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伊藤宏美の感動表現|秋色の列車を撮る

Posted: 2017.10.11 Category: Tokinaレンズ Comment: 伊藤宏美の感動表現|秋色の列車を撮る はコメントを受け付けていません

今年の夏は雨が多く、この日も雨でした。
午後から曇りの予報だったので、晴れるのを願って、上長瀞へ出かけました。

私の家から1時間ちょっとで行ける距離に、上長瀞の駅はあります。
ひさびさのお休みにちょこっと行くには、とっても良い場所です。
上長瀞で下車して荒川まで歩くと、荒川橋梁が見えてきます。

ここは、昔、受験勉強の時に’息抜き’という言い訳をして、友達と川下りにきた夏の思い出があります。
あの時は、まわりにあるもの全てが楽しかったなぁと思い出しながら岩に座っていると
たまに、お日様が雲の隙間から、水面をキラキラと輝かせてくれます。

何度も何度も「今だ!光って」と願いながら待っていると、
キラキラの水面の瞬間に貨物列車が走っていきました。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 PRO DX

焦点距離:20mm 絞り:F/11  シャッタースピード:1/2500秒 ISO200感度

こんなことをしていると、つい気分が上がり、なんとなく居心地がよくなり、
1日、この荒川橋梁の見える岩に座ってすごしました。
すると、この日は、雨あがりの素晴らしい夕焼けになりました。

受験勉強していたあの頃は、
なんでも出来そうなパワーに満ちていたけれど、
あの日の空が何色だったかなんて覚えていないし、夕焼けを待つような贅沢もしなかったなと思うと、大人も悪くないなと思いました。

そして、
素晴らしい夕焼けを残すことができて
写真をやっていて良かったなぁと思った瞬間でした。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 PRO DX

焦点距離:20mm 絞り:F/9  シャッタースピード:1/400秒 ISO400感度

帰り道、駅舎に戻ってみると、まだうっすらと夕焼けが残っていて、それも綺麗でした。

◎使用レンズ:AT-X 14-20 PRO DX

焦点距離:20mm 絞り:F/10  シャッタースピード:0.62秒 ISO100感度

 

この日は、AT-X 14-20 F2 PRO DXのレンズ1本で出かけたのですが、空いっぱいの作品を作るのにはとても良い選択でした。
陽がさす瞬間の水面のキラキラを狙う逆光の中、ハレーションもない仕上がりです。
隅の波や、石ころまでしっかりとした質感を表現できるのはAT-X 14-20 F2 PRO DXならではだと思います。

夕焼けが美しく、ブルー以外の発色もとても鮮やかで、美しい雲と雲の隙間から見える青がとても印象的な1枚に仕上がりました。また、シルエットの輪郭や窓越しに見える雲の描写力も素晴らしいです。
今回も、空を主役にたくさん入れたかったので、列車を画面の端に撮影したのですが、歪まずに撮影できました。
 
 
今回は秋空がテーマになりましたが、
別の日に今度はAT-X 12-28 PRO DXを持って東武鉄道 SL大樹を撮影しに行きました。

◎使用レンズ:AT-X 12-28 PRO DX

焦点距離:28mm 絞り:F/10  シャッタースピード:1/640秒 ISO800感度
 
この日も雨降りの日でしたが、雨粒がたくさんついた曼珠沙華がとても綺麗だったので、
主役は、SLでなく曼珠沙華にしました。
撮影していて、四季を感じた時、私は改めて
四季のはっきりした日本は素敵だなあ。と思います。
 
 
 
実はこの日は、秋色を探していたので、曼珠沙華の群生を見つけたとき、広角レンズを考えていました。
ところが、ここは、写したくないものも周りに多く、広角では難しい状況でした。
しかし、AT-X 12-28 PRO DXは標準域に届く28mmまでのズームも可能なので、画面を整理して撮りたいものを思ったとおりに撮るにはとても便利です。

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高木慎平の感動表現|LENS BABYで秋の花を撮る。

Posted: 2017.10.11 Category: LENSBABY Comment: 高木慎平の感動表現|LENS BABYで秋の花を撮る。 はコメントを受け付けていません

今回はLENS BABY Velvet56を持って、僕の大好きな長良公園に行ってきました。
この長良公園はいつも季節の花がたくさん咲いており、歩いているだけでも楽しい公園です。

普段、花だけを撮ることが少ない僕ですが、新しいレンズを手にするとなぜか花を撮りたくなります。

今回使用するLENS BABYは名前からして可愛いですね。撮影する写真も名前の通り、柔らかくふんわりとした写真が撮れました。

 
◎使用レンズ:LENS BABY Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/ 2 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度250

このレンズのボケ感はまるで水彩絵の具を溶かした様です。
いろとりどりの花の色が綺麗に混ざり合う一枚が撮れました。


◎使用レンズ:LENS BABY Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/ 2.8 シャッタースピード:1/1250秒 ISO感度250

F/2.8と少し絞りましたが、手前と奥の花が綺麗にボケました。ピントを合わせた部分もソフトな印象です。


◎使用レンズ:LENS BABY Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/ 1.8 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度250

マクロ撮影も可能なのでかなり近づいて撮影してみました。
柔らかい空気がマリーゴールドを包んでいるようです。

 
◎使用レンズ:LENS BABY Velvet 56
 焦点距離:56mm 絞り:F/ 2.8 シャッタースピード:1/1600秒 ISO感度250

撮影中、ちょうどモンシロチョウが華にとまってくれました。

LENS BABY Velved56 は花など植物を撮るのには楽しいレンズかもしれません。
このレンズの花が溶けていくような儚い雰囲気が僕は好きです。
次はこのレンズを使ってポートレートを撮影してみようと思います。

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zenの感動表現|単焦点レンズばかり使ってきたけど

Posted: 2017.10.11 Category: Tokinaレンズ Comment: zenの感動表現|単焦点レンズばかり使ってきたけど はコメントを受け付けていません

「写真の上達には使っているレンズが全て」とは言えないが、一方で「ズームレンズよりも単焦点レンズを使うべき」という文言はカメラをやっている方ならば一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。恐らくズームレンズのズーミングにばかり頼って写真が単調になる恐れがカメラを始めたての人にとっては起こりうるために、そのような説が出てきたのだと思われる。要は自分の脚を使って写真のパターンを稼ぐべきだと。

実際に私自身も無意識ながらその言葉に従いながらカメラをやってきた節はあって、手持ちのレンズはもっぱら単焦点ばかり。ズームレンズの購入を意図的に避けていたわけではないが、気付けばズームレンズは使う機会はまだしも購入する機会は少なかった。

そんななか機会があって使わせていただいたのがTokinaのAT-X 24-70mm F2.8 PRO FXである。結果から言えばやたらズームレンズから遠ざかっていた自分にとって有意義な出会いとなるレンズである。サードパーティーのレンズはやはり純正のレンズとの比較対象になりがちだが、同ズーム域のレンズラインナップの中でひと味違うが素晴らしい出来のレンズに仕上がっている。

本記事では描写などの性能面以上に、外観を中心とした機能面での個人的な所感を述べたいと思う。


届いてまず思ったのが重量感があるレンズである。実際の質量は1,010g。他社メーカーの24-70mmレンズと比較しても若干重たい部類には入るものの、外観の造りは高級感がある。一眼レフを構えて撮るようなときはしっかりカメラバッグに必要備品を取り込んでいく筆者にとってはあまり気にならない点だが、携帯性や俊敏性を求めているカメラマンにとってはやや懸念されるかもしれない。

サイズ感に関してどのレンズと比較したら読者の方々は分かりやすいだろうかと考えたところ、各々で所持しているメーカーも異なることを考慮して身近なiPhone7plusで簡易的に比較した。35mm側でレンズは伸長するが、どちらにしても手軽なサイズ感である問題はないと思われる。付属の花形のレンズフードも接合部分含め造りはしっかりしており

(参考)iPhone7plusの全長:158.2mm

広角側(24mm)との比較

望遠側(70mm)との比較

ズームリング及びフォーカスリングについては筆舌に尽くし難いが、固すぎず非常にしっかりしており、うっかり触れてしまった時にずれてしまうようなことはまずない。Tokinaの細かなこだわりを感じた部分でもあった。
 
さらに筆者が驚いたのは、ワンタッチ・フォーカスクラッチ機構。AFポジションとMFポジションの切り替え方は一般のレンズは小さなスイッチ式であるが、当レンズはフォーカスリングを前後に移動させることで行う。慣れを要する機能かもしれないが、ファインダーを覗きながらAF⇔MFの切り替えを行う際に小さなスイッチ式では左手が迷子になることがあるが本機能ではそれが格段に減る。AFの後にMFでピントを追い込む撮影をする機会が多いカメラマンにとっては撮影速度の向上に繋がるだろう。


 


【総評】
今回は外観及び機能面でのレビューに留まるが、肝心の当レンズによる写真及びその描写や性能は次回の記事でじっくり行うこととする。しかし、当レンズは若干重量感はあるものの外観及び機能面に不満はない。サードパーティーのレンズが純正のレンズよりも劣っているという概念が近年崩れてきているが、まさにその実感が次回述べる性能面含めて感じられるような1本のレンズをTokinaは仕上げてきたように思える。同ズーム領域のレンズの購入を考えているカメラマンにはぜひこのレンズを薦めたい。

 

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酒井宏和の感動表現|第10回目はcokinのcokinのEVO フィルターホルダーを、ご紹介いたします。

Posted: 2017.10.11 Category: 角型フィルター Comment: 酒井宏和の感動表現|第10回目はcokinのcokinのEVO フィルターホルダーを、ご紹介いたします。 はコメントを受け付けていません

皆さまこんにちは、角型フィルターの鉄人の酒井宏和です。
第10回目はcokinのEVO フィルターホルダーを、ご紹介します。
今回撮影しているのはLサイズです。

第6回でスタンダードなPシリーズフォルダーをご紹介しましたが、今回は高性能バージョンで新商品です。
今回のEVO フィルターホルダーは金属製でしっかりしていますし、色々考えられた構造になっています。
その辺をご紹介して行きます。

リングをレンズにつけておくのはPシリーズフォルダーと同じですが、リングはEVO専用品です。
そしてスライドして装着します。

一つ目の違い、EVO フィルターホルダーは、上から装着だけではなくて、下から装着も脱着も可能です。
とてもスムーズに装着が出来ます。

角型フィルターの装着自体は同じような感じです。基本的に上から差し込みます。

二つ目の違い、遮光性能があります。前後の軍艦部分で光をカット、実は角型フィルターは
直上の光に弱いのですが、それも対策、1mmぐらいのスポンジ状のものがフィルターとフォルダーの間を埋めます。

三つ目の違い、前面にPLフィルターを装着出来ます。全面にPLフィルターがつくと回す作業がしやすいです。
105mmのフィルターネジが切ってあるので、PLフィルター以外も装着は可能です。

四つめの違い、改造できます。
初期状態だと、角型フィルター2枚と全面に丸型フィルターが装着可能です。
後ろの金色のネジは手で外れるので、外すと、フィルターの枚数を減らしたり増やしたり
丸型フォルターをつける部分を外したりすることも可能です。

Pシリーズフォルダーでも撮影は可能ですが、こだわり派の方にはこのようなフォルダーもご用意があります。

 

説明

色々考えられて設計されている、こだわり派の角型フィルターフォルダー!!
なんか、見たみもすごくかっこいいです。

おすすめ

cokinのEVO フィルターホルダーL
 

酒井宏和の感動表現|第10回目はcokinのcokinのEVO フィルターホルダーを、ご紹介いたします。 はコメントを受け付けていません

オオヤマナホの感動表現|ローコントラストのニュアンス~風と光と~

Posted: 2017.10.11 Category: ソフトフィルター Comment: オオヤマナホの感動表現|ローコントラストのニュアンス~風と光と~ はコメントを受け付けていません

みなさまこんにちは!オオヤマナホです。
一気に涼しくなりましたがお風邪など体調崩されてませんか?

「わたし!崩してます!」(…って自慢か?(笑)胸張って言うことじゃなかったですね。。、)
ティッシュを小脇に抱えてお送りする今回はローコントラストNO.1の登場です。
スペックはこちらからご確認くださいね…★

ローコントラストはデュート・ブラックミストと同じく写真にニュアンスを与える
フィルターだと私は考えています。
フォギーやプロソフトンのような明らかなるふわふわ感ではないので使いやすいフィルターではないでしょうか。
私の出張撮影の現場。七五三のお写真にはコントラストのはっきりした作品を意識しながら撮影しています。
しかし、家族写真ではどちらかというと、風と光の中にふんわり遊ぶようなエアリーな感じに撮りたいなと!
そんなお写真に仕上げたい貴方におすすめしたいのが今回の「ローコントラストNO.1」なのです。
言葉で表現するよりも見るに限りますね!!
でわっ!!!写真を見ていきましょう。

今回はまずはストロボ発光の場合の画像比較からになります。

⦁    フィルターなし(ストロボ発光。1/200、f4.0 ISO200 )

⦁    

ストロボ光らせました感出てるでしょ?
光が顔のテカりになってしまっているのがわたしとっても気になります。
モデルさんに申し訳ないし。この写真は「ねえねえ見てみて!こんな風に撮れたよ~~~!」とは
言えないな。。顔に影を落としたくなかったのでのストロボ発光でしたが私の欲しい質感とは違ってたんですよね。

ここでローコントラストの出番です。
ストロボ発光させつつ、どのような表現となるのか。。。みてみると。

⦁    ローコントラスト

⦁    


うわっ!!
こ、これって!!!!・・・左上の差し込む光はフレア感もあり。顔のテカりも消えています。
わたす。。(←思わず訛ったわ(;´・ω・))
これ撮ってモデルさんに「みてみて!」って(無理矢理)魅せちゃいました(←またまた勝手に誤変換(笑)

⦁    の瞳の中には明らかにキャッチライトの白い点。③のほうも拡大してみるとキャッチライトがわかります。
両方ともストロボをつかっているのに、こんなに画像全体も女性の肌の質感もうっすらとベールをかけたような淡い感じにかわっているのです。
(カバンから)
「取って」「回して」「つけるだけ」
たったこれだけのことを撮影現場でするだけでその場で写真のクオリティが上がります!!!
レタッチしなくても十分イケてます!

ストロボを使わない屋外ポートレートを見てみましょう。

⦁    自然光ストロボなし(1/100 f5.6 ISO800 35㎜)

こんな感じに撮ったフィルターなしの画像を自宅パソコンで…
下の画像のように整えていませんか?

⦁    ローコントラスト(1/125 f4.0 ISO800  140㎜)

⦁    ローコントラスト(1/125 f4.0 ISO800  155㎜)

⦁    ローコントラスト(1/125 f4.0 ISO800 135㎜)

⦁    ローコントラスト(1/125 f4.0 ISO800  120㎜)

撮影する方向が⑥⑦は一緒⑧⑨は一緒です。ひかりの向きが雰囲気の差にでているみたいですね!
撮って出しノーレタッチでこの表現力があるので、ノーフィルターで撮ってからこの質感にしている方にとってはレタッチの手間もなく
撮影現場でご自身の作風をモデルさんと共有することが可能となるわけです。

「簡単」「便利」「つけるだけ」でしょでしょ(´∀`*)ウフフ
感動と共感を現場で。
まずは撮影者であるご自身が撮影を楽しむことができるのがフィルターワークの最大のメリットではないでしょうか。
被写体さんと現場で「楽しさ」を共有して作品作りを高めていきましょう!

今度は私の好きな屋内・窓辺の自然光。ストロボなしでみてみます。
⦁    なし(1/40  f2.8  ISO100 40mm )
        

⦁    ローコントラスト(1/60 f2.8 ISO100  45㎜)


⦁    ローコントラスト(1/125 f2.8 ISO100 50㎜)


窓辺で光やわらかなのでフィルターなくても優しいラインですがローコントラストつけるとさらに柔らか効果倍増になっていますね。

⦁    フィルターなし(1/60 f2.8 ISO100 35㎜)

⦁    ローコントラスト(1/200 f2.8 40mm ISO100 )

⦁    ローコントラスト(1/60 f2.8 ISO100 36㎜)

いかがでしたか?
フォギーやプロソフトンのような「目に見えるわかりやすい」効果ではなく「感じる」効果のローコントラストですが
貴方の撮る写真に雰囲気(ニュアンス)を与えることは間違いありません。
彩度のコントラストを抑えて柔らかさを与えるローコントラスト表現試してみてくださいね!

わたしは秋の海にこのローコントラストフィルターもって遊びに行ってきたいと思ってます(*´艸`*)
最後までありがとうございました~!

 

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