ブログ

Blog

伊藤宏美の感動表現|天空の駅 宇都井駅を撮る

Posted: 2017.09.27 Category: Tokinaレンズ Comment: 伊藤宏美の感動表現|天空の駅 宇都井駅を撮る はコメントを受け付けていません

広島県三次駅から、島根県の江津駅を繋ぐ三江線に「天空の駅」と呼ばれる宇都井駅があります。

この駅は、山と山の間にあるのどかな里山の中にあります。

 

使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO FX

◎焦点距離:18mm 絞り:F/ 7.1 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:200 

 

広角レンズでこういった全景的な撮影をすると、周辺が、もやっとした描写になりそうですが

このレンズは稲や山の木の葉までくっきり写せます。

また、濃いグリーンの中に白い駅で難しい状況にもかかわらず、カラーバランスは豊かな諧調を表現できました。

 

宇都井駅はトンネルとトンネルの間にある高さ20mのところにあります。

団地のようなこの駅は、116段の階段を上るとホームに上がる事ができ

下から見上げた宇都井駅はとても迫力を感じました。

使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO FX

◎焦点距離:15mm 絞り:F/ 10 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:200 

 

こういう場所では、広角レンズが大活躍します。

広角レンズで近寄って下から見上げて撮影する事で迫力を表現してみました。

こういった撮影で、広角ズームレンズを使うと、ものすごくパースがついて建物の形が変わってしまいがちですが、

このレンズは、パースがつきすぎることなく、力強さを表現できました。

使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO FX

◎焦点距離:14mm 絞り:F/ 10 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:200 

 

 

116段の階段を登るのは、へとへとになるのですが、

踊り場には、「あと○段」という手書きの貼りり紙がしてあります。

 

階段を上りきると、踊り場が待合室になっていて

ゴールには絶景が待っています。

窓からさす光りも、なんとなくこころに残るそんな駅でした。

 

利用者は少ないかもしれませんが、駅には駅ノートが置いてあり、駅ノートを楽しみにしている人たちも確実にいます。

この駅に、訪れた人たちの思いや、住民のあたたかいこころ遣いを感じました。

 

使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO FX

◎焦点距離:19mm 絞り:F/ 10 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:800 

 

私は、この待合室と、ここから見える里山の風景を写真に残そうと思いました。

限られたスペース内での撮影でしたが、四隅に向けて大きく引っ張られる歪みも少なく、思い通りの仕上がりになりました。

もともとの描写力が優れたレンズなので、F10まで絞り込むと、かなり距離のある家々までシャープに撮影できます。

使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO FX

◎焦点距離:18mm 絞り:F/ 8 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:400 

 

三江線の絶景は山から川まで続いています。

この写真は、光の当たり方が前後で分かれる難しい状態でしたが、グリーンだけで様々な色味のコントラストを表現でき、

味わい深い奥行きのある仕上がりになりました。

 

列車の中から絶景が見られるうちに、また、三江線に乗りに行こうと思います。

 

伊藤宏美の感動表現|天空の駅 宇都井駅を撮る はコメントを受け付けていません

酒井宏和の感動表現|第8回目はcokinのNUANCES NDフィルターをご紹介します。

Posted: 2017.09.27 Category: 角型フィルター Comment: 酒井宏和の感動表現|第8回目はcokinのNUANCES NDフィルターをご紹介します。 はコメントを受け付けていません

皆さまこんにちは、角型フィルターの鉄人の酒井宏和です。
第8回目はcokinのNUANCES NDフィルターをご紹介します。

NDフィルターも角型フィルターも販売されています。
光の量を制限してシャッタースピードを遅くするフィルターです。
ND4、ND8、ND16と、数字が大きくなるほど色が濃くなって行きます。
数字が2倍になると濃さが2倍になり、通る光の量が半分になります。

個人的には、NUANCES ND8、ND32、ND1024の3枚をいつも持ち歩いています。

NDフィルターには、種類や使い方がいろいろあるので、数回に分けてご説明して行きます。



角型フィルターはフィルターを差し込むだけなので、丸型のようにねじ込む必要がなく交換が簡単です。
設定はそのままで、NDフィルターを差し替えて、シャッタースピードを調整してみました。

最初になにを買ったら良いのか?
というのをよく聞かれるのですが、最初はND8がオススメかと思います。

ND8の場合は、上記の写真のように暗い渓流等で水の流れをコントロールするときに使います。
が、明るいと物足りな場合があるので、ND32と2枚購入しておくといろいろ対応できる幅が広がります。

酒井宏和の感動表現|第8回目はcokinのNUANCES NDフィルターをご紹介します。 はコメントを受け付けていません

オオヤマナホの感動表現|ブラックミストがなぜ好きなのか

Posted: 2017.09.27 Category: ソフトフィルター Comment: オオヤマナホの感動表現|ブラックミストがなぜ好きなのか はコメントを受け付けていません

みなさまこんにちは!オオヤマナホです。

いよいよブラックミストの登場となりました。
セミナー会場、お友達等々あちらこちらでおススメしています。
わたしがあまりにも「イイよ!」というからでしょうか。
ブラックミストのことを知ったカメラマンさんは(つい)買ってみちゃうんですよね。
いやいやいやいや。「つい買ってしまう」だなんてことはなくて、みなさんなにかの「気づき」や
カメラマンとしての作品作りへの好奇心をくすぐられるのかもしれません。

どうして試してみたくなるのか
ブラックミストの魅力を探ってまいりましょう。

先ずはフィルターなしの画像をみてみましょう
 
(1/250 f2.2 ISO100 35㎜)
 
(1/400 f2.0 ISO100 35㎜)
 
 
(1/60 f4.0 ISO1600 35㎜)

撮影時の状況(時間・天気・季節)によって写真は変わってきます。同じカメラの設定で同じ場所で撮っても違う。
特にポートレートの現場では被写体のほんの少しの顔の角度でも印象はぐっとちがってくるわけです。
撮った画像のその後の取り扱い方(仕上げ)はひとそれぞれ。レタッチソフトを使い自分の好みのクオリティまで加工をするという
楽しみ方もあれば、撮ったままが自分にとっての完結。そのまま何も手を加えないで写真店でプリントするという方もセミナー会場にいらっしゃるお客様の声として
たくさん伺っています。
「写真を作品にする」
そこをゴールとするときにできることなら手間をかけずに自分の求める質感・クオリティに持っていきたいものです。
先日、とある撮影ワークショップに生徒として参加させていただきました。
その時、自分の撮った写真を一枚みんなの前で講評していただくわけですが、モニターに映った自分の撮影データはそこがすべてです。
光と影のバランスも、構図も自分が撮ったその場がすべて。
「あとからここをトリミングして光と影のバランスをこうして。コントラストをあげて・・・」といったところでそれは先生やほかの参加者の方には
伝わらない。現場でどこまで自分自身の撮影を完結できるか。そこを改めて感じたわけです。
話がずれました。戻しますね。
「写真を作品にする」
「撮った現場でクオリティをあげる」
撮影者としての一番大事な姿勢はここではないかなと思っています。
ポートレート撮影の現場では特に肌の質感は気になります。肌の滑らかさ、ほうれいせんや小皺に落ちる影…。
カメラの解像度が上がると本当は見せたくない部分までも「しっかり」出てしまうのは難。
それは後からレタッチ!
ではなくて、「現場でクオリティをあげる」ことができるのが…
そうです。
ブラックミストNO.1
細かなレタッチ技術を使わなくてもそれを使ったのと同じレベルに柔らかく自然に仕上げることができるのがブラックミストの良さだと
感じています。

「簡単に」「綺麗に」撮ったその場でクオリティを高めることができる!
フォギーやソフトンのような「いかにも効果入れています」感を持たせるわけではなく写真の隠し味的に使うことができる。
このあたりがさすがのNO.1たる風格…(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪

ではフィルターあり・なしで比較していきましょう。

1フィルターなし


 

2ブラックミスト

3フィルターなし
 
4ブラックミスト

5フィルターなし

6ブラックミスト

7なし
 
8ブラックミスト

9なし

10ブラックミスト

11なし
(f2.8 1/1250 ISO1000 123㎜)

12ブラックミスト
(f2.8 1/200 ISO100 70㎜)

13なし

14ブラックミスト

肌の滑らかさや全体の空気感いかがでしょうか?

次に露出を変えながら表情の違いを見ていきましょう。
アンダーから3段階に分けて写真の質感をみていきます。
光と影。明るいところと暗いところに注目しながらみていってください。

フィルターなし
(f2.8 1/250 ISO100  35㎜)
15
 
16
 
17

ブラックミスト
(1/1600 f2.2 ISO100  35㎜)
18
 
19
 
20

ブラックミスト
(1/1600 f2.2 ISO100  35㎜)
21
 
22
 
23

ブラックミストの特徴は「黒を上げる」「暗部をあげる」「黒つぶれしない」
「コントラストを弱めている」といえるでしょう。
写真21~23で男性の構えているカメラとその腕の光が拡散されていますね。小物を印象的に表すことができると思います。
これまでご紹介してきたふんわり系ソフトフィルターは露出をハイキー方向でふんわり感が増しておススメでしたが、
今回のブラックミストに関しては
ハイキーしすぎないアンダーなところも含まれているような画像。アンダーな画像におススメです。
仕上がりの中に暗部をあげ、肌の滑らかさを整え、光を拡散するふわっとしすぎないふんわり感。画像から感じてみてください。

最後にもう一つハイキー仕上げのブラックミストとプロソフトンの画像比較です

ブラックミスト
(f2.8 1/400 ISO100  130㎜)
24
 
25

プロソフトンA
(f2.8 1/250 ISO100  102㎜)
26

明るい光の中で「ふんわりやさしく」表現するにはやはりプロソフトンやフォギーがかわいくできますね。

★ライブ撮影にブラックミストを使い始めてから「めちゃイイ!」との声
★写真館経営のユーザーさんは常用フィルターとして気に入って使っている
などなどのお声もいただいています!

「自分の手の内こっそりアイテムにブラックミスト」
「誰が何と言おうとブラックミスト」
「あまりヒトには教えたくないのがブラックミスト」(笑)

ということで、大好きブラックミストのご紹介でした!

「ブラックミスト~~~!ナンバーワ~ン!!!(・∀・)ニヤニヤ」

今回も最後まで読んでくださってありがとうございました!

オオヤマナホの感動表現|ブラックミストがなぜ好きなのか はコメントを受け付けていません