そんななか機会があって使わせていただいたのがTokinaのAT-X 24-70mm F2.8 PRO FXである。結果から言えばやたらズームレンズから遠ざかっていた自分にとって有意義な出会いとなるレンズである。サードパーティーのレンズはやはり純正のレンズとの比較対象になりがちだが、同ズーム域のレンズラインナップの中でひと味違うが素晴らしい出来のレンズに仕上がっている。
第1回は、SAMYANG 10mm F2.8 ED AS NCS CSでの撮影についてはお話させていただきます。
SAMYANG 10mm F2.8 ED AS NCS CSはAPS-C機向けのレンズですので、カメラに装着した際の画角は35mm判で16mm相当となります。
明るさは開放でF2.8です。
35mm判フルサイズ向けの16-35mmF2.8といったプロ向けの超広角ズームの広角端に相当する数値スペックになっています。
16mm相当は、はっきりとした超広角であり、わかりやすいワイド感の伝えやすい画角です。
また、SAMYANG 10mm F2.8 ED AS NCS CSは単焦点レンズであるおかげで、絞り開放から解像力が高く、安心して使うことができるのが特徴です。
使用レンズ:SAMYANG 10mm F2.8 ED AS NCS CS
◎焦点距離:10mm(16mm相当) 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100 +1/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)
前の作例とほぼ同じ位置、同じ時間帯に撮影しているが、仕上がりはまったく違う
SAMYANG 10mm F2.8 ED AS NCS CSのような明るい単焦点の広角レンズは、星景や夜景、まだ日が昇る前の朝日の時間でも、絞り開放で安心して撮影できるので、昼間以外の風景撮影の幅を広げてくれます。
単焦点レンズの選択肢として、ぼける中望遠、寄れるマクロと同じように撮影可能な画角の幅を広げ、夜景や星景の撮影にぴったりな広角大口径レンズもぜひ検討してみてはどうでしょうか。
SAMYANG 10mm F2.8 ED AS NCS CSでの多く作例やレンズの使いこなしについては電子書籍
『Foton機種別作例集105 フォトグラファーの実写でレンズの実力を知る SAMYANG 10mm F2.8 ED AS NCS CS 機種別レポート』
https://www.amazon.co.jp/dp/B071RRF5Z4/
写真:齋藤千歳/編集:太田圭一・齋藤千歳 価格:330円
でも詳細に解説していますので、ぜひご覧ください。