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伊藤宏美の感動表現|リフォーム前の銚子電鉄を撮る

Posted: 2017.08.30 Category: Tokinaレンズ Comment: 伊藤宏美の感動表現|リフォーム前の銚子電鉄を撮る はコメントを受け付けていません

今回は、本銚子駅が24時間TV内でリフォームされると聞き、銚子電鉄にやってきました。

朝から、雨予報だったので、レンズは広角ズームから標準ズームまで撮影できるズーム比の高いAT-X 12-28 PRO DXに決めました。

撮影環境によってレンズ交換をするのが難しい状況では、このズーム幅はとても使いやすいです。

 

本銚子駅は築94年の木造平屋建てでとても渋い素敵な駅舎です。

待っていると、さっそく、この駅舎に似合う渋い車輌がやってきました。

 

◎使用レンズ:Tokina AT-X 12-28 PRO DX

 焦点距離:28mm 絞り:F/ 8 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度3200

 

94年間、行きかう人たちを見送り、出迎えてきた改札口もだいぶ年をとっています。

駅舎にはすでに、リフォームのお知らせの張り紙が貼ってありました。

 

待合室の椅子にはダンボールが敷かれていて、

「ヒロミさんすてきな駅にしてください」などリフォームをするタレントのヒロミさんへのメッセージがたくさんありました。

メッセージだけを写しても、どこに書かれたものか伝わりませんが、

広角レンズを使い車輌を写す事で、駅だということが伝わります。

 

◎使用レンズ:Tokina AT-X 12-28 PRO DX

 焦点距離:12mm 絞り:F/ 10 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度1600

 

子供たちのメッセージや、可愛い絵、時刻表の書かれた黒板が貼られ、愛され大事にされてきたぬくもりのある待合室。

歴史ある本銚子の駅舎の良いところは残したリフォームになるといいなあと思いました。

 

◎使用レンズ:Tokina AT-X 12-28 PRO DX

 焦点距離:12mm 絞り:F/ 4 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度1600

 

この日も、素敵な駅舎を、リフォーム前にひと目見ようと、たくさんの人たちが訪れていました。

 

◎使用レンズ:Tokina AT-X 12-28 PRO DX

 焦点距離:28mm 絞り:F/ 8 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度1600

 

 

最後は外川駅に立ち寄りました。

今年は雨が続きましたが、この日も夜から雨降り。 

でも、ストロボを光らせる事で、真っ暗な夜空がキラキラと瞬いてくれました。

 

マルチコーティングのおかげで、駅舎の明かりが入ってもゴーストやフレアを軽減してくれるので安心して街灯や駅舎の光をアクセントに入れ込むことができます。

ピントをマニュアルで合わせて撮影する時、このレンズはピントリングに十分な幅があり、また回転に適度な重さがあるため、とても微調整がしやすかったです。

 

◎使用レンズ:Tokina AT-X 12-28 PRO DX

 焦点距離:22mm 絞り:F/ 4 シャッタースピード:1/4秒 ISO感度1600

 

 

 

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酒井宏和の感動表現|角型フィルターはどうやって取り付けたら良いの?

Posted: 2017.08.30 Category: 角型フィルター Comment: 酒井宏和の感動表現|角型フィルターはどうやって取り付けたら良いの? はコメントを受け付けていません

皆さまこんにちは、角型フィルターの鉄人の酒井宏和です。

第6回目は角型フィルターの付け方についてご説明いたします。

ケンコー、cokin、LEEと実はホルダーもたくさん出ていているし

最初は何を選んだら良いか悩むもの、そんなお悩みを解決します。

 

 

これが、リングとホルダーとフィルターです。

 

 

リングは、レンズ1本に1個必要になってきます。

レンズ前のフィルターネジに取り付けるので、つけたいレンズのフィルター径を確認します。

使い込んでいるレンズなので、汚くてすいません・・・。

 

 

リングはこんな感じ、丸くて、後ろはネジが切ってあります。

 

ホルダーはこんな感じ、cokinのホルダーでこれは、Sサイズ(Aシリーズ:

Aシリーズフィルターホルダー [BA400]

)です。

 

 

リングをねじ込んで、そこにホルダーをはめて、フィルターをはめる感じです。

ホルダーは1個で使い回しができるので、レンズごとに、リングを用意しましょう。

 

実はホルダーにもサイズがあります。

cokinのホルダーには、S、M、Lサイズがあります。それぞれサイズが違います。

 

Sサイズ(Aシリーズ) リングの大きさ 37~62mm フィルターの横幅 67mm

Mサイズ(Pシリーズ) リングの大きさ 48~82mm フィルターの横幅 84mm

Lサイズ(Z-PROシリーズ) リングの大きさ 52~86mm フィルターの横幅 100mm

 

ちょっと難解になってきましたね・・・。

 

一番最初に買うべきおすすめは、Mサイズ(Pシリーズ)ホルダーです。

それと、お手持ちのレンズのフィルター径と同じリングになります。

Pシリーズに取り付け出来る、フィルターは、84mm幅のフィルターです。

 

広角レンズ等の場合は、ケラレ(レンズの端っこにホルダーが写って黒くなる)

が起きる可能性がありますが、一般的なレンズはだいたいこのホルダーで対応可能です。

 

まずは、ここからスタート。

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オオヤマナホの感動表現|フォギーAのミストホワイト~プロソフトンAとの違いを確認しよう 

Posted: 2017.08.30 Category: ソフトフィルター Comment: オオヤマナホの感動表現|フォギーAのミストホワイト~プロソフトンAとの違いを確認しよう  はコメントを受け付けていません

みなさまこんにちは。オオヤマナホです! 

 

久々の今回はソフトフィルターの王道プロソフトンに引き続いて 

フォギーの登場です。今回は効果の弱いAタイプ。 

まずはフォギーAのスペックはこちらから。 

 

( ^ω^)・・・今回は前置き少なくいきなり本題に… 

一番気になるのはプロソフトンとの違いですよね。 

プロソフトンフォギーってどう違うのよ」!←ココですよね。 

「ふんわりやさしい」写真に仕上げたい。ソフトフィルターを使うと 

そんな写真に仕上がると聞いた。ちょっと試してみたいけど 

「なんだかよくわかんないじゃん(; ・`д・´)」 

あるある(・_・D フムフムです~~~ 

というそんなあなたに今回のブログを贈ります!!! 

 

フォギーにするかプロソフトンにするかは好みによって使い分けるのがいいとおもうのですが

どう違うのかを言葉で表現するとこうなります。

 

 

フォギー

フォギーは輪郭は保ちつつミストをまとわせたような白い質感

 

プロソフトン

プロソフトンは光をにじませながら柔らかなラインをつくりつつふんわりしあげる

 

 

こんな風に文字で言葉で表現をしてもわかりにくいものです。

まさに百聞は一見に如かず!ですから作例をいろいろと見て参りましょうね!

 

 

 

まずはフォギーAを観察。ここから始めましょう!

 

 

CASE1: 

6月晴天 時間は午前11時頃でした。日差しは強め。 

 

◎焦点距離:35mm 絞り:F/ 2.8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:200 

元画像(フォギーA使用)

露出補正を+1にしてみたもの 

元画像(フォギーA使用)

露出補正を+1にしてみたもの 

彩度を抜いたモノクロの画像だと光の階調を強く意識することができます。 

 

一番強く効果のみられるのは帽子を持つ右手のあたりですね。この効果をどの程度写真に求めるかは 

個人の好みになってきますが、露出補正を明るくした右側の写真を見るとフォギーAの表現がよくわかります。 

白に反射した光がふわっと舞っているかのように広がっているのを感じられるとおもうのですが、 

腕の輪郭は滲んでいないとおもいます。 

そのエッジ部分の光の拡散に注視しながら、今度はプロソフトンAと比較をしていきましょう。 

 

CASE:2 

フォギーA

プロソフトンA 

 

 

露出補正をハイキーにして比較  

フォギーA

下:プロソフトンA 

 

彩度をなくして比較 

フォギーA

プロソフトンA 

 

いかがでしょうか。 

フォギーは「しっかり」「固め」の輪郭がわかるのにくらべて 

それに比べてプロソフトンのほうは…スプレーで輪郭をにじませながらじわじわっと形どっているように感じられます。 

ソフトンの帽子の縞模様はハイキーにすると 白くなってわからなくなってしまっているのに、フォギーのほうは縞模様が残っているのがわかります。 

肌の質感もプロソフトンはふわぁ~~っとやわらかいですね。 

フォギーは柔らかさを上からふりかける、被せる、纏わせる感覚。 

プロソフトンは自らにじませながらじわじわとくる。そんな感じにも似ています。 

 

CASE:3 

プロソフトンAの回でご紹介したこちら 

こちらも帽子の輪郭は滲みながら柔らかく。 

帽子の模様は全体的に白くなり模様はわからない。 

 

 

それがフォギーAだと… 

帽子の模様はわかり、目鼻立ちもしっかりとわかる。 

 

 

CASE:4 

次の4枚は… 

 

この4枚は続けて撮っているのですが、カメラマン(私)の立ち位置・被写体の角度・光の流れで写真の表情に差が出てきています。 

ほぼ同位置・同時間のわずかな差でも違いが出てくるこの効果をまずはいろいろと試してみるのがいいとおもいます。。 

撮影現場で自分の欲しい効果を的確に表現する過程を楽しみながらカメラを操り撮る。モデルさんとも画面を共有しながらコミュニケーションを撮りつつ創りあげる。 

ポートレートはカメラマン一人がつくるものでも被写体のモデルさんがひとりでつくるものでもない共同作業なのですから! 

「感動」と「共感」を「現場で起こしてください!」 

(・∀・)ニヤニヤ   ですよね~~~!!! 

 

 

 

CASE:5屋内 

 

この質感はまさにフォギーA 

屋外とは違って室内の白い空間全体が光を反射してフォギーのミスト効果が 

現れているといえます。 

お花の花弁の白も効果的。 

プロソフトンAの回に遡って画像比較をしてみてください。 

 

 

CASE:6 

次は露出補正をアンダーからハイキーまでどうなるかを比較 

 

露出補正 -2、 

-1 

元画像 

+1 

+2 

となります。 

 

 

もう一つのパターン 

CASE:7 

黒い衣装だとどうなるかをみると・・・ 

 

 

 

 

 

また、同じロケーションであっても天候の差によって 

写真の表情は格段に違ってきます 

 

CASE:8 

曇り空で撮った 

この感じも 

 

CASE:9 

晴天の逆光だと・・・ 

CASE8も9も同じ場所です。しかし天候によってこんなに表現と印象は代わるのです。 

この写真の右側は小川の流れのきらめき。 

左サイドは葉に当たった光がたくさんの玉ボケになってふんわりと広がっています。 

ママと赤ちゃんのあったかくてやさしい関係が表現できているとおもいます。 

 

 

 

CASE:9は逆光と順光。 

 

光と影。 

肌に当たった光の拡散。 

光の強さとフォギー効果に注目しながら見ていってください。 

 

 

まとめとして… 

基本の「ミストの拡散」効果 

輪郭を残しつつ広がる白の光を意識していきましょう。 

TRY&ERROR!!!!! 

なんどもなんども繰り返し、自分の表現したいベストでマストな一枚を追求していきましょう。 

 

 

 

それではまた!オオヤマナホでした^^ 

 

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光川十洋の感動表現|「相撲部屋めぐり」

Posted: 2017.08.23 Category: Tokinaレンズ Comment: 光川十洋の感動表現|「相撲部屋めぐり」 はコメントを受け付けていません

現在相撲の人気がますます熱気を帯びています。連日の満員御礼、「相撲女子」や外国のお客様も増えてきています。土俵での敢闘精神あふれる相撲内容や人気力士の台頭のほか、日本相撲協会や力士など関係者の努力で、ファンサービスのイベントや、ネットユーザーにアピールしたことなども効果的なようです。東京の両国国技館界隈は、相撲部屋がたくさんあります。大相撲関連の施設も多く、熱気が感じられる両国の町をカメラ散歩してみませんか。

ここで思いついたのは、魚眼レンズの描写。相撲部屋の看板をお相撲さんのスタイルのイメージに表現してみようという遊び心です。魚眼レンズ特有の「タル型デフォルメ」を利用した表現。遠近感が強調して得られるディストーション。対角線で180度もある広域を1枚の画像としてとらえることのできる眼を超えた描写。出かけていく前に想像が膨らみますが、行ってみると思わぬ出合いがあり、「感動発見!」そして、「感動表現」ができるのです。広域描写で自分の足元が写るほどですが、すべて手持ち撮影で快適です。

朝稽古などを見学する場合、後援会に入る場合もあります。撮影するときは、フラッシュ禁止、シャッター音に制約などありますので、各相撲部屋に確認する必要があります。今回は、町を歩きながら、外から見た相撲部屋をめぐり、昨年(2016年)11月25日オープンした「-両国- 江戸 NOREN」の土俵にもカメラを向けました。

歴史を感じる大きな木製の看板。がっしりした石の壁面に堂々と見えます。タル型のレンズ描写を活用しました。

 

◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

 焦点距離:10mm 絞り:F/ 3.5 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度100 (APS-C

サイズカメラで撮影)

 

 

木製の看板の木目が力強いです。加えて、レリーフ感たっぷりの「出羽海部屋」の文字も伝統を感じます。レンズの歪み方は、距離やアングルで大きく異なってきます。

 

◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

 焦点距離:10mm 絞り:F/ 10 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度100 (APS-C

サイズカメラで撮影)

 

 

元横綱北勝海の「八角部屋」のドアには8の角を意識したデザインが施されていました。形を意識したディストーションで感動表現ができます。

 

◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

 焦点距離:10mm 絞り:F/3.5  シャッタースピード:1/125秒 ISO感度400 (APS-C

サイズカメラで撮影)

 

 

「陸奥(みちのく)部屋」の前にある旧型郵便ポストですが、相撲部屋の郵便受けです。たくさんのフアンレターが来ることでしょう。形を強調しました。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

 焦点距離:10mm 絞り:F/5  シャッタースピード:1/60秒 ISO感度250  (APS-C

サイズカメラで撮影)

 

「九重部屋」の前に「千代の富士像」。角界で初めて国民栄誉賞を受賞して、2016年7月31日、61歳の若さで、千の風になられました。筋肉質で強かった腕を強調しました。

 

◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

 焦点距離:10mm 絞り:F/10  シャッタースピード:1/100秒 ISO感度400  (APS-C

サイズカメラで撮影)

 

 

立派なビルの中に相撲部屋があるケースが目立ちます。団体が相撲部屋めぐりをしていることもよくあります。広域を描くことができる魚眼レンズならではの1枚です。

◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

 焦点距離:10mm 絞り:F/10  シャッタースピード:1/100秒 ISO感度100  (APS-C

サイズカメラで撮影)

 

 

オープンして間もない「-両国- 江戸 NOREN」の中には、監修を受けた土俵が展示されています。人工光と限られた撮影位置ですが、魚眼レンズならでは、の全容のとらえ方です。

 

◎使用レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

 焦点距離:10mm 絞り:F/9  シャッタースピード:1/30秒 ISO感度800   -1/3補正(APS-Cサイズカメラで撮影)

 

 

 

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國政寛の感動表現|前後左右にも自在に動いてさらに自由な作品づくりを!

Posted: 2017.08.23 Category: マクロ撮影 Comment: 國政寛の感動表現|前後左右にも自在に動いてさらに自由な作品づくりを! はコメントを受け付けていません

『リズム』

 
~五線譜の上で
 ステップを踏むように~

リコリスのしべにぶら下がった滴を見つけました。
できるだけ大きく撮りたいので、最短撮影距離付近まで近づいて撮影しています。

こんな場合、まずは最短撮影距離まで寄った後でピントの微調整をしますが、「あともうほんの1mmぐらいだけ後ろに下がりたい……」というように、撮影位置をほんの少しだけ前後に動きたいことがよくあります。
マクロ撮影では、ほんの1mmの違いでもボケ味や背景の入り方などが大きく変わるので、写真がぜんぜん違ったイメージになるんですね。
思い描いた絵にするためには、たった1mmにも拘って撮影したいものです。

ところが一般的な雲台は、3Way・自由雲台に関わらず、水平垂直には動かせても前後左右に動かすことができません。
そのため、三脚自体を動かして撮影位置を調節することになります。
三脚の脚をそ~っと触って、動きすぎないように微妙な力加減でゆっくりゆっくり押したり引いたり……。
たいていは一回でぴたっと合うことはなくて、何度も何度も押したり引いたりを繰り返します。
端から見ている人はきっと「あの人一体何をやってるんだろう……?」と不思議がっていることでしょう。

で、そんなことを何度も繰り返すのですが、なかなかちょうどいい位置になってくれません。
時には三脚を動かしている間に風が吹いて、花がファインダーから消えちゃってるなんてことも……。
この作業、集中力がいるので身も心も疲れ果ててしまいます。

もっと楽に前後左右に動かす方法はないのだろうか……。
あるんです!
それがケンコーの「2WAYフォーカシングレール」です。

「2WAYフォーカシングレール」は前後左右に動かすことのできるカメラ台で、三脚の雲台に取り付けて使用します。
前後、左右のカメラ台にはそれぞれツマミが付いていて、それを回すとゆっくりとカメラ台が移動していきます。
動く範囲は前後50mm、左右55mm。
これで三脚はそのままでカメラを前後左右に簡単に動かせるようになります。

上が一番左まで動かした写真。下が逆に一番右に動かした写真。
三脚の位置は同じですが、カメラの位置が変わっていますね。

今度は一番前まで動かした写真と一番後ろまで動かした写真です。
カメラと雲台の位置を比べてみて下さい。
上の写真はカメラの位置が雲台よりも前に出ているのがわかるでしょうか。

この写真だけ見ると、それほど違いはないと思うかもしれませんね。
でも、ほんの1mmの違いがイメージを大きく変えるマクロ撮影では、この違いはものすごく大きいものなんです。
三脚の微調整に心煩わせる必要がなくなれば被写体に集中できますし、よりいい写真が撮れそうな気がします。

『かくれんぼ』

 
~見つけられないふりして
 そっと見つめてる~

花びらの間から滴を覗いて見てみました。
レンズから花びらまでの距離や角度が微妙に変わるだけでボケ具合や見え方が違ってくるので、少しずつカメラ位置を動かしながら何枚も撮っています。

『伝えられない』

 
~もの言いたげな
 おちょぼ口~

真正面から花のシベをまっすぐ見つめて。
まず最短撮影距離まで寄った後、「2WAYフォーカシングレール」で位置を動かしながらシベの先に慎重にピントを合わせて撮影しました。

そして「2WAYフォーカシングレール」にはもう一つ、便利な使い方があるんです。
植物園などで撮影していると、立入禁止の柵やロープが張られていますよね。
こんな場合、近づけるギリギリのところに三脚を立てるしかありません。
でもその距離では花まで少し遠い場合も多くて、「あとほんのちょっとだけ寄りたいのに……」と思うことがよくあります。
だからといって、立入禁止の場所に「足」も「脚」も踏み入れるのはご法度。
これは諦めるしかないのか……。

さあ、そんな時にこの「2WAYフォーカシングレール」の出番です!
「2WAYフォーカシングレール」をセットした三脚にカメラを乗せて、カメラ台を一番前まで動かしましょう。
ほら、普通に三脚を立てた場合よりも、少し花に近づいて撮ることができるんです!
なんて便利なんでしょう!

いかがでしたか?
この便利な「2WAYフォーカシングレール」、ぜひ一度体験してみて下さい!

それではまた次回!

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馬場 亮太の感動表現|FiRIN 20mmで撮るスナップ写真。

Posted: 2017.08.23 Category: Tokinaレンズ Comment: 馬場 亮太の感動表現|FiRIN 20mmで撮るスナップ写真。 はコメントを受け付けていません

使用レンズ:Tokina FíRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/ 2.0 シャッタースピード:1/4000秒 ISO感度:400 

 

某百科事典サイトによると「スナップ写真」とは、下準備を特にしないで日常のシーンを撮影すること、らしい。その意味では、今の時代はスマホや携帯のカメラの方が得意な撮影手法だし、常に持ち歩いているスマホで撮影することの方が「下準備しない」という意味に素直な存在なのかもしれない。そもそも大きいカメラを抱えて「よし、今日はスナップ撮るぞ」という時点で既にカメラも心も準備をしている訳で。
とはいえ「カメラ」と言えばフィルムではなくデジタルが当たり前になったように、時代や技術の進化で言葉の意味も代わっていくかもしれないし、私個人的には「スナップ」とは、目の前に訪れた一瞬の光景や空気感をたまたま手に持っていた写真機で切り取ること、という程度の認識にしている。それがスマホだろうが中判カメラだろうが人それぞれ、なんで撮ろうが構わないと思う。そんな今、私はα9とFiRIN 20mm F2 FE MEをしっかり準備して今日もスナップを撮りに行く。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/2.0  シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100 

>タクシーの車窓から。単なるコストのかかる移動手段ではなく、タクシーの車窓をフレームと考えてファインダー越しで見ると、見慣れた風景も少し違って見える。

 


◎焦点距離:20mm F2.2 1/2500 ISO100

>住宅街にあった花畑。ネットが邪魔だし余計なモアレも出てしまってるが、見飽きた花単体の写真よりもシチュエーションやストーリーを感じる写真の方が私は好きだ。

当然ながら私もスマートフォンは毎日持ち歩いているし使っている。それでもスマホのカメラでスナップを撮ることは全く無い。それはどんなにありふれた日常でも毎日見ている家族でも、いつも行く飲み屋でも、一瞬しか訪れない光景を少しでも画質の良いデータとして記録しておきたいからだ。どんなにスマホの画質が進化したとは言っても、レンズが広角/望遠の2種類装備されていたり外付けのレンズが豊富に出ていても、やはりセンサーの大きいカメラに性能の良いレンズが付いた写真に画質の面で勝つのはまだ無理だ。広角/大口径のレンズ搭載、1000万画素オーバーで一眼レフに匹敵を謳うスマホもあるが、フルフレームのセンサーサイズのカメラで広角/大口径のレンズで撮るのとでは撮れる画の意味が違う。スナップは自由な表現方法だけど私はそこにはこだわりたいので、αを使いFiRINを使ってスナップを撮る。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/2.0  シャッタースピード:1/2000秒 ISO感度:100 

 

>水平垂直をしっかり撮るための練習に撮ったカット。歪みの少なさ、ボケ具合の両方がわかるのでたまにこういうのを撮ることにしている。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/11  シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100 

>ゆりかもめの窓にFiRIN 20mmのフードをぴったり付けて撮ったお台場。現像で調整はしているが、窓ガラスについた汚れがレンズのフィルターとなって都会の空気感を表現してくれたと思う。

写真を始めた当初、スナップでの28mm未満の広角撮影は難しいな、と感じていたのは、慣れるまでは自分の目とレンズの画角が一致しないこと、ファインダーを覗くまで自分が撮りたい構図が見つかりにくいこと、広い構図の中に何もかも入ってしまうから自分が本当に撮りたかった主題が薄まってしまうこと、使い始めのうちは面白いと感じる歪みの強さに慣れてくると段々新鮮味が薄れて飽きてくること、などの理由から。とは言え、ズームレンズと比較した時のコンパクトさや明るい大口径の表現に魅了されて、使いこなせるようになれればスナップを撮るのに最適なレンズになり得る。特に20mm F2の大口径広角レンズはスナップの自由な表現の相棒になってくれる1本だ。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/2.0  シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100 

>たまにはポートレートを。広角レンズでは撮り方次第では誇張がされてしまうので難しいが、子どもを撮るには良い距離感になるし出てくる画も楽しい。動きが予想がつかない子どもをMFで撮るのはちょっと大変ではあるが。。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/16  シャッタースピード:1/13秒 ISO感度:3200 

>美しい風景ならカラーで撮りたいが、都会でのスナップにはモノクロも似合う。広角なら切り取られたシチュエーションから色々な想像をかき立てる構図も作りやすい。

ちょっとだけスナップについて考えてみたが、結局は自由な表現手段としての写真なのだから手元にあるカメラで各々が好きに撮ればいい。周囲に迷惑さえかけなければ、インスタ映えが目的だろうがそれでも構わない。いいね!が沢山つかなくても、嫁や娘にもっときれいに可愛く撮れと言われても、それが後世に作品として評価されなくてもがっかりせず、人生の一瞬の空気感や思い出を残すことができたと思うのなら、それが自分にとって価値あるスナップなのだから。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/16  シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:25600 
>ISO25600!手ブレ補正、ISO感度の高さのおかげで暗いところで絞っても美しく写すことができる。スナップは昔よりも自由を手に入れた気がする。

 

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酒井宏和の感動表現|そもそも、角型フィルターって何?

Posted: 2017.08.23 Category: 角型フィルター Comment: 酒井宏和の感動表現|そもそも、角型フィルターって何? はコメントを受け付けていません

皆さまこんにちは、角型フィルターの鉄人の酒井宏和です。

角型フィルターってそもそも何?という根本的なお問い合わせがあったので

ちょっと方向修正、角型フィルター基礎からご説明いたします。

 

第5回目は、そもそも、角型フィルターって何?

 

 

角型フィルターとは、そのままなのですが、四角いフィルターのことを言います。

レンズの先にねじ込む丸いフィルターは丸型フィルター?なのですが、丸型とは一般的には言いませんが、

それとの差別化で、角型フィルターと呼んでいます。

 

角型フィルターには色々サイズがあります。フィルターの横幅がサイズになっています。

67mm、75mm、84mm、100mm、130mm、150mm

と色々なサイズがあります。

一番おすすめなのは、100mmです。

具体的にどのように、おすすめかは、次回以降徐々に説明していきます。

 

 

ケンコー・トキナーの扱う角型フィルターのブランドは3つあります。

 

ケンコーのオリジナル

cokin(コッキン)というフランスのメーカー

LEE(リー)というイギリスのメーカー 

 

それぞれ、同じようなフィルターが被っている場合もありますし

少し違う場合もあります。この辺も徐々にご説明していきますが

まずは、3種類あることを覚えておいてください。

 

角型フィルターと聞くと、一番最初に出てくるのがハーフNDフィルターです。

半分が黒くて、半分が透明なフィルターです。

ハーフNDも濃度や、グラデーションの濃さや、サイズ等分けて行くと30種類ぐらいあります。

 

 

上記は、ハーフNDフィルター有りと無しの写真です。

写真で地表と空を同時に撮影すると空が明るくなってしまいます。

こういう場面では、ハーフNDフィルターが威力を発揮します。

 

最近は、デジタル処理もできますが、デジタル処理の場合はやりすぎると画質が劣化します。

空と地表の露出さはとても大きです、フィルターを使うことで高品質な写真を撮影することができます。

使用しているフィルターは、NUANCES GND8、です。

 

 

NUANCES GND8 半分が暗くなるフィルター、朝日や夕日を撮影する時に、地表を空の露出を整えます。

ガラス製で境界のグラデーションがとてもきれいなので境界が目立ちません。

 

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光川十洋の感動表現|古い町並みを個性的に撮る

Posted: 2017.08.16 Category: Tokinaレンズ Comment: 光川十洋の感動表現|古い町並みを個性的に撮る はコメントを受け付けていません

千葉県香取市佐原は、「小江戸」とも呼ばれる歴史の名残が魅力な観光地です。利根川の水運の中継地で、小野川に遊覧船が静かに運航し、田に水を通していた大樋が再現されています。江戸時代に繁栄していた古い町並みが保存されています。いろいろ観察してみると、個性的な撮り方が浮上しました。手持ち撮影で、ワイドズーム1本で歩き回りました。タイミング重視のスナップ撮影、じっくり描写の深い被写界深度利用、ワイドレンズなら手ぶれもしにくいスローシャッターなど、多彩な撮影を楽しむことができました。

トキナー12-28mmは、35mm換算では18-42mmで、ズーム比が2.3倍もあります。スナップ撮影には、レンズ交換をしなくて、このズーム比が威力を発揮。コンパクト設計のレンズらしく、軽くて、オートフォーカスも速く、扱いがとてもスムーズです。オートフォーカスを使っているときには、フォーカスリングがフリーとなるため、レンズをしっかりホールドすることができます。マニュアルフォーカス使用時は、リング停止状態がしっくり落ち着いて安心です。

APS-Cカメラ本体も、フルサイズ機に比べてコンパクトなので、一般スナップ撮影はもちろん、時間が限られた旅行でのこまめな撮影や街歩き、歴史ウォークなどでの撮影にも重宝します。

 

伊能忠敬記念館横の通路には、板塀に造形的な影が印象的でした。絵があふれるように描かれたマンホールを手前に入れて、新旧の感動表現を試みました。

AT-X 12-28 PRO DX

◎焦点距離:14mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:100-1/3補正 (APS-Cサイズカメラで撮影)

 

「耳かき手工芸」の幟がガラス戸に映り込んでいて、裏返しでないことに気づきました。お店の八木様に声をかけて、耳かきの制作中の場面を撮らせていただきました。

AT-X 12-28 PRO DX

◎焦点距離:28mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:200+1/3補正 (APS-Cサイズカメラで撮影)

 

佐原の町並みを撮影している人は、手持ちがほとんど。「じゃあじゃあ橋」大樋の水が流れ落ちているように見えるように表現するために、手持ち撮影のスローシャッター(1/13秒)に挑戦。

AT-X 12-28 PRO DX

◎焦点距離:12mm 絞り:F/22 シャッタースピード:1/13秒 ISO感度:100+1/3補正 (APS-Cサイズカメラで撮影)

光川十洋の感動表現|古い町並みを個性的に撮る はコメントを受け付けていません

オオヤマナホの感動表現|第5回心のひだにやさしく溶け込むデュートの魅力

Posted: 2017.08.09 Category: ソフトフィルター Comment: オオヤマナホの感動表現|第5回心のひだにやさしく溶け込むデュートの魅力 はコメントを受け付けていません

第5回心のひだにやさしく溶け込むデュートの魅力

 

 

みなさまこんにちは!オオヤマナホです!

 

何日か前の話なんですけど。

うとうと寝ていたんですよね。

気分よくウトウト…そしたらいきなり目の前に白い車のハッチバックが迫る迫る‼‼

うわあああああ・・・

となった瞬間目が覚めて寝れなくなっちゃったよ。(´・ω・`)ということがありました。

「昔さあ。家の階段から落ちる夢とかよく見たよね?見るよね?あれとおなじやつ。」

…と、家族やら友達やらに聞きまくってもみーーーんな

「みない」「そんなの見ませんから( ̄― ̄)」というじゃなァ~い?(波田陽区風に(笑))

 

え?見ないの?え?( ゚д゚)

 

というわたしの疑問にお答えいただける方は是非twitterで(@nahoneige)

をフォローしてくださいね!楽しくお話いたしましょう♪

「Kenko Tokina (@kenko_tweet)」

「ケンコートキナーオンライン(@kenkoweb)」

ともどもよろしくお願いいたします!

 

 

というところで本題に!

前回までを軽くおさらいしてみましょう。

①    「ソフトフィルター知ってる?」

②    「え?こんなにソフトフィルターってあるんだ⁉」

③    「一番売れ筋フィルターはこれですって」

④    「ABってなんなの?」 

 

 

・・・ということでした( *´艸`) 「詳しくはクリックして見てね♪」

 

で。今回の本題。デュートにまいりまーす。

デュートのスペックはこちらをご覧くださいね。

 

上のグラフはソフトフィルターラインナップを弱い⇔強いに並べたものです。

そうはいっても、それぞれのソフトフィルターの質感が違いますので

 

「あー。俺。めっちゃ弱いのがいいからコレ。」とか

「わたし、ふーんわり大好きだからコレにしようっと♡」とこの表を頼りに選ぶと

おもうような効果が得られずガッカリ。につながってしまいます😞

このソフトフィルターブログをがっつり読んで、しっかり「♡あなたのふぃるたー♡」をセレクト

してください(・∀・)

わからないことは是非twitter(@nahoneigeへ)でコメントくださいね。

 

 

 

で。で。デュートなんですが、これははっきり言って効果弱いです。

なので、「俺、め「―っちゃ効果弱くていいからデュートにしよう」は間違ってはいないかもしれない。

でも間違った選択かもしれないし・・・ (⇐わかりにくいので最後にまた話します)

この微妙な感じがデュートなんですが、作例をみて確認をしていきましょう。

(撮って出しの加工なしです)

 

 

 

まずはフィルターなしです。

(f2.2 1/250 ISO100 CANON5DⅣ EF35㎜)

 

背景との距離はつかず離れずの距離感でした。

空は曇天。明暗さも程よい感じで辺り一面にソフトボックスの光が

拡散している感じでした。私はピクチャースタイルをディテール重視に選択しています。

このコントラストがデュートを使うとどう変わるのかをみていきましょう。

 

 

 

デュート①

 

 

 

 

 

 

 

 

⑤  

 

 

 

 

 

一気にコメントなしで続けました。どんな感想をお持ちになったでしょうか。

(キャー(≧∇≦)モデルさんカッコイイ♡は置いておいてね。( *´艸`)ふふ)

「弱いソフト効果」が欲しいというニーズを掘り下げてみましょう。

この効果じゃないんだよね。欲しいのは。という場合は求めている質感が違うのかもしれません。

 

①    光を拡散して柔らかなラインを演出するプロソフトンA

②    被写体の輪郭は保ちつつ白い光の中に包まれるふんわり感を表現するフォギーA

この2種類の「弱いソフト効果」との比較選択をしていただければとおもいます。

 

 

また、デュートの表現はブラックミスト・ローコントラストの「ニュアンス表現」にも繋がっていきますので

お楽しみに。

 

私の中での位置づけは(勝手にチーム分け(´∀`*)

ニュアンスチーム:デュート・ブラックミスト・ローコントラスト

やふぁらかチーム:プロソフトンAB

(今実は「やわらか」を打ち間違いしたんですが、それがなんともプロソフトン効果を現わしてるって(;’∀’)まじパソコン一歩も二歩もPC学習しているって(;’∀’)

ミスティチーム:フォギーAB

 

( ^ω^)・・・

( ^ω^)・・・

( ^ω^)・・・

 

 

 

作例の話に戻ります(;’∀’)

ソフトフィルターは「光の効果」特に「白の表現」に注目をしましょう。

光の当たっているところ。電柱や看板、雨どいなどの光を反射している構造物や小物に気持ちを合わせながら

背景の選択をするととても効果的なニュアンスあるソフト効果を演出することができます。

 

今回の小物は「たばこの煙」(^。^)y-.。o○でした。

 

⑥のモノクロの作例はインスタグラム・Twitterで「紫煙の行き先」というタイトルで掲載しておりますが

なかなかの反響をいただいています。

 

「白」「光」「反射」デュートの拡散効果をあわせることで写真の深み・奥行に幅をもたせましょう。

 

ピントをしっかりあわせることと、コントラストをはっきりさせることは別物。

ディテールを繊細に合わせつつ肌の質感や周囲・背景の印象をすっと心のひだに溶け込む印象につくりあげるのがデュートの魅力だと感じています。

 

 

もう一つ。最後にデュートのスペックのこちらをみてください・

 

 

 

デュートの特徴はガラス表面の切込みなんですね。

この切込みが拡散効果をもたらします。

 

 

 

 

逆光からの撮影で被写体頭頂部の光のラインありますよね。

これがデュートの光が写りこんだ半円上の光になります。

輪郭周辺部にまわる光を拡散しているのかとおもったのですが

拡散というよりもこの場合は写り込み。

これ、作品の中にうまくアクセントとして使える可能性あるなとおもったわけです。

被写体の背後から強い光をオフライトで入れたときどんな表現ができるか…明るいところ。暗いところで等々

私自身いろいろ試してみたくなります。

 

 

 

 

 

 

いろいろ自分の作品作りを一味違ったものにするために試行錯誤するものですよね。

是非デュートの光の拡散効果を表現の可能性の一つに加えてみてください。

 

 

あなたの創作活動のスパイスにソフトフィルターがなると幸いです。

今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。

2週間更新はお休みをいただき次回は8月30日に。

 

 

ではまた!オオヤマナホでした~

 

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國政寛の感動表現|自由雲台で自由なイメージを!

Posted: 2017.08.09 Category: マクロ撮影 Comment: 國政寛の感動表現|自由雲台で自由なイメージを! はコメントを受け付けていません

「國政寛の感動表現|自由雲台で自由なイメージを!」

 

『届けたい』

「きらきらな想い 明日へ届け!」

 

このバラ、本当はまっすぐ上に向かって蕾が伸びています。

でもそのまま撮ってみても、もうひとつ面白味がありません。

そこで、少し斜めにして動きを出してみました。

ただ斜めにするだけでなく、同時に少し仰ぎ見るようにして空を少しだけ入れて、空にぐ~んと伸びていくようなイメージを表現しています。

 

マクロ撮影においては、構図をどう決めるかが大事です。

背景をどうするか、ピントをどこに合わせるか、下から見上げるのか、上から見下ろすのか……。

表現方法は無限にありますので、一枚撮ったら終わりではなく、上から、下から、縦に横に、とにかくあれこれアングルを変えながら撮ってみましょう!

いろいろな角度から撮ってみるというのも、マクロ撮影の上達の秘訣ですよ。

 

被写体にグッと近づくマクロ撮影は、ほんの数mmカメラが動いただけでピントが大きく外れてしまいます。

さらに、等倍近くでは被写体がかなり拡大されているので、ほんの少しの手ブレが大きなブレ写真を生み出すことになります。

このため、三脚にしっかりカメラを固定して撮影することが大事なんですね。

 

そんなマクロ撮影に使う三脚に向いているのが「自由雲台」。

今回はこのスリックの自由雲台「SBH-330」を使ったマクロ撮影の表現方法をご紹介します。

 

一般的に、三脚の雲台というと「3Way雲台」という、水平・垂直に動かすための二本の棒(パーン棒)が付いた雲台が主流です。

それに対し「自由雲台」は、カメラ台座の付け根にあるボールにより、雲台を縦横斜めどんな角度にも自由に動かすことができるものです。

カメラ台座の固定は台座の下にある締め付けネジひとつですので、ワンアクションで締めたり緩めたり、素早く直感的に構図を決められます。

 

上の写真が自由雲台にカメラをセットした状態。そこからカメラを傾けたのが下の写真です。

カメラの台座の付け根、丸いボール状になっているのが見えると思います。

このボールのおかげで自由自在にくりくりカメラを動かすことができるというわけです。

 

そんな自由雲台を使って、いろいろな角度で撮影したのが次の写真です。

 

『ナイショのきもち』

「きづかれないように

 そっと。」

 

二枚の花びらの間から覗いたハートを発見!

カメラを縦にしたり横にしたり斜めにしたり。

角度だけでなく背景や前ボケが微妙に違うため、少しずつ雰囲気も変わりますね。

こうやって何枚も撮影しては確認、を繰り返しながらシャッターを切っていきます。

『脈々と……』

「過去から未来へ

 明日への想いを紡いでく」

 

こちらの3枚は、少しずつ角度を変えながら、さらにピントも変えながらどんどん撮った中の3枚です。

水滴が永遠に流れ続けていくようなイメージを思い描いてファインダー内で確認しながら撮っています。

 

このような撮影の場合、自由雲台なら締め付けネジをクリッと回すだけ。

後は水平とか垂直とか考えることなく、思い通りの角度にサッとカメラを動かせるんです。

ファインダーを覗きながら直感的に素早く構図を決める事ができる。これが自由雲台の魅力ですね!

 

ここで僕流のマクロ撮影時における三脚の使い方のコツを。

自由雲台を使用する時、締め付けネジはきっちり締めずに少しだけ緩めたままにしておきます。

カメラを完全に固定してしまわず、ある程度自由に動かせる状態にしておくわけです。

こうすることで、いちいち締め付けネジを締めたり緩めたりせずに構図を微調整しながらどんどん撮影していけるのです。

 

どうですか?

自由雲台、便利でしょ?

水平や垂直を意識したりせず、直感的に自由な角度で撮影ができる自由雲台。

使っているだけでイメージも自由に撮影できる気がしてきましたね!

 

ところで、雲台だけでは対応できない場合もあります。

それは「あともう1ミリぐらい、ほんの少しだけ前に動きたい……」なんて場合です。

前後左右の動きは、三脚自体を動かして調整するしかありません。

三脚の脚をそっと触って慎重~に慎重~に動かすものの、やはり微調整が難しく、動かしすぎて何度も何度もやり直したり。

これってかなり神経も体力も使います。

 

そんなときに便利な秘密兵器が実はあるんです。

その話はまた次回。

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伊藤宏美の感動表現|初夏を走る列車を魚眼レンズで楽しむ

Posted: 2017.08.09 Category: Tokinaレンズ Comment: 伊藤宏美の感動表現|初夏を走る列車を魚眼レンズで楽しむ はコメントを受け付けていません

今回は、魚眼レンズで撮影を楽しんでみました。

田んぼに、水鏡ができたころを楽しみに撮影しに行くと、SLがやってくる直前に風が出てしまい、せっかくの水鏡に波がたってしまいました。
見上げると、空には、もっくもくの雲が広がっています。せっかくだから、今日は、水鏡ではなく、雲をたくさん入れてAT-X 107 DX Fisheyeで撮ろうと決めました。

 

Tokina AT-X 107 DX Fisheye

◎焦点距離:10mm 絞り:F/16 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:200 

すると、ビー玉の中に閉じ込めたような汽車が撮影でき、まるで、おもちゃのような可愛い作品になりました。
こうなると青空の中でも撮りたくなります。

 AT-X 107 DX Fisheyeは、ここぞというときに使ってみたいレンズなので、いつもバックにしのばせていますが、持ち歩くにも邪魔にならない小型軽量タイプなのはとても便利です。
 

Tokina AT-X 107 DX Fisheye

◎焦点距離:10mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/5000秒 ISO感度:100

青空の日には、青色のビー玉にとじこめたような写真が撮れました。
また、踏切を小さく入れることでも、可愛い絵作りができました。

広角側の10ミリで使用した時は対角線画角が約180度になるため、野外での撮影では太陽が写りこむことがありますが、
レンズに施されたマルチコーティングのおかげでフレアーやゴーストはうまくおさえることができました。

また、
 AT-X 107 DX Fisheyeは、魚眼レンズでしか表現できない歪曲収差を使った絵作りも楽しめます。
 

Tokina AT-X 107 DX Fisheye

◎焦点距離:10mm 絞り:F/9 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:200

線路沿いに咲いていた紫陽花と列車を撮影してみました。

最短撮影距離が短いので、紫陽花に寄って撮ることが出来き、まわりに余計なものを入れず、めいいっぱい紫陽花を大きく写す事ができました。

 周辺までシャープで画質がおちないので、紫陽花を中央に大きく写して端に列車を入れる大胆なフレーミングも安心して選べ、撮影するバリエーションが増える素敵なレンズです。

 

 

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馬場 亮太の感動表現| FíRIN 20mmで撮る、東京・中野。

Posted: 2017.08.09 Category: Tokinaレンズ Comment: 馬場 亮太の感動表現| FíRIN 20mmで撮る、東京・中野。 はコメントを受け付けていません

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/8  シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100 

 

 

最近、ソニーEマウントの広角界隈がやたら賑やかになってきている。先日ソニーから12-24mm F4/16-35mm F2.8が立て続けに発売されたからだ。他社からもいくつか広角単焦点が出ていることもあり、ソニーEマウントユーザーに取っては選択肢が増えることはとても喜ばしい、いや、悩みの種が増えるだけなのかもしれない。が、そんな中でもF2の明るさを誇るFiRIN 20mmのアドバンテージは揺るがない。自分の目の一部になりつつあるFiRIN 20mm F2 FE MFで、今回は私が生まれて今も住み続ける街、中野近辺を撮ってみた。

 

 

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/16  シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:320

 

>中野駅周辺でも特にフォトジェニックな建造物の一つ、ワールド会館。現在もホテルとして機能しているのかは不明だが、中野の中でも特に個性的な店が集まる魅力的なビルだ。細かく描写されたオレンジのタイルも味わい深い。

 

 

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/11  シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:1250

 

>たまにはモノクロで。中野北口の裏通りには多くの飲み屋が集まっており、フラッと入った路地裏にも味わい深い風景がたくさんある。

 

 

「中野」と言うとどんな印象を持たれるだろうか?中野区内の病院で生まれ、東村山や八王子で育ち、一人暮らしする時に選んだ街が中野、家庭を持つにあたり居を構えたのも中野な私に取ってはとても馴染み深く良い印象しかないのだが、地方から東京に出て世田谷に住んでいた妻曰く、マニアックな印象があって最初はネガティブな印象だったらしい。確かに恵比寿や吉祥寺、下北沢などパブリックイメージが良い街とは異なり、中央線沿線が持つ独特の雰囲気やフィギュア、アニメ、メイドカフェを筆頭とするややマニアックな店の集合体、という印象は否めない。しかし、新宿から1駅という近さや家賃や住宅の安さなどの利点から「住んだら良い街」の上位にランキングされることもあるのが最近の中野。中野区在住6年の妻も、中野に対する印象は少しずつ良くなっている(はず)。

 

 

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/16  シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:1250

 

>JR中野駅のホーム。広角レンズで水平垂直が決まり、シンメトリックな構図が現れた時に訪れる心地よさは格別だ。Sony α9はファインダー内に水準器が出るのでこのような構図も三脚不要で撮りやすい。

 

 

中野駅には某有名カメラ店が北口にあるせいか、駅周辺にカメラを首から提げた人を良く見かける気がする。かく言う私もその一人だが(笑)。有名アーティストやアイドルがコンサートを開く中野サンプラザ、高級マンション+ショッピングセンターの走りでもある中野ブロードウェイ、比較的健全な飲み屋街など、観光地としての魅力も上がっているように思う。そして、中野にはFiRIN 20mm F2 FE MFを産んだケンコー・トキナーの本社もある。レンズやフィルター、ストロボ、三脚などが試せるショールームがあるのでそちらもぜひ訪れて見て欲しい。

 

 

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/11  シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:400 -1.3補正

>青梅街道沿いにオフィスを構える知り合いの事務所のベランダから撮影。高いビルが無い住宅街の上に夕日が当たる良いタイミングに撮ることができた。

 

 

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/11  シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:1000 -0.7補正

 

>かつて中野にあった豊多摩刑務所(中野刑務所)の表門。今は平和の森公園として区民の憩いの場となり、昔の名残はこの門ぐらいしか残っていない。

 

 

FiRIN 20mmを手にして早2ヶ月。極端に広いパースが付いた超広角も使いこなせれば非常に楽しいのだが、使いこなせなければ飽きも早い。20mmはバランスが良い広い画を気楽に楽しむには最適な画角だと思う。大口径F2があれば背景をぼかしたい時にも心強い。ちなみに最近の私の軽装散歩用セットは、Sony α9に24-70mm標準ズーム、70-300mm望遠ズーム、FiRIN 20mmの3本。明日もこのセットで中野の街を歩いてる、かも。

 

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/2  シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100

 

馬場 亮太の感動表現| FíRIN 20mmで撮る、東京・中野。 はコメントを受け付けていません