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伊藤宏美の感動表現|「雨宮21号」を追いかける

Posted: 2017.11.08 Category: Tokinaレンズ Comment: 伊藤宏美の感動表現|「雨宮21号」を追いかける はコメントを受け付けていません

今回は、北海道、遠軽町にある”丸瀬布いこいの森”に行ってきました。
ここは、敷地内を蒸気機関車「雨宮21号」が30分に1回ほど走ってくれるとても興奮してしまう森林公園です。
私にとって、何回も乗車でき、何回も撮影できるなんて、贅沢でたまらない場所なのです。
 
今回は,手持ちで車内から撮るには、フットワークがポイントになるので、
超広角12mm~標準域28mmまでカバーできるAT-X 12-28 PRO DX
のレンズ1本で楽しんできました。
 
まずは、さっそく「雨宮21号」に乗車。
1番前に乗車して待っていると、隣にいた方が、
「窓、開くよ。開けてごらん。自分でこんな窓あけたことないだろう。ぜひ開けてみなさい」
と教えてくれたので、すこしコツがいる窓をそっと開けてみました。
 
おかげで1番前で、1番蒸気に近いところで蒸気を浴びることができました。

 

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX

焦点距離:12mm 絞り:F/22  シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:200

 

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX

焦点距離:12mm 絞り:F/22  シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:200

敷地内のカーブを抜けると、逆光になり、照らされる蒸気がとても美しく、思い出すと今でもドキドキします。
また、このレンズは、
コントラストのはっきりしたシャープな描写力で光りが透ける蒸気の煙をくっきり見せてくれました。
 
敷地内の桜は紅葉していて、紅葉の中を走るところも撮影できました。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX

焦点距離:22mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:500

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX

焦点距離:24mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:500

並木の奥行きを際立たせる事ができるのは広角レンズの良いところでもあります。
また、手前の紅葉から、奥の列車までくっきりと写すことができました。
このレンズのズーム比は、欲しい画角をカバーしてくれるとてもお気に入りのレンズです。
 
 
「雨宮21号」は敷地内の約2キロを走るので
1番前で、蒸気を感じて感動しているうちに、あっという間に着いてしまいます。
だから今度は車窓を楽しむために乗車するのです。
 
夕方になり、お日様の光も斜めに傾いたころ、終列車に乗ることに決めました。
すると、汽車は、地面にかわいい汽車の影絵を映してくれていました。
思わず、「見てー!!」と叫び、大喜びしました。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX

焦点距離:28mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:200

思わず感動した瞬間に気がついた時、すぐに対応できるズーム比は、スナップ撮影として心強いなと感じました。
 
そんな事を繰り返していると贅沢な1日はあっという間に終わってしまいます。
昼間は大人から子供までいたこの場所も
気がつくと最後は、1日中いた蒸気好きのおじさんがほとんどでしたが、
最後に皆で「雨宮21号」が機関庫に入るところまで見送る姿は、少年のようでした。
 

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX

焦点距離:16mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:200

この機関庫は青空のあるうちに撮影したのですが、青空にはトキナーブルーが映え、可愛い機関庫も、無理なく写しこめました。
 
私は、蒸気機関車が大好きですが、現役時代の蒸気機関車を知りません。
現役蒸気世代の方のお話を聞くのも大好きですが、やっぱり、乗りたいし、感じたいので
蒸気機関車を見るために、チャンスと隙を狙ってよく出かけます。
だいたい1日1往復のチャンスをどう撮るか悩みながら撮影することが多いので、
1日中、満喫できた丸瀬布のこの1日は本当に幸せでした。
 
そして、丸瀬布にも、大事な思い出が増えました。
いつまでも大切に走り続けて欲しいし、たくさんの人に乗って欲しいです。

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酒井宏和の感動表現|第13回目は、cokin 059 ソフトスターを、ご紹介いたします。

Posted: 2017.11.08 Category: 角型フィルター Comment: 酒井宏和の感動表現|第13回目は、cokin 059 ソフトスターを、ご紹介いたします。 はコメントを受け付けていません

皆さまこんにちは、角型フィルターの鉄人の酒井宏和です。
第13回目は、cokin 059 ソフトスターを、ご紹介いたします。

クリスマスイルミネーション。
実は、12月からスタートはなくて、ハロウィンが終わって11月上旬からスタート
するところが多いのです。
始まったばかりの方が、人も少ないですし、寒さも12月よりは落ち着いているので
写真撮影には最適な時期になります。

そこで、今回のフィルターは、この時期にぴったりなフィルターです。

こんな感じのボツボツした感じのフィルターです。

どんな感じになるかというと、こんな感じになります。
多分、1枚でこれだけの効果が得られるフィルターはないかなと思います。
ソフトフォーカス効果、クロフィルター効果、謎の丸ボケ。

謎の丸ボケは、特に強い光の点の周りに現れます。
弱い光の点は単にソフトフォーカス効果になります。

角型フィルターは重ねて取り付けができるのでご自分の好みで色々重ねても良いですが
このフィルターだと、1枚で色々な効果が得られます。
一番小さいAシリーズしか設定がないのが、惜しいところですが・・・。

 

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オオヤマナホの感動表現|ローコントラストで透明感ある秋色表現

Posted: 2017.11.08 Category: ソフトフィルター Comment: オオヤマナホの感動表現|ローコントラストで透明感ある秋色表現 はコメントを受け付けていません

みなさまこんにちは!オオヤマナホです。

今回はいつもの大きなフルサイズ一眼レフではなくてお手軽らくちんなミラーレス一眼と一緒に
公園にお散歩に行ってみました。
わたしの所有しているミラーレス用のレンズはフルサイズ換算で35㎜・90㎜・120㎜の3本所有しているのですが
それぞれに口径が違うのですよね。その中で一番大きなサイズ口径49㎜用のソフトフィルターを使って
撮影です。以前にも書いているように、口径の小さなサイズのレンズにはステップアップリングを使い大きな口径フィルターに合わせます。
例えば37㎜レンズを49㎜フィルターに合わせたい場合は「37㎜→49㎜」をご用意くださいね。
ステップダウンリングで小さいレンズにあわせてしまうと四隅にケラレが出てしまう可能性がありますのでご注意くださいね♪

ミラーレス用のフィルターはめーっちゃ小さいです。親指と人差し指で輪を作るぐらい!とってもかわいい手のひらサイズなので持ち運びも邪魔にはなりません。
かわいいとそれだけでもお写ん歩なんだかルンルンです♪
つけて撮ったり外して撮ったりしながら楽しく楽しく♪…今回は「ローコントラスト」で秋色を見て参りましょう。

【共通設定】
★絞り優先モード
★ISO80 
★焦点距離45㎜(35㎜換算90㎜)

①まずは順光の場合です
ローコントラスト

f4

②フィルターなし
f4


露出を明るめにしてみましょう。
違いがどうかわるかよーくみてみてくださいね♪

③ローコントラスト …f4


④フィルターなしf4

⑤半逆光だと…   ローコントラストf4


⑥フィルターなし f4


逆光の時はこんな表情になります。
全体的にコントラストを落として柔らかい表現をするのがこのフィルターの特徴ですが、
F4の固さがf2.8にすると被写界深度は浅くなりボケ感が増すことで柔らかくなりますよね。
ではさらにf2.8でフィルターなしとローコントラストの表現の差はどうなのかな???
という辺りをみてまいりましょう。
順序は「なしf4」→「なし f2.8」→「ローコントラスト2.8」です。

⑦フィルターなしf4
 

⑧フィルターなしf2.8だと・・・

⑨ローコントラスト f2.8


ここまで光の向き(順光→半逆光→逆光)でそれぞれ表情がどう変わるかをみてきました。
F値を下げることで柔らかな印象になるものですが、さらにローコントラストフィルターを使用することでその柔らかさはより一層
滑らかさが深まると感じています。
光を順光から逆光に徐々に変えていくことで表情がよりドラマチックに変わっていきますね。
撮影のフレーミングを意識する時、玉ボケ、前ボケ、後ろボケを効果的に感じながら自分自身の作画意図「何をどう撮りたいか」を
意識していけたらいいですよね♪ローコントラストを使用することで玉ボケも一回りふんわり感増します
今回のパンジーのロケーション逆光の場所はこんな感じでした。
後ろの木立のむこう側から日差し。葉に当たる光がとってもきらきらでした。これ、使いたい!!!( ̄▽ ̄)


その玉ボケを意識しつつ。ローコントラストの光を取り込んでの淡い色調を効果的にエアリーに表現したくなりました。
下の2カットはノーレタッチ。意識するのは露出補正を明るめに!

 

色づいてきた木々。見てみましょ!!

⑬フィルターなし f4


⑭ローコントラスト f4


色合いの差がわかりやすかったですね。
フィルターなしのはっきりとした色合いが淡くなっています。

⑮フィルターなしf2.8


⑯F2.8


ショッキングピンクの強い色合いがともすれば生々しさ毒々しい感じになってしまうのも…
ローコントラストをつけるだけで、違和感を感じない滑らかな柔らかさに変えられます。ローコントラスト「らしさ」的にはやはり露出はハイキーが
おススメです。

⑰フィルターなし f4


⑱F4

 

これはわかりやすいですね、
同じ葉を撮るときも光の角度を変えながら撮っていくとローコントラストがどこで生きてくるかがわかってきます。

⑲F4

秋の光の中に包まれる紅葉をイメージした⑲と⑳

⑳F4

ということでお送りしましたローコントラストで秋を楽しむのにはやはり光と仲良くなりましょう。
被写体の周りをぐるぐるまわりましょう。たったりすわったりすることで思いがけない煌めきの瞬間に出逢えるはず。
ローコントラストは光ととっても仲良しです。
秋を彩る紅や黄葉の葉と光のランデブー。どうぞ思いっきり楽しまれてみてはいかがでしょうか。

私がパンジーと仲良くなれたなと思った一枚はこちら~♪
「ひっかり♪ひっかり♪楽しいなぁ~♪」( ̄▽ ̄)ふふ
F2.8


ミラーレスカメラだとファインダー内を覗きながらフィルター効果をそのまま感じながら撮ることできますね♪
ぽかぽか陽気にはローコントラストを一枚忍ばせて是非お写ん歩に。
楽しい秋撮影の気づきになれば幸いです。

今回も最後までありがとうございました^^

 

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