本当にそうであるのか。そうであるならどの程度なのか

トビー🐻と一緒に確認してまいりましょうね。

 

★レンズは24-70 70-200㎜を使用し広角から望遠までのフォギーB効果を検証

★レンズを変えてもトビーがフレームの中にぼ同じ大きさになるように

撮影距離をずらしながら比較撮影していきます。

*********

使用機材

ボディ:CANON EOS 5D MARK4

レンズ:TOKINA AT-X 24-70mm F2.8 PRO FX

CANON ZOOM LENS EF70-200㎜1:2.8L ISⅡUSM

三脚使用

画像はすべてノーレタッチ

***********

共通EXIFデータ

マニュアルモード

絞りf2.8

シャッタースピード 1/800

ISO100

測光モード;評価測光

 

**********

ロケーションデータ

多摩川河川敷

光:晴天。よく晴れている日でした。

トビーの後方逆光から。正昼光に近づく午前10時台

ピントはクマの唇の割れ目に合わせています。

************

 

 

 

①   24㎜ フィルターなし

 

【フォギーB使用比較】

②   焦点距離24㎜

 

けーっこう24㎜でもフォギーのミスト効果でていますね。さすがのBタイプ

 

 

③   続けて34㎜です。

 

④   つぎは50㎜

 

⑤   更に70㎜だと・・・

 

 

 

 

⑥   次にここまでの画像の向かって左側

上から24㎜、34㎜、50㎜。70㎜になります。

頭頂部の光が当たっているところは焦点距離が長くなるほど強くなり

印象が強くなる(白飛び状態のようになる)かと思いましたが、

それより全体のミスト感が強くなっていくことの方に目が行きます。

 

 

それでは70㎜以上の焦点距離ではどうなるでしょう。

 

100㎜

 

 

140㎜

 

 

200㎜

 

200㎜を使用でクマの唇にピントを持ってこようとしたところ

ピントが合わせにくかったです。一度フィルターを外しマニュアルフォーカスでピントを合わせてから

もう一度フィルターをつけてという手間が必要でした。

しかし、もう一度フィルターつけてのピントあわせは一度でできましたから、

この撮影条件で絶対に200㎜だとピントがあわないということではないです。

 

今回は単純に同じ条件での比較でした。

トビーを真正面に向けて、光が後方からくるように。そこでどうフォギーBの表現は違ってくるかをみたかったのです。

被写体をどう撮りたいのかという作画意図というよりも…。

 

作画意図に撮影の主体をもってくると。。。

フォギーのミスト感は好き。

ファンタジックでラブリーにドリーミーにトビーを撮りたい

よし。トビーと作戦会議だ!!!!

(① 草むらにトビーをうずめて草のきらきらふわふわのすきまから顔をのぞかせる

(② 木にトビーをのぼらせて木漏れ日のふりそそぐやんちゃな姿をとらえる

(③ 木陰からいないいないばあをするスマイルトビーを撮る

などなど・・・撮りたいシーンを想定して光を見ながら撮っていくということになります。

 

 

で。で。で。

次回は「トビーをめーっちゃかわいく撮る!フォギー撮影術」(仮題)

に続きます

!効果の弱いAタイプとまぜまぜしながら

可愛く撮るわよぉ~~~~(*∩∀∩*)ワクワク♪

 

 

トビー「ナホ!!かわいく撮れんのかぁ?」

ナホ「ふふふ。見てろよ!トビー―――――――!!!٩(๑>∀<๑)۶」

 

広角レンズで全体を撮るよりも70~135㎜程度の焦点距離でポートレートを撮ると

トビーの撮影データでもわかるように背景のぼけ方がかなりちがってきます。

草に当たる光の玉ボケを生かしたり望遠レンズの圧縮効果を活かしたふわっと浮き上がるような表現は

わたしも普段の撮影では好んで使用しています。

とはいいながらも、屋内撮影では私の場合35㎜メインだったりです。。

普段の撮影スタイルの中にフォギーBそしてAをとりいれながら作品作りを楽しんでいけるかを

みなさまと共有できると幸いです!

 

 

 

 

 

 

最後にフォトグラファー南穂(私)撮影の最新作から。

35㎜単焦点 f2.8 1/800 ISO800  

午後の柔らかな光と影の明暗を女性の影の部分に照らし合わせて撮りたかったのです。フィルターなしの撮影だとどうしても生々しさの出てしまう

肌も、フォギーBを全体に掛けることで儚げで柔らかなベールをまとった印象になるとおもいます。

かわいくふんわりにはハイキーがおススメといってきたのですが、光を落とした撮影でも「明暗」の光の表情があるならば効果的に

柔らかく演出できると思います。「アンニュイな柔肌」の女性美撮りにフォギーを使って空気感を醸し出してみる。

アリ!!!!だとおもうんですよね。

 

 

 

トビーが私のしもべになったことで、わたしもなんだかウキウキしてきました。

トビーはなんだか生意気そうですが、一緒に楽しくやっていこうとおもっています。フォギーに限らずソフトフィルターを使った表現でどんな風に撮れるのか

ご質問等ありましたらどうぞお気軽にTwitter(@nahoneige)Instagram(@at.nahoneige)をフォローしてくださいね。

みなさんで、ソフトフィルター表現楽しんでまいりましょう。

 

 

ではでは。ナホトビーでした(ヾ(´・ω・`)

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小川 拓也の感動表現|Velvet 85で撮るポートレート

Posted: 2017.12.14 Category: LENSBABY Comment: 小川 拓也の感動表現|Velvet 85で撮るポートレート はコメントを受け付けていません

こんにちは、カメラマンのたくちです。
人気の高いLensbaby社のVelvet(ベルベット)シリーズに、新しく登場した「Velvet 85」を使ってポートレートを撮ってきました。このレンズの特徴は絞り込めば銀塩フィルム時代のようなクラシカルなポートレートを創り出し、開放に近い絞りでは芯があり繊細ながらもソフトでドリーミーなイメージを作り出す事です。
さっそくですが、まずは開放f1.8での写真です。

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 85
 焦点距離:85mm 絞り:F/1.8  シャッタースピード:1/1600秒 ISO感度:320

ハイライトに行くに連れてほんわかとソフトになっていきますね。また背景はグルグルっとなっておりオールドレンズに近い描写だと感じました。Lensbabyという名前だけに夢の中にいるような淡く儚く優しい世界に包まれている気さえしてきます。モデルさんの優しい雰囲気をさらに引き出していると思います。
 

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 85
 焦点距離:85mm 絞り:F/1.8  シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:320

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 85
 焦点距離:85mm 絞り:F/1.8  シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 85
 焦点距離:85mm 絞り:F/1.8  シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:250

では次に少し絞った写真を。
 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 85
 焦点距離:85mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:320

開放で撮った写真と比べると一目瞭然ですね。ソフトな描写からキッチリとした描写になっています。
 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 85
 焦点距離:85mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:250

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 85
 焦点距離:85mm 絞り:F/5.6  シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100

このレンズはマクロ撮影も可能になっています。人物の瞳を撮るのが好きな僕に撮ってはとても嬉しい機能です。
 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 85
 焦点距離:85mm 絞り:F/1.8  シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:640

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 85
 焦点距離:85mm 絞り:F/1.8  シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:250

いかがでしたでしょうか?開放で使ってもよし、絞って使ってもよし、Lensbaby独特な描写とボケが使い手に様々な表現をもたらしてくれます。写真を撮るのがもっと楽しくなる、そんなレンズです。
 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 85
 焦点距離:85mm 絞り:F/2.8  シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:320

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 85
 焦点距離:85mm 絞り:F/1.8  シャッタースピード:1/2000秒 ISO感度:100

 


◎使用レンズ:Lensbaby Velvet 85
 焦点距離:85mm 絞り:F/4  シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:100

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光川十洋の感動表現|「伝統のころ柿」

Posted: 2017.12.13 Category: Tokinaレンズ Comment: 光川十洋の感動表現|「伝統のころ柿」 はコメントを受け付けていません

 写真愛好家団体の写真講師として、JR塩山駅近くの「甘草屋敷」へ、ころ柿の撮影に出かけました。漢字では「枯露柿」と書きますが、百(ひゃく)匁(もんめ)クラスの大振りの吊るし柿は、天日にあたって鮮やかなオレンジ色に輝いています。皮をむいた手作業の後が残り、太陽に透けた透明感がおいしそうに見えます。重要文化財に指定された旧高野家住宅は19世紀初頭の伝統的な建築物です。この軒先などに吊るされたころ柿を、民家との絡みでどう写真で表現をするか……。会員にはベテランが多いので、個性的な感動表現を試みました。三脚は使えませんので、手持ち撮影でさっと撮っては会員にお見せしています。

このブログでは、懐かしさが感じられるようなモノトーンの淡いセピア色で作例を紹介します。RAWで撮影したものを、Nikonの画像ソフト「CaptureNX-D」でRAW現像しました。「ピクチャーコントロール」で「モノクローム」を選択、「調色セピア」のところで「色の濃淡を調整」をしました。JPEGデータをモノトーン表現する場合は、「フォトショップ」の例では、「色相・彩度」のなかの「色彩の統一」を利用します。パソコンに入っている「フォトギャラリー」でも手軽なモノトーン画像が得られます。

このレンズ「Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX」を使って、カラー画像ではシャープネスやコントラストが大変気持ちいい経験をしています。明るいレンズを持っていると暗い中に入っても安心な上、マニュアルフォーカス(MF)の場合にはピント合わせが容易で、ピント位置を決めたい要求には重宝です。今回はモノクロ表現をしてみて、階調の豊かさに十分な満足が得られました。とくに、強烈に輝く太陽を画面内に取り入れたときは、フレアで中間調の濃淡差がなくなる恐れがあったり、シャドウの黒のしまりがおろそかになったりしがちですが、今回は美しい画像を手に入れたので、驚いています。

 

 

 

 

 

吊るされたころ柿がすだれやのれんのようにきれいに並んでいます。同時に美しい影を障子に投げかけています。14mmの広角を生かして、放射状の構図を作り、画面の四隅まで広がりを感じさせました。やや絞り込むことによって、パンフォーカスとなっています。

 

◎使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:14mm 絞り:F/14  シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:200 (APS-Cサイズカメラで撮影)

 

 

 

 

障子の影も、畳に伸びた影も、フォトジェニックで美しく、畳の質感もシャープです。秋の太陽光をあえて画面内に取り込み、感動表現としました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:19mm 絞り:F/10 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:100 -2/3補正

(APS-Cサイズカメラで撮影)

 

 

 

 

主屋と離れた所にある東門の板に、ころ柿の影が印象的です。木目や木の濃さに応じて影の濃さも変化して、ころ柿の透明感とともに、豊かな階調が感じられます。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:16mm 絞り:F/14 シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:360(APS-Cサイズカメラで撮影)

 

 

 

 

 

干してあるころ柿に近づいて撮影できます。太陽の光芒を取り入れることによって、ころ柿が自然の天日で乾燥させられている表現を醸し出しました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:17mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:100 -1/3補正

(APS-Cサイズカメラで撮影)

 

 

 

 

急な階段を上がると2階にはかつて仕事をしてきた木製の器具・道具が展示してあります。これをシルエットにして、ころ柿とコラボしてみました。近くの器具にフォーカスを合わせても、APS-CサイズのF/16の被写界深度は驚異的です。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX

焦点距離:14mm 絞り:F/16 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:560 -1/3補正

(APS-Cサイズカメラで撮影)

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