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馬場 亮太の感動表現|FiRIN 20mmで切り取る八丈島への旅、その1。

Posted: 2017.09.20 Category: Tokinaレンズ Comment: 馬場 亮太の感動表現|FiRIN 20mmで切り取る八丈島への旅、その1。 はコメントを受け付けていません

使用レンズ:Tokina FíRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/ 9.0 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100 

 

前回の予告通り、やっと自分のルーツがある八丈島へ行くことが出来たので、FiRIN 20mm FE MFで撮った写真を数回に分けてお見せしようと思う。子どもの頃は毎年夏休み、大体7月後半〜8月頃に八丈島を訪れていたが、今回は9月という台風シーズンでの渡航になるため、天候を数週間前から心配していた。が、幸いにして予定していた2日間は晴れの予報。帰省とは違い、写真を撮ることを目的に八丈島に行くのは今回が初めて。夏休みが終わったにも関わらず、竹芝桟橋には大勢の乗客が集まり、期待感のある旅の始まりになった。

使用レンズ:Tokina FíRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/ 2 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:2000 

東京・竹芝桟橋を22時30分に出航した橘丸は、5時に三宅島、6時前に御蔵島に寄った後、8時50分に八丈島に到着する約10時間の船旅。静かに寝ていれば八丈島に到着するが、三宅島に到着した汽笛と船内アナウンスで起こされる。三宅島に到着した時はまだ日が昇っておらず、暗がりの中、職員がタラップを船に寄せていた。

使用レンズ:Tokina FíRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/ 5.6 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:1600 

三宅島を離れる橘丸の甲板より。ちょうど朝日が昇りはじめ、御蔵島までの約1時間が一番美しい時間になる。トップで飾った御蔵島と朝日を一緒に納めた写真のように、美しい光景が見られる時間帯なのに、甲板には数えるほどしか人はいない。

 

使用レンズ:Tokina FíRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/ 9 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:100 
御蔵島を離れる頃には太陽も上がり、青空と海に浮かぶ美しい御蔵島の姿を見ることができた。御蔵島周辺にはミナミハンドウイルカが生息しているとのことので、一生懸命探してみたが残念ながら見あたらない。

使用レンズ:Tokina FíRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/ 9 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100 
東京〜三宅島〜御蔵島〜八丈島間を運航する橘丸は黄色(オフィシャル的には黄土色らしいが)とオリーブ色の船体が鮮やかな2014年就航の貨客船。最新の船らしく、エレベーターがあったり非常に清潔感がある船内。しかし、流れの早い黒潮の上を通るため、船体が大きく揺れるのは昔乗っていた船とあまり変わらない印象だ。

 

使用レンズ:Tokina FíRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/ 13 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100 
8時を越えるとやっと八丈島が見えてくる。左側が八丈島、右が無人島の八丈小島だ。
甲板からの撮影が何が大変かと言うと、飛んでくる潮がカメラやレンズに付いてベタ付くことと、船が揺れるため水平を取るのがとにかく難しいこと。なので、あえて水平が取れていない写真を選んでみた。

 


◎焦点距離:20mm F8 1/500 ISO100
八丈島の底土港に到着し迎えの車を待っていたら、八丈富士の上空に飛行機が飛んでいた。ちょうど八丈島から東京に向かう1便だ。飛行機なら40分で到着するが、船は10時間。近いようで遠いのが八丈島。

八丈島に到着するまでの課程で色々撮るものがあったので、八丈島の写真が少なくなってしまったが、それは次回以降で。船上では美しい朝日のおかげで夢中でシャッターを切ったのは良かったが、いざ落ち着くと船酔いしている自分に気づき、三宅島〜八丈島までの小一時間ぐったりしてしまった。また、波しぶきが激しく、撮影に使った機材に飛んだ潮を拭き取るのにも一苦労。「鳥も通わぬ八丈島」と謳われ、かつては流刑の地だった八丈島への船旅は少ししんどいスタートになった。。


◎焦点距離:20mm F8 1/200 ISO100

昔から絵はがきなどでも使われる撮影スポット、大坂トンネル展望台から望む八丈富士と八丈小島。八丈小島というフォトジェニックな被写体のおかげで、特徴的な光景を写真におさめることができるのが八丈島の良いところ。ぜひ良いカメラとレンズを片手に訪れて欲しい。

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國政寛の感動表現|「マクロレンズで秋の虫たちを思い描くイメージに撮影しよう!」

Posted: 2017.09.20 Category: マクロ撮影 Comment: 國政寛の感動表現|「マクロレンズで秋の虫たちを思い描くイメージに撮影しよう!」 はコメントを受け付けていません

『こっそり』


~こっそり隠れて見てないで
 こっちでいっしょに遊ぼうよ~

 

花を撮影していたら、虫がひょっこり現れた!
せっかく花を撮ってるのに邪魔だなぁ……。なんて思ってはいけません!
花と虫、とっても素敵なコラボです。ぜひ一緒に撮らせてもらいましょう。

でも、虫を見つけたからといって慌ててカメラを構えたりしないでくださいね。
最初はこちらを警戒しているので、ちょっと動いただけでびっくりしてすぐ逃げてしまいます。
なので、「大丈夫だよ、何もしないよ~」って心の中で言いながら、そ~っと動きましょう。
そのときに大事なのは、虫の目線になること。
体勢を低くして、虫や花たちと目線の高さを合わせます。
そして花になったつもりで、しばらくその場でじっと周囲と同化してみてください。
そのうち虫くんも「な~んだ、こいつも仲間か」って感じで一緒に遊んでくれるようになりますよ。

AT-X M100 PRO Dは焦点距離100mmのマクロレンズです。
虫を撮るときは、逃げられないように少し離れた場所から撮ることが多くなります。
すると100mmではあまり大きく撮れないので、ちょっと物足りなく感じることも。
そんなときは、APS-Cのカメラを使って撮影しましょう。
焦点距離が約1.5倍に伸びて、150mm前後の望遠マクロのように使えますよ!
先ほどのセセリ蝶の写真も、APS-Cのカメラで撮影しました。

ところで、蝶やミツバチ、トンボなど、飛んでいる虫を撮るのは大変ですよね。
動きが速いのでカメラで追いかけようとしてもとても追いつかない。
ましてやピントを合わせるなんて無理無理……。

でも諦めるのはまだ早い!
虫たちの動きをよ~く観察してみましょう。
すると、だんだん行動パターンが見えてきます。
蝶もトンボも、一旦飛び去っても何度も同じ花に戻ってくることがあります。
「次はまたこの花に来るはず……。」と先読みしてピントを置いて待ち構えていればバッチリ撮れますよ!

可愛い虫をマクロで撮っていると、ついつい寄って大きく撮りたくなってしまいますね。
でもその虫をどんなふうに撮りたいのか?
それによって写す大きさにも工夫が必要なんです。

『見たな~!』

~鋭い眼光突き刺さる
 僕も負けじとにらめっこ~

花の葉や蔓が密集しているところにまぎれて、カマキリがこっちをじっと睨んでいました。
カマキリは気が強いのか、多少近づいてもすぐに逃げ出したりはしません。
ここは思い切って寄って撮ってみました。
こうして大きく撮るとカマキリらしい迫力が出ますよね!
さらに少し下から見上げるように撮ることで、威圧感が増すような構図にしています。

一方、小さな可愛いセセリ蝶。
こんな子は、やっぱり可愛く表現したいですよね。
そう思ったら少しカメラを引いて、画面の中で小さめに配置しましょう。

『こんにちは』

~つぶらな瞳でごあいさつ
 一緒に遊んでくれるかな?~
 
小さく写すことで、可愛らしいイメージが表現できました。

このように写す大きさによって、可愛いイメージにしたり、迫力あるイメージにしたり、撮りたいイメージに合わせた表現ができるんです。

『新しい空』

~古い自分を脱ぎ捨てて
 心ワクワク羽ばたいた
 新しい空に向かって~

木の枝にセミの抜け殻を見つけました。
小さく配置することで、夏の終わりのちょっと寂しい気持ちを表現しています。
それと同時に、背景の空間に円ボケを入れて、このセミが大きな世界へ飛び立っていったワクワク感も表現したいと思いました。
このように、光の円ボケは希望だとかワクワク感を表現するのにぴったりです。

『羽ばたこう』

~明日の空へと
 羽を広げて~

こちらの黒いアゲハ蝶。
正面から撮りたいところですが、残念ながらこっちを向いてくれません。
そこで、蝶の向いている方を大きく開けて円ボケを入れ、これから大空に飛び立っていく姿をイメージしています。

『おとぼけくん』

~とぼけた顔したお調子者が
 いたずらしようとほくそ笑む~

寝っ転がって撮影していると、バッタ君がこちらを見ているのに気づきました。
ちょっととぼけた感じで愛嬌のある顔ですね。
やはりバッタ君は、この愛らしい表情を活かした撮影をしたいもの。
真正面から捉えて背景や体までボカし、表情に視線が集まるようにしています。

これからの季節、花だけでなく虫たちも元気に動き出します。
この機会にいろいろな虫たちの表情を撮ってみませんか?

 

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光川十洋の感動表現|「たそがれスナップ」

Posted: 2017.09.20 Category: Tokinaレンズ Comment: 光川十洋の感動表現|「たそがれスナップ」 はコメントを受け付けていません

マジックアワーは、風景写真を撮るときには、魅力的な時間帯です。しかし、たそがれ時のスナップ写真は昼間よりずっと難しいため、多くの人は半ばあきらめていると思われます。最近のデジタルカメラの進歩によって、ISO感度を少し上げてもきれいな画像を得ることが可能となりました。ところがむやみにISO6400にして、例えば1/250秒でスナップするのは考えものです。では、どんなレンズで、どう設定すればよいでしょうか。 

 

ここで便利なのが、スナップに適しているワイドズームレンズの利用です。しかも、どの焦点距離を使っても、大口径の明るい「開放F値2」は強い味方となります。自分がブレないと思う1/30秒を基準に、絞りF2と決めて、Mモードで撮影します。タイミングが重要なスナップ撮影では、明るい場所や暗い場所ごとに、適正露出を求めてシャッタースピードを変える手間は困りものです。ここでご提案するのが、「ISOオート」の利用です。ベテランほど、ISOは目的によって固定して撮るものですが、感度を少し上げても安心感があるので、「ISOオート」ならば暗くなってからの撮影も快適となります。絞り開放で撮影する場合、ピント位置が甘くなる心配がありますが、暗くなったときでもAF(オートフォーカス)を利用してみたところ、F2ですべて以下のような作例を撮ることができました。 

 

さらにカメラの種類によっては、Mモードでありながら、マイナス補正がきくデジタル一眼カメラがあります。今回はこれらの機能を利用して、明るい時から暗くなるまで刻々と暗さが変わり、照明のバラエティのある横浜の赤レンガパークでスナップを試みてみました。 

 

 

暗くなってきても、多くの人たちがポケモンGOに夢中です。この日は、「ピカチュウ大量発生チュウ」のイベントもあり、ポケモンがいつもより多く発生したり、日本では見ることができない「バリヤード」が特別に出現したりしてにぎわっています。(一部顔をぼかしました) 

◎使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX 

焦点距離:15mm 絞り:F/2  シャッタースピード:1/50秒 ISO感度100   -2/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影) 

 

「ポケストップ」のオブジェが人気です。コスチュームを楽しみ、ポケモンGOを楽しんで、工夫をした演技の記念写真を撮っていました。 

◎使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX 

焦点距離:20mm 絞り:F/2  シャッタースピード:1/125秒 ISO感度100   (APS-Cサイズカメラで撮影) 

 

砂浜やハンモックを設置したイベント会場に強い海風が吹き抜けます。スローシャッターにして、はためいている感じを表現しました。たそがれ時の曇り空の色と、電球の暖色が交差しています。オートホワイトバランス(AWB)を利用しました。 

 

◎使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX 

焦点距離:14mm 絞り:F/2  シャッタースピード:1/15秒 ISO感度220   (APS-Cサイズカメラで撮影) 

 

ピカチュウを楽しんでいる兄妹が、足元の光と戯れて、ほほえましい光景です。こまめによく動くので、多く撮影した中から人の位置がいいものをセレクトします。 

◎使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX 

焦点距離:14mm 絞り:F/2  シャッタースピード:1/30秒 ISO感度560   -2/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影) 

 

ライトの色光が子供たちの動きに合わせてフォトジェニックです。横浜みなとみらい地区のビルを背景に、走り回る子供たちの動感を出すように、手持ちでも1/15秒の撮影。たそがれスナップは感動的な味わいが出ます。 

◎使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX 

焦点距離:19mm 絞り:F/2  シャッタースピード:1/15秒 ISO感度2500   -1補正(APS-Cサイズカメラで撮影) 

 

かなり暗くなってからの撮影ですが、二人の心を汲んで、マイナス1補正で夕暮れ感が出ました。20mmというワイドでも、大口径F2効果で背景の大型客船の灯りが、美しい丸ボケとなって感動表現となりました。 

◎使用レンズ:Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX 

焦点距離:20mm 絞り:F/2  シャッタースピード:1/30秒 ISO感度5000   -1補正(APS-Cサイズカメラで撮影) 

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